2018/08/03 - 2018/08/03
2761位(同エリア8432件中)
su3さん
この旅行記スケジュールを元に
鯨を中心とした旅でした。
鯨を食べて、鯨を知って、鯨とイルカを眺め、鮪に落ち着く。(あれ?)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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大阪門駐車場から車を飛ばして道の駅たいじへ。
新しい道の駅だー!
お昼時を少し過ぎた時間だったためだとも思いますが、人気がある道の駅なのか駐車場は車でいっぱいでした。 -
お目当てはコレ。鯨のスタミナ丼。鯨の臭みがちゃんと処理されていてがっつりおいしい丼でした。
フードコートには他にもマグロ料理や鯨料理やイルカ料理などがあり、その他のごはんも割と充実していたので中々の繁盛っぷり。昼食時を少し過ぎた頃だったため、それ程待つことなく席に案内されたのはラッキーだったかも。売店でいくつか商品を買った時に何かもらえるクーポンを一緒に渡したら、お店の方がちょっと苦笑いしながら髭をくれたのですが、これ、どうしようね。文楽人形作っているわけでもないしな…。 -
鯨でお腹を満たした後は、鯨のことを学びに行きましょう。ということで、太地くじらの博物館に到着。
くじらの博物館 美術館・博物館
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博物館本館内に入ると天井に鯨の骨!
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至る所に骨!
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何とも迫力満点です。
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クジラの骨の上には船もあって、海で泳いでいる姿を連想できるようになっていました。
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鯨を槍で取った時に着いた傷の位置がわかるようになっていました。槍で疲れたところの骨、めっちゃ折れてるやん。
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12種類のクジラやイルカのフィギュアが展示されていて台をくるりと回すと…裏には骨になった時の姿が。なかなか面白い仕掛けでした。もちろん全部回して裏にある骨の姿を見ましたとも。
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太地町古式捕鯨ジオラマ。
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捕まえた鯨を太地まで運ぶの巻。この辺りの海岸地形もよくわかりますね。
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クジラショーのアナウンスがあったので、クジラショーエリアへ。
15分ほどの鯨ショーでオキゴンドウ、ハナゴンドウ、コビレゴンドウ(どれもクジラ)の可愛い姿が見られました。 -
ジャーンプ!
オキゴンドウかな。 -
お姉さんとのやり取りがかわいかったハナゴンドウ。
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シロナガスクジラ全身骨格標本横を通り、再び博物館本館へ向かいます。
ちなみに強化プラスチック製の原寸大標本で、原骨格は下関市しものせき水族館で展示されているそうです。 -
二階にある展示を見ていきましょう。
ヒゲクジラの模型がお出迎え。ミンククジラかな? -
鯨の種類は約80種類か。
ハクジラとヒゲクジラに分けることができるけれど、そこからこんなにも種類がいるんですね。 -
ハクジラの歯と食べているものと鼻の穴の展示。
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ヒゲクジラのヒゲと食べているものと鼻の穴の展示。
両者を見比べると全然違うや。 -
魚とクジラの骨格の違い。
こうしてみるとクジラは哺乳類なんだなと実感します。 -
サメの皮膚とイルカの皮膚。
ざらざらとつるつるで全く違うね。 -
雄と雌の見分け方。
オスはへそのしたに長いみぞと肛門が並んでいて「!」 マークのようになっており、メスは長いみぞの左右に乳首が隠れる短いみぞがあって漢字の「小」の字のようになっています。
何にも知らないとパッと見は分かりませんね、これ。 -
雄のイッカクの下の歯が伸びて角になっています。
長ーい。
複数の角が生えているもの居るんですよね。
串刺しにされそうです。 -
ミンククジラが食べる一日のオキアミの量。420㎏ってこうしてみるとすごい量だな。
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隣にはオキゴンドウが一日で食べる魚18kg。
お隣の420kgを見た後だと、少なく感じますが、実際は結構な量ですよね。 -
シャチってオスとメスで背びれの形が違うんですね。鎌形だったらメスなんだ。
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鯨の「声」って鼻の孔の奥にある襞を震わせて音を出しているんですね。
この辺りで鯨の不思議大発見展はお終いでした。 -
昔の日本人にとって鯨は捨てるところなし、のイメージですが、こうしてみると本当にそうだなと思います。昔のアメリカとかが油を取った後に食べずに捨ててたっていうのとは大違いだなと。大切な海の恵みだったんですよね。
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歯鯨は歯があるのでだいたいの年齢が分かりますが、髭鯨は耳垢の堆積物から測定しているんですね。この耳垢の堆積物は耳栓というそうです。
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歯鯨の年齢査定標。磨耗があるので、正確には分からないんだとか。
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鯨の数は種類によって疎らで、シロナガスクジラやナガスクジラなどは捕鯨してしまうと激減するでしょうが、ミンククジラなどは増えすぎているようですね。捕鯨といっても捕ってはいけない鯨と捕っても大丈夫な鯨の線引きは重要。
