2020/01/17 - 2020/01/17
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Tagucyanさん
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3月のダイヤ改正(「正」なのか?)で国鉄型キハの運用が終わる只見線。
その前に乗っておこうと思って出かけております。
現在もまだ豪雨災害による不通区間となっている只見から会津川口までを走っている代行バスに乗って、会津川口駅まで来ました。
只見ではまだあった雪も、だんだん少なくなっていき、会津川口まで来るとほぼない状態になりました。1月中旬、冬まっただ中の奥会津ですよ。結局この先、雪を見ることはありませんでした。
そして、ここからが国鉄型キハがなくなってしまう区間。仙台色のキハが待っていました。が、ここで思いもよらない光景が...
その列車でまっすぐ会津若松まで行ってしまってもよかったのですが、それではあっさり過ぎるので、沿線で駅から歩いて行ける日帰り温泉を探してみました。ということで途中の早戸駅で降りて、歩いて早戸温泉へ。
この道中も、予定を立てた頃は雪中行軍を予想していました。が、現実には全然雪がない状態だったのでした。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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【その2】からのつづき
今現在も災害で不通になっている只見線の只見-会津川口間。
その間を走っている代行バスに乗って、会津川口駅前に着いた。会津川口駅 駅
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駅舎内を通り抜け、改札口を入ったところから見える景色。
向こうに見えるホームに、会津若松行きの列車がいた。
今年の3月でいなくなる、国鉄型のキハ。 -
この塗装色は、「仙台色」と呼ばれているらしい。
なんでだか、3両もつないでいた。
この駅は下流にダムがある関係で川幅の広い只見川のほとりにあり、国鉄型キハがよく似合う風光明媚な駅なのだが、その肝心な川の中で工事をやっていた。JR只見線 乗り物
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ホームから見る駅舎。
さっきの只見駅よりは近くにある。只見駅が遠すぎるというか・・・ -
現在不通となっている只見駅方向を見る。
この区間も、2021年度には復旧することが決まっている。
廃線にならなくてやれやれ。
と、ここで、聞き慣れない音がして・・・ -
なんと、3月から国鉄型キハに替わってこの路線を走ることになる、新しい車両がやってきた。
運転士の訓練運転のようだった。 -
3月にバトンタッチする、新旧車両の2ショット。
こんなところで見られるとは思わなかった。 -
もともと新津にいた、キハE120系。
かつては新津を起点に、酒田、米沢、会津若松まで幅広く走っていたが、このたび只見線専用の車両となった。 -
ホームの反対側からの2ショット。
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やっぱり国鉄型キハの方が味があるよなあ。
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今度の会津若松行きは3両もつないでいるのだが、そのうち先頭の車両。
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なんと、ロングシート車だった。
本当にロ~ングなシート(笑)
改札から一番遠い上に、人気がないらしく、誰も乗っていなかった。 -
そのロ~ングなシートの途中にあったよく分からない構造物。
荷物置き場かな。 -
一方、真ん中の車両。
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私の乗った一番後ろの車両。
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その2両はこのような、安定の座席配置。
こちらには意外と乗っている人が多かった。
どこから来て、どこに行く人たちなんだろう。 -
発車までまだちょっと時間がある。
その間に、さっき只見町内の「三石屋」というお菓子屋さんで買った、自家製のパンと、檜枝岐産はちみつのプリンで昼食。 -
げんまいパン。これだけラップに包まれて、山盛りで売っていた。
蒸しパンのような食感だった。中に入っているのはこしあん。 -
そぼろパン。地元の学校給食にも出るらしい。
見た目がそぼろっぽいからこの名前なだけだそうで、中身は素朴なクリームパン。 -
そして、檜枝岐産はちみつのプリン180円。これも看板商品だそうで。
なめらかで、カラメルともあって美味でした。 -
食べ終わった頃、会津川口駅を出発した。
この先に上田ダムというのがある関係で、川幅が広い只見川。 -
昔ながらの山里という感じです。
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会津中川駅。
会津中川駅 駅
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ホームの反対側にあった何かの建物。
