まるごと青森旅・その3.川崎近海汽船.シルバープリンセス乗船記(苫小牧～八戸)

2019/08/29 - 2019/08/30

第135部-606冊目　3/19

皆様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。

世間様の夏休みが終わる頃、仕事がひと段落し、急遽でありますが、9連休とることに成功しました。
さて、どこに行こうか‥
丁度この時、フォローして頂いているBTS様が旅行記「北海道＆東日本パス7日間」を配信中で、表紙画像のマグロを見たら、私も青森に行きたくなりました。
てな訳で、今回は8泊9日で青森県をまるごと堪能します。

本編は、苫小牧で'シルバーフェリー'に乗り換え、2泊3日かけてようやく青森県八戸に上陸します。
拙い旅行記ですが、ご覧頂けたら幸いです。

表紙画像‥苫小牧-八戸航路に就航する'シルバープリンセス'。

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令和元年8月28日～9月5日 (8泊9日)

8月29日(木) 第2日目-3 晴れ
①川崎近海汽船:シルバープリンセス.八戸行
苫小牧.21:15～(船中泊)～

★宿泊‥シルバープリンセス：2等寝台A

8月30日(金) 第3日目-1 くもり
①川崎近海汽船:シルバープリンセス.八戸行
～(船中泊)～八戸.4:45
↓
②南部バス:シルバーフェリー連絡.八戸駅行
八戸港.5:40→八戸駅.6:18

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川崎近海汽船‥8,700円
苫小牧FT開発ストア‥1,334円
シルバープリンセス売店‥250円
南部バス‥500円

※掲載している料金や支払い金額は、取材時令和元年8月現在の値段です。

エリア 苫小牧(北海道)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船
• 旅行の手配内容: 個別手配

19:50
皆様、こんにちは。
青森を旅するんですが、大洗から18時間かけて着いたのは、北海道/苫小牧です。
商船三井フェリー'さんふらわあだいせつ'は、定刻より10分早く苫小牧に到着しました。

さて、次に乗るのは‥
苫小牧-八戸航路を運航する'シルバーフェリー'です。

'さんふらわあだいせつ'からの乗換時間が1時間30分とタイトで、遅延したらヤバかったのですが、余裕で間に合いました。
ホッと、ひと安心。

もう乗船受付が始まっています。
シルバーフェリーの正式社名は"川崎近海汽船"と言います。
なんでも、シルバーフェリーと言う会社が、平成14年に川崎近海汽船に合併されたんだとか‥

苫小牧西港フェリーターミナル 乗り物

今回は「青森・苫小牧てつなかきっぷ」を購入しました。
このきっぷは、シルバーフェリー(苫小牧～八戸)2等+青い森鉄道(八戸-青森)のきっぷがセットになったきっぷです。

どのくらいおトクかと申しますと‥
シルバーフェリー(苫小牧～八戸)2等‥5,000円
青い森鉄道(八戸-青森)‥2,280円
合計7,280円が、てつなかきっぷだと6,200円と1,080円おトクになりました。

詳しくは↓
▼青い森鉄道公式サイト
http://aoimorirailway.com/archives/otoku-ticket/tetsunaka

乗り継ぎ時間がないので、外へ買い出しに行けません。
ターミナル内の売店に入ると、お弁当が半額！
買っちゃいましょう。

シルバーフェリー.苫小牧-八戸航路は「シルバープリンセス」「シルバーティアラ」「シルバーエイト」「べるにあ」の4隻が就航しています。

苫小牧21:15発の就航船は「シルバープリンセス」です。

①川崎近海汽船:シルバープリンセス.八戸行
苫小牧.21:15～(船中泊)～八戸.4:45

シルバーフェリー 乗り物

暗くてまともな船体画像が撮影できなかったので、過去の画像を‥
八戸港に停泊する「シルバープリンセス」です。
筆者が平成27年9月に撮影した画像です。

= シルバープリンセス =
総トン数‥10,536t
全長‥150m
全幅‥20.7m
船種‥フェリー
船籍‥日本/八戸
所有/運用者‥川崎近海汽船(株)
建造所‥三菱重工業下関造船所
就航‥2012年4月8日
旅客定員‥500名
車両搭載数‥大型車92台・乗用車30台

シルバーフェリー 乗り物

かなり遠回りしていますが‥

行くぜ、八戸！
これで、目的地の青森に行けますよ。

20:20
では、乗船しましょう。

奮発して2,500円プラスし、2等寝台Aにしましたよ。

えっと、323号室は‥
あっ、ここですね。

「2等寝台A」
シングルベッドルームです。
プライバシーが確保でき、快適にお過ごしいただけます。
ただし、壁が薄いので電子機器の音量に注意しないと、他室の方々に迷惑をかけることになります。

