【西国札所巡礼　2019年 2】2日目　紀三井寺にやってきたけど、結縁坂がないんですがあ？（2番　紀三井寺）

2019/12/02 - 2019/12/04

友人達と廻っている西国巡礼。
関東からなので、1年に1度回ろうと隊長が計画を立ててくれています。
この日は、まだ私が回っていないお寺「第二番 紀三井山 金剛宝寺 （紀三井寺）」に
双子疑惑のある激似の友人と一緒にお参りしようと思います。

結局、2泊3日＋夜行泊で2寺？って呆れられそうですが、
いいのいいの、双子は楽しかったんだから。

エリア 和歌山市(和歌山)

• 同行者: 友人
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル ジェットスター

おはようございます。

今日も朝から、しっかり朝食を頂きました！
本当に、コスパの良い宿でした。
ただ、周りの環境と壁が薄いのはちょっと注意が必要かも。

和歌山グリーンホテル 宿・ホテル

私達は激似ですが、区別するとしたら友人の方が少しやせています。

これを私たちは友人を夏毛、私を冬毛と呼んでいます。
冬毛の方がモフモフで太って見えるから。
友人は夏毛なので寒さに弱く、衣類を多く持ってきたので
宅配で荷物を送りました。
優しい彼女は、2人の共通のものを預かってくれたから
余計に荷物が増えたのだけど。
ケチな冬毛は荷物にできるだけお金を払いたくないと、
ロッカーに預けることにしました。
ちなみに観光交流センターの前のロッカーは駅より100円安くてお勧めです。

和歌山駅から紀伊田辺行きに乗って紀三井寺駅まで。
丁度通勤通学時間だったので、車両はそれなりに混んでいましたが、
結構この駅で人が降りました。

紀三井寺駅 駅

「庭のパン屋さん」
友人一押しのパン屋さん。
美味しかったから絶対によってねって言われて、当初のスケジュールは
この店の定休日の水、日を避けようかと思った。
でも、今日粉河寺にすると和歌山駅から離れているので
スケジュール的にはきつかったの。

庭のパン屋さん グルメ・レストラン

でも、火、水が定休日にかわったので
残念だけど、あきらめがついてこのスケジュールとなった。

西国巡礼をされているきなこさんもおすすめのお店です。
https://4travel.jp/travelogue/11561849

スケジュール的には楽になったけど、食べてみたかったなあ。

もう1件、友人達がおすすめだったのは、なぐさファーム。
こちらで試食させてもらったジャムが美味しかったんだって。
パンとジャムを買って帰ろうと思ったけどこちらも残念でした。

なぐさファーム グルメ・レストラン

紀三井寺までちょっと迷いかけましたが、前に若い女性たちが歩いていたので
付いて行きました。
若い女性が巡礼？っておもったけど
紀三井寺は良縁成就のお寺としても有名だそうで
納得です。

階段のぼっていきます。
あれ？この階段は結縁坂ではないのかしら？

本堂に到着しました。
奈良時代770（宝亀元）年に唐から渡ってきた僧・為光上人が、この地で千手観音と出会われ開基したとされています。

紀三井寺 寺・神社・教会

おびんずるさま
普段目にするおびんずるさまより険しい顔をされています。
昭和59年に本堂の身代わりとなられて焼失され、その後修復されたそうです。

本堂の前には和歌山地方気象台季節観測用ソメイヨシノ標本木がありました。
開花宣言の基準となる桜の木です。

ここ紀三井寺は桜の名所としても知られています。
いつもお世話になっているaoitomoさんの旅行記でその美しい桜をみることができます。
https://4travel.jp/travelogue/10761939
https://4travel.jp/travelogue/10874158

お庭の手入れをしていた方が天気はあまりよくないけど今日は四国まで
見えるよって。
写真ではよくわからないかと思いますが、船の先のほうに
四国がうっすら見えます。

鐘楼
梵鐘は見えないけど中にあるんでしょうね。

多宝塔
室町中期様式で五智如来を祀っているそうです。
植木職人さんが撮影で松平健がここから出てくるシーンがあったんだよって
言っていました。
もちろんこの日は開きません。
「暴れん坊将軍」のことですかね。

新仏殿
こちらに総漆金箔張・木造の立像で日本最大の千手十一面観音がいらっしゃいます。
これって日本最大っていう言葉は木造の立像にかかっているの？

1階は無料で観音様を拝むことができます。

3階の展望台へ行くには100円の拝観料が必要です。
3階分上がっただけでも眺めがちょっと変わります。
観音様のお顔を同じ高さで拝むことができますが、窓ガラス越しなのでちょっと見辛いです。

