2020/01/17 - 2020/01/17
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Tagucyanさん
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昨年秋、今度のダイヤ改正で国鉄型キハが姿を消してしまう磐越西線に乗りに行きました(注:仙台に野球を見に行くついででしたけど(爆))
そのダイヤ改正では、只見線の福島県内の区間も、国鉄型キハが消滅してしまいます。
現在台風の災害で不通区間のある只見線には、その区間が復旧したらまた乗りに行きたいなあと思っていました。ところが、その頃には窓が開かなくてイスが硬そうな新型車両に置き換わってしまっています。
そこで、その前に出かけてみようと思いました。
出かけたのは1月中旬。
本来、この時期に只見線に出かけるのは、ある意味「暴挙」です。
只見線に通しで乗るのは3回目ですが、前回は今とほとんど同じ時期でした。とにかく激しく降る雪の中、積雪がすごくてソロリソロリと前進し、倒木があってその処理をし、このまま列車内で夜を明かすことになるのでは、という状況でした。この地域ではそれが当たり前なんです。
ところが、今年は信じられないくらいの積雪の少なさ。
あまりにも雪がなくて、逆に物足りなさを感じてしまうくらいでした。
今回は、小出側から只見線に乗ります。この区間は、しばらくは国鉄型キハが残る区間ではあるのですが。
全国でも有数の豪雪地帯、にもかかわらず、あまりの雪の少なさにビックリしたのでした。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝5時に東京の西の外れにある自宅を出発。
在来線を乗り継いで、大宮駅にやってきた。
我が家から東北・上越新幹線に乗るときはいつもこのパターン。
途中で乗った武蔵野線のダイヤが、朝っぱらから乱れていた。
東海道線からやってきた貨物列車が遅れたのが原因という、武蔵野線らしい理由だった。
早めに家を出ていたから事なきを得たけど・・・ -
本日乗るのは、上越新幹線。
まともに乗るのはいつ以来かな。 -
本日朝イチの新潟行きが到着。
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とき号の新潟行き。
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車内。
私が乗った先頭車は1列に2~3人、なので乗車率50%くらいかな。 -
では、毎度おなじみ朝の儀式といきましょう。
私が5歳の時から愛食している、チキン弁当で朝食です。
上皇明仁さまも好物であるという、ありがたいお弁当。 -
発売55周年。ロングラン商品ですね。だっておいしいもん。
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前回食べた時から、ちょっとマイナーチェンジしたような気がする。
でも、チキンライス、鶏唐揚げ、スモークチーズの基本線は変わらない。
というか、もはや変えられないんでしょうね。 -
国境の長いトンネルを抜けると・・・ ほとんど雪がないですねえ。
今年はホントに雪が少ないようです。 -
その、越後湯沢駅を出発。
こちら側はスキー場や温泉ホテルが集まっているエリア。
辛うじてなんとか積雪。 -
昨年の8月に家族で泊まった湯沢東映ホテル(矢印)と、その裏にある湯沢高原スキー場が見えた。
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しばらく走ったら、雪がなくなった。
1月中旬なんですけど。 -
浦佐駅に到着。この駅で下車する。
この駅からは、長岡や新潟方面への通勤客が意外と多く乗車した。
一方、降りたのは私を含め3人だけ。浦佐駅 駅
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浦佐駅の、新幹線と在来線の改札口。
必要最小限、ホントこれだけなんですよ。 -
浦佐駅の在来線ホーム。
この時期、信じられないくらいまったく雪がない。 -
でも、この表示が雪国だなあと思わせる。
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長岡行きの電車がやってきた。
今や新潟県内の一大勢力E129系。JR上越線 乗り物
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雪がない~
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小出駅に到着。
乗っていた高校生がドッと降り、この時だけホームは賑わった。小出駅 駅
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小出駅前。今年は役に立たなさそうな雪囲い。
もうかれこれ20年ぐらい前の冬の時期、上野駅から寝台特急北陸号に乗ったことがある。
夜の22時半頃出発し、翌朝起きたらまだ大雪に埋まった小出駅に停まっていて、愕然とした記憶がある。
あの時は結局、金沢駅に6時間近く遅れて昼の12時半頃着いた。
小出駅というとあの時のことを思い出す。 -
駅の跨線橋を渡る。