★2等寝台A(苫小牧ｰ八戸)‥大人7,500円～
シングルルーム・定員1名×30室

[ 客室設備 ]
シングルベッド・机・椅子・机上灯・コンセント・寝具・

「救命胴衣着用方法」
これは重要です。
よく見ておきましょう。

「船内ご案内図」
それでは、恒例の船内視察を始めましょう。

シルバープリンセスの船客区画は、第5甲板(5F)～第7甲板(7F)の3層となっております。

第5甲板(5F)です。

「エントランスホール」
乗船すると、エントランスホールが船客を迎え、案内所・売店もこちらにあります。

「シルバープリンセス基準航路」

苫小牧.21:15
↓
北海道恵山沖.0:10
↓
青森県尻屋沖.1:30
↓
八戸.4:45

苫小牧～八戸‥航海距離.242kmを7時間30分で結びます。

「船舶用公衆電話」
海上では、携帯電話がつながりにくい海域があるので、公衆電話が置かれております。

こちらは、2等船室の区画。
通路にちょっとした小上がりスペースがあります。

「2等船室」
船旅の基本とも言える大部屋の和室。
最も経済的な船室となっており、女性専用室の設定があります。

★2等船室(苫小牧ｰ八戸)‥大人5,000円～
大部屋和室:定員20名×12室

ひとりひとり仕切られた区画は指定制となっております。
毛布は別途400円です。

[ 客室設備 ]
マット・鍵付ロッカー・

「洗面室」
共用の洗面室は、シンプルで清潔です。

「トイレ」
白を基調とした、清潔なトイレです。
個室にはウォッシュレットが取り付けられています。

「G〇RO処」
時化の荒れた航海時に、重要なアイテムです。

船旅の救世主‥G〇RO袋は、トイレ付近に配備されています。

「多機能トイレ」
シルバープリンセスは、バリアフリー対応船です。

「喫煙室」
船内は、個室を含めて禁煙です。
おたばこは、コチラでお願いします。

なお、船内でのタバコの販売はありません。

「冷蔵ロッカー」
生鮮品を買っても大丈夫。
100円リターン式です。

「自販機コーナー」
船内にレストランはないので冷凍食品が主流です。

どんなものかあるのか、見てみると‥
スバゲティミートソースパスタ
チャーハン
ナムル5種ビビンバ
※上記は各650円。

カツサンド
助六寿司
熱田塩ホルモン
※上記は各550円。

焼豚おにぎり&からあげ
焼きおにぎり
フライドポテト
からあげチキン
たこ焼き
ハンバーガーセット
台湾飯
上記は各420円。

カップ麺各種‥220円

お茶/コーヒー/ジュース類‥120円～

アイスクリーム各種‥160円

～と、言ったところでしょうか。
アルコール類は案内所での販売となります。

自販機コーナーで買った冷凍食品は、専用レンジでセルフ調理できます。

熱湯ポット。
残飯処理の流しも併設。

「オートレストラン」
飲食スペースです。
出航直後は混みあっていました。

「ゲームコーナー」
スロットはどこのフェリーに乗ってもありますね。
結構、人気あるようです。

船室を見てみましょう。
画像は、シルバーフェリー公式サイトから引用しております。

「1等/和室」
お座敷の個室です。
これはノビノビと寛げますね。

★1等室(苫小牧ｰ八戸)‥大人10,000円～
※貸切料金‥定員の非利用人数 × 大人1名分の通常料金×50%となります。

和室:定員4名×5室

[客室設備]
マット・テーブル・テレビ・寝具・コンセント・
浴衣・歯ブラシセット・スリッパ・洗面所・

※1等/和室の画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

「エレベーター」
それでは、第6甲板(6F)に行ってみましょう。

第6甲板(6F)です。

「パブリックスペース」
ゆったりとした椅子が配置され、お寛ぎ頂けます。

「ベビールーム」
赤ちゃん連れに好評のベビールームを完備。
フェリーならではの設備です。

「1等/洋室」
2段ベッドの個室となっており、ご友人やカップルにおススメですね。

★1等室(苫小牧ｰ八戸)‥大人10,000円～
※貸切料金‥定員の非利用人数 × 大人1名分の通常料金×50%となります。

