みちのくひとり旅　～乳頭温泉でのんびり＆まったり～

2013/08/30 - 2013/08/31

ANAのマイルの期限が切れ始めるからどっか行かなきゃ～

国内一人旅は10年前の北海道が寂しすぎて以来避けてるし、東京は去年JALの特典で行ったばかりで技がないし…

迷った挙句、国内一人旅に再度挑戦。
今回は寂しくならないように1泊2日にして、行き先は一度も足を踏み入れたことのない県→秋田 or 高知 or 大分
せっかくだし涼しいほうがいいな→秋田
伊丹から飛んでいるのは→秋田空港のみ
そこから行けそうなのは→乳頭温泉＆角館

ということで、未踏の地、秋田県でのんびりしてきました。
こちらは乳頭温泉郷の様子です。

＜日程＞

1日目　伊丹空港→秋田空港　（乳頭温泉郷泊）
2日目　角館観光
　　　　 秋田空港→伊丹空港

エリア 田沢湖・乳頭温泉郷(秋田)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

伊丹 8:50 ANA1651

初めての場所へ行くのって、国内でも海外でもわくわくします♪

えっ！？予想外のプロペラ機にちょっと驚きました。

90分ほどで秋田空港へ到着～。

朝から蒸し暑かった京都に比べ、断然涼しい！
これだけで来てよかったと思いました（笑）

空港から乳頭温泉へは乗り合いのエアポートライナーを予約していました。
飛行機の時間に合わせて運行しているようです。

5分ほど走るともう田園風景が広がります。
さすが米どころ。収穫間近の稲穂がおじぎをしています。

途中、角館、田沢湖駅、田沢湖畔で人が降りていき、最後まで乗っていたのは私1人でした。

田沢湖畔で一瞬車から降りて、田沢湖をパチリ。
雨が降ったりやんだりしていましたが、この時は一瞬晴れ間になって青い湖が少し見えました。

空港から1時間程度で乳頭温泉郷へ到着。

お昼を食べることができるのは、休暇村と妙乃湯と鶴の湯の3か所ということは調べてあったので、宿泊する妙乃湯と後から行こうと思ってる鶴の湯をはずして休暇村でランチタイム。

この休暇村はわりと新しいそうで、湯めぐり号の運転手さんがきれいでおすすめのお風呂だと言ってました。

八幡平ポークのカツカレーをいただきました。

カツの衣が想像と違ったけど、お肉はかなり分厚くて食べ応えありました。
残念だったのはカレーがぬるかった（！）こと。
言おうかと思ったけど、面倒だしそのままいただきました。

ちなみに食事をしているのは湯めぐり客らしき人より、道路の工事関係者らしき人の方が多かったです。

お昼を食べたら本日のお宿、妙乃湯へ歩いていきます。
ブナ林がいい感じ〜

5分ほどで建物が見えてきました。

到着～♪

なかなか良い感じの玄関で、期待が高まります。

チェックインは14時～で予約していましたが、13時前に着いたので荷物を預けて鶴の湯へ行くことに。

乳頭温泉郷の宿泊者だけが購入できる「湯めぐり帖」というものがあり、宿泊している宿以外の6軒をまわれます。

わたしは鶴の湯だけに行きたかったので湯めぐりバスに乗れる「湯めぐり帖ライト」を500円で購入。

バスは時間が決まっていて、お迎えは13時46分だったので、それまでお茶をいただいたり、荷物整理をしたり、お宿のお風呂をチェックしたりしていました。

バスに乗り、妙乃湯から20分位で鶴の湯に到着。

ついにキター！これぞ秘湯って感じのロケーション。
すんごい山の中！

鶴の湯温泉は元禄元年(1688)頃から秋田藩の湯治場として開け、乳頭温泉郷最古の宿なんだそうです。

築100年以上の茅葺屋根の本陣は、宿泊棟となっています。
実は最初、ここに泊ろうと思って電話したんだけど、人気の宿ですでに満室だったのです。
皆さん早くから予約されているんですね〜

本陣のお部屋を横目に見ながら、奥に進み・・・

フロントで立ち寄り入浴料の500円を払います。

さあ、いよいよご入浴～
すごい雰囲気やわ～硫黄の臭いもしています。

日帰り入浴は15時までで、わたしは14時過ぎに到着、ちょうど帰っていく人が多くて、すいてそうな感じです♪

鶴の湯は敷地内に泉質の異なる4つの源泉が湧いています。

まずは黒湯。子宝の湯とよばれているそうです。
泉質はナトリウム塩化物・炭酸水素泉

ここから女性専用の露天風呂にもいきました。
誰もいなくて貸し切り状態♪
外は暑くないし、お湯もそんなに高温じゃない感じなのに、ちょっと入っただけでものすごくあったまりました。