降りたのが1番線で、すぐに2・3番線、そして少し離れた向こうの方に只見線ホームの4・5番線がある。 -
通路の突きあたり、4・5番線への降り口。
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通路のあった只見線の時刻表。
もともと4往復しかないが、そのうちさらに只見まで行くのは3往復。
これから乗るのは7:58発の朝イチとなる只見行き。 -
ホームに停まっていた只見行き。
現在のところ途中で不通となっている区間を境に、小出側はこの「新潟色」と呼ばれる車両が走っている。
只見線は超ローカル線ながら、必ず2両編成以上で、しかもワンマンではなく車掌が乗務している。JR只見線 乗り物
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国鉄型車両のキハ40。先月、山口県と北九州でさんざん乗ったばっかり。
只見線のうち、会津若松側のキハ40は、この3月のダイヤ改正で新しい車両に置き換わってしまう。
一方、小出側については、まだしばらくこの車両が残るらしい。 -
小出-大白川、小出-只見のどちらの列車にも対応できる行先標。
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ホームに唯一あった駅名標。
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階段はホームの一番会津若松寄りにある。
こちらはその反対側から。 -
只見線のホームは、上越線のホームと、少し離れている。
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小出駅を出発。
只見線の旅の始まり始まり。 -
すぐに右にカーブして、川を渡る。
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魚沼地域を流れる魚野川。信濃川の支流。
小出の町の中心部は、川を渡った先にある。ただし駅はない。 -
車内。2両編成で、あわせて10人ぐらいしか乗ってない。
うち半分以上が同業者さん。
まあ、こんなもんですね。 -
藪神駅。
駅舎はなくて、待合室のみ。藪神駅 駅
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藪神駅。
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先ほどの魚野川のさらに支流の破間川(あぶるまがわ)。
基本的に、県境までこの川に沿って走る。 -
小出駅周辺にはまったく雪がなかったが、進むにつれうっすらと雪が積もってきた。
といっても、例年はこんなもんじゃないと思う。 -
越後広瀬駅の駅舎。
越後広瀬駅 駅
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駅舎とホームが少し離れている。
たぶんかつては側線とかがあったんだろうなあ。 -
列車の一番後ろから。
とにかく、信じられないくらい雪が少ない。 -
魚沼田中駅。
魚沼田中駅 駅
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列車の一番後ろから見た、魚沼田中駅の全景。
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1月中旬にして、早くも春が近づいているような景色。
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越後須原駅。けっこう大きな駅舎。
10年くらい前まで、有人駅だった。越後須原駅 駅
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ここも、ホームと駅舎が少し離れていた。
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上条駅。
上条駅 駅
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進むにつれ、じわりじわりと積雪が増えてきた。
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入広瀬駅。
豪雪地帯としても有名な、旧入広瀬村の中心部。
でも現在の積雪はこんな程度。入広瀬駅 駅
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駅舎は、入広瀬の物産館を兼ねた建物。
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地形も険しくなってきた。
この区間に、5年前に廃止になった柿ノ木駅があった。 -
大白川駅。
新潟県側の最後の駅で、只見線全通までは長いこと終着駅だった。 -
駅名標と駅舎。
大白川駅 駅
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駅舎は、村の施設を兼ねていて、たしか食堂も入っている。
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ホームの反対側。