和歌山マリーナシティが見えます。
カジノを含む統合型リゾート（ＩＲ）の誘致をすすめるとか。
どうなるんでしょうね？

和歌山マリーナシティ テーマパーク

あれ？
ここは結縁坂が有名なお寺のはず。
私達の前を歩いていた女性たちも不思議そうにガイドブックを見ています。

本堂の先にも行ってみましたが、紅葉はきれいだったけど見つからない。

結縁坂を諦めて階段を降りることにします。
それにしても、皆結縁坂を上っているのになんで私たちは見付からないの？
でもここ、来た時と違う階段だよねえ？

って、階段を途中まで下りて後ろを振り返るとあれれっ？
ここ？結縁坂？？

「ここで待ってるよ！」
さすが、血を分けてはいないが妹である。
私の気持はお見通し。
前日の夜、ベッドに横になってガイドブックを見ていた。
ガイドブックの結縁坂は231段というところまで読んで
「231段の階段だってさ」と、言いながら私は寝ちゃったらしい。
それだけ思い入れのある階段なのだ。

夏毛の妹を途中で待たせて、下まで降りる。

ここが、aoitomoさんの旅行記や友人の写真で見た楼門だ！

もしかして私たちは裏口から入っちゃったわけ？

ここは結縁坂。
正式には結縁厄除坂。
江戸時代の豪商として知られる紀伊国屋文左衛門が、
結婚と出世の契機となる出会いをした坂と言われています。
今更、結婚を望んではいませんが、
ここに来たらこの階段は登らなくっちゃって思っていました。
今年の厄を落としたかったの。

まずは女厄除坂の33段をのぼります。
女厄除坂ですから、ここはしっかりと気持ちを込めて。

男厄除坂の42段をのぼります。
さらりと上りたいところですが、急な角度でなかなか登り甲斐があります。

そして最後の還暦厄除坂の61段をのぼります。

結縁坂の急な石段を上りきった正面に、西国三十三カ所御本尊を祀る六角堂があります。
江戸時代に建てられたこちらは西国三十三箇所を巡礼するのと同じ功徳があるといわれています。
この先も友人達と西国三十三箇所を巡礼する予定ではありますが、こちらで手を合わせました。
下で待つ友人の分まで宜しくお願いします！
きっと観音様も私達を区別できないに違いない・・・

本堂はこの先ですが、先ほどお参りしたのでちょっと離れたところから
手を合わせ、友人が待っているので階段を下ります。

紀三井寺は清浄水、楊柳水、吉祥水と呼ばれる湧き水が出ていて、それぞれに三つの井戸があります。紀州にある三つの井戸があるお寺というところから、紀三井寺と呼ばれているのです。
こちらは清浄水の湧水。
日本名水百選にも選ばれているそうです。

ぼけ封じの普門院

ぼけ封じの絵馬は、ぼけと書かれた文字を抜いて文字の方は落とし箱にいれ
絵馬を奉納します。
壊さないようにそっと外します。
双子（実際には私が1か月早い）も、ぼけ封じを心配するお年頃。
心身ともに元気でないと、一緒に旅ができませんからね。

和歌山駅に戻ります。

和歌山駅で荷物をピックアップしたら帰るためにバスに乗りますよ。

帰りもバス？
しかも夜行じゃないけど・・・
新幹線はやっぱり乗らないのね。

和歌山駅 駅

帰りはこちら。
緩いセールで買ったので、1人3980円＋諸経費（座席指定）を含めて
6000円弱。
荷物は預けるつもりがなかったけど、7㎏オーバーした分を
友人が預かってくれてクリア。

関西国際空港 空港

空港でランチをする予定だったけど、混んでいたので
私が2人分の551蓬莱の買い物で並んでいる間に
友人が買ってきてくれました。
何か買ってくるね～って言って行ったけど
買ってきてくれたのはサブウェイのエビアボカド。
私友人にエビアボカドが好きだと言っていないのに
このチョイス。
私はサブウェイでは限定メニューで食べたいものがない限りは
いつもエビアボカドなの。
さすが双子。以心伝心。

サブウェイ 関西国際空港店 グルメ・レストラン

富士山がみえました。

大阪から成田まで1時間ちょっとのフライトであっという間に成田。
でも、ここから家までは遠いんだよなあー

日帰りは何度も行っているけど、初めての泊りでの双子旅。
西国巡礼もアドベンチャーワールドもねこ電も楽しかったよ。
また、一緒に行ってね！！

この旅行記へのコメント （12）

• こうっちさん 2019/12/31 13:46:21

  結縁坂、見つかりましたね。

  ちちぼーさん、こんにちは。
  
  六角堂でのお詣り、これからの西国巡礼が無事結願出来るようされたんですよね。
  
  それにしても無事結縁坂見つかって良かったですね、ちゃんと厄落し出来ましたか？
  
  最後にLCCを持ってくるところがいかにもちちぼー旅ですね（＾ω＾）
  
  あっという間に大晦日、今年も残すところあと一日になりました。ちちぼーさんにとってどんな年でしたか？
  来年もお互い元気で良い旅、自分らしい生活が無事過ごされますよう祈念します。
  お世話になりました、来年も宜しくお願いします。
  良いお年をお迎えください。

