タイ4大王朝縦断の旅③　400年の歴史「アユタヤ遺跡公園」を巡る

2019/11/08 - 2019/11/14

タイをバンコクからチェンマイまで南北に縦断する５泊７日のツアーに参加しました。
年に１度の「スコタイナイト」と「ロイクラトン祭り」の開催に併せ、タイ４大王朝の遺跡も一気に巡ります。

ここでは、2日目の午後に行ったアユタヤ遺跡公園の記録です。

【２日目　2019/11/9(土）の全行程】
バンコク市内観光　
　　ワット・プラケオ　
　　王宮
　　ワット・アルン（暁の寺）
　　ワット・ポー（涅槃仏寺院）

タイスキ発祥の「コカレストラン」にてランチ
　　　　　　　
アユタヤ観光　
　　ワット・ローカヤー・スッター
　　ワット・プラ・シー・サンペット
　　アユタヤ王宮跡
　　ワット・プラ・マハタート

「ルアン・ロジャナ」にて
　　手長海老入りトムヤムクンの夕飯　　　

アユタヤ「クルンスリー リバーホテル」泊

エリア アユタヤ(タイ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 観光バス 船 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

２日目　2019/11/9（土）
午前中はバンコク市内の主要３大寺院をサラッと一巡し、タイスキ発祥の「COCAレストラン」でランチしました

ワットポー 寺院・教会

その後バスで北に76ｋｍ、約１時間30分かけてアユタヤに向かいます

最初に訪れたのは「ワット・ローカヤー・スッター」。
アユタヤ歴史公園の北側の広大な広場に悠々と横たわる巨大な寝釈迦仏は全長28m、高さは5mほどあります。　

ワット ローカヤースッター 史跡・遺跡

1956年に復元されたものです

当時は周囲に在ったであろう堂塔伽藍は今は殆ど無く、単体で静かに横たわっています。

背中側から見たところです

北側に一本だけ残っているのは仏塔でしょうか？

こんな石塔の上にも頑張って木が生えています

土産店近くのこの塔も当時からあるモノかもしれません

涅槃仏から少し離れた茂みの中にある遺跡です。
足元の階段などはレンガでできているので、観光客が勝手に踏み歩くのもやがて禁止されてしまうかも

アユタヤ遺跡全体が世界遺産に登録されています

土産店の店先のワンちゃんはどの子も首輪は付けておらずのんびり幸せそう

トゥクトゥクで周辺の遺跡巡りに移動も可能です。
乗ってみたかったけれど、

私たちは次の「ワット・プラ・シー・サンペット」までバスで移動です。
600m程の移動なので歩いても行ける距離ですが。

エレファントキャンプの脇を過ぎます。
象の背に乗って遺跡巡り？
最終日のチェンマイで私もゾウさんの背中に乗る予定です。

アユタヤ　エレファントキャンプ テーマパーク・動物園・水族館・植物園

「リラワディ」と言われる王室ゆかりのプルメリアの花だったと思います？
（半年経つともう既に記憶が曖昧になってしまっています。間違っていたら御指摘ください）。

駐車場から広い通りを進みます

タイの国旗がはためいていました。
青は国王、白は宗教、赤は国家及び国民の団結心を象徴するんだそうです。

「ワット・プラ・シー・サンペット」です。
拝観料は50バーツ（≒200円）。
ガイドさんからざっと説明があった後、フリータイムで自由見学になり解散。

ワット プラ シー サンペット 寺院・教会

1491年に造られたアユタヤ最大規模の寺院跡で、王室儀礼が行われた中心的場所です

ビルマ軍によって破壊されましたが、歴代３人の王の遺骨を納めたスリランカ様式の３基の仏塔が残っています。
高さは約40ｍ。
近年修復工事がされたそうです。

仏像には首がありません

案内図

仏塔脇の遺跡

西側にある煉瓦でできた遺構

今でもお供えのある祭壇

見学スケジュールでは「アユタヤ王宮跡」にも行くことになっていましたが、地図で見ると王宮跡は３基の仏塔の北隣周辺のようです。
ここは東側の遺構。
この辺りが王宮跡だとばかり思って見学していましたが・・
私はきっと「王宮跡」は見ていないんだと思います　(-"-)

でも、クチコミなどでは「王宮跡」はただの広場であまり見るべき物は無いとも書かれているので、行かなかったけれど、まッ、いいか・・

アユタヤー王宮跡 城・宮殿

ここも世界遺産です

敷地内近くの目を惹く大きな建物が気になりました。
これは「ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピット」。
真っ白い外壁と柱、そして赤い屋根が美しい礼拝堂です。
“ヴィハーン” は本堂を意味し、

