2019/11/14 - 2019/11/15
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Tagucyanさん
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今年の10月1日、那覇空港を起点とする沖縄都市モノレール、通称「ゆいレール」の首里駅から先の区間が延伸開業しました。
国内鉄道線を完乗済みの私としては、その「防衛戦」に出かけないとなりません。
延伸開業のほとぼりが冷めたと思われる11月中旬、満を持して出かけてきました。
沖縄には、独身の頃はかなりの回数出かけ、本島だけでなく、それこそ離島という離島を巡ったものでした。
ところが家族ができてからというもの、沖縄行きといえば家族旅行ばかり。
長男が生まれたあとに開業したゆいレールの乗車についても、その家族旅行のついで(また「ついで」かい)に乗ったものばかりだったんです。
それに対して、今回は「ゆいレールの乗ること」が第一目的の単独行動。
どうせ単独で沖縄に行くのなら、あれもこれもとやりたかったことを押し込めてしまうのでした。
まずは、那覇空港の近くにある、ゆいレールの本社に隣接した「ゆいレール展示館」を見に行きました。これも家族旅行のついででは行けなかったところです。
そしてそのあと、10月に延伸した区間に乗りに行きました。
ゆいレールといえば地元客だけでなく観光客も多くて、「いつも混雑」というイメージがありますが、延伸区間は那覇市内からも抜け、浦添市の住宅地の中を行くので、ちょっと印象が違うのでした。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JALグループ 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今回も朝早い出発。
自宅から電車だと間に合わないので、市内のバス停から空港行きバスに乗って、5:40くらいに羽田空港に到着。
このバスは羽田行きだけ全席指定なのだが、最近乗るときはいつも満席。今回も3日前ぐらいに予約したときにはすでにほとんど空席がなかった。
早朝から出かける人多いんですね。 -
ということで、出発は羽田空港の第1ターミナル。
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往路はJALのクラスJです。
沖縄行きの飛行機は、11月中旬という中途半端な時期にも関わらずかなり人気で、特に朝早く出る飛行機は、かなり早い段階から早割チケットが予約でいっぱいだった。
よく早割の窓際席が取れたもんだと思う。 -
出発は10番搭乗口。
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滞在時間をできるだけ長く取るために、こんな時間に出発。
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これから乗るボーイング777。
こんな大きな飛行機に乗るのは久しぶりかも(笑) -
キャンセル空席待ちもほとんど出なかったぐらいの満席。
搭乗待合室は、朝の6時前とは思えないぐらい賑やかです。 -
出発15分前に搭乗開始。大量の乗客が押し寄せる。
このペースじゃあ、絶対に定刻通り出発できない(笑) -
人間の乗り込み以上に、貨物の積み込みの方に時間がかかったようで、結局15分ぐらい遅れて出発。
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私の飛行機の前に飛んで行ったスカイマーク。
神戸行きの専用機ですか(笑) -
ゴォォォォォォー。無事離陸。
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今日は全般的に、ずっと雲の上を飛んでいた。
せっかく窓際席なのに。 -
まるで中国のどこかの都市まで飛びそうな勢いですが、那覇行き。
機長の説明では「今は非常に西風が強い季節で、飛行時間がかかります」とのこと。 -
那覇空港に着陸する手前。
雲から抜けると、南の島に来たなあという景色が見えた。 -
無事、那覇空港に着陸。
結局定刻より20分近く遅れた。
まあ、今日は行程をゆるめに組んでありますので。 -
めんそーれおきなわ。
那覇に来ちゃいましたねえ。昨年3月以来。那覇空港 空港
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さて、ターミナルビルを出てどうするかというと、
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方角にして、南の方向に歩いて行きます。
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ゆいレールの線路が見える。
それにしてもさすが沖縄、ムシムシしていて汗が出てきた。
タンスにしまってあったポロシャツを引っ張り出して持参してきたので、あとで着替えることにする。 -
ターミナルビルから10分ほど歩いて、ゆいレール本社の入口まで来た。
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さっそくシーサーさんがお出迎え。
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内部はゆいレールの車庫と工場を兼ねていて、敷地も広い。
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あれが工場かな。
整備員の人が、タイヤを転がして中に入れていた。 -
その奥にある「ゆいレール展示館」。
入場無料です。 -
中に入ってみます。
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入ってすぐの所にある、グッズコーナー。
普段は無人で、内線電話をかけると、隣接する本社事務所から係員が来るらしい。 -
ゆいレールの各駅を紹介するコーナー。
これは右側半分。左側にも続きがある。
その真ん中にはモニターがあって、建設当時のビデオが流れていた。 -
開業時に関するいろんな展示。
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当時のゆいレール幹部や、県内自治体の市長や町長さんの寄せ書き。
左側は開業したときの新聞記事。 -
こちらにも展示が。
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那覇空港駅にある「日本最西端の駅」のモニュメントに書かれている文字の原紙がここにあった。この文字は見覚えがある。
となりは、赤嶺駅前にある「日本最南端の駅」モニュメントの原紙。 -
