2019/12/18 - 2019/12/20
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Tagucyanさん
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年の瀬も押し迫った12月も下旬近く、山口に所用で出かけることになりました。
山口県に所用で出かけるような機会はほとんどなく、そういうこともありそのあと、いずれも久しぶりの乗車となる山口県南部の鉄道線にいろいろと乗ってみました。
さらにその翌日にも1日休みをもらって、続きを行っております。
山口県南部を巡ったあと、無事九州に上陸。
さっそく小倉から北九州モノレールに乗りました。
その終点企救丘駅は、近くをJR日田彦山線が走っており、歩いてすぐのところに志井公園駅があって、容易に「鉄の抜け道」ができます。
さてここから、筑豊地方に路線を巡らせている平成筑豊鉄道に乗ります。
これらの路線はすべて元JR線が第3セクター化されたものであり、3セク化されたあとに1回通しで乗っていて、それ以来久しぶりの乗車になります。
まず乗るのは田川線。元、JR田川線です。
これに乗るために、日豊線回りで行橋駅まで行きました。日豊線に乗るのもほぼ10年ぶりです。
第3セクター化に伴い、新しい駅がいくつもできたのですが、昼食を兼ねてそのうちの1つである「源じいの森」駅で降り、地元の温泉に浸かったのでした。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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【その5】からのつづき
2年半ぶりに上陸した九州。
まずは、小倉駅からモノレールに乗って、終点の企救丘駅まで来た。企救丘駅 駅
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企救丘駅の駅舎。
北九州モノレールの標準的な形。 -
企救丘駅から道なりに200mくらい歩いたところに、JR日田彦山線の志井公園駅がある。
かなり容易な「鉄の抜け道」。志井公園駅 駅
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ここから、日田彦山線の小倉行きに乗る。やってきました国鉄型車両。
一昨日、新幹線を降りて以降ひたすら国鉄型。
さっき乗ったモノレールも昭和60年製なので、ずっと昭和時代の車両に乗り続けているということも言えますね。 -
調べたらこの車両、筑豊本線の折尾-若松間専属だったのが、その区間の新型車両登場に伴ってこちらに転属してきたようだ。
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正統的、国鉄型車両の車内。
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途中駅の石田駅。
石田駅 駅
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複線の日豊本線と合流。
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志井公園駅から2つめ、城野駅で下車。
城野駅 (JR) 駅
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ここから、日豊本線の下り電車に乗り変え。
おっと、ここであっけなく国鉄型車両の連続記録が途切れた(笑) -
813系という、九州各地を幅広く走っている電車。
この車両は、平成21年製という新しめの車両。
なにしろ、ずっと昭和の車両に乗り続けて来たので、なんだか違和感が(笑) -
城野駅を出発。
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前回日豊本線に乗ったのは、大震災があった年の秋だから、もう9年近く前の話。
JR日豊本線 乗り物
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安部山公園駅。
こちらと同じ型の電車とすれ違い。安部山公園駅 駅
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苅田駅。
中線に入ったぞ。苅田駅 駅
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大分行きのソニックに抜かされた。
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小波瀬西工大前駅。
今度は白いソニックとすれ違い。小波瀬西工大前駅 駅
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行橋駅の手前。高架に上がる。
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高架区間にある行橋駅。
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行橋駅で下車。
駅名標が変な形してた。行橋駅 駅
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電車を降りた下りホームから上りホームに移動。
ちょうど、今まで乗っていた電車が発車していった。 -
上りホームの先端にも小さい改札口がある。
ここからも外に出ることができる。 -
その改札口の先に、これから乗る平成筑豊鉄道のホームがある。
こちらは改札口がなく、自由にホームに入れる。 -
この鉄道を走る車両は、いずれも平成19年以降に導入された比較的新しい車両。
これから乗るのは田川線。
田川線は基本的に伊田線と直通運転していて、この列車も直方行き。 -
両側に互い違いに1箇所ずつだけクロスシートがあって、あとはロングシートという、独特な配置の車両。
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運転士さんから1日乗車券「ちくまるキップ」を購入。
行橋駅を出発する。 -
高架区間から降りるあたりで、日豊本線と分かれる。
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のんびり単線非電化。
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最初の駅、令和コスタ行橋駅。
開業したばかりの新しい駅。令和になって国内で初めて開業した駅なので、駅名の頭に「令和」がついた。
ちなみに、「平成」筑豊鉄道も、元号が平成に変わった直後に命名されたので、この名前になったとのことで。令和コスタ行橋駅 駅
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なんだかアトラクションの乗り場みたい。
M岡さんのデザインなんだそうです。 -
福岡県産の木材をふんだんに使ったという駅。
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次の駅が美夜古泉駅。
美夜古泉駅 駅
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この駅も第3セクター化されてからできた駅。
この路線は特にこういう駅が多い。 -
今川河童駅。
駅の横でたき火をしていて、煙で白くなっている。今川河童駅 駅
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シャッターを押すのが遅かったが、ホームの入口(左端)に河童の像がある。
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田川線は、時々今川という川に沿って走る。
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次の駅が豊津駅。
この路線が開業したときからある、古い駅。 -
田川線は、元々筑豊で採れた石炭を運搬するための路線だった。
長大な貨物列車が行き交っていた名残で、駅の有効長がやたらと長い。 -
豊津駅のホームと駅名標。
豊津駅 駅
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次が新豊津駅。
国鉄時代からある駅と、その後できた駅との差が歴然。新豊津駅 駅
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平成になってからできた新しい駅です。
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のんびり流れる今川のほとり。