続いて中の湯。眼っこの湯とよばれ、眼の疲れを癒すそうです。
泉質は含重層・食塩硫化水素泉

中の湯には女性専用露天風呂もあります。
さっきの露店風呂に比べると随分小さいです。

その横には滝の湯があります。
打たせ湯効果で血行をよくするそう。
泉質は含硫黄ナトリウム塩化物・炭酸水素泉

ここの裏から一番有名な混浴露天風呂につながっています。
バスタオル等禁止ですが、乳白色のお湯なので、メンバーとタイミングによっては女性でも入れそう。。。

と思って、そ〜っとのぞいてみると、いきなり男子のお尻が目に飛び込んできて断念。
女性０、男性７−８名の中に入っていく勇気はありませんでした。

最後は白湯。美人の湯とされ、もっとも湯量が豊富なんだそう。
泉質は含硫黄ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水素泉

服を脱いだり着たりで忙しかったけど、どのお湯もほぼ貸し切り状態で満喫できました。
わたし的には最初に入った広い露天風呂が良かったかな?♪

あちらは東本陣、宿泊者専用の内湯です。

すっかりあったまって喉がかわいたので、秘湯ビールをいただきました。
「日本秘湯を守る会」 の限定醸造のビールで、会員の秘湯だけで販売されているんだそうです。

わたしはビール党ではないのでよくわからないけど、しっかり麦の味！って感じでした。

帰りのバスは16時で時間があったので、辺りを散歩してみます。

鶴の湯神社だって～

こんな感じでした～

グリーンに癒されますね。

ちなみにここ、イ・ビョンホン主演の韓国ドラマ「IRIS」のロケ地だったそうです。

2009年3月に3週間ほど秋田で撮影が行われたんだそう。
韓流に興味がないので見たことないけど…。

ツアールの森という散策路があったので行ってみます。

入口付近の水車小屋から入っていきます。

ウッドチップが敷かれた歩きやすいコースです。

雨上がりで水を含んでいて靴が汚れましたが、コンディションが良ければ素敵なトレッキングが楽しめそうです。
歩いて湯めぐりをすることもできるのです。

木漏れ日・・・

全部歩いてみたいところですが、バスの時間なので引き返します。
少しですが、森林浴を楽しむことができました♪

帰りのバスはわたし1人だったので、運転手さんが色々話してくれて良かったです。

お宿に戻っていよいよお部屋へ。

渓流沿いの桜館を予約していました。
お部屋の名前は桜草。
ドアをあけるとこんな感じ。

1人なので超広びろ～♪

テレビもちゃんとありました。

ちなみに鶴の湯には部屋にテレビがないのです。
そういうのもたまには良いけど、1人だったらやっぱり退屈になりそうなので、あってよかった。
退屈しのぎ用の本も持ってきてたけど、雑誌も何冊か部屋に置いてあったし、宿で読むことはありませんでした。

窓の眺めはこんな感じ。
先達川が流れています。

コンパクトな洗面台。

そーいえば！さっきの鶴の湯で、うっかりシルバーアクセをつけたままお湯に入って、真っ黒に変色しちゃったんですよね～
元に戻す方法をスマホで調べてみたら2つのやり方が載っていました。

1．口紅をティッシュにつけて磨く→早速やってみたら確かに銀色に♪

2. 熱湯に塩を溶かし、アルミホイルを底にしいて浸す→家に帰ってからやってみたら、おもしろいぐらいソッコーで元どおりに♪ピカピカになりました。

お宿のお風呂が20時で男女入れ替わりになるので、夕食前に入りにいきました。
乳頭温泉のお宿はそれぞれが独自に源泉をもっていて、全部で10種類以上のお湯が楽しめます。

妙乃湯には2つの源泉があり、こちらはにごった色の「金の湯」です。
泉質はマグネシウム・カルシウム硫酸塩泉。
有馬温泉の金泉よりは薄い感じだけど、しっとりしたお湯でした。