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川沿いで何やら工事してる。
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ダムは過ぎたけど、水量は多い。
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会津水沼駅。
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駅舎がない。
かつてこの空き地のあたりにあったのかな。会津水沼駅 駅
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相変わらずいい景色。
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会津川口駅から3つめ、早戸駅。
この駅で降りてみる。早戸駅 駅
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列車は排気ガスを力強く吹いて、発車していった。
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すぐ向こうにあるトンネルへ。
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改めて、駅の全景。
駅の周辺は国道が通っているだけで、人家などの建物はない。 -
今来た方向(川の上流方向)を見る。
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一方、進行方向(川の下流方向)。すぐにトンネルに入る。
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ホームの先端から見た、川の上流方向。
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ホームの目の前は只見川。
川幅は広く、水量も多くて、とうとうとという感じで流れている。 -
コンクリート製の簡素な駅舎、というか待合室。
十数年前に立て直されたらしい。 -
待合室とホームと只見川。
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待合室の中。
きれいに清掃されている。 -
一口ノートもあった。
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時刻表。1日6往復。
次の列車まで約3時間。 -
入口の窓に貼ってあった張り紙。
来週の月曜日から、冬期の雪崩対策を目的としたダイヤ変更がある。
が、今年に限っては・・・ まったく意味がないですねえ^^; -
で、この駅で降りた理由。
歩いて10分くらいの所に、早戸温泉という温泉があり、日帰り温泉施設があるという。そこに行ってみることにしている。
こんな奥会津、しかも冬まっただ中の1月中旬。
例年なら雪中行軍になるはずなのに、今年の冬はこのありさま。 -
国道は、すぐに新しいトンネルに入る。
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トンネルの横。こちらが旧道ですね。通行止めになっていた。
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早戸温泉郷トンネル。
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2010年11月竣工。まだできてから10年経ってないですね。
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トンネルの中には歩道もあって、一応安全に歩ける。
地図によれば、この真下を只見線のトンネルが横切っている。 -
約5分くらい歩くと、出口が見えてきた。
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出てきたところが早戸温泉がある集落。
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国道は川に対して高いところを走っている。
日帰り温泉施設は川沿いにあるので、集落の中の坂を下っていく。
早戸温泉には、国道沿いにもう1軒温泉旅館がある。 -
眼下に温泉施設が見えてきた。
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道沿いに、まずは早戸温泉の湯治棟が見えてきた。
旅館ではなく、自炊をする宿泊施設。 -
そのとなりに、日帰り温泉施設がある。
「つるの湯」という名前。左となりの湯治棟と廊下でつながっている。
湯治棟にも浴室があるそうですが。只見川が目の前、ノンビリ過ごせます by Tagucyanさん早戸温泉 つるの湯 温泉
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つるの湯の入口。
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駐車場は建物の3階部分にあたり、フロントのある1階までエレベータで降りる。
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1階に降りてきた。