日本国内を走っているモノレールの一覧があった。
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我が家の近所を走っている「多摩都市モノレール」。
そもそも、ゆいレールと多摩モノレールは、タイプが同じだと思う。
車両の形も線路の形も、走行音も同じだし。 -
かつて沖縄本島にも、現在の那覇バスターミナルのあたりにあった那覇駅を中心に、鉄道が走っていた。
それが、あの沖縄戦で完全に破壊され、戦後は路線バス天国になった。 -
でも、時々その遺構が出てくるようだ。
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これが地図に落とした戦前の鉄道路線図。
あんな戦争なんかなければ、今でも現存していたかも知れないですね。 -
右側2枚の写真は、那覇市内を走っていた路面電車。
左上は那覇港にあった駅。
そして、左下が3つの鉄道線の起点となっていた那覇駅。現在の那覇バスターミナル付近。 -
右上から時計回りに、
与那原線の与那原(よなばる)駅、
嘉手納線の嘉手納(かでな)駅、
糸満線の糸満駅、
同じく糸満線の東風平(こちんだ)駅。 -
南大東島で走っていた「シュガートレイン」についての資料。
その廃線跡を訪れた宮脇俊三の直筆サインもあった。 -
以前、新大阪発西鹿児島行きの寝台特急「なは」が走ってましたねえ。
このヘッドマークは、下り最終列車で使われていた物とのこと。
JR九州から寄贈された目録も展示されていた。 -
その他、国内の鉄道に関する展示もあった。
全体的に、結構見応えのある展示内容でした。 -
また歩いて那覇空港に戻る。
-
さて、ここで空港ターミナルの到着ロビーにある観光案内所へ。
何のために立ち寄ったかというと・・・ -
「沖縄路線バス周遊パス」3日パスを購入。
沖縄本島内で路線バスを走らせている4つのバス会社の、高速バスを除く全路線に3日間乗り放題。
プラス500円で、ゆいレールの1日乗車券が付いている。
今回、ゆいレールの乗車以外に何を画策しているか、これで分かってしまいますね(笑) -
これを買うと付いてくる「ルートマップ」と「バス旅ガイド」。
特にこの「ルートマップ」は沖縄本島内のバス路線図を網羅したスグレもの。 -
「バス旅ガイド」の中にある、この周遊パスの広告。
1日用、3日用、それぞれにゆいレール1日乗車券付き、合計4種類ある。
ちなみに、このページの右下にある「バスなび沖縄」「バスマップ沖縄」のページは、今回予定を立てるにあたってかなり活用した。 -
では、本日のメインイベント、ゆいレールの那覇空港駅へ。
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那覇空港駅の改札口。
那覇空港駅 駅
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さっき原紙があった、日本最西端の駅のモニュメント。
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ここの窓口で、さっき買った周遊パスに付いていた引換券で1日乗車券を入手する。
1日乗車券は普通に買うと800円だが、周遊パスだと実質500円。
終点まで370円なので、1往復しただけでも元が取れる計算。 -
ゆいレールの駅の自動改札機は、おそらく日本ではここだけの、乗車券に記載のQRコードをかざすタイプ。
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ホームに上がった。
では、さっそく電車に乗り込みましょう。ゆいレール 乗り物
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ゆいレールのロゴ。
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昨年3月に乗ったときには、平日・金曜日・土曜日・休日と4種類もダイヤがあったが、延伸に際してのダイヤ改正で、普通に平日ダイヤ・休日ダイヤの2本立てとなった。
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車内にある路線図。
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後続の電車が、反対側のホームにやってくる。
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ポイントがガチャンと変わって、こちらが出発。
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さっき歩いたあたりを眼下に見る。
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ゆいレール展示館のあった本社敷地内にある車庫。
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それにしてもこの電車、ムチャクチャ混んでる。
運悪く修学旅行中の関西方面からの高校の団体さんが乗ってきたようで、車内は関西弁が飛び交う。 -
運転席越しに前を見ていた。
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空港を出て、しばらくして那覇の市街地に入ってきた。
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最初の駅、赤嶺駅。日本最南端の駅。
あとで立ち寄ります。赤嶺駅 駅
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奥武山公園駅のあたり。
この先にある国場川から向こうが、市の中心部。奥武山公園駅 駅
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那覇のバスターミナル(左側)。
このあたりに昔の那覇駅があったんですね。 -
久茂地川の上を走る区間。
市役所や県庁の近くを走る。 -
町の雰囲気というか家の造りが、本土とは違うんですよね。
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国際通りとクロスする位置にある牧志駅。
昨年3月に家族で来たときはここで降りた。牧志駅 駅
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あ、向こうから京急が来た(笑)
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9月まで終点だった首里駅の手前。
結構な急坂を登っている。 -
