中欧・東欧6ヶ国旅行　ヴィトシャ山に抱かれた誇り高い都　ソフィア

2020/01/04 - 2020/01/05

年末年始にヨーロッパを旅しました。日程は以下の通りです。

12月25日　　　　　　　出国
12月25日―26日　　　　デュッセルドルフ
12月26日―27日　　　　ウィーン
12月27日―30日　　　　ブルノ
12月30日　　　　　　　ブラチスラヴァ
12月31日―1月4日　　　ヴェリコタルノヴォ
1月4日―1月5日　　　　ソフィア
1月5日―1月7日　　　　アテネ
1月8日　　　　　　　　帰国

メインはチェコのブルノとブルガリアのヴェリコタルノヴォです。人々の生活の様子を伺い知ることができるこじんまりとした街を旅することが好きなので、最近はそれに適した街を探すことが楽しみになっています。
中長距離の移動手段は日本で予約しておき、大きな街は経由地として1日観光をしました。

日本からはなかなか行きにくいブルガリア。ヴェリコタルノヴォからアテネに向かう行路の途中で首都ソフィアを散策しました。

エリア ソフィア(ブルガリア)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: エーゲ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ヴェリコタルノヴォを10時30分に発ちました。バスは約3時間後にソフィア中央駅バスターミナルに到着します。

車窓からの風景。ブルガリアも日本と同様、山の中にある国ですが、心なしかこちらの山の方が険しく見えます。

ソフィアに到着しました。旧共産主義圏に慣れていないので、何となく気を張りました。
ソフィア中央駅からオパルチェンスカ通りを南下しました。年始の土曜日ということもあり、出歩く人はまばら。何か食べたいな、と思いながら歩きましたが、目につくのはピザスタンドのみ。昼食は後回しにしました。

この日もAirbnbの家に泊まります。家があるのはムスリムが多い通りでした。
チェックインは14時からでしたが、早めに着いたので家の前でホストに連絡せず立っていたらたまたまホストが通り、声をかけられました。

1泊1400円ほど。旅も終盤になり、疲れていることが予想されたのでホステルのドミトリーではなく、こちらを選びました。

荷物を置いて散策に出かけました。通りには水タバコなど、ムスリムの店が並びます。

マリアルイザ通りに出ました。壁がはがれていたり、傷んでいたりする建物が多いです。味がありますが、荒廃しているような印象も受けます。

マリアルイザ通り 散歩・街歩き

政府機関や大きなホテルもあります。

バニャ　バシ　ジャーミイ。アザーンのような音が聞こえてきました。
東欧・中欧にはオスマン帝国の痕跡が見られますね。ウィーンにコーヒー文化が定着したように、ブルガリアにもトルコの文化が根付いているのでしょうか。

中央市場ものぞいてみました。

中央市場 市場

賑わっています。市場というよりショッピングセンターといった印象。

市場の中の店。三角のケーキはヴェリコタルノヴォでも見かけました。

聖ソフィアの像からコンサートホール方面を望む。

聖ネデリャ教会とトラム。

司祭が歩いていることだけでも、異国から来た者には情緒を感じさせます。

裁判所。ライオンが気高いです。

裁判所 建造物

ヴィトシャ通り。ショッピングや食事を楽しむ人々で賑わっていました。行きかう人々が「西欧的」で、「東欧的」な人が多かったヴェリコタルノヴォとの違いを感じました。
首都と他の街の違いが大きい。

ヴィトシャ通り 散歩・街歩き

ヴィトシャ山も見えます。

路地に入り、簡単に食事を頂ける店を探しましたが見つからず、建物を楽しむことで気を紛らわせました。

First Evangelical Church.かわいらしい教会。

壁に何かついてる。

ここまで来ると、山がはっきりと見えます。

結局、軽く食べられる店はピザスタンドしか見つからず、20センチくらいある大きなピザを頂きました。市民に大人気。常に誰かが買い求めていました。

右の列がピザを求めるお客さんたち。ピザはどこから持ってきているのだろう？と思ったら向かいのレストランの地下から小窓が開いて、そこからピザを受け取っていました。小窓からのやりとりがかわいらしかったです。