先達川を見下ろしながら入れる混浴露天風呂もありました。

こちらは無色透明な「銀の湯」、単純泉でさらっとしています。

お宿のお風呂もすいてて、ほぼ貸切状態。
極楽、極楽〜♪

そしてお待ちかねの夕食タイム☆
一人だったので贅沢にお部屋食をリクエスト（要手数料でした）

女将が書かれた封筒の中におしながきが入っています。
へ〜山の幸、川の幸って感じ？あっさりしてそうなメニューです。

セッティング完了〜いただきまーす♪

涼しげな前菜。

ビールはお風呂上りに飲んだし、これは日本酒いくしかないでしょう！（笑）

ってことで、「妙乃湯」という名前の大吟醸をいただきます。

はぁ～美味しいわ～♪

先付けの「みずの実」

へぇ～?こんなの食べたことないかも。
シャリシャリした歯ごたえで美味しい～

ここで突然岩魚登場。

元気に泳ぎ回る岩魚を桶に入れて見せてくれました。
目の前を流れる先達川の下流にいるんだそうです。
後ほど姿を変えて登場します。

稲庭うどん

紅鱒と岩魚のお造り

あっさりしてて美味

そして岩魚の塩焼き

岩魚って普段食べることがないんだけど、こんなに美味しいんだ〜
淡白でクセもないし、川魚苦手な人でもいけそうです。

焼き茄子と鰻

お酒がすすむ～

途中、同じ日程で旅行に出かけている親とお互いの様子を電話で報告。
「湯めぐりを楽しんで、お酒のみながら美味しくごはんをいただいております♪」

きりたんぽ鍋

おだしが関西と違って東北テイストです。

じゅんさいの酢の物

秋田ってじゅんさいの生産量が日本一なんですってね。
ちゅるちゅる～っといただきました。

きのこたっぷりのきのこ汁（写真撮り忘れ）も出てきて、もうお腹いっぱい！

最後に出てきた「あきたこまち」がとっても美味しかったのですが、少ししか食べられませんでした。
「いぶりがっこ」のお漬物も美味しかったです。
わたしってスモークしたものが好きみたいです。

デザートのメロンまで完食して、ごちそうさまでした〜
なんとなく東北だし…ってことであんまりごはんは期待してなかったけど（失礼）、とっても美味しくいただきました。

21時半から貸切露天風呂を予約していたので、入れ替わった後のお風呂と露天風呂を楽しみ（お風呂は23時まででした）、だらだらまったりしながら就寝。

翌朝。ショートスリーパーなわたしは短時間で熟睡、目覚めたら朝風呂♪
（朝は5時からやってました。）

残念ながら朝からけっこうな雨が降っていて、露天風呂には入れませんでした。

朝食は食事処でいただきます。

川を眺められる、端っこの席を準備してくれていました。

普段はパン派のわたしも、ごはんの美味しさにおかわりして食べてしまいました。

鮎と紅鱒の一夜干しが美味しかったです。

納豆の薬味にとんぶりって変わってるな〜

食後のコーヒーもいただいて、満腹、満腹。
一人でも快適に滞在できました。

帰りは田沢湖駅までの路線バスに乗ります。
チェックアウトが10時、路線バスが9時55分なのでチェックアウトが重なることを見越して早めに部屋を出ました。

バスからは途中、田沢湖を見下ろせるところがあったりして、車窓を楽しみつつ50分ほどで田沢湖駅へ到着。

何かのイベントをやっているようです。

へぇ〜田沢湖駅開業90周年イベントだって。

駅に入ってみると、赤い傘があり…

冷たいお抹茶とお菓子をふるまってくれました♪
こしあんを固めたようなお菓子でした。

駅の2階はIRISミュージアムになっています。

角館行きの路線バスへの乗り継ぎ時間が40分あったので、見てみることに。

そういや、湯めぐり号の運転手さんが「キム・テヒきれいだったよ〜」って言ってたな〜

イ・ビョンホンのおっかけの方々の数がすごかったそうです。

JRは使ってないけど、記念スタンプを押してみた。

イベントとミュージアムのおかげでちょうど良い待ち時間が過ごせました。
それではバスに乗って角館へ向かいます。

角館散策編に続く。
http://4travel.jp/traveler/pacorin217/album/10808530/

この旅行記へのコメント （4）

• ねもさん 2019/06/26 21:20:37

  プロペラ機！

  pacorinさん　あちらへのご返信ありがとうございます。
  私もプロペラ機には驚きました。いやぁプロペラ機に乗ったのは何年ぶりでしょうか……　2002年のコペンハーゲン―トゥルク以来!?
  妙乃湯はお泊りもこんなにgoodなのですね。お湯も気持ち良かったですが、立寄り入浴だけの私たちのために、番頭さんが傘さしかけて見送ってくれたのには感激しました。

  pacorinさん からの返信 2019/06/28 11:09:18

  Re: プロペラ機！

  ねもさん、こんにちは
  
  お花いっぱいの秋田駒ヶ岳、良い登山でしたね♪
  その帰りに乳頭温泉へ立ち寄りとは、バッチリな組み合わせ(*^_^*)
  妙乃湯さんはおひとりさまでも快適に過ごすことができ、とても良いお宿でした。番頭さんの心遣いもうれしいですよね。
  わたしが行った時は田沢湖に立ち寄る時間がなかったのですが、お魚がたくさんいて、ブルーがきれいな湖ですね。
  
  プロペラ機、インパクトありますよね（笑）
  
  pacorin

• 天女の羽衣さん 2019/04/06 20:38:47

  やはり行こう！って思いました。

  はじめまして。
  今年、行ってみたい場所を検索していてたどり着きました。
  内容を拝見して、旅行プランの参考になりました。見ていたらワクワクして、やっぱり今年行っちゃおう！と決めました。
  新緑の時期も素敵ですね！
  

  pacorinさん からの返信 2019/04/08 10:31:30

  Re: やはり行こう！って思いました。

  天女の羽衣さん　はじめまして
  
  「みちのくひとり旅」の旅行記にご投票＆コメント頂きありがとうございます。自分の書いた旅行記が、旅のきっかけや参考に少しでもなればとてもうれしく思います。季節によってそれぞれの良さがあると思いますので、ぜひお出かけしてみてください♪
  
  pacorin