2010～2014："平成"、最後の旅　３日目-１ #29

2019/04/28 - 2019/05/01

平成初期に生まれた私が振り返る、平成最後の旅。

いよいよ平成後期・スカイツリー編に突入いたしました。
平成時代もここまで来ると、懐かしいという感じはあまりなく、
むしろ、今でもフレッシュな感じのある物事が多いです。

３日目の前半は、一気に東京へ移動。
念願の東京スカイツリーへの来訪となりました。
それだけといえば、それだけではありますが。

１日目－１(1990～1994)：
https://4travel.jp/travelogue/11487346
１日目－２(1995～1999)：
https://4travel.jp/travelogue/11487353
２日目－１(2000～2004)：
https://4travel.jp/travelogue/11490899
２日目－２(2005～2009)：
https://4travel.jp/travelogue/11494244
３日目－２(2015～2019)：
https://4travel.jp/travelogue/11497661
最終日(2019)：
https://4travel.jp/travelogue/11502576

ちなみに、ちょうど４年前のこの時期には、
東京タワーを訪れており、その時の様子がこちらになります。
https://4travel.jp/travelogue/11291037

エリア 浅草(東京)

６：２０、「ひかり500号」で、名古屋駅を出発。

平成22年(2010年)。

小惑星イトカワより地球へ帰還！おかえり、はやぶさ！

　　　　　　　１０年連続２００安打を達成！おめでとう、イチロー！

　そして遷都１３００年の奈良にやって来た、謎のゆるキャラ。

そんな年でした。


…そんな説明で大丈夫か？
　大丈夫だ、問題ない…たぶん。

名古屋駅 駅

平成23年(2011年)。

この年の出来事はというと、やはり「東日本大震災」の事でしょう。

これまでの２０年間にも、国内で様々な災害が発生していましたが、
地震自体の大きさ、それに伴い津波、原発事故等が併発。
死者数は関連死を含め1万9000人超、行方不明者数2500人超という、
「戦後最悪の大震災」となりました。

