ミナイチ追悼特番 プティ ディープ スポット巡り 湊川 神戸新鮮市場 編

2019/02/15 - 2019/02/15

　2019年11月　じょん・とらべる太に激震が走る。
前身である”湊川公設市場”から100年続く”ミナイチ”という市場が営業終了
とのニュースが舞い込んできた。（遅すぎるんですけどね）

2019年3月末で営業が終了し、ビルは来年夏をめどに解体されるとのこと。
奇しくも、じょん・とらべる太は2019年2月15日の夜にミナイチを訪れ
夜な夜な徘徊していた。

　しかも、同じく2019年3月末で終了するという”あいりん総合センター”を
目に焼き付けておこうという旅の終わりのことである。。
これは、何かに導かれたかようにも思えるし、死臭を嗅ぎ付け辿り着いた
のかもしれない。（当時は知らなかった）

　今後も昭和レトロが息づくであろう聖域として注目。2011年を
皮切りに事あるごとに、訪れていただけに、訃報を見た際に大変
ショックで狼狽を隠せなかった。（嫁からはどうでもよく見られるが）

過去の写真も含めて整理し、世に残さねばならぬという
よくわからない使命感から旅行記として　記録に残す。

ミナイチは建て替え中で、ちゃんと　再生されますが
昭和レトロを求めて旅するじょん・とらべる太にとっては
大変悲しい出来事です。それは死に匹敵するものであり
表現上　同等の扱いをすることをお許しください。
┏○ﾄﾞｳﾓ　┏(<：)　ｽﾐﾏｾﾝ

エリア 神戸(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ミナイチの最寄り駅は、神戸電鉄　湊川駅　である
神戸市営地下鉄　湊川公園駅も近い。

じょん・とらべる太は、大概、三ノ宮から元町、モトコー高架下を歩いて
ＪＲ神戸へ。地下へもぐって、神戸メトロの高速神戸、新開地と歩いて
最後に湊川公園を訪れ、東山商店街の端まで行って、三ノ宮へ電車で帰る
というルートを3回以上行い、今後レトロ聖地となるであろう場所を巡礼
（健在確認）をしてきている。

巡礼ルート上には、昭和レトロ、色町、ドヤ、ジャンキースポット、
ディープスポットが点在し　神戸のハイソなイメージを裏切る
庶民派エリアである。自虐的に神戸のB面と銘打って展開する所もある。
湊川は、かつて治安が悪く近寄れないような歴史を持つエリアでもある。

今回は、その中で、疲れていてもココまで足を運ばせる
神戸新鮮市場界隈に集中して記する。（追悼特番だからね）　
ミナイチはその中心地に位置する。
城で言うなら本丸ではなかろうか。

各所に配備されている神戸新鮮市場という地図をみると
ミナイチの周辺には、商店街、スーパーが乱立するエリアとなっている。
こんなに、集中してもよいものなのか？と疑問に思うくらいに
集結しており、利用者側には良いが、お店側は競合して疲弊しないのか？
心配になるくらいの多さだ。　

まずは、周辺施設・エリアを見てゆく。

北側に位置する東山商店街。　
いつも　ここまで来ると夜遅くとなっていまい
写真は閉店シーンばかりだが、シャッター商店街ではない。

ルビアン・コーヒー等　専門店なんかもある。
東山七副神というキャラもいて
昭和がほのかに香るアーケード商店街。夜でも雨でも安心

レトロ看板発見

この青汁のレトロ化した看板が大好きです。
0120　ヤサイ　グイグイ　青汁スタンド

この辺りがいつもの巡礼終着（執着）地点
ちょっとした広場になっており、脚を休めてから帰るポイント

神戸新鮮市場とは、この先のマルシン（地場系スーパー）も含めた
庶民向け・卸向け含めた商いゾーンを言うらしい。
感覚的に、マルシンは遠すぎて　無理やり感があるのだが。。
きっと大人の事情があるのだろう。

※2019/12/21 追記:　昼間行くと納得の市場範囲でした。
それとマルシンとマルアイをまちがえていました。すんません。
マルシン（丸神）市場も、昭和22年から続く公認市場の１つで
とても歴史がある立派な昭和臭漂うショッピングゾーンでした。
のちに特番組みたいくらいです。
https://marushin-ichiba.com/?page_id=145
ちなみにマルアイさんも昭和28年創業
http://www.maruai-super.co.jp/profile/

東山商店街の南側で直結する通り
ふれあい通り　ミナイチにも直結していると言ってよい

続いて　ふれあい通りを東に行くと坂があり
そこに、ハートフルみなとがわ　という商業施設がある。
Ｂ1階にはスーパーがあり　こじんまりしたビル。

1店舗ごとのスペースも小さく、店数はそこそこある。
個人商店さんが多くテナントとして入れるようになっているように思える。
googlemap上では、ここが神戸新鮮市場という表記になっている。

