お墓参りにかこつけて　コロナ騒動下の天理「淡水 鰻重」も食す

2020/03/22 - 2020/03/22

　義姉の墓参りに大和郡山へ。愚妻の一番近い、親しい付き合いのあった姉でしたが、一番早くあの世へ召されてしまいました。お墓は大和郡山城の南外れ「新木山古墳」という参考陵の脇にあります。今は一面の金魚畑、かつては田圃に囲まれた前記古墳の陪塚を周辺の人々の墓地にしていたように見られます。

エリア 大和郡山・田原本(奈良)

• 旅行の満足度: 5.0

　新木山古墳（通称丸山古墳）標識

　宮内庁参考陵標識

　金魚畑

　同

　お土産はもちろん豊臣秀吉ご贔屓の菊屋さんで「御城之口餅」を買います。真冬でも間口を開けっ放しは立派なモノです。

　同店内

　御城之口餅
豊臣秀長が兄秀吉を茶会に招きもてなす茶菓子として、献上された粒餡を餅で包みきな粉をまぶした餅は大層気に入れられ、鴬餅の名をいただいたという。店の位置から御城之口餅と今によばれますとか。

包装も趣があります

　街では金魚が看板替わりにも

　郡山へ来た序でと云うと姉に叱られますが、久しぶりに鰻でもと誘い天理へ向かいます。馴染みの「淡水」ではコロナの影響でしょうか、相席をさせません。待機も一組までは店内に、残りは車中でというシステムになっていました。ここまで･･･とも思いますが、何せ一番でしたのでスムースに座れたので「異議無し」です。

　店内様子
普段は椅子でお待ちですが、コロナ対策で車内で番を待ってます。

　同

　鰻は「美味い」の一言につきます。ただし、伊勢の名物店よりはやや値が張ります。
　長蛇かどうかは分かりませんが駐車場の車内にはお待ちの客がおられます。我が持論では「並んで喰う食べ物なんてあり得ない」という愚僧ですので、電話で予約しておいて良かったと思いました。

　箸置

　朝早く家を出たので、このまま帰っても少々中途半端な時間です。愚妻の未だ行ったことが無いと思われるリストから、沿線沿いで「廣瀬神社」をチョイスします。高速利用までも無く15分程度で到着でした。
　廣瀬神社鳥居と拝殿（普段ならこの場所まで車で進入できます）

　砂かけ祭　砂を水と見立ててかけ合い豊作を祈願します。写真は借り物、取り替え予定です。

　正月に行われる「砂かけ祭」が有名な神社です。神社自体も輪中の様な堤に囲まれていて、大和川の水と水運利用という益と荒れる川の不利益の接点にある神社。同様な神社として風神・龍田大社と一対の神として崇められています。
　不釣り合いな大砲と弾

　一対と云われる龍田大社

　葛城山麓の笛吹神社にも大砲があります

　戦前の国威発揚の小道具として、多くの神社に設置されている大砲です。ここでは、なぜか砲身と砲弾のサイズが合わないのは、先の戦争に負けた洒落としましょうか。一週間後だと満開が見られそうな拝殿に覆い被さる桜を惜しみつつ諸事祈願して帰路としました。