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田んぼの中にある東犀川三四郎駅。
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夏目漱石の小説「三四郎」の主人公の出身地が、このあたりという設定であったらしい。
東犀川三四郎駅 駅
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犀川駅。見て分かるとおり、国鉄時代からある駅。
現在は行橋から7つめの駅だが、国鉄時代はようやく2つめの駅だった。犀川駅 駅
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三角形のシンボルタワーが目立つ。
旧犀川町の中心地で、コミュニティーセンターが併設されている。 -
列車とすれ違い。
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次が崎山駅。珍しく、2駅連続して国鉄時代からの駅。
ただし、この駅は戦後になってからできた。 -
でも、長大な貨物列車が行き交っていた時代を感じさせる長いホーム。
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崎山駅の駅舎。
崎山駅 駅
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駅名標。
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今までずっと平地を走っていたが、このあたりから山の中に入っていく。
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急に山が迫った地形になる。
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ここで短いトンネルが2つ。いずれも断面が広めで特徴的。
この路線が開業した明治28年に完成した、九州で一番古い鉄道トンネルだそうです。石坂トンネル 名所・史跡
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そのトンネルを抜けてすぐの所にある、源じいの森駅。
源じいの森駅 駅
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この駅で、途中下車。
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駅周辺の自然公園から名付けられた駅名。
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駅とトンネルの間に陸橋があって、その上から駅を見る。
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その陸橋の先に、「源じいの森温泉」というのがある。
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このあたりは、田川郡赤村という村。
村内のガイドマップがあった。 -
源じいの森温泉にやってきた。
昼食を兼ねて、ひと風呂浴びていきましょう。ふるさとセンター源じいの森温泉 温泉
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入口。ここで靴を脱いでスリッパ履きになる。
なお、写真を撮り忘れたけど、今回は車内で買った1日乗車券を使用している。
この1日乗車券を持っていると、ここを初め、沿線にあるいくつかの温泉のうちの1箇所が無料で利用できる。
せっかくだからどこか利用してみようと思い、ここにやって来た。 -
結構いろんな人が来ているようだ。
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フロントから1回外に出て、こういう廊下を歩く。
この先に、温泉場がある。 -
男湯の入口。
向こうに女湯の入口が見えている。 -
【HPより拝借】
内湯の他に、こんな露天風呂もある。緑に囲まれて、のんびり。
今週も1週間、頑張りました。自分へのご褒美。
仕事を頑張ったのは昨日の昼までですけどね(笑) -
さて先ほどの廊下の途中にある、お食事処。
お昼近くになったので、ここで昼食です。ほたる グルメ・レストラン
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まだお昼にはちょっと早い時間だったので、お客さんは少なかった。
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テーブルにあったメニューの一部。
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ここは赤村というぐらいなので、赤の名前が付いた御膳いってみましょう。
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出てきました、赤御膳。
野菜やお米は、基本的に地産地消なのだとか。 -
赤米ととろろ。とろろご飯を食べるの、久しぶりだなあ。
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赤村でとれた赤米。
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完食。うまかったです。ごちそうさま。
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いいお湯と食事でした。
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「またきちょくれ」
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さっきの線路を跨ぐ陸橋の上。
トンネルの方向を見ている。 -
周辺は源じいの森とい自然公園になっていて、宿泊施設や多目的ホール、森林の遊歩道などが整備されている。
源じいの森 宿・ホテル
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その駐車場に静態保存してあった「ヨ9001」という車掌車。
時速100kmという高速運転ができる車掌車ということで作られ、その後筑豊の石炭列車で使われていたようなことが書かれていた。 -
その向こうにある、トンネルの解説。
明治28年完成、九州で一番古い鉄道トンネルで、国の登録有形文化財。 -
その看板があったところからは直接トンネルが見えなかったので、さっきの陸橋近くから望遠でトンネルを見てみた。
石坂トンネル 名所・史跡
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そろそろ駅に向かって歩く。
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駅のホームに戻ってきた。
源じいの森駅 駅
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駅舎はなくて、屋根付きのベンチがあるスペースがある。
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時刻表と運賃表。
朝晩を除いて、約1時間おきに列車が来る。 -
門司港駅から延びている「門司港レトロ観光線」も、平成筑豊鉄道の路線。
この路線には10年ほど前、同じく新しくできたマツダスタジアムの観戦とあわせて乗りに行った。 -
先ほどのトンネルをくぐって、列車がやってきた。
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この列車に乗って、さらに先に進みます。
【その7】につづく
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この旅行記へのコメント (4)
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- Akrさん 2020/03/03 17:53:52
- 新旧の駅のアンバランスさ。
- Tagucyanさま
こんばんは。Akrでございます。
昔、国鉄時代に時刻表の北九州地区の路線図を見るのが楽しかったです。もう網の目でどこがどこへ繋がっているのか東北の人間にはさっぱり。そんなローカル線もかなり整理されましたね。当時は乗りつぶしも大変だったでしょうね。
平成筑豊鉄道の新旧の駅のアンバランスさが・・・
古くからある駅は国鉄時代の匂いがしますし、新しい駅は九州らしくぶっ飛んでますね(笑)それにしてもかなりの駅を作ったんですね。
九州最古の石坂トンネルは、幅が広くないですか?なんか単線とアンバランス。もともと複線用だったのでしょうかね?