当時私のいた首都圏でも交通網がマヒするなど、
影響が及んでいました。

ちなみにそれ以外には、なでしこジャパンのワールドカップ初優勝、
地デジの全面移行といった事がありました。

　つなげよう、ニッポン。

　頑張ろう、ニッポン。

絆は途切れない。
たとえ「時代の最果て」に、たどり着いても。

今こうして旅をできるのも、交通網が機能してくれているから、
…ですね。

８：０６、予定通り「品川駅」に到着しました。

品川駅 駅

ここで横須賀線(千葉行き)に乗り換えて、新橋駅まで行きます。

新橋駅に到着しました。

新橋駅 (JR・地下鉄) 駅

そこから更に、地下鉄浅草線(高砂行き)に乗り換えて…。

目的の駅「押上駅」に、到着しました。

押上駅 (スカイツリー前駅) 駅

まずはコインロッカーを使っておきます。例によって。

そう、この先に目的の建造物はあるのです。

念じたら木の芽が延び、どんどん伸び、

見る見るうちに伸びていき、やがて…、

雲の上にも届くほどの、
大きな大きな木と成るでしょう…。

東京スカイツリー 名所・史跡

見上げれども天辺の見えない、東京スカイツリー。
その高さは６３４Ｍ。
無論、日本の全建造物中最大の高さです。

平成24年(2012年)、5月22日にデビューを果たしました。

「古代マヤ人の予言」によると　←　ま　た　か　！　！
…もちろん、今回も外れました(笑)。

日本でも金環日食が広範囲で観測され、
オリンピックでの日本人選手の獲得メダル過去最多となったのも、
平成24年(2012年)の事でした。

エレベーター内の装飾が、おはじきのようでキレイです。
”ある数字”が象られているのですが、分かるでしょうか。

窓が真っ白で、何も見えません…。

この日の天気は予報にもありましたが、
やはり曇が覆い被さっていました…。

ほとんど、雲が見えるだけです…。

順路に沿って、ほかの場所からも見てみます。

私達、"街ごと"雲海の中に迷い込んでしまったようです。

逆に言えば、
「それぐらい高いところにいる」という事なのかも知れません。
さすがスカイツリー、といったところです。

…。

カフェまでの距離を、律義に教えてくれています。

次は「展望回廊」へ。
デッキと回廊の両方のチケットを、事前に買っておいたのです。

スカイツリーは相変わらず雲の中です。
展望回廊ではコラボイベントを行っているようで、
平成最後の今日はバービーとのコラボでした。
そしてこの私(？)。

たまに雲が途切れ、景色が見えることはありますが…。

展望回廊から真下を見たところです。
真ん中の大きなビルはイーストタワーで、
その横を東武スカイツリーラインが通っています。

平成25年(2013年)。

富士山の世界遺産認定、2020年オリンピックの開催地が東京に決定と、
とにかく日本の快進撃が止まらない年でした！

滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」のスピーチ、
印象的でしたよね。

長嶋茂雄さんと松井秀喜さんに、
国民栄誉賞が授与されたのもこの年でした。
（その前年には、吉田沙保里さんに授与されていました。）

これはこれで、絵になる景色だとは思います。

宮崎駿監督の平成最後となった作品、
「風立ちぬ」が公開されたのも、平成25年(2013年)でした。

都心方面の遠景。
墨田区役所のビル、アサヒビール本社ビル、
リバーピア吾妻橋ライフタワーが見えます。

×字を引き延ばしたような形の橋は、桜橋というようです。

１８ｋｍ先は羽田空港のようですが、もちろん見えません。

展望回廊からデッキへと戻りました。
「スカイツリーカフェ」で休憩を取ります。

スカイツリーカフェ フロア340 グルメ・レストラン

窓側はもちろん隅田川沿いを向いています。
素晴らしい景色です。

スカイツリーラテ、ミックスナッツ、サンドイッチを頼みました。
ちょっとした軽食のつもりが、思いのほかボリューミー。

でも、そこが良いんです。

東京の空を眺めながら食べる…。
まさに至福のひと時でした。

１階の「スカイツリーギャラリー」へ。
こちらはチケット無しで自由に見ることができます。
スカイツリーに関する豆知識の他、
建設当時の様子などが紹介されています。

スカイツリーのエレベーターは４種類あり、
先ほど乗ったのは「夏」をイメージしたものでした。

そもそもスカイツリーの建設に至った理由は、
高層ビルの立ち並ぶ都心部に、
テレビ・ラジオ放送のための安定した電波を届けるためでした。

そして東京の新たなランドマークとなるべく、
東京スカイツリー中心に、
大型複合施設「東京スカイツリータウン」が形成されるに至りました。

「ありのままで、いいんだかラ☆」

平成26年(2014年)。

日本一高い(世界一でもある)電波塔・東京スカイツリーに対し、
高層ビルとして日本一の「あべのハルカス」が大阪市に建設され、
この年の3月7日に開業しました。

青色発光ダイオードを発明し、量産・製品化に成功したとして、
日本人科学者３名がノーベル物理学賞を受賞するなど、
これも、日本の生み出した「新たな可能性」と言えるかもしれません。

ザ スカイツリー ショップ 専門店

「ホントだもん、ホントにジバニャン居たんだもん！
　…ウソじゃないもん。」

「…ホントは、コマさんだったけど。」

スカイツリーの外へと出ました。
ここで一旦、今日の宿泊場所へ向かうこととします。

押上駅から再び浅草線に乗り、

浅草駅へと向かいます。

今日の宿泊場所にして、平成最後の宿泊場所。
「THE GATE HOTEL（ザ・ゲートホテル） 雷門」です。

THE GATE HOTEL 雷門 by HULIC 宿・ホテル

この写真は、後日撮影したものです。

フロントが１３階にあるというのは、珍しいと思ったのですが、
これはロビーと同じ階であるため、
宿泊者は、誰もがこの景色を見ることになります。

なかなか粋な演出だと思いました。

部屋の中は黒を基調としていて、
落ち着いた、都会的な(？)イメージです。

翌日の朝食を予約してあります。

テレビでも、平成を振り返る番組が放送されていました。
まさに今行った「東京スカイツリー」の事が取り上げられていました。

富士山はかつて、ごみの投棄問題など環境保全の状況により、
自然遺産になれずにいた事があります。

そこで視点を変え、浮世絵などに描かれ芸術に影響を与えた、
「文化・振興の象徴」として捉え、世界文化遺産を目指しました。

そして平成25年(2013年)に、見事認定されるに至りました。

他には、同年に「和食が無形文化遺産に登録」。
その翌年には、「富岡製糸場と絹産業遺産群が世界遺産に登録」、
「和紙が無形文化遺産に登録」など。

　やるじゃん、ニッポン。

　頑張ったよ、ニッポン！

そして今日のお酒＆セブンイレブンで買ったおつまみで、
くつろぎます。

これで、持ち込んだお酒はすべて飲み切りました。

そして屋上テラスからの眺め。
宿泊者のみが、ここに行くことができます。

さて、そろそろ出発します。
次でいよいよ平成が終わります。
「平成最後の時」を迎えることとなります。

ラストスパートとなりますので、よろしくお願いいたします。