「ね、なぜ旅に出るの？」<br />「行きたいからさ♪」<br /><br />2年ほど前、「太宰治の『津軽』を読んで、津軽を旅してみたくなりました」ってな感じで旅行記書きたいな～と思い付き（この時点で何か間違えてる）、メルカリでもらったポイントで『津軽』を買ってみたものの、なぜか全然読み進まず・・・4回ぐらい挫折して放置しておりました。『人間失格』だけはものすごく好きで本も持ってるけど、それ以外は教科書の『走れメロス』ぐらいしか読んだことなくて、特に太宰のファンでもなんでもなかったわ・・・<br />ってことで、「酸ヶ湯温泉に入ってみたい」「八甲田ホテルに泊まりたい」「おいしいもんいっぱい食べたい」「ちょっとだけ太宰を感じたい」という単なる欲望に従って、冬の津軽を旅してみました。<br /><br />この旅行記は、「津軽鉄道・太宰治ゆかりの地を訪ねる編」からの続きで、平川の南田温泉宿泊と弘前の街歩きの様子です。<br /><br />＜旅程＞<br />1日目　伊丹で前泊<br />2日目　青森市内～酸ヶ湯温泉～八甲田ホテル泊<br />3日目　津軽鉄道で太宰を訪ねる～南田温泉泊<br />4日目　弘前散歩

グルメに温泉♪ちょっぴり太宰☆欲張り津軽旅　南田温泉宿泊・弘前お散歩編

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2020/02/16 - 2020/02/17

38位(同エリア1409件中)

エリア

弘前(青森)

同行者: 友人

交通手段: 高速・路線バス JALグループ

旅行の手配内容: 個別手配

この旅行記は、『グルメに温泉♪ちょっぴり太宰☆欲張り津軽旅　津軽鉄道・太宰治ゆかりの地を訪ねる編』からの続きです。
https://4travel.jp/travelogue/11602156
＜旅行3日目＞
JR五能線　五所川原　16：46　→　弘前　17：35
17時40分発、弘前駅からお宿の送迎バスで今夜のお宿にやってきました。

津軽のお宿　南田温泉ホテルアップルランド
http://www.apple-land.co.jp/
普段なら団体客が多そうな大型旅館ですが、この日は外国人客も見当たらず、静かな感じでした。
そして、津軽フリーパスを見せれば夕食時にりんごジュースを1本いただけるということを知ったのは、この旅行記を書いている時だった・・・(*'ω'*)
早速お部屋へ。
一番新しい「花館」のお部屋を予約していました。広々とした和室です。
お宿からのプレゼントのりんご。しかし、夕食時にちょっとしたハプニングがあり、このりんご、そしてお風呂上りに飲もうと冷やしておいたレモンチューハイの存在をすっかり忘れていたことに気づいたのは、帰りの送迎バスの中でした（爆）
夕食を遅めにして先にお風呂へ。アップルランド名物「りんご風呂」です。大浴場はちょっと健康ランドみたいな雰囲気だったけど、食事時のせいかほぼ貸切状態で楽しめました♪（写真はHPより拝借）
お腹をすかせて夕食へ・・・「こちらをご用意しております。」と案内されたところは・・・
えーーーーーーーーーっ！！！2人だけなのに広間にポツーンとセットされたテーブル（爆）
なんか罰ゲームみたいです( *´艸｀)
気を取り直してお風呂上りのビールで乾杯。口コミを見るとほとんどの方がハーフバイキングの食事をされている感じだったので、グレードアップした和食膳もそんなに期待していなかったのですが、これがうれしい誤算でお料理が美味しかったのです♪
前菜では八戸烏賊塩辛、県産蒸しほや、県産熟成黒にんにく、お造りでは陸奥湾帆立貝、県魚の平目などが青森県の食材で、特にホタテは肉厚でムッチリしてて美味しかったわ～♪
地酒の飲み比べも、なみなみとついでくれるのがうれしいね( *´艸｀)