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廊下の正面にある、温泉施設の入口。
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入ってすぐ左にあるフロント。券売機で入場券を買う。
早戸温泉ホームページ内の「入場割引券」のページを見せると、町民と同じ割引料金で入ることができる。 -
入った正面には休憩室。
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左がフロント。右が休憩室。
浴室はこの奥。 -
【温泉のHPより拝借】
こちらが内風呂。お湯はやや濁っている。この写真の右側にはカランもある。 -
【これも温泉のHPより拝借】
内風呂を出て、階段を降りていったところにある露天風呂。
目の前が只見川で、眺めがよい。しばらくボーッと景色を眺めていた。
ちなみにこの温泉は薬湯で、飲泉ができる。
お湯が出てくるところにコップが置いてあった。 -
いいお湯でした。まだ時間があります。
フロントの奥に、2階に上がる階段がある。 -
2階は、全体が休憩所になっていた。
こちらは無料スペース。有料の個室もあった。 -
そして、マッサージチェアーも。
この写真では分からないけど、窓から外の景色が見えて、それを見ながらマッサージ。
他では1セット10分のところが多いけど、ここは1セットが15分で、時間があるので2セットもやった。
最後の方はウトウト・・・ いい気分。 -
1階の入口の横には、飲泉所があった。
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試しに飲んでみた。
強いて言えば、土の味・・・ -
同じく入口横の階段を降りていくと、食事処がある。
すでに営業時間が終わっていた。 -
目の前には只見川。
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ゆっくり過ごさせてもらいました。
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では、駅に戻ります。
この坂を上って国道へ。 -
国道のトンネルをくぐって、
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駅っぽくないけど、これが早戸駅の全景。
戻ってきました。 -
まだ少し時間がある。
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まったりと景色を眺める。
けっこう贅沢な時間。 -
向こうの方から走行音が聞こえてきた。
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2両編成の列車が姿を現した。
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さっき降りてから約3時間、次の会津若松行きがやってきた。
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車内。
各ボックス1~2人ぐらいの乗客。
たまたま1ボックス空いていたので、そこに座った。 -
早戸駅を出発。
先に進みます。
【その4】につづく
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この旅行記へのコメント (6)
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- あっぺ呑んさん 2020/04/01 12:02:56
- 紫煙の香り?
- Tagucyanさま
こんにちはあっぺ呑んです。
煙草ではないですが、昔のディーゼルエンジンの、音と排気の煙りの香り好きなんですよ。幸いにも今度のやつは、ハイブリットじゃないようですが馬力が大分違うので、音も低く排気もあまり出ないのかな?いずれ機会があれば(開通すれば)ゆっくり呑みながら、温泉に浸かり呑み鉄して見ようかと思います。B級グルメも捨てがたいし!(笑)
次回も楽しみしております。
あっぺ呑ん
- Tagucyanさん からの返信 2020/04/01 22:53:40
- RE: 紫煙の香り?
あっぺ呑んさま
こんばんは
今風のスマートに走るディーゼルカーとは違い、国鉄時代のはいかにも「よっしゃ、行くぞー」という感じのスタートでしたよね。煙をいっぱい吐いて、重厚に。
車であれだけ排気ガスを出されると近寄りたくないですが、これがディーゼルカーだとなぜかそう思わないんですよねえ(笑)
いい景色を眺めながら、途中下車して温泉に入ったり、地元グルメを食べたり、これが乗り鉄旅の醍醐味ですよね。
雪があればもっとよかったのですが、そのあたりはまた次回行った時のお楽しみとしておきます。
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Tagucyan
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- 墨水さん 2020/03/29 15:15:10
- 毎度。
- Tagucyanさん、今日は。
会津中川駅「何かの建物」は、駅舎です。
会津中川駅、駅舎!。(グーグルマップ調べ。笑)