破間川が流れるだけで、何もない。 -
大白川駅を出発。
ここから先は1日3往復で、今乗っている列車が本日の最初。 -
次の只見駅まで20km以上駅がない、深い山の中を行く。
例年ならものすごい豪雪地帯で、並行している国道も冬期通行止めになる。 -
この区間にある、田子倉駅の跡。
7年前に廃止になったが、ホームもベンチもそのままになっている。
冬期は、周囲の道路も通行止めになっていて、完全に陸の孤島状態。田子倉駅 駅
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引き続き、田子倉ダムのほとりを走る。
もうこのあたりは福島県。 -
只見の町が見えてきた。
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終点の只見駅に到着。
ここから先は豪雨の災害で不通となっている。只見駅 駅
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駅舎はホームの一番小出寄りにあるが、その反対側から。
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ホームの先端から、不通となっている区間の方向を見る。
2021年度、復旧する見込みらしい。
その時は、また来たいですね。 -
駅のホームには、この区間が開業した当時の写真が掲載されていた。
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その隣にも只見線の写真。
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駅舎は、ホームの一番小出寄り。しかも、かなり離れている。
普段の冬だと、積雪がすごくてこの通路の両側が雪の壁になって、駅舎も見えなくなるらしい。 -
通路からホームを振り返る。
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長い通路を歩いて、駅舎へ。
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駅舎も、雪の対策なのか板が打ち付けられている。
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駅舎からホームを見る。
こんなに離れている。 -
只見駅の駅舎。
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ここから会津川口駅までは、現在のところ不通区間。
その区間を結ぶ代行バスが、駅前に停まっていた。
列車に乗っていた同業者さんのうち、私を除く全員が乗り込んだようだ。 -
でも、これに乗っても会津川口駅では列車に接続していない。
そこで、このバスはお見送り。
次のバスが出るまで、町の中を散歩してみようと思う。 -
駅前には、そのほかに会津鉄道の会津田島駅行きのバス停もある。
会津田島駅では東武線からの特急と接続していて、東京都心へのアクセスになっている。
少し前までツアーバス扱いだったが、最近路線バスのような扱いになったようだ。
この区間、かつて地元の会津バスが路線バスを走らせていた。
その時代に、会津田島からここまで乗ったことがある。 -
只見駅の駅舎内には、町のインフォメーションセンターも入っていた。
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こちらは、駅の出札窓口。一応この駅は有人駅。
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でも、この駅から出る列車は1日3本だけ。
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しばらくすると、折返しの列車が発車していった。
インバウンドさんもいて、往路よりは乗客が多いようだ。 -
ちょうどこの時、写真には撮らなかったけど駅員さんやインフォメーションセンターの係員の人が出てきて、みんなで列車に向かって手を振っていた。
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駅舎に戻ったらこんなのぼりがあった。
そうか、それでみんな手を振っていたんですね。
私も振ればよかった。 -
ということで、誰もいなくなった駅前。
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次の代行バスが出るまでの2時間、町の中を散歩してみようと思う。
インフォメーションセンターのところに置いてあった地図を参考に。
冬期以外は、ここで自転車も貸してくれるらしい。
今の時期はさすがにムリだよなあ。
でも、今日ぐらいの雪の少なさなら行けそうだけど(笑) -
では、駅前から町の中に向かって歩いてみます。
【その2】につづく
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旅行記グループ
2020.1 冬の只見線・国鉄型キハに乗りに行った
この旅行記へのコメント (4)
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- 墨水さん 2020/03/20 22:08:28
