2019/08/07 - 2019/08/08
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さっとん姉さん
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初めてのロイコーへの旅を終えた私は、ミャンマーの定番観光スポットである二つの古都マンダレーとバガンを続けて訪れた。
ミャンマーに通算で10泊して、ぼちぼちミャンマーという国に慣れて来た頃がこの旅の始まりである。
そこそこ凌ぎやすかったマンダレーに比べ、四泊したバガンでは酷暑に苦しめられた。滞在二日目と三日目にタクシーをチャーターして定番のスポットを観光したものの、手応えは物足りなかった。
【旅のスケジュール】
バンコク
↓
ヤンゴン
↓
ロイコー
↓
ヤンゴン
↓
マンダレー
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バガン ~この旅行記~
↓
ヤンゴン
↓
バンコク
(2020.01.26暫定版)
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【08月07日(水)、マンダレーからバガンへミニバスで移動。】
マンダレーのホテルにて、夜中の午前01時台に目を覚ます。
以来ずっと起きている。今日のマンダレーからバガンへのバスでの移動には5時間くらいかかるとのことなので(昨日のタクシーのドライバー氏による)、睡眠不足を補うのに好都合かもしれない。
06時30分から朝食。
すでに大陸の国の方々の集団がレストランの大半を占拠している。コーヒー用に置かれている大き目のミルク入れが空になっていたため、ミルク無しでミャンマーの苦いコーヒーを飲まなければならない。
その場で自分で作るモヒンガー(麺は茹でてある)が美味しい。今朝は食事中の停電は一度もなかった。
バガン行きのミニバスが私をホテルにピックアップに来る予定の10:00まで余裕がある。のんびりパッキングする。
09時30分に1階に下り、チェックアウトの手続きをする。
レセプションの女性スタッフが気を利かせてミネラルウォーターのペットボトルを1本渡してくれる。ミニバスのピックアップにも留意してくれているのが見て取れる。 -
10時00分きっかりにバスが来る。道路の反対側に停車した。
ホテルのスタッフの前で男性車掌に10,000チャットを支払う。確か予約時は7,000チャットのはずだったのに。
しかも、私がバガンで宿泊するホテルには行ってくれないという。ニャウンウーのバス・ステーションからタクシーに乗りなさい、とのこと。
それでもこのミニバスがマンダレーからバガンまでの最も安価な交通手段なので、文句は言うまい。
車掌がスーツケースを運んでくれる。すぐに乗車。 -
すでに半分以上の座席が埋まっている。進行方向右側の一人シートだった。シートがかなり小さい。
10時01分に発車。ネットの最新口コミと違い、そんなにボロくはない。
10時29分、マンダレー市街地での最後の乗客を乗せ、速度が上がる。
しばらく進んでからすでに満車状態のところへミャンマー人の親子3人が乗り込み、通路に補助椅子代わりの小さなプラスチック製の椅子(東南アジアでよく見かけるタイプ)を置いて座る。 -
バスはマンダレー市街地を出てから、かなり激しい上下左右の揺れを繰り返す。
中国人の3人家族の小さい女の子がゲホゲホやっている。大人の中にもエチケット袋が必要になった人がいたみたいである。
12時30分GSでの給油中に5分間の休憩。私もトイレへダッシュする。
朝のマンダレーは曇っていたが、目的地バガンに近づくにつれて晴れて来る。かなり暑い。
12時51分、専用の休憩施設で13時32分まで約40分間の休憩。
缶のゼロ・コークの値段が1本1,500チャットである。マンダレーのコンビニの缶ビールより高い。バス会社とつるんで儲けているのが見え見えである。 -
14時35分、ニャウンウーの中心部から少し離れたバス・ステーションに到着した。
ここで乗客全員が降ろされた。数年前の口コミにあった、ホテルからホテルまでというサービスは廃止したのだろうか。
すぐにタクシーの運転手が声をかけてくる。ホテル名を告げると料金は10,000チャット(約740円)だと言う。マンダレーから乗って来たミニバスに支払ったのと同額である。
Google Mapを見るともう少し安くても良さそうだが、早くホテルに着きたい気持ちもあり、言い値を受け入れた。
途中チェックポイントがあり、日本語ガイドブックに記載されている通り、バガンの入域料25,000チャット(約1,810円)を徴収され、顔写真を撮られた。
渡された紙片(上の写真。5日間有効のチケット。)のバーコードと照合して本人確認をするようだ。
カンボジアのシェムリアップを観光した際のアンコール・パスを思い出す。あちらは3日間有効で62ドル(約7,000円)もした。
同じ世界三大仏教遺産(もう一箇所はインドネシアのボロブドゥール遺跡)ではあるが、カンボジアよりもミャンマーの方が良心的な感じがする。 -
☆☆☆ズフリティ・ホテルのロビー。☆☆☆
14時50分にホテルに到着し、すぐにチェックインする。
口コミにあった通りのリゾート感のある造りである。出迎えたレセプションのスタッフは、なぜか男性ばかり(女性スタッフもいる)。とても感じがいい。 -