しかし、源じいの森温泉はどっから見つけてきたんですか?
いつも地元民のようにこういった温泉へ行っちゃうあたり、凄いなあって思います。
とろろ美味そうですね。私はいつも牛たん定食を食べるときはオプションでとろろを付けます(昔は付いてたのに)
次回は・・・この先のぐちゃぐちゃした路線図あたりへ行くのでしょうか?
楽しみに待っています。
-Akr-
- Tagucyanさん からの返信 2020/03/03 22:41:56
- ある意味、差が大きいですね。
Akrさま
こんばんは
私が鉄道に興味を持ち始めた頃も筑豊のあたりの路線網は今よりずっと複雑で、魅力的な路線が多かったのですが、国鉄末期にバタバタと廃止になってしまい、私が学生時代に初めて足を踏み入れた頃には、今とあまり変わらない状態になっていました。
唯一、筑豊本線の勝野駅から宮田線という盲腸線が生き残っていて、これに乗れたのが思い出です。
最初に乗った田川線ですが、これも石炭輸送がメインだった路線なので、その時代からあった駅はとても風格のある、写真を見ても「いいなあ」と思うような駅ばかり。で、それ以外の駅は今どきの駅と言いますか・・・ 最初の駅は、例のM岡さんデザインで、言われてみれば、らしい駅です(笑)
石坂トンネルは、複線にも対応できるように、あんな構造になったようです。明治中期ですでにあんなトンネルが作れたんですね。その技術力に感心します。
今回、写真を撮り忘れたのですが、1日乗車券「ちくまるキップ」を買っていました。特典のひとつとして、沿線にある3つの温泉施設のうちの1ヶ所が無料で利用できまして、その中で唯一、駅から歩ける所にあったのが、この「源じいの森温泉」なんです。
場所としては筑豊地方の片隅なんですけど、静かな山の中でいいところでした。
牛タンと言えば麦飯、そうか、とろろと麦飯は合いそうですね。今度仙台に伺った際に試してみます(笑)
ここから、筑豊のぐちゃぐちゃした路線図のところに行きます。
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Tagucyan
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- 墨水さん 2020/03/01 22:39:15
- 知ったこと。
- Tagucyanさん、今晩は。
行橋駅が起点駅なんだ?。
今日、知りました。(爆)
直方(駅)じゃないんだ?、なぜ??。
筑豊地区は、石炭輸送が主要業務で、旅客輸送は「ついで」だったからねーっ。(笑)
石炭は、産業の「米」と謳われて居たし。
最も優先的に運ばれたのが「石炭」だった。
墨水。
- Tagucyanさん からの返信 2020/03/01 23:22:20
- 私も言われて気づきました
墨水さま
こんばんは。
田川線に、行橋駅から乗ったのはたまたまなんですが・・・
調べてみたら、田川線は日豊本線の支線だったので行橋が起点、伊田線は筑豊本線の支線だったので直方が起点ということのようです。
つまり接続駅の田川伊田駅から見たら、どちらも上り。
現在はこの2つの路線はあたかも1つの路線のような形態になっていますが、よく見たら、この駅を境に、きちんと列車番号も変わるんですね。言われて気づきました(笑)
田川線の昔からある駅は、いかにも長大な石炭列車にも対応できそうなレイアウトでした。
あとで出てきますが、伊田線は複線です。
いかに石炭列車が数多く走っていたかということですね。ホント、旅客列車はおまけのような扱いだったんでしょうね。
私は、当時石炭は「黒いダイヤ」と呼ばれていたと聞きました。いずれにしても、重要なものだったんですね。
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Tagucyan
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