会津水沼駅、嘗て、駅舎が有りました。(国土地理院、航空写真調べ。笑)
なにかの工事・・・。
「只見川圏域河川整備計画」を見ると、河川築堤の嵩上げ工事に為ってました。
環境がなんちゃらとか有って、長い計画書になってます。
当初、平成21年に計画が出されて、水害が有ったH27年とH30年の2回変更がされ、30年に渡る整備計画に為ってます。
多分、終わらない整備計画だと思われます。(笑)
地元の土建屋は、安泰だけどね。(笑)
早戸温泉つるの湯さんの湯治棟は、建て替えられてますね。(ストリートビュー調べ。笑)
墨水。
- Tagucyanさん からの返信 2020/03/29 17:16:00
- 毎度調べていただき恐縮です
墨水さま
こんにちは
改めて見ますと、私の旅行記には時々「何かの」とか「何らかの」が出てきますね。
その都度調べていただき、恐縮です(←その前に自分で調べろというツッコミが 笑)
会津中川駅の建物は、駅舎っぽくなくて、保線の建物か何かと思いました。会津水沼駅には不自然な空き地があったのでたぶんそこが駅舎だろうと思ってましたが、やっぱりそのようですね。
ちなみに、早戸駅には貨物用ホームがあったようです。横を通る国道の拡張工事にあわせてなくなったようですが、たしかにスペース的にムダが多い感じはしていました。
只見川の工事は、30年に渡る計画ですか。当分終わらないで、あんな感じなんでしょうね。
早戸温泉ですが、ずいぶん前に知人のブログで只見線のこんな感じの駅を降りて歩いて自炊棟のある温泉に行った旅行記を見た記憶があるのですが、たぶんそれが早戸温泉。自炊棟は古めかしい印象があったので、建て替えられたんですね。
これからは、可能な限りストビューとかで調べてみます(抜けも多そうですが 笑)
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Tagucyan
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- Akrさん 2020/03/29 11:32:01
- 早戸に温泉あったんだ~
- Tagucyanさま
こんにちは。Akrでございます。
「仙台色」のキハはここが最後でしたね。このカラーは地元宮城では馴染みの色で、石巻線、気仙沼線などで普通に見られました。ある程度の予想はしていたのですが、やはり最後は、只見線でした。私が只見線を乗り通した2016年夏の旅行記を読み返していたら、「いずれキハE120に置き換えられる」なんてことを言っており、4年後に現実となったのでした。
そしてあのスーパーロングシートは私も乗りました。でも微妙に違うんです。私が乗ったのは、端から端までずっと椅子で一人一人座布団が独立していない昔ながらのロングシートで国鉄青モケットで、真ん中の荷物置き場もありません。恐らくこのクルマ、トイレも撤去されているタイプじゃなかったでしょうか?私が乗ったのはトイレ付きのロングでした。このタイプだと私が男鹿線で乗ったのと同じですね。真ん中の荷物置き場は私が察するには将来の3ドア改造準備工事では?と思います。
早戸での途中下車はびっくりです。実はあの駅、通った際に凄く魅力的で印象に残ってたのです。ホームから只見川が真正面。一度、降りてみたいなあと思っていました。まさかこの駅の近くに温泉があったなんて。いつもTagucyanさまの旅行記で発見があります。「こんなところに温泉が!」シリーズをお作りになったらいいのでは?
さあ、次は会津方面はわかってますが、一筋縄には行かないのでしょう(笑)
-Akr-
- Tagucyanさん からの返信 2020/03/29 14:11:55
- 探してたら見つけました
Akrさま
こんにちは
冬の奥会津なのに雪がない、という旅行記を投稿した途端、今日は我が家のあたりが雪です(笑)
昨日は20℃あったのに。そんな陽気でうちの近所の桜も満開になったのですが、そこに積雪。
言われてみれば、仙台色と言われていたこの色の車両、只見線だけに残っていたんですね。あのスーパーロングシート、見た瞬間にAkrさんが男鹿線で乗った車両を思い出しました(笑) その車両には乗りませんでしたけどね^^;
セミクロス車で十分なのに、なんでわざわざロングシートに改造するんですかね。一概にロング車といってもいろんな種類があるのは、改造車ならではですね。
この列車でまっすぐ会津若松に行ってしまうと14時半前には着いてしまうので、途中でどこか寄り道しようと思い、試しに日帰り温泉施設を検索してみたら早戸温泉が見つかりました。
そういう理由で早戸駅に降りてみたんですけど、山と只見川しかないいいところでしたねえ。駅の周辺には人家もなく、そもそも建物もなく、あのコンクリ製の待合室が唯一の建物。その中の「ポツンと1人」感は大きかったです。
温泉は100%掛け流し、露天風呂も目の前が只見川。次の列車が来るまで約3時間、ちょうどいい具合にまったりと過ごすことができました。
さてこの先ですが、行程だけ見るとフツウなのですが、いろいろとありましてね・・・
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Tagucyan
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旅行記グループ 2020.1 冬の只見線・国鉄型キハに乗りに行った
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