  ちちぼーさん からの返信 2020/01/02 21:26:16

  RE: 結縁坂、見つかりましたね。

  こうっちさん、こんにちは。
  
  実家に戻っていてPCから離れていたので返事が遅れてしまいました。
  申し訳ありません。
  
  皆さんが歩いている結縁坂が見つけられないのが、私らしいでしょ！
  帰りに無事、辿り着けて良かったです。
  これで、昨年の厄を落とせればいいのですが。
  
  昨年は、いろいろ励ましの言葉をありがとうございます！！
  
  今年も旅を楽しめたらいいなあと思います。
  お互い元気に旅をしましょうね！
  
  新しい年が、こうっちさんにとって良い年となりますように。
  
  ちちぼー
  

• たらよろさん 2019/12/30 21:21:43

  紀三井寺☆

  こんばんは、ちちぼーさん
  
  今年もたくさんの旅行記を楽しませて頂いてありがとうございます♪
  結縁坂、無事に見つけることができて、良かったですねー
  私もこの階段を一生懸命登ったこと、、、、
  思い出しました。
  そして、同じ目線で眼下を見たことも思い出しましたー
  ボケ防止もしっかりできて、2020年安心ですね♪
  
  また来年もよろしくね！！
  良いお年をお迎えくださいね。
  
  たらよろ

  ちちぼーさん からの返信 2019/12/30 22:25:24

  RE: 紀三井寺☆

  たらよろさん、こんにちは。
  
  こちらこそ、いつもため息の出る素敵になホテルライフを
  見せてくださり有難うございます。
  
  目的の階段がないのに焦りましたが
  帰りに見つかってよかったです。
  なかなか登り甲斐のある階段ですね。
  
  来年もよろしくお願いします。
  
  ちちぼー

• aoitomoさん 2019/12/30 02:50:19

  裏口も知れてラッキーかも！？

  ちちぼーさん こんにちは～
  
  紀三井寺にようこそ～
  裏道から登って、裏道から帰らなくてよかったですね。( ´艸｀)
  普通、結縁坂から上がって結縁坂を下って帰るのが普通ですから、
  ある意味、裏道・裏口も知れてラッキーかもしれません。
  
  毎年初詣は紀三井寺で
  『この結縁坂を自分の足で登れる間は健康かな～』
  なんて思ってます。
  
  昨日娘夫婦が帰ってきました。
  二人も紀三井寺は何度も行ってますから、
  来年は違う場所でもと思っていたところに、
  ちちぼーさんの粉河寺に行かれた旅行記を拝見したわけです。
  なわけで初詣は粉河寺です。
  
  私の紀三井寺の旅行記の紹介までありがとうございます。
  紀三井寺の鐘楼の梵鐘は建物の中にあり、
  初詣の時には鳴らすことができます。
  ぼけ封じの絵馬のことは知りませんでした。
  
  関空羽田間はLCCがあるので、
  上手くチケットを買えば安く移動できますね。
  私も東京へはこれを利用してます。
  和歌山市内でも関空が出来てからは国内外に行くのにも本当に便利になりました。
  
  また関西にいらしてくださいね～
  よい年をお迎えください～
  
  aoitomo

  ちちぼーさん からの返信 2019/12/30 10:01:54

  RE: 裏口も知れてラッキーかも！？

  aoitomoさん、こんにちは。
  
  勝手にリンクしてしまい、ご挨拶をせず失礼しました。
  紀三井寺の鐘楼の梵鐘は初詣の時には鳴らすことができいるのですね。
  さすが地元の方はよくご存じです。
  旅行記で拝見したはずの結縁坂がない時は焦りました。
  私は、時々人が当たり前にできることができないようです。
  確かに、この坂を自力で登れるときはまだ大丈夫ですね。
  初詣や桜の時期は人が多いようなので、登るのはより大変になりますね。
  
  関空までのリムジンバス便利ですね。
  和歌山へは新幹線プラス特急と思っていた私には、
  飛行機で行けるということが目からうろこでした。
  
  今年は応援ありがとうございました。
  ご家族皆様で、良い年末年始をお過ごしください。
  
  ちちぼー
  

• とし坊さん 2019/12/29 08:27:04

  モフモフさん

  ちちぼーさん、こんにちは。
  
  　いろいろなところには、表と裏があるので、今回は裏から入ったけど
  
  途中で表からの入場に変えて、結縁厄除坂を上がって、てくてく歩く歩く
  妹を待たせて(*^_^*)
  　還暦厄坂　のぼらねば・・・　帰りは　バスでなくて　ジェットスターとは
  なかなかの演出ですネ　
  　双子旅待ってます・・いいお年をお迎えくださいませ(^_-)-☆