ヴィハーン プラ モンコン ボピット 寺院・教会

“プラ・モンコン・ボピット” は内部の巨大仏像を意味します。
当初の仏像は江戸初期の1603年に「ラーマ２世」の命により造られました。
高さは約13m 、台座を含む全高は約17ｍ。

その後､アユタヤ王朝は1765年から侵攻してきたビルマ軍に敗れ、2年間の戦いの末、1767年、王朝は約400年の歴史に幕を降ろします。
陥落の際、この辺りはことごとく破壊されました。
大仏像は頭部と右腕が壊されたそうです。

破壊された「ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピット」は長い間放置されたままでしたが、ラーマ５世により日本の明治時代：1889年に現在の姿に蘇りました。
青銅製の仏で、内部は煉瓦によって造られており、現在は金箔に覆われています。

境内のたわわに実った胡桃。
リスもチョロチョロしていました。

次に訪れたのは「ワット・プラ・マハタート」。
アユタヤ遺跡の象徴ともいえる、あまりにも有名なスポットです。
戦争によって切り落とされて地面に落ちた仏頭。
しかし、周りの菩提樹の木が長い年月をかけて包み込むように持ち上げたとされています。

ワット マハータート 史跡・遺跡

料金所。
外国人は50バーツ（≒200円）。

この木の裏側に “奇跡の仏頭” があります

この女性が着ているのはタイの民族衣装なんでしょうか？

撮影の際には仏頭よりも顔が上になるアングルになってはいけないという決まりがあるので、前に敷かれた簀子に座るか寝転がらないといけないんですよね。

日本語表記の注意書きもあります。
一部表記が間違っていますけれどね　(u_u)

二人とも遺跡に映えます

撮影順番待ちの人の列

「ワット・プラ・マハタート」の遺跡。
”ワット” は寺院、”マハタート” はブッダ（お釈迦様）の遺骨や遺灰を意味します。

アユタヤ王朝が創建されたのは日本の南北朝時代中期の1351年。
滅亡は江戸時代中期の1767年。

歴代33人の王により416年間にわたり繁栄しました

江戸幕府が15代265年だから、周囲が敵国の内陸でよくも持ち堪えていたものだと思います。

仏像の頭は殆ど切り落とされています。

かつては仏頭には金箔が施されていたそうです。
仏像の頭が無いのは、その金箔を略奪するとともに、仏教自体を否定し、国民の精神的支柱も破壊することが目的であったと思われます。

かつては40mを超える大仏塔があったであろう台座跡

17：50　そろそろ暗くなってきました

滅亡した遺跡の夕景も感慨あります

順路に沿って遺跡内を移動し

出口に向かいます

傾いた仏塔。
この遺跡は長い間放置されていましたが、1956年に調査が行われ、仏塔跡の地下から数多くの黄金仏や宝飾品などが発見されました。
それらは現在「チャオ・サン・プラヤー国立博物館」に展示されているそうです。

夕景のシルエットが綺麗

出口です

18：00　西の空は夕焼け

夕飯はすぐ近くの「Ruean Rojjana Ayutthaya（ルアン・ロジャーナ）」にて。

ルアン ロジャーナ 地元の料理

他の日本人の団体客も居て満席です

4人で１卓を囲みます

隣の人が頼んだビール

私はいつもながら飲み物代をケチっていたら、お願いもしないのに氷水を出してくれました

二皿目

これが名物の手長海老入りトムヤムクン。
日本人向け？にあまり辛くなく丁度美味しい。

青菜の炒め物

スープ。

「味付がどれも丁度良く美味しい」と現地のガイドさんに言ったら、
「よく分かってくれました。ここはツアーでよく使うお店なので、日本人向けに店も味付加減を心得てくれている」とのこと。

本場の味も試してみたいけれど、それは個人旅行の時のお楽しみでいいんではないかと思います。

スイカのデザート

19：00「クルンシリ リバーホテル」着

クルンスリ リバー ホテル ホテル

レセプション

ロビー

生花が浮かんでいます

廊下

客室

窓側から入口側を望みます

洗面所

３日目　2019/11/10（日）
6：00　朝食です

バイキング第１弾

お野菜たっぷりでまずまず

サラダも充実

7：00　チェックアウト
今日は午前中いっぱい５時間かけて北上し、

スコタイに向かいます

古代都市スコタイと周辺の古代都市群 史跡・遺跡