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ミンククジラが増えているのがグラフでよくわかりました。
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確かに食物連鎖ってものがるからね。一概に捕鯨が駄目っていうのはおかしな話。
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IWCについての現在までの変遷。最初は必要があって立ち上がっている組織だったのが、いろいろあって理念とずれた舵を切っているように思うんだよな。他組織や国際間的なあれこれが影響しすぎてないかなと思う。
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たまに浜に打ち上げられているイルカやクジラっていますけれど、色々理由があるんですね。敵から逃げているとか、エサの深追いとか、三半規管の不調とか。地磁気に合わせて移動で座礁とからしいといえばらしいですね。
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アナウンスがあったのでイルカショープールに行きましょう。
花イルカがかわいかった~。カマイルカはやんちゃで飼育員さんに少し反抗して遊び続けているのもかわいい。性格がわかるなと思いました。 -
最後はみんなで
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尻尾でお辞儀!
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三階部分の展示です。いろいろなな所に鯨が潜んでいます。鯨の髭で模様を描かれてた天井の壁もありました。
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クジラの骨のこの部分は人間でいうところのこの部分。というのが分かりやすく展示されていました。やっぱり哺乳類なんだな。
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脊椎大きいな。
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龍涎香というマッコウクジラの体内でできるロウ状の塊。
良いにおいがするんだそうです。
麝香みたいなものでしょうかね。 -
文楽人形に鯨の髭が使われているというのは聞いたことがありましたが、実物を見たのは初めてでした。こんな場所に使われていたんですね。
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茶運人形もどの部分に鯨の髭が使われているかわかるように展示されていました。道の駅太地で頂いた鯨のヒゲを見て思ったのですが、確かに良いばねになりそうな素材ですよね。
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三階への階段を登って直ぐに合った紀南地方についてのパネル。耕作地が少なかった紀南地方の水産業は何でも取って食べるというのが日々の生きる糧だったんですね。
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太地の漁業で取れるもの。
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捕鯨といってもいろいろあるんですね。
突きん棒漁業とか、普通の魚でもやってますよね。
捕鯨砲は展示品の中にあったのですが、この槍が凄い勢いで飛んでいきそうな感じとか昔のノルウェーの食料に対する必死さを見た気がしました。 -
函館・宮城・千葉・沖縄と太地以外でも捕鯨をしている土地は結構あるんですね。
そうか。イルカを食べる静岡も捕鯨しているということになるのか。 -
三階では捕鯨についての展示が行われていました。
ちなみに刃刺とは勢子舟の船首に立ち、銛を打つ勇敢な役割でした。 -
江戸時代初期にはすでに組織立った古式捕鯨が始まっていた太地町の捕鯨についてとアメリカ・ノルウェーの捕鯨についての展示です。
第一章は太地街の捕鯨について。一番最初は古式捕鯨道具が展示されていました。でかい。 -
鯨一匹捕れば七浦潤うといわれたクジラ漁の絵。
こうした古式捕鯨で鯨を取っていたようですが、「大背美流れ」という百人以上の漁師たちが波間に消えた事故があってから、古式捕鯨から近代式捕鯨に移行したんだそうです。 -
ノルウェー式捕鯨船・第三大東丸。
日本で作られた捕鯨船ですが、ノルウェーも捕鯨国ですので、こうした新しい技術が導入されてたのしょうね。 -
串本で製造されたクジラ肉の缶詰パッケージ。カッコ良いデザインです。
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第二章はアメリカの捕鯨について。
当時のアメリカは油を取るために鯨を取ってたんですよね。ペリーが浦賀沖に来たのも捕鯨補給基地が欲しかったためといわれています。 -
日本で作られたアメリカ式捕鯨銛と剣。
房総でツチクジラ漁の時に使用されていたものだそうです。 -
第三章はノルウェーの捕鯨について。
ノルウェーは日本と同じく昔から鯨が貴重な食料の一つでした。捕鯨砲を搭載した動力式捕鯨船での近代捕鯨技術は画期的な技術革新で世界中に広まりました。 -
勢子舟に乗った人々によって捕鯨されているセミクジラの模型を見ながら今までいた場所から三階の反対側の場所に移動します。
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大地の人々は南極にまで捕鯨に行っていたんですね。
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たくさんの槍。
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槍とクジラにとどめを刺す道具。
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色んな槍とクジラを見るためのめがね。
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三階にあるもう一つの展示は鯨船について。
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ずらりと並ぶ勢子舟日本画。とりどりの色で彩られた鮮やかな鯨舟がたくさん描かれていました。