  ちちぼーさん からの返信 2019/12/29 17:02:18

  RE: モフモフさん

  とし坊さん、こんにちは。
  
  私寝ながらも結縁坂を考えていたようで
  厄払いしたかったんですよね。
  
  ジェットスターのセールもあったので
  これにしちゃう？って話がまとまりました。
  
  
  ところで、とし坊家はこの日同じ飛行機に乗ったなんて
  いうオチはないでしょうか？
  ロングヘアーで縦ロールの美しい奥様を連れた男性が
  私の横で飛行機の写真を撮っていまして
  この人は4トラベラー？まさかとし坊さんではなんて思っちゃいましたが
  話出来すぎですよね。
  
  双子旅、友人との旅行はちょっと気を遣うことが多いですが
  お互い気楽だったので、来年もまた行きたいと思っています。
  
  とし坊家もよいお年をお迎えください。
  来年もよろしくお願いします。
  
  ちちぼー

• きなこさん 2019/12/29 08:24:21

  夏毛・冬毛(=^ェ^=)

  こんにちは～
  思わず想像しちゃいました夏毛・冬毛
  私の経験値が低いから冬毛はモサモサを思い浮かべて一人クスクスと
  文字って想像力膨らみますね
  
  あのパン屋お休みの日だったのですね
  旅行記まで紹介して頂いてありがとうございます、嬉しい～
  
  あの最初の階段は駐車場の前から登って行くコースですね
  そこの門に居てたおばちゃんが「正面はこの先にあるけど、ここが近道よ」って教えてくれました。
  
  年末で世間様は忙しくされてますが、先日2日続けて日帰りで行って来ました
  今回は電車でGO
  
  来年も巡礼の旅　楽しみましょうね
  健康第一です、その為には先ずは食から(笑)
  
  きなこ

  ちちぼーさん からの返信 2019/12/29 16:37:54

  RE: 夏毛・冬毛(=^ェ^=)

  きなこさん、こんにちは。
  
  夏毛と冬毛、なかなかの表現でしょ!
  友人（夏毛の妹）が旨い事を言ってくれました。
  
  あのぱん屋さん、スケジュール的に行くのはきびしかったけど
  それでもお店の雰囲気もよくパンも美味しそうで
  行けなかったことはやっぱり心残りです。
  
  裏門からの階段、駐車場からだと近道ですね。
  私たちは結縁坂を最後に見つけられたけど
  若い子たちわかったのかなあ？
  
  2日続けて、お参りされたのですね。
  羨ましいです。
  
  来年もお互いお参り、旅行と楽しみましょうね。
  沢山食べて！
  
  ちちぼー

• みみこさん 2019/12/29 01:55:35

  やっぱりあった！

  ちちぼーさん、こんばんは。
  
  　初日のコメントに、今回は歩きはあんまりないのっておっしゃってましたが、やっぱりタダでは終わらない。
  階段登ってるじゃないですか(^^)
  
  観音様も区別出来ないほど似ているんですね　笑
  夏毛冬毛は大爆笑。
  夜中に笑わすのやめて下さいな(*≧∀≦*)
  
  朱色が鮮やかなお寺ですね。
  綺麗です。
  良縁さずかりたい！←恋愛とは限らず
  
  ちちぼー旅行記はこれで年内は完結ですか？
  色々楽しませて頂きました。
  来年も歩いて登っての元気旅行記楽しみにしてますよ(^^)
  双子旅行記もシリーズ化するのかしら？
  
  みみこ

  ちちぼーさん からの返信 2019/12/29 15:23:21

  RE: やっぱりあった！

  みみこさん、こんにちは。
  
  大掃除がちっともはかどらず、サボっています。
  歩くのはいいけど階段は苦手なのでこの階段でヒーヒー言っちゃいました。
  
  友人とは年々似てきているようです。
  夏毛冬毛、友人が言ったセリフをパクりました。
  ただ私の方が太っているのに冬毛という表現で
  ちょっとフワフワでかわいい感じがするので気に入っています。
  
  今年は、ちょっと嫌なこともあり
  厄払いしたかったんですよね。
  でも、ケチだからお祓いにお金を出してまでって思っちゃって
  自分の体力で何とかなる階段にすがろうと思っていたのです。
  それなのに、階段が見つからないときは、なんで？って感じでした。
  
  旅行記、本当はもう少し書きたいのがあったのですが
  来年に持ち越しになります。
  
  今年はみみこさんにとってもいろいろあった年だと思います。
  来年はお互い良い年になりますように。
  
  いつも、こんなしょーもない旅行にお付き合いくださり有難うございます。
  
  ちちぼー