春めく上越へ、桜の見納めに行くヨ！！ #45

2020/04/03 - 2020/04/04

これだけはゆずれないと思っていた、今回のお出かけ。
近場で一番行きたいと思った場所へ。
"今年の桜"の見納めのために、上越市の高田公園とその他もろもろに、
当日に思い立って出かけに行ったお話だヨ。

これをもって、ひとまずの"最後のお出かけ"とすることにしたヨ。
さすがにこれ以上は、とても出かけられたものじャないからネ。

この三日後に"キンキュウジタイ"が発令されたと思うと、
本当に、ギリギリのお出かけだったと今は思うヨ。

エリア 上越・直江津(新潟)

４月３日、夜。
今回のお話の始まりは、
いきなり目的地の「高田公園」から。
大正15年(1926年)から続く歴史を持つ「観桜会」のお話だヨ！

高田城址公園 公園・植物園

ご存じの方もいらっしゃるかと思われるケド、
ココ「高田公園」は、
上野恩賜公園（東京都）、
弘前公園（青森県）と並んで、
「日本三大夜桜」の名所として有名。

第99回高田城址公園観桜会 祭り・イベント

でも、今年の春は今までとはチガう。
海外どころか、日本国内にまで、
あの忌まわしい"病魔"が攻め込んできたのだから。

中国・武漢で生まれたとされる、
未知のウィルスは、
またたく間に世界中に拡散。
いま世界は戦慄し、混乱の渦の中。

３月２４日には、
東京オリンピックの年内開催が断念。
４月７日には"キンキュウジタイ"。

今までと変わりなく、
立派に咲きほこっている高田の桜。
しかしそんなこの場所にも、
暗い影を落としているヨ。

もう、好きなように、
旅行も出来なくなるかもしれない。
ならば、せめて、最後の一回は。
そう思ってここに来たんだけどネ。

桜並木の向こう、
青緑色にライトアップされた建物が、
「高田城の三重櫓(さんじゅうやぐら)」だヨ。

高田城三重櫓 名所・史跡

高田公園は、
徳川家康の六男・松平忠輝が、
居城として建てた高田城の城跡公園。
公園全体が新潟県の史跡に指定されているヨ。

桜もまた、城の灯りに照らされて、
どこか不思議な景色を作っているヨ。

三重櫓のある小高い丘の上へ登ると、
またステキな景色が。

丘を照らす青緑の光。
公園の桜を照らす、うす桃色の灯り。
…この景色には、目頭が熱くなりそうだったほどだヨ。

多くのお花見スポットが、
ウィルスのために自粛せざるを得ず、
この観桜会もまた、
当初より規模を抑えての開催だケド、

それでも、ここまで心を打つ景色を、
見せてくれるなんてネ。

今の状況で、ここに来てしまって、
言うのもなんだケド、
これは本当に、
「今、見に来ておいて良かった」と、
そう思えたヨ。

…「今来ないと、もう見れない」。
そんな気持ちも、あったんだけどネ。

でも、それも気のせいだったんじャないのかナ。
って今は思うヨ。

もちろん来年も見に行くつもリだヨ！

ダッテ、今これだけきれいなら、
来年の今頃は、無事に終息を迎えて、

もっともっと、きれいな景色を見て、
本当の意味での、楽しいお花見が、
できるはずだから。

…やっぱリ屋台とかのお店が無いと、
純粋に桜だけが楽しみどころになる。

皆様方も、節度を持った上で、
「今年の春」を、思い思いに、
感じているコトだと思うヨ。

というのも、
これ以上のお出かけは、
ちょっと無理があると思うからだヨ。

そういう意味でも、
今のうちにしっかりと、
"桜の見納め"をしておかないとネ。

休けい場所の近くから、
三重櫓のライトアップをながめるヨ。

別方向からも、なかなかいい感じ。

目に写る景色は確かにキレイだケド、
どこか物悲し気で…。

本当はみんな、
心から楽しい気持ちで桜を愛でたい、
そう思っているはずだから。

こちらは「上越市立歴史博物館」。
さりげにライトアップ。

上越市立歴史博物館 美術館・博物館

西堀橋も、
きれいにライトアップ(ﾟー＾*)v

季節ごとにチガった姿を見せてくれ、
そこもまた、この場所も楽しみどころだヨ。

春の桜はもちろん、
夏には蓮の花が咲きほこり、
秋には紅葉、冬は雪…。

https://niigata-kankou.or.jp/spot/8484

この日(４月３日)の夜は終わリだヨ。

高田駅 駅

翌日(４月４日)、朝８時３０分。再び高田駅へ。

高田駅 駅

歩いて昨日訪れた高田公園に行くヨ。

途中の青田川沿いの桜も、いい感じに咲いてたヨ！

地元の小学校を横切ったところだヨ。