みなとがわ商店街がここから南に続く
正確には、細かい区分けがあり商店街が
いりくんでいる。

ハートフルみなとがわ　から　徒歩１５歩くらいに
みなとがわプラザがあり、かつて栄華を誇ったダイエーが入っています。
そこには、ドムドムバーガーという全国展開でありながら
レアな存在をキープし続けるハンバーガー屋があります。
メジャーに飽きたら、食べたくなる味　を提供している。
※　あくまでも　個人的感想です。。

逆サイドには、神戸パークタウンという南北に長い
屋内ショッピングストリートという感じのイメージ
みなとがわ商店街と並行している。

いつも、気になるのが、あの丸いマークで示されたデザイン。。
アイコンを先取りしたかのような先進的なマーク群
パッと見てすぐにわかるようにデザインされていると思いきや
見てもよくわからないという　意味深なサインマーク
ミステリアスでイイ。

ね！　ミナイチだけ　カタカナで書いてわかるけど。。
他　何を示しているの？
（月刊ムーに投稿したら、超古代宇宙人飛来説に関連付けされるかも。。
　それくらいミステリアスだ、、マニアすぎるか）

みなとがわ商店街は、がっつりアーケードで
パークタウンの屋根ともくっついている
ものすごい複合ショッピンゾーンを形成しているのだ。
https://www.kobe-shinsenichiba.com/minatogawa/

ミスタードーナッツなどのメジャーどころもあるが
はらドーナッツ神戸本店も近くにある。
豆腐屋からスタートした、とうふとおからで作る
神戸発のドーナッツ屋

関西圏アーケード商店街風景には付き物のチャリ
この駐輪の数で、どれだけ愛されているか
乱れ具合で、そのエリアの客層もわかる。
住宅に並んでいれば、そこはドヤということもわかる。

2019年12月10時ごろ行くと全く無い状態だったけど
整理されてきてるのかしら。。

商業ビルがわんさか出てくる
レトロフォントが　いちいちイイ

看板の矢印が真逆で　どっちやねん！
商工振興団体が入り混じって　カオスなエリア
中の筋商店街というのもあるし、神鉄横丁というのが公園の裏側にある。

その他　南の湊川公園の方へ道を渡れば　ミナエンタウン
公園東商店街（リビングストリート）等 新開地系商店街・筋へと続く。
じょん・とらべる太的には、三ノ宮まで連なっているという感覚だ。。　

前座が長すぎた感もあるが　本丸　ミナイチへ
レトロフォント看板狙いだったので
昔の写真を集めても　閉店ギリギリシーンばかりでした。

ここからも以前として一般ウケはしないですが
ある意味　貴重です。

ここから先は、アド街ック天国の湊川コレクションで
地元の女の子が出てこないシーンという設定くらいで見てくださいね。
頭の中の音楽は、例のヤツで・・　サクサクと。。

閉店ぎりぎり　店じまいモードのミナイチ

客はじょん・とらべる太のみ

家電なども売っている

出口をのぞくと東山商店街へ
続いているかのように錯覚させる造り。
（意図していないでしょうけど）

もちろん　軽食屋も沢山ある。

この”ミナイチ”フォントがたまらない。

旧式エスカレーターも安全上の配慮が必要だ。
メンテナンス費用もバカにならんし
運営も大変。建て替えの要因の１つだったかもしれませんね

地下商店へは、外の階段からもいける。
この看板もイイ。

歩きながら見たらコケるかも
時期を変えてくると　前の喫茶コッコだったところが
インド料理　アンコールの張り紙になっていた。

”チ”という字が無くなっているのか？
味のある看板だ　解体の時に貰いに行きたかったなぁ

坂道からの入口部

突入口は沢山ある

昭和レトロ感が一番漂う看板ですね

車道に面した八百屋さんだったと思うが
この昭和オレンジの色と汚れ具合がとてもイイ。

最後に、閉店ガラガラのミナイチ
ファンキータウン　ミナイチの垂れ幕（古い時期のモノ）
マスコットのようなものが　バイバイしているかのように見える。

お疲れ様でした。

NEWミナイチが、レトロな感じになるまでは
生きて見れないですが　商売繁盛を願っております。

みなさんはレトロ看板等を見に来るだけでなく
ちゃんとお金を落としてに来てくださいね～

関係者の方々へ
過去の写真も　ちりばめながら作成しましたので　時代のズレ
があるかもしれませんし、不適切表現があったかもしれません。
ご了承ください。　これにて、PR終了です。

緊急さよなら企画 さらば！愛しのあいりん総合センター 完全攻略記①階
へはこちらから↓
https://4travel.jp/travelogue/11462942