青森県産黒毛和種　ひらかわ牛しゃぶしゃぶ
昨日のステーキも美味しかったけど、このしゃぶしゃぶもお肉がやわらかくてあっさりしてて、美味でございました～ポン酢の味も好みだったし。
県産きんきん一夜干しも身がしっとりしていたし～、林檎の冷製スープは唐突な感じだったけど、五所川原名産のつくね芋、青森県産つがるロマンの蛸の釜飯、デザートの焼き林檎までボリューム満点で美味しくいただきました。

再度ゆっくりお風呂に入っておやすみなさい。
＜旅行4日目＞
おはようございます。最終日の朝です。窓の外を見てびっくり。夜は暗くてわからなかったけど、ででーんと「りんご大観音像」が立っておりました( ﾟДﾟ)
めーっちゃ遠くてびっくりした「満天の風呂」で朝風呂に入って朝食をいただきました。朝食会場にはク○ツーの団体さんがおられました。
品数は少なめだったけど、雪人参のスープとか「のれそれ丼」とかで青森県産の食材をいただきました。今日のランチは弘前フレンチだから朝は軽めで。
雨やんでくれるかな～？9時発の送迎バスでJR弘前駅へ。往復ともに送迎バスは貸切状態でした。
弘前駅のコインロッカーに荷物を預けて、バス待ちです。今日もバスで「津軽フリーパス」を使いますよ。
りんごのポスト、かわいいね♪
弘前駅からバスに乗り、降り立ったのは弘前市りんご公園。
約9.7haの敷地に、80種、約2,300本のりんごが植えられています。

来る途中、バスの車窓からレトロな建物「一戸時計店」、「旧弘前無尽社屋（三上ビル）」を眺めました。
岩木山には雲がかかってるね～てか、こんだけ晴れてくれただけでもありがたし。
「りんごの家」でNさんがお土産を買いました。りんごも売ってたけど、京都までの送料がね・・・

逆光ですが、「リンゴ追分」の歌碑です。センサーで歌が流れました。
爽やかな雪景色です！
ここにもありました。
5月～7月には農業体験、8月～11月にはりんご収穫体験ができます。バスが1時間に1本しかないので、さくっと帰ります。
弘前駅に戻ってきました。反対側の城東口から出て、ランチのお店に歩いていきます。
シェアンジュ
http://www.chezange.net/

弘前には似たようなテイストのカジュアルフレンチが沢山あるようですが、一軒家レストランのこちらでランチをいただくことにします。青森に着いた瞬間人がいないと思ったし、開店直後だったので、予約なしでふらりと訪れました。
明るくかわいらしい雰囲気の店内です。サービスの女の子が非常に素朴で初々しい感じでした(*^-^*)
お肉もお魚もいただけるシェフおまかせフルコースランチ（3,500円税抜）。
ボリュームたっぷりで美味しくいただきました。
デザートの弘前ミ・キュイ（津軽限定りんご栄黄雅を使用した濃厚なチーズケーキ）がとっても好みでした。
またまたバスに乗ってやってきたのは市役所前です。お昼をたっぷりいただいたので歩かなくてはいけません。藤田記念庭園の洋館をのぞいてみましょう。
ここは、大正浪漫喫茶室というカフェになっているようですね。

お天気が良いので弘前城天守も見ておきましょうか。
弘前公園
https://www.hirosakipark.jp/

追手門から入ります。
お堀が凍っています。
桜の時期に来たいですね～。
人がいていい感じに撮れず。でも、誰もいないレベルとも言える（笑）
南内門でしょうか？
二の丸大枝垂れ　大正3年（1914)植栽
なーんかさえない見え方だと思ったら、石垣修理のために天守が移動しているんですよね。元の姿が見られるのは2021年度とのこと。
ちょこりーんと地面に置かれている天守。
帰りの空港で見たパネルの写真。