ピザスタンドの近くにある売店にて。

マリアルイザ通りの方へ戻ります。先ほど通った聖ネデリャ教会を拝観しました。

次はセルディカ駅の遺跡を見学します。

遺跡があることは聞いていましたが、思っていた以上に広大。まだ調査中なのか、発掘途中なのかわかりませんが、壁で覆われているところもありました。

セルディカの遺跡 史跡・遺跡

整備されていて、歩きやすいです。ターミナル駅ともなっている駅のすぐ隣にこんな遺跡があるのがおもしろい。おおらかな感じがします。

ソフィア歴史博物館（旧　公衆温泉浴場）。温泉が出てくる蛇口があるとのことでしたが、このときは出ていませんでした。

ソフィア 歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

マリアルイザ通りから宿泊先がある通りに戻ります。水タバコ店のみならず、ムスリム向けと思われる理容店も多いです。

スウェディッシュ理容店とありますが、ムスリム向けのよう。ちなみにこの通り、夜は物騒になりそう。

宿の近くに市場や教会、スーパーがあったので歩いてみました。

民芸品のような鍋も売っていました。かなり愛想よく声をかけられましたが、持って帰れません。

こじんまりとした地元の人に親しまれる教会も好きです。

1897年創建とありました。日本でも、これくらいに建てられた教会は同じような佇まいですね。中は静かで居心地がよかったです。

店じまいしかけていましたが、市場らしい市場です。

ブルガリアの種。興味深いものの、日本に持って帰ったらややこしそう。

今回の旅行でお馴染みになったスーパー「BILLA」で買い物します。

ビラ スーパーマーケット スーパー・コンビニ

やっぱりヨーグルトは多い。ブルガリアの方も、自分たちの国が「ヨーグルトの国」と認識されていることを知っていました。

牛乳とビール、オリーブ、魚のオイル漬けを購入。合わせて7.69レバ（約472円）。
近くの店でワインの量り売りをしていましたが、閉店していました。とても安かったので残念。

暗くなる前に宿泊先に戻り、ゆっくり過ごしました。こちらはキッチンからの写真。

翌日。今日は19時30分発の飛行機でアテネに向かいます。チェックアウトは14時なので、昼過ぎまで街を歩きました。

奇蹟者聖ニコライ聖堂。写真だけ見るとロシアみたい。

聖ニコライ ロシア教会 寺院・教会

アレクサンドルネフスキー寺院。ソフィアに来たからにはここに来なくては。

アレクサンダル ネフスキー寺院 寺院・教会

感動するかと思いましたが、圧倒されて現実味がなかったです。礼拝が行われていたので、片隅でその様子を見ました。

穏やかな新年最初の日曜日です。

突然現れたトラバントという東ドイツの小型車のモニュメント。

左はブルガリア国立銀行です。

ブルガリア国立銀行 建造物

大きな高級ホテルかと思ったらブルガリア大統領府でした。衛兵さんがいます。

大統領府 建造物

チェックアウト直前、昨日BILLAで購入したお惣菜を頂きました。冷えました…。オリーブの量が多かった。

セルディカ駅。改札横にも遺跡があります。
本来は13時チェックアウトなのですが、ホストの都合により14時にチェックアウトしました。飛行機の離陸まで時間があるので、ゆっくりできてむしろよかったです。

セルディカ駅 駅

なかなかチェックインが始まらず、不安になりましたがほぼ定刻に離陸しました。

ソフィア国際空港 (SOF) 空港

エーゲ航空機内。1時間20分の飛行時間ですが、軽食を頂きました。ＣＡさん忙しそう。左はギリシャのクリスマスのお菓子です。

ギリシャの企業なのでギリシャ語と英語が並びます。数学が苦手だったことを思い出しました。

アテネ付近。オレンジ色の規則正しい街並みを見て、初めて訪れる国に期待が高まりました。