☆☆☆部屋は清潔で明るい。☆☆☆
旅装を解き、シャワーを浴びて寛ぐ。
明日のタクシーをチャーターしての観光の細部を計画し、夕食に出かける際にレセプションのスタッフにタクシーの予約を依頼した。
料金も提示してもらった。ホテルのすぐ隣にも観光タクシーのアレンジをします、と言う看板を出している店がある。
しかし、安全性等を考慮し、多少割高であってもここミャンマーでは宿泊しているホテルにタクシーの手配を依頼するのが最善と考えた。 -
夕食は、有名店ではなく近場で済ますことにした。A Little Bit of Baganと言う店が欧米人でにぎわっているので入ってみた。
川海老のカレーが実に美味だった。
帰り道に売店は1軒のみ。(実は他にもホテル周辺に店があった。)アルコールを置いていない。久々に健全な夜を過ごせそうである。
【08月07日(水)、了】 -
☆☆☆ホテルのレストラン。隣の大きな建物のルーフトップにある(この写真の奥)。☆☆☆
【08月08日(木)、バガン2日目。インパクト大のポッパ山。】
午前03時台に起床した。
06時30分から朝食へ。自分が宿泊している建物の隣にある建物(ニ階建ての客室棟)の屋上がレストランになっている。開放的で心地よい。
自分の少し後に欧米人の若い女性二人が来ただけ。オフシーズンなので、宿泊客は少ないのかもしれない。 -
07時30分、今日の観光に出かける前に、昨日見つけておいた洗濯屋へ衣類を出しに行く。
テキパキしたオバちゃん。ホテルから歩いて5分くらい。
ここも従量制で2,200チャット(約163円)支払う。今日の夕方5時の仕上がりは有り難い。Tシャツとポロシャツが2枚ずつ、下着1枚、靴下2足。 -
☆☆☆ポッパ山にて。中央の白い車が二日間チャーターしたタクシー。後ろに立っているのがMr.チョウジー。☆☆☆
一旦部屋に戻り、約束の10分前にレセプションへ行くと、スタッフに声をかけられた。
今日のプライベート・ツアーの男性ドライバーMr.チョウジーが現れ、互いに挨拶する。
08時23分に出発。白の中古トヨタ車。多分、マークXだろう。 -
09時35分、ポッパ山の山頂近くの駐車場に到着した。
途中給油したものの、ホテルを出てからほぼ1時間かかった。
※厳密にはポッパ山は標高1,518mの山。私を含め観光客が訪れるのは、その麓にあるタウン・カラッと呼ばれる岩峰である(上の地図参照)。以下、この旅行記では便宜上タウン・カラッをポッパ山と呼ぶことにする。
ポッパ山の少し手前の道路脇には、数多くの物乞いの人々が立っていた。老若男女、村人総出かと思うくらいの人数である。
ミャンマーに来て初めて見る光景だった。この国の実情が垣間見える。 -
駐車場に着く少し手前の場所から見たポッパ山(タウン・カラッ)。
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車内の冷房がきつく、トイレが近くなる。ドライバーさんに有料トイレの場所の手前まで案内してもらう(上の写真)。
自分一人では見つけるのは容易ではない奥の方にあった。 -
山頂へ至る階段の登り口の手前から土産物屋などがびっしりと立ち並んでいる。
噂通り野生の猿たちがいる。かなり数が多い。さほど狂暴ではない。人間とうまく共存しているようだ。
付近に野犬がけっこういたが、生きることへの執着は猿たちの方が断然強く、食べ物を絶えず狙っている。 -
09時50分から登り始める(上の写真が登り口)。
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少し登ると山頂が見える場所(屋根がない)に出る。
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途中、ナッ神の人形が飾られている部屋の前を通る。
※ナッ神とは、バガン王朝が国民支配のツールとして仏教を取り入れるまで、ミャンマーで広く信仰されていた多神教の土着信仰の神々のこと。 -
上に行くにつれてかなり涼しくなる。急な階段やハシゴ状のステップもある。
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階段の傾斜は上部行くほどきつくなる。
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外側から見るときつさがよく分かる。
屋根付きの階段に猿が入ると、係員が大声で威嚇し、時には猿撃退用のパチンコも使う。 -
あと一息で頂上へ。
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山頂のすぐ下にゴールデンロックのレプリカが。
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☆☆☆山頂に建っている建物内の様子。☆☆☆
何とか無事に頂上に到着した。 -
仏様にお札を貼って願をかけるのであろう。
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派手な仏様には人民元も貼られている。
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ナッ神信仰の聖人かな。