この時期は、まだ新学期は始まっていないはず。

高田公園に、とうちゃく！

例年であれば、駅から高田公園までのシャトルバスがあるんだケド、
やっぱリ、今は状況が状況だからネ。

高田城址公園 公園・植物園

夜桜が有名な高田公園。
昨日の夜も素晴らしい景色を見せてくれたのだから、
昼間の姿だって当然美しいハズだと思って来たヨ！

第99回高田城址公園観桜会 祭り・イベント

そしたらこれがまた、
期待通リだったヨ！

駐車場の近くから。
それなりに人は来ていたひょ！

西堀橋と桜をセットで。
今日は本当にいい天気だヨ♪

それじャ、橋を渡ってみるヨ。

西堀橋からながめる桜並木、
その向こうには妙高の山々。
…うン、なかなか絵になるじゃなイ、(^-^*)。

反対方向からも、一枚！
d(^-^*)。

上越市立歴史博物館。

１階のみが解放されておリ、
お土産などを買うことも出来たヨ。
例年だと、屋上からのながめを求め、
多くの客が集まるだケド、
状況が状況なだけに(以下略)。

上越市立歴史博物館 美術館・博物館

小林古径邸(こばやしこけいてい)

こちらはコロナウィルスではなく、
単純に工事中みたいだネ。

小林古径邸 名所・史跡

桜並木の真ん中に立つ。

この景色の中にいられるだけで、
幸せって、
そう感じられるヨ♪

でも、そんな景色を見られるのも、
命あって、健康があって、そして元気があってこそ、だヨ！

コロナウィルスになんか、負けないゾ！！
＼(>□< )！！

高田城三重櫓 名所・史跡

青空に映える三重櫓と桜。
これはもう、ここに来たからには撮っておかなきャ。

念のためにもう一枚。
いくらでも撮るつもリでいるけどネ。

高田公園は、
徳川家康の六男・松平忠輝が
(以下略)。

この時点では、三重櫓の中に入ることができたヨ。
１階と２階は高田城にまつわる資料が展示されていて、
３階は展望室になっているヨ。

３階からのながめは、こんな感じ！

青空と妙高の山々をバックに、
咲きほこる上越の桜！
見渡す限り目いっぱいに広がる、
自然のコントラストがたまらないヨ！

まだもうちょっとだけ、見て行こう。
小高い丘を下り…、

遠目に見る桜も、にぎやかで…、

それでいて、色とりどり。
青空が、桜の鮮やかさを引き立てる。
これなら、しばしの旅納めとして十分というものだヨ。

ワタシ達３人も、このお出かけ以降、
住んでいる地元でおとなしくしてた。
…んだけどネ。

そうそう、
４月の末と言えば、ちょうど１年前。
日本の首都・東京。

ワタシ達は、そこにいたわけだよネ。

１年前の東京・浅草の様子：
https://4travel.jp/travelogue/11496056
https://4travel.jp/travelogue/11497661
https://4travel.jp/travelogue/11502576

１年前の祝賀ムードから、
一気に１年後に…こんなコト、
想像もしなかったヨ。

本来だったら、
リーダーもゴールデンウィークに、
実家に帰省するはずだったんだヨ。

あァ…、口惜しい…！！

いったいどれだけの人が、
故郷に帰れなくなってしまったか！！

ちなみに、
今年の１週間の人出は約７万人で、
去年の約７０万人と比べて、
１０分の１にまで減っていたヨ。

…エェ、この数字だけでも、
本来のこの時期のこの場所が、
いかにすごかったか、よく分かるヨ。

滞在時間は、昨夜１時間、
今ので１時間半ぐらいだったヨ。
今回は、お店やイベントなどが無く、
とどまる時間もその分短くなったヨ。

自分の中では１回きりの"要"だし、
"急"の外出ではあったかナ。
コレだけ桜を見ておけば、もう十分。

思い残すは、もうないヨ！！



…でも、もうちょっとだけ続くのヨ。

まだあるのかっテ？

高田駅 駅

というわけで…、
ここから先は、いわゆるオマケだヨ♪

高田公園で桜を見て、直江津駅から。

直江津駅 駅

バスで３０分ほどで「鵜の浜」へ。

ここ鵜の浜温泉と言えば、
古くから伝わる「雁子浜(がんごはま)の人魚伝説」があって、
上越市出身の作家・小川未明の童話、
「赤いろうそくと人魚」のモチーフになったヨ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E3%81%84%E8%9D%8B%E7%87%AD%E3%81%A8%E4%BA%BA%E9%AD%9A