そして、そこから望遠で見た首里城。
この時点のちょうど2週間前に焼け落ちてしまった無残な姿が見えた。 -
9月まで終点だった、首里駅。
首里駅 駅
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ここで、今まで乗っていた大量の観光客が一気に降りる。
首里城は火事になってしまっても、やはり首里は人気観光地なんですね。 -
ということで、急に空いてしまった。
極端だな、これは。 -
では、「展望席」に座りましょうか(笑)
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首里から先の区間が、今回沖縄に来た第一目的。
10月に開通したばかりの新線です。 -
モノレールの延伸にあわせて、沿線も整備中のところが多い。
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石嶺-経塚間。
このあたりで那覇市から、となりの浦添市に入る。 -
沖縄独特のお墓。
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経塚駅。
経塚駅 駅
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浦添前田駅。
浦添前田駅 駅
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浦添前田駅を出ると、トンネル区間になる。
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真新しいトンネル内走行中。
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トンネルを出ると、終点のてだこ浦西駅が見えてくる。
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さっきまでの喧噪がウソのよう、ガラガラの車内。
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終点、てだこ浦西駅に到着。
これで、再び全国制覇防衛しました(^^)/てだこ浦西駅 駅
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てだこ浦西駅の駅名標。
「てだこ」とは、「太陽の子」という意味の沖縄方言。 -
しばらくしたら、電車が折返し発車。
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すぐ向こうにあるトンネルの中に入っていった。
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せっかくなので、これからてだこ浦西駅周辺を歩いてみます。
【その2】につづく
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この旅行記へのコメント (4)
-
- Akrさん 2019/12/02 18:24:43
- タイトル防衛おめでとうございます。
- Tagucyanさま
こんばんは。Akrでございます。
タイトル防衛おめでとうございます。
ゆいレールのお蔭で飛行機で防衛しに行かなきゃならないので厄介ですね。
これ、また延伸したら行く訳ですよね。大変だ。
それにしてもTagucyanさま、おひとりで沖縄へ行くなんて、ご家族は理解があるのですね。こういう時の為の家族サービスだったりして(笑)
ゆいレール展示館。なかなか興味深い施設ですね。
なはのヘッドマークはいいと思います。沖縄返還を記念しての命名でしたもんね。
はつかり7号の乗車案内は「えっ?」って思いましたが(笑)
それにしても沖縄にも戦前はたくさんの鉄道路線網があったのですね。
大変勉強になりました。
次回が気になりますね・・・
-Akr-
- Tagucyanさん からの返信 2019/12/02 21:27:21
- ありがとうございます。
Akrさま
こんばんは。
行ってきました、沖縄。
以前から、例えば2駅延びた市電に乗るために飛行機に乗って札幌に行ったりしている私ですが、さすがに沖縄となると、事前の周到な根回しが必要でした(汗) 今や大阪や名古屋ぐらいだったら「はーい、いってらっしゃーい。おみやげ買ってきてね」ぐらいなんですけどね、さすがに今回は。
まあ、家族のみんなも「どーせ行くんでしょ」という感覚だったと思いますけどね(勝手な想像)。
ゆいレール展示館ですが、2階建てで、1階がゆいレールに関する展示、2階が沖縄県内の鉄道に関する展示になっていました。
特に2階の展示物が興味深かったですね。
あの沖縄戦で完全に破壊された沖縄の鉄道ですが、よく写真とか残っていたもんだなあ、と思いました。
返す返すも、沖縄戦なんかなかったらそれらの鉄道線は今でも残っていた可能性がありますから、もったいなあと思います。
寝台特急なは。私も乗ったことがあります。最初、那覇まで行く船に接続しているからなのかなあなんて思ってしまったものでした。
沖縄関連以外の展示については、著名な鉄道収集家の所蔵品なのだそうです。
ゆいレール、往路はまっすぐ終点まで行ってしまったので、復路はいろいろと寄り道します。
---
Tagucyan
-
- HAPPINさん 2019/12/01 09:45:05
- ゆいレール
- おはようございます。
コメント頂いた通り、この日は沖縄にいました。
ゆいレールの延伸区間も気になっていたのですが今回は乗りませんでした。
浦添市内の延伸区間。新しい線路やトンネル。楽しそうですね。
乗ってみたくなりました。
続きを楽しみにしています。
Happin
- Tagucyanさん からの返信 2019/12/01 19:57:07
- RE: ゆいレール
HAPPINさま
こんばんは。
HAPPINさんの旅行記、拝見していますとこの週ほぼ丸々沖縄に滞在していたようですね。
私も何も考えないでホテルからボーッと海を眺めて1日を過ごしてみたい・・・ なかなか実現しませんが。
ゆいレールの新しい区間は、那覇市内から外に出ます。
浦添市内は普通の住宅地なので観光客はおらず、車内の雰囲気は全く変わりますね。
あと、トンネルがあったのは興味深いです。それほど起伏に富んでいるんですね。
このあと、終点のてだこ浦西駅周辺を歩いてみます。
ある意味沖縄気質らしい光景だったりするわけですが。
---
Tagucyan
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旅行記グループ 2019.11 ゆいレール延伸区間乗車&いろいろオプション付きの沖縄
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