- 無いね~っ。
- Tagucyanさん、今晩は。
雪、無いね~~っ。
浦佐駅ホームの(天気予報)雪の掲示が虚しいかぎり・・・。
米の不作の可能性有るな~~っ。
コロナで経済が冷え込んで、不作で米価が上がれば、インフレ懸念だし・・・。
経済政策は、相反する動きを同時進行で行わないと。
今、米国で長期金利が上昇してるので、不景気がやって来る。
米国が、中国経済のふるい落としを掛けて来てる証。
そう成ると・・・・、ローカル線に対する経費カットは避けられなくなる。
只見線は、多難だね~っ。
只見駅から、会津鉄道の会津田島行きのバスが有るんだ?。
会津鉄道は、バス事業をやってたんだ?。(驚)
墨水。
- Tagucyanさん からの返信 2020/03/21 10:30:48
- ないですねえ
墨水さま
こんにちは。
今年は全国的に本当に雪が少ないですね。
豪雪地帯のはずの新潟県の魚沼地方も、ご覧の通り。
雪が少ない、というか、ない。
春から夏にかけての雪解け水も少なそうですから、長期的には水不足などにつながるのではないかと思ってしまいますね。
おまけにコロナだし。今年はちょっと変ですね。
会津田島から只見へは、昔は地元の会津バスが路線バスを走らせていました。その時代に乗ったことがあるのですが、その後、廃止。
しばらくして、只見のまちづくり協議会というところが、ツアーバスのような形で復活させました。現在はいわば「路線ジャンボタクシー」のようになっています。
会津鉄道ではなくて、只見の協議会が走らせているんですね。
そうなると只見線の立場は? まあ、棲み分けというところなのでしょうけど。
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Tagucyan
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- Akrさん 2020/03/20 13:14:16
- 全線開通が待ち遠しいですね。
- Tagucyanさま
こんにちは。Akrでございます。
先日、会津側の只見線用キハ40が廃止されましたね。私的にはJR東日本で国鉄型キハが最後まで残るのは会津地区だと思っていただけに残念です。そしてキハE120が只見線に来るなんて。乗ってしまえばE233とかと同じ座席。なんだかなあって感じです。個人的には只見線くらい、キハ40残してよって思ってしまいます。でも、小出側は新潟色のキハ40系列がまだ健在なんですね。でも全線開通までの命でしょうか・・・
冬の只見線はかなりの豪雪で有名ですが、超暖冬の波はここにも来ているのですね。景色だけ見てると3月下旬くらいの感じです。今年は本当に地球がおかしい。
只見駅、ホームと駅舎が本当に離れていますよね。前に訪れた時。駅舎からホームへ出たら、列車が居ないっ!!ってなりましたもん(笑)
全然関係ないですが代行バスが新型になりましたね。列車代行とかってバス事業者は結構おいしい仕事なんです。乗っても乗らなくても定額貰えますし。バス1台くらい、普通に買えてしまいます。
どちらにせよ全線開通が待ち遠しいです。私は鉄路では走破していないのでまた防衛戦になります。
さて、代行バスには乗らないし、乗って来た列車は見送るしでこれからどちらへ?
今回も予想つかない謎行程が発動するのですね(笑)
楽しみです。
-Akr-
- Tagucyanさん からの返信 2020/03/20 15:52:58
- その時にはまた行きたいですね
Akrさま
こんにちは
私も、只見線こそ最後まで国鉄型車両が残ると思っていました。JR東のローカル線の中で数少ないワンマン化されていない路線なので、それに対応した新型にする必要もないですしね。それに、あの車内から見る雪景色というのがまた、絵になるんですよ。
全線復旧したら乗りに行こうと思っていたのですが、その前にキハ40がなくなってしまうとのことで、今回の只見線行きとなりました。といっても本編で登場した新潟側は、まだしばらくキハ40なんですけどね。
出かけたのは1月中旬という、雪深いはずの時期だったのですが、ご覧の通りです。
まず、浦佐や小出でまったく雪がないのに驚きです。
実は今回、ノーマルなスニーカーで出かけました。冬の奥会津にスニーカーなんて、普通じゃ考えられません。
只見駅には何度か行ったことがありますが、改めて駅舎とホームが離れてますね。一度大雪の中利用したことがあるんですが、こうなるとホントに駅舎からホームが見えなくなるんですよ。
現在の代行バスですが、見たところみんなあの車両に置き変わっていました。しかも、あとで出てきますが1台ではなく複数台のバスを使っています。
バス会社からすると、代行バスって安定収入なんですね。契約輸送のようなものですからね。そう言われてみれば、車内でしっかり切符を見られた記憶がありません(笑)
時刻表を見ていただくとわかりますが、すぐの代行バスに乗っても先が続かないんです。
バスや列車が発車していく写真を撮りたかったというのもありますが(笑)
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Tagucyan
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