鵜の浜温泉 温泉

そしてここが、
日帰り温泉施設「人魚館」。
名前の由来はもちろん人魚伝説から。
http://www.ningyokan.jp

ここの大浴場を利用するヨ。

この時点で休業していたようで、
プールに人はいなかったヨ。

広々としたお風呂場でまったり♪
近場でも、いい場所はあるものだヨ。

２階の広間は利用できなかったので、
１階のお食事処「海風」で昼食を。

目当ての料理は問題なく頼めたヨ。
やっぱリ定番は海鮮丼！

バスで一旦、直江津駅までもどリ…、

直江津駅 駅

次は水族館「うみがたり」へ。
直江津駅からだと、歩いて１５~２０分だったはず。

※ 以降の写真は、過去に撮影したものの流用となります。

上越市立水族博物館 うみがたり 動物園・水族館

(撮影日：２０１９年７月２６日)

まず最初に目に付くのが、
「日本海テラス」。
新潟・上越は日本海とともにあリ、
言ってみれば、まさに、
「ここにはいつも、日本海がある」。

以下、公式HPより。
http://www.umigatari.jp/joetsu/facility/3f.html#3f-terrace
上越市の新しい絶景スポット。
大水槽と日本海の水面が一体となった開放された空間です。
日本海の波音や風、水面に反射する陽の光を感じながら、
雄大な日本海と夕やけの空を一望することができます。

水族館に欠かせない…かもしれない、
大水そう！

海の中…本当に気持ちよさそうでいいナァ。
コロナも三密も一切関係無…、

…ン！？

http://www.umigatari.jp/joetsu/facility/3f.html#3f-2
イワシの群泳やコブダイ、ホシエイ、
５０種３８,０００点の生きものと、
日本海の魅力あふれる「うみがたり大水槽」。
上越沖は、寒帯域を回遊するサケと、
温帯域を回遊するブリがどちらも見られる海域です。

上越には、こんなにきれいな川もあるんだひょ。
お魚さんたちも、気持ちよさそう。

守って行かなきゃならない自然…だよネ。

http://www.umigatari.jp/joetsu/facility/3f.html#3f-6
日本海の豊かさの理由は、上越の豊かな自然の中にもあります。
雪国・上越では、春になると積もった雪がとけて、
大地の栄養をとりこみながら河川を流れていきます。
そして、日本海にたどり着き、生きものたちを育みます。

食卓でもなじみ深いスルメイカも、
生きて泳いでいる姿を見ると、
またイメージが変わってくるヨ。

イカがいるなら、もちろんタコだっているヨ。
大きいタコだったヨ！

他にはベニズワイガニやホッコクアカエビなども。
深海は神秘と味覚でイッパイ！…なのかナ？

ミズクラゲの見せ方はシンプル。

イルカの写真じゃないのが残念だケド(？)、
ここのパフォーマンス、なかなか楽しかったヨ！

風の強い日は、真ん中あたリの席でも水が飛んでくるので、
気をつけテ。

うみがたりの人気者と言えば、
何といっても「マゼランペンギン」！

足元を歩くぐらいにペンギンと密接、
圧倒的な近さで観察できるコトが売りだヨ！

ペンギンに負けないぐらいに人も集まってるケド、
これは、そうあった頃、
２０１９年７月に撮ったから。
なので悪しからず…。

ここのペンギンの数は約１２０羽で、
その数は世界最大！
東京スカイツリータウンには、
すみだ水族館があリ、
１０羽をハケンした実績もあるっテ！

＜"密"です！＞

人面ゴイがたくさんいるヨ！
水の上から顔を出して、口をパクパクさせて…。
って、なにそれ怖い。

６月７日追記：
この旅日記で言えば、
ほんの少しだけ先の「未来」のお話。
２０２０年５月３１日。
ちょっとしたお散歩のつもりで、
春日山神社まで行ってきたヨ。

上越市埋蔵文化財センター 美術館・博物館

春日山神社への道は、
最寄りの春日山駅から歩いて４０分。
チョットした運動がてらには良い場所だヨ。

謙信公出陣 御前清水。
その名の通リ、謙信公が出陣の際に、
飲んだといわれる名水だヨ。

https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/kankyotaisaku/meisui-jyoetsu.html