やっぱりお城って石垣とセットなのね～けど、青空をバックに雪の上にたたずむ天守もまあこれはこれで良し。あ、岩木山をバックに撮るの忘れてたわ～
桜の時期は恐ろしい数の人が来るんだろうけど、びっくりするぐらい人がいない弘前公園でした。
Ｎさんは洋館めぐりに興味のない人なので、アップルパイを買いに行くついでに通るところを見ておきます。教会と旅館とライオンズマンションの組み合わせがなんだかシュール。
日本キリスト教団弘前教会
1906（明治39）年に建てられた東北最古のプロテスタントの教会です。双塔のゴシック風様式が特徴。
カトリック弘前教会
1910（明治43）年に建てられたロマネスク様式の木造建築。
見学自由とあったので、ちょいとお邪魔しまーす。
素朴な雰囲気のステンドグラス。
祭壇はアムステルダムの聖トマス教会から譲り受けたゴシック様式のもの。お祈りするところは畳敷きです！
岩木山、りんご、津軽三味線などをモチーフにしたステンドグラスがあるとのことだけど、ちゃんと撮れているのがなかったわ～
和テイストなマリア様？

この後はそれぞれが気になっていたお店にアップルパイを買いに行きます。実はアップルパイってそんなに好きでもないんだけど、これだけアップルパイ推しだからちょっとは買ってみようと思って。

弘前アップルパイガイドマップ
https://www.hirosaki-kanko.or.jp/mediafile/pdf/CNT00405251319524330_1_pdf.pdf

タルトタタンガイドマップ
https://www.hirosaki-kanko.or.jp/individual/tartetatin/Tartetatin.pdf

パティスリール・ショコラ
http://le-chocolat.sakura.ne.jp/

こちらはpacorinがチェックしていたお店で、アップルパイというよりタルトタタン、その名も「津軽平野」が絶対好みの感じだと思い、買いに行きました。大きめカットのふじりんごがどーんとのっかって、タルト生地も分厚めでボリューム満点。庶民的なお味がまさにpacorin好みでした。近くにお店があればしょっちゅう買いに行くのに～
こちらは同じくル・ショコラのアップルパイ。紅玉を使ったサクサクした感じのパイでした。
ル・キャッスル・ファクトリー
http://www.newcastle.co.jp/restaurant/factory.html

ホテルニューキャッスル弘前のスイーツ＆ベーカリー。こちらはＮさんがチェックしたいたアップルパイです。ビジュアルがいい感じ。青森県産ふじ使用。

やっぱりpacorinはアップルパイよりタルトタタンが一番好きでした☆

ホテルニューキャッスル前のバス停からバスに乗って弘前駅に戻り、最後のお土産を買いました。
弘前駅　16：16　→　青森空港　17：10
青森　18：05　JAL2158　伊丹　19：55

帰りもミニオンジェット２で。搭乗証明シールをもらいました。もちろん都道府県スタンプも♪先日の隠岐に引き続き、マスク姿のCAさんも見慣れてしまいました。
着陸前に夜景モードの練習を。
最近伊丹に到着するとバス移動だからめんどいな～と思っていたけど、客室乗務員さんがタラップの下で、バスが見えなくなるまで見送ってくれているのを見て「さすがJALだわ～」と感心しました。
さち福やCafé
空港でサクッと夜ゴハン。チキン南蛮定食を注文したら、唐揚げに甘酢をかけてタルタルソースを大量に添えたものが出てきた・・・。やっぱチキン南蛮は宮崎で食べないとだね。

空港リムジンバスが早く京都に着いてくれたおかげで、タイミングよく電車に乗りつぎ、思ったより早く家に帰れたのでした♪
今回はグルメも温泉も楽しみ、なんちゃって太宰ファンになって『津軽』の世界を味わうことがでたし、フォートラの地図も塗りつぶせて大満足な旅でした♪
今度行く時は下北半島側の恐山とか寒立馬に会いに行きたいな～と思います。
お土産はそんなに買ってないけど、素朴な味わいの手焼きせんべいが意外に美味しかったです。　小山せんべい　http://www.oyamasenbei.com/
「激にぼ」のラーメンも次の日早速いただきましたが、にぼしのきいたスープが本格的な感じで美味しかった☆

こんな感じで津軽旅はおしまいです。では、失敬。