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勢子舟二番舟水押と勢子舟五番舟棚板。
船首先端の部材である水押の黒地に描かれているのは竹と筍。
勢子舟の側面の破片がありましたである棚板には、檜扇が描かれていました。 -
模型もありました。
鯨舟をここまで極彩色に彩っているのは、この地方だけなんだそうです。 -
何故これほどまでに極彩色に彩られていたのかはよくわかっていないそうですが、鳳凰や松竹梅、扇など縁起がいい図案で描かれています。
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紀州熊野浦捕鯨図屏風の複製。
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先ほどの屏風の内容を映像で情報を見ることができるデジタル屏風。
3組の捕鯨が描かれていたり、解体されている場面が描かれていたり、細かく見ていくとなかなかに面白かったです。 -
勢子舟の模様その1
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勢子舟の模様その2
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勢子舟の模様その3
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勢子舟の模様その4
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勢子舟の模様その5
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勢子舟の模様その6
どれも素敵なデザインだな。 -
さあ、時間も迫ってきていることだし、お次の場所に移動しましょう。
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ふれあい桟橋での餌やり体験に気持ちを引かれつつ敷地の一番奥の建物を目指します。
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海洋水族館マリナリュウムに到着。
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施設内に入ると水のトンネル。
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トンネル横を凄いスピードでイルカたちが泳いで去っていきます。
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真上を泳ぐイルカ。
水上からの光と相まって美しい。 -
下から見るとこんな姿なんですね。
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それほど長い回廊ではないのですが、たくさんの泳ぐイルカをかなり近くで見ることができました。
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アルビノのバンドウイルカがいました。
すいー。 -
光が入る海面がキラキラして綺麗。
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少し興味深そうにこちらを見てくれるイルカもいれば、ずっと猛スピードで泳ぎ続けるいるかなどいろいろいるねという感じでした。
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イルカについての説明でアルビノのバンドウイルカについて説明がありました。やっぱり目は赤いんだね。
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スジイルカ。
筋模様があるからスジイルカ。
熊野灘では年間を通してみることができるんだそうです。 -
マダライルカ。
斑模様があるからマダライルカ。
生まれたときにはない斑模様も年を取ると出てくるんだって。 -
コバンザメが水槽にいました。
クジラやイルカにたくさんくっついてそうだね。
他にもクラゲやタコなどの水槽もありました。 -
白いクジラやイルカって、アルビのだけじゃなく白変種の子もいるんですね。
人間でも白い痣(白斑)ができる場合があるけれどそれと似た皮膚構造とかなのかな。 -
バンドウイルカのバンドウって「中途半端」って意味があるのか。
ハナゴンドウは体に見える仲間同士で争った傷跡が花のようだからとか。
確かに傷だらけのイメージあるな、ハナゴンドウ。 -
先ほどのトンネルのある場所を上からのぞくこともできるんですが、人懐っこいスジイルカが顔を出して相手をしてくれました。こういう施設でもサービス精神に溢れていてくれ子がいてくれるのが嬉しい。
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海洋水族館マリナリュウム三階からの眺め。
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ワン上になっている地形をうまく利用して作られた場所なんですね。
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もうすぐ閉館時間ですね。想像以上に楽しかったです。ありがとう。
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博物館から宿のある那智勝浦へ。夕飯まで時間があったので勝浦漁港の周りをぶらぶらしていたのですが、この時撮った写真がほとんど消えているという事実に気が付いたのは旅行から帰ってきた後でした…。
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はげやまでマグロ丼。お腹いっぱいになったら、はまの湯に行きました。ここも写真がなくなっている…。熱いけれど安いくて湯質が良いいな。ほとんど貸し切り状態の中、昔からある公共浴場な雰囲気をのんびり楽しみました。なお、駐車場が敷地内に無いので教会の駐車場を使ってねといわれていってみると、地元の方が数台車を停めていらっしゃいました。
さっぱりしてから宿に帰って即就寝。民宿はげやま 宿・ホテル
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