お昼ご飯は、春日山の中腹にあるお店「見晴らし屋」で。
これから暑くなってくるし、冷たいおそばにしたヨ♪

見晴らし屋 グルメ・レストラン

春日山城跡は名将・上杉謙信公の居城にして国の指定史跡！
そのてっぺんにある、天守閣跡と本丸跡までちょっとした山登り…。

春日山城跡 名所・史跡

謙信公も当時ながめていたかも知れない天守閣跡からの景色。
標高約180mのその場所から、
左手に日本海、上越の街、頸城(くびき)平野に、
それらを取り巻く山並みも望むパノラマが広がるヨ！

そしてここが、謙信公を祭神としてまつる「春日山神社」！

上杉謙信は、「軍神」「越後の龍」の異名を持つ名将であリ、
軍神の名の由来である「毘沙門天」を信仰し、
「毘沙門天の化身」とも呼ばれ、
自身もそう信じて疑わなかったとされているヨ。

そんな武将をまつる神社なのだから、
特に勝負事のご利益のために、祈願に訪れる人が古くから多いヨ。

例えば商売、受験、大会に他にも色々…

春日山神社 寺・神社・教会

あのお出かけから２か月…。
「出来ること」「行ける所」を、
少しずつ広げようという今日この頃。

とはいえ、すべてが終わったわけでは無いヨ。

今後の動向にも、気をつけなきャ。
今はただ、「あの二か月」が、
二度と起こらないことを願ってならないヨ。

＜毘沙門天のご加護は私達にあり！＞

義を重んじ多くの人に慕われた名将・上杉謙信。
今日も謙信公は、街を、私達を、
見守ってくれている。
我が国の未来を案じ、私達の力になってくれる！



今、日本が、世界中が、
それぞれのやり方で、
病魔と戦っている。

ともに、立ち向かおう。





世界中のみんなが、ともに笑い合い、
触れ合える未来は、
決して遠い未来なんかじゃないから。

一年前の、あの楽しかった思い出を、

一年後には、必ず取り返そうヨ！！





…、

これで、良かったんだよネ？
吟ちゃん。

高田の桜は、来年も、そのまた次も、いつの日でも、
みんなが来てくれるのを待ってるよ♪

最後までご覧いただき、ありがとうございました！


Next：
https://4travel.jp/travelogue/11644200

この旅行記へのコメント （2）

• salsaladyさん 2020/06/14 17:04:06

  日本三大夜桜地点？

  ☆チョンノ間でも桜が見られた事は幸せですよね。
  
  ☆高田城？聴いた事が有るなあ～とスクロールしてみれば2019年4/21-22日に訪れていました。
  
  ☆とは言いつつ､バスtourの悲哀～道中混雑のため､まさかの真っ暗闇の中～
  
  ☆日取りも宜しくなく､上田城の素晴らしい『春爛漫』状態とは一変して､全く桜のサの字も見えない『宴の後の寂しきぼんぼり』のみ横目に見つつ､トイレ休憩で出発！
  
  ☆何も見えない場所までわざわざ3時間走らせなくても良さそうな観光でしたが、ドライバーも添乗員も文句たれつつ「スケジュールを変えられないんで～」と深夜のこれまた昭和の忘れ形見のようなスキー場で侘しい一夜を過ごしたわけです。
  
  ☆その分、『高遠城』の桜巡りが素晴らしく感じられて､”終わりよければ全てよし”～

  しちにのにさん からの返信 2020/06/17 22:30:28

  Re: 日本三大夜桜地点？

  これを逃したら、桜を一切見ることなく春を終えていたわけですし、
  コロナが暴れ回っていた時期ではありましたが、
  そういう意味でも、心にも記憶にも残った今年の桜でした。
  
  もちろん、元々これを最後のお出かけとするつもりで行き、
  以降２か月間は、移動を必要最低限に抑えるよう努めていました。
  （当然、その間は"お出かけ"とか、
  　悠長なことは言うはずもありませんでした。）
  
  やはり、山々をバックに咲きほこる桜はステキです！
  信州や上越で以外でこの景色を見られる場所は、なかなか思い付きません。