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山頂に建っている仏塔。
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ちゃんとした?仏様も安置されている。
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山頂から外界を眺める。
絶景が広がるが、惜しいことに曇り空である。 -
この時の天気はいまいちだった。
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山頂にも猿が入り込んでいる。
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ここの猿たちは大人しい。
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この写真の手前右の方向にある場所で車から降りた。
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日本人が寄付したことを示すプレートが山頂にあった。
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階段を下りて駐車場所まで戻る。
元気な猿たちと比べ、犬たちの無気力さが目立つ。 -
猿たちは食べ物を手に入れるため必死である。
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☆☆☆帰り道でも、写真を取るため停車してくれた。☆☆☆
駐車場に戻り、サレーへ向けて出発した。
ポッパ山からサレーまでは、けっこう距離があった。
サレーの最初の見学スポットに着いたのが12時20分。1時間以上かかった。
睡眠不足が祟って、車中でうとうとしてしまう。 -
最初に見学するヨーソー僧院Yoke Soun Kyaungで入域料(サレーの見学スポット全部の見学料に相当する)として5,000チャット(約362円)を支払う。
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日本語ガイドブックによると、この僧院は1882年に建てられ、総チーク材造りの高床式。
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内部は博物館になっている。
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次にすぐ近くのシンビンマハラバマン寺院Shin Bin Maha Laba Mann Templeへ。
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竹でできている大仏。あまりパッとしない。
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裏から撮影。
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三番目に訪れたササナヤウンヂー僧院Sasanayaunggyi Kyaungは小さな建物で、責任者のお坊さんは出かけていた。
代わりに説明をしてくれた中年女性がとても歓迎してくれた。 -
タンスを開けて、中に収められたヤシの葉に書かれた経典を見せてもらった。
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☆☆☆ズフリティ・ホテルのプール。☆☆☆
13時15分にササナヤウンヂー僧院を出発し、14時36分にホテルに到着した。
途中、道路脇に小さな油田がたくさんある場所を通った。ドライバーさんに尋ねると、「ガソリン」と言っていた。
車を降りた後、ドライバーさんに直接今日の料金80,000K(約5,792円)を支払った。
明日もバガン市内の観光をするなら、是非連絡してくれ、と何度も念を押された。
シャワーを浴びた後、明日のバガン観光の計画を立てる。手元にある三種類の日本語ガイドブックを見比べて見学するスポットを二十箇所選び出す。
一日で全部回るとすると、かなりの強行軍である。
今日と同じようにタクシーをチャーターし、効率的に回ることにする。夕方出かけるときレセプションで明日チャーターするタクシーの料金を尋ね、予約してもらう。
せっかくなので今日のドライバーMr.チョウジーをリクエストした。顔見知りの方が無理がきくというものである。 -
朝出した洗濯物を受け取り、昨日と同じA Little Bit of Baganへ。
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昨日と同じ海老カレーと、さらにスープとサラダ(上の写真)を注文した。
ビールを3本飲む。 -
☆☆☆ミャンマーの食堂では犬が入り込んでいることが多い。☆☆☆
部屋に帰ってからはノーアルコール。近くの店で買えないので、飲み過ぎなくてちょうど良いかも。
【08月08日(木)、了】
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