2段ベッド洋室:定員2名×28室

[客室設備]
2段ベッド・テーブル・椅子・テレビ・寝具・コンセント・
浴衣・歯ブラシセット・スリッパ・洗面所

※1等/洋室の画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

「1等/和洋室」
奥には団らんできるお座敷スペースがあるので、グループやご家族のご旅行に良いですね。

★1等室(苫小牧ｰ八戸)‥大人10,000円～
※貸切料金‥定員の非利用人数 × 大人1名分の通常料金×50%となります。

2段ベッド洋室:定員4名×16室

[客室設備]
2段ベッド・テーブル・座布団・テレビ・寝具・コンセント・
浴衣・歯ブラシセット・スリッパ・洗面所

※1等/和洋室の画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

「キッズルーム」
お子様が遊ぶことができ、飽きさせません。

「ペットルーム」
ケージ仕様のペットルームが10匹様分用意してあります。
利用料は無料で、予約が必要とのことです。

「1等/ペット同伴室」
ペット同伴が可能な1等室です。

★特等室(苫小牧ｰ八戸)‥大人10,000円～
※貸切料金‥定員の非利用人数 × 大人1名分の通常料金×50%となります。

2段ベッド洋室:定員2名×2室

[客室設備]
2段ベッド・テーブル・椅子・テレビ・寝具・
コンセント・浴衣・歯ブラシセット・スリッパ・
洗面所・ペットケージ

※1等/ペット同伴室の画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

「アウトデッキ」
ベンチがあって、潮風を浴びながら星空を観察できます。

小さな吹き抜け。
第7甲板(7F)から見下ろしてみます。

第7甲板(7F)です。
小さなリビングスペースがありました。

「マッサージ椅子コーナー」
運転や旅の疲れを癒すにはもってこいのマッサージ機コーナー。
船内で身体をほぐし、リラックスしましょう。

10分.300円

「浴室」
風呂に入れるのは、船旅ならでは醍醐味ですね。

さて、この先は特等室のエリアです。
私のような下級船客は入れませんので、いつものように公式サイトの画像で見てみましょう。

「特等室」
シルバープリンセス最上級船室です。
シティホテルのような船室は、ハイクラスな船旅を満喫できます。

★特等室(苫小牧ｰ八戸)‥大人12,500円～
※貸切料金‥定員の非利用人数 × 大人1名分の通常料金×50%となります。

ツイン洋室:定員2名×5室

[客室設備]
ツインベッド・浴室・トイレ・洗面台・
テレビ・寝具・コンセント・浴衣・
バスタオル・フェイスタオル・
歯ブラシセット・スリッパ・ドライヤー

※特等室の画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

さぁ、いよいよ青森県に行けますよ。
東京から船で2泊3日かけて青森に行く奴なんて、そう滅多にいるものではありません(笑)。

20:53
出航20分前です。
神聖なる儀式に参列する為、甲板に出ました。

出航の儀(単に眺めるだけ)に起立して参列する筆者。

21:15
ホーサーがビットから外されました。
定刻です。

※ホーサー‥係留用ロープ
※ビット‥係留用鉄杭

レッコー
ゴゴゴゴォー

レッコー‥出航の合図、レッツゴーの略。

巨大な船体が岸壁から離れていきます。
苫小牧～八戸 242km/7時間30分の船旅が始まりました。

暗くてわかりにくいのですが、私が先程まで乗っていた商船三井フェリー'さんふらわあだいせつ'です。
この後、深夜1:30に茨城県大洗へ向けて出航します。

さんふらわあ (商船三井さんふらわあ) 乗り物

滞在時間1時間30分だったけど‥

苫小牧よ。
さらばじゃ。

21:55
お腹すきましたね。
夕食にしましょう。
ターミナル売店で半額弁当をゲットしました。

おかずいろいろ幕の内弁当‥半額.200円
スパゲティ
コロッケ
ハンバーグ
チキンカツ
春雨野菜炒め
シューマイ
エビフライ
米朝(国産米)
ごま
梅干
タルタルソース

炒飯おにぎり‥半額.68円
カレーヌードル‥87円
アサヒスーパードライ‥250円

22:30
明日は4時起床です。
てな訳で。おやすみなさい。

4:15
おはようございます。
シルバープリンセスは、航海速力20.5ノット(約38km/h)で航行しています。
八戸の街灯りが見えてきました。

4:30
苫小牧から7時間15分。
八戸港に入港しました。

なんだか、あっと言う間ですね。

神聖なる'接岸の儀'(単に眺めるだけ)に参列する筆者。
眠い‥

接岸地点となる、八戸港フェリーターミナルが接近してきました。

ゴゴゴゴォー
狭い湾内で巨大な船体を180度回頭させております。

回頭完了。
最終の接岸体制に入りました。

あぁ、楽しい船旅が終わっちゃうよ～

ホーサーがビットにつながれました。

4:38
接岸完了。
パチパチパチ‥

4:45
名残惜しいですが、下船しましょう。

「八戸港フェリーターミナル」

楽しい船旅はアッと言う間に終わってしまいました。
青森県に上陸！

八戸港フェリーターミナル 乗り物

5:40
八戸港フェリーターミナルから八戸駅まで、路線バスで移動しましょう。
このバス、岩手県北バスからの移籍車のようです。

②南部バス:シルバーフェリー連絡.八戸駅行
八戸港.5:40→八戸駅.6:18
※運賃.500円

6:18
八戸港から38分。
八戸駅に着きました。

東京から新幹線で3時間で着くところ、フェリーで2泊3日かけて、青森県に着きました。
これから、青森県を堪能しますが、続きは次回です。

拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

つづく。

八戸駅 駅

この旅行記へのコメント （4）

• さとぴ。さん 2020/05/11 14:35:51

  2泊3日で。。

  オーヤシクタンさま、はじめまして！
  
  なぜ八戸に行くのに2回もフェリーに乗り
  2泊3日で行かれるのか興味津々で読ませて頂きました。
  鉄道とフェリーにお詳しいんですね。
  
  わたしもフェリーで函館→大間に行こうと計画してたので
  船内の様子も詳しくて参考になりました。
  つづきも読ませていただきます。
  
  satopi39

  オーヤシクタンさん からの返信 2020/05/11 19:00:34

  RE: 2泊3日で。。

  satopi39様、こんばんは。
  オーヤシクタンと申します。
  
  新幹線なら3時間で行ける八戸へフェリーで2泊3日！
  フェリーや貨客船等の定期航路の船旅が好きなんです。
  青森県をメインに旅をするのですが、苫小牧乗り換えで八戸へ向かうと言う、変態行程を組みました。
  長距離フェリーは、のんびり寝られますし、大浴場もあるので時化で揺れなければ、最高の乗り物です。
  今回の旅では、青森→函館→大間と言うフェリーでの行程も組みました。
  大間は青森県なのに、函館からフェリーで行く方が時間的にロスが少なくて便利です。
  私が乗った時、ツアーの団体客も乗船されており、船は結構混雑していました。
  コロナが早く収束して、大間に行かれるといいですね。
  
  コメントを頂きましてありがとうございました。
  このように、乗り物に乗ってばかりと、温泉や登山など拙い旅行記ばかりでございますが、ご覧頂けましたら幸いです。
  今後もよろしくお願い申しあげます。
  
  オーヤシクタン。

• 長崎マリーンズさん 2020/03/14 15:18:56

  まさかの・・・

  オーヤシクタン様
  
  こんにちは、長崎マリーンズです
  前回の旅行記のコメントの返信ですが、当社はAT車の保有が1台の為
  参考になりません笑ただ土地柄三菱車が７割を占めます（他３割は日野）
  なお、今度上高地に行くのはお客様が乗務員を指名しておりその方の担当者は日野
  製です。日野製はハンドル操作とクラッチ操作に癖があるそうですがどうなんでしょうか・・・
  
  さて、前回苫小牧に到着し、日高本線の駅まで歩いてそこから列車の旅では
  と勝手に予想をしていましたが見事に裏切られました笑
  
  シルバーフェリーもオートレストランですが・・・確かにたまに無性に
  ニチレイの自販機で売っているたこ焼やフライドポテトが食べたくなります
  
  それにしても八戸到着も早朝ですね、、次回からの青森の旅期待しております
  
  長崎マリーンズ

  オーヤシクタンさん からの返信 2020/03/14 18:18:33

  Re: まさかの・・・

  長崎マリーンズ様、こんばんは。
  オーヤシクタンでございます。
  
  日野車は三菱車と比べると、ハンドルのキレが良いので、小回りがきく一方、バスのお尻を振るので、ガードレールやポールなどと車体の間隔を開けないとぶつけます。
  クラッチ操作については、昔はかなり癖がありましたね。
  
  
  
  さて、今回は青森県が目的地なので、北海道に上陸したと思いきや、そのまま、シルバーフェリーに乗り継いで八戸に向かいました。
  こんな事するのは、他にはいないですよね。
  シルバーフェリーもオートレストランです。
  ニチレイの自販機で売っているたこ焼やフライドポテト、たまに食べると美味しいんです。
  やっと、青森県に入りました。
  次回以降もご覧頂けたら、幸いです。
  ありがとうございました。
  
  オーヤシクタン。