2019/09/28 - 2019/09/28
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kojikojiさん
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夜遊びして遅く寝た翌朝は午前5時30分にモーニングコールです。さらに表はかなりの土砂降りなので、気分は盛り上がりません。地下のレストランの朝食もいまいちと気分は凹んでいきます。ところが7時20分にホテルを出発した途端に雨はあがって日差しが差してきました。ツアー2日目の予定はまずは台中へ向かって3時間のドライブです。台北から東海岸の途中までは高雄の旅行会社のバスで移動して、お昼を食べるレストランで花蓮のバスに乗り換えるそうです。3時間の移動なので途中でトイレ休憩もありました。
午前中の観光は「彩虹眷村」から始まりました。バスの車内ではガイドさんが村の成り立ちや、最後に残った黄永阜さんご夫婦についても説明がありました。それまではガイドブックやネットで紹介されているただ美しいだけの建物だと思っていたのですが、実際の話を聞いて現在は草地になってしまった眷村の風景を眺めていると心に沁みるものがありました。ご本人にもお会いできて記念写真を撮っていただきましたが、かなり商業ベースになっている感じもしました。続いては台中市内の「宝覚禅寺」の参拝です。台北からのバスの車窓からもたくさんの仏教寺院を見る事が出来ましたが、ここは日本の寺院のようなシンプルさを感じました。ここもガイドブックなどで見る黄金の弥勒菩薩(布袋)像が有名ですが、思っていたよりも巨大な姿に驚かされました。第2次世界大戦前に台湾に葬られた14,000人の日本人が合祀されているので手を合わせましたが、その横にあった日本兵として戦って亡くなった台湾の原住民の方の慰霊碑に心を打たれました。台中の観光はこれだけで、バスは一路内陸部へと進んでいきます。途端に山深い道に変わり、周囲には檳榔椰子の木が増えてきます。だんだんお腹が空いてきたところですがラテックスの寝具店に立ち寄りです。トラピックスの格安アジアツアーには必ず組み込まれるお買い物です。過去に中国だけでも上海や黄山やマレーシアのペナン島などでも立ち寄りました。何度も言っているうちにだんだん詳しくなり、ペナン島で見つけたトラベル用のピローは秀逸だったので買いましたがとても便利です。そして「日月潭」までたどり着いたところでお昼になりました。黒檀の工芸品屋さんの2階のレストランで点心をいただきましたが、これがなかなか美味しかったのには期待していなかった分嬉しい誤算でした。食後は黒檀のお買い物になりますが果たして現在台湾で黒檀の伐採が出来るのだろうかという疑問が残りました。よく見るとベトナムのホイアンの対岸にある木工の村で買ったものと全く同じものや、カンボジアの郊外で見掛けたものが並んでいるような…。そんな謎について考えながら日月潭に向かいます。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 観光バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
午前5時30分にモーニングコールが鳴りますが、7時20分の出発を考えると5時に起きないと準備が間に合いません。窓を開けると土砂降りの雨に気分が盛り上がりません。
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さらに地下のレストランは少し薄暗く、食事もあまりおいしくありませんでした。それでもせっかくなので台湾を感じるものを選んでみます。お粥だけは裏切らない味でした。
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前日の空港送迎とこの日の高雄までの移動と翌日の花蓮へ向かう途中までがKirin旅行社のバスでした。このバスは前日に高雄から迎えに来ているとのことです。キリンは中国語でもキリンなんだなと思います。
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宿泊した「シティスイーツゲートウェイ(城市商旅 航空館)」です。
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出発の時間前になったら雨が上がりました。これで気分もちょっと上向いてきました。
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今回のツアーは東京から我々含め4名と大阪から4名、静岡から8名と鹿児島から10名の総勢26名のツアーでした。それぞれ前日の台北到着の時間が違うので、全員揃ったのはこの時が最初でした。
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台中への3時間のドライブの途中はガイドさんからツアーのオリエンテーションがあり、1時間30分を過ぎたあたりでトイレ休憩になりました。
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ググってみると台中の少し北側の泰安のサービスエリアでした。ここで20分くらい休憩になりますが、男性はトイレもすぐに済んでしまうので時間を持て余します。
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台湾の観光バスは基本的に1階が荷物室になって、2階に座席のあるタイプばかりです。そしてそのバスの外観のラッピングの派手さは中国本土の比ではありません。
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近くには「麗宝 OUTLET MALL」の建物と巨大な観覧車が見えました。
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台北からは高速公路1号線で台中に向かいます。
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午前9時20分に彩虹眷村に到着しました。周囲は草叢といった空き地の中にポツンとカラフルな建物が残っています。周辺の土地は国防部のもので老朽化して衛生面でも問題がある建物や、住人も減少して治安が悪くった建物は20年数前から取り壊しが始まったそうです。
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台湾独特の「眷村」(軍人村)というエリアですが第2次世界大戦後に蒋介石の率いる国民党軍が台湾に進駐(撤退)し、統治を始めた際に60万人の外省人が移住してきたため、その人たちが暮らす住宅が必要となりました。
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こういうエリアは国民党が元からあった建築物を利用したり新しく都市の郊外に建てられたもので、小さな急ごしらえの平屋のような建物が集合した場合が多いようです。この住宅は外省人とその配偶者や直系の子孫が住む権利を有しますが、土地は国の所有となっているそうです。
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この「彩虹眷村」は台中市南屯区の長春エリアにあり、周辺には新しい建物や大学などがありますが、元々は同じような軍人家族の住む集合住宅だったそうです。
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「彩虹」は中国語で「虹」を意味し、直訳すれば「虹の村」になります。ここに絵を描き始めたのは黄伯伯(黄おじいさん)こと黄永阜さんで、すでに90歳を超えています。
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1924年に広東省台山市に生まれ、父の黄平其さんは村長を務め書道も絵画も上手だったそうです。兄弟4人と姉妹2人の家族で豚肉や肉加工品の商売をされていたそうです。現在も他の兄弟たちは香港や広州に住んでいるそうです。
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彼は武術や七星鼓が得意で家族と別れて「十万青年十万軍」の呼びかけに応じて入隊します。第2次世界大戦後は香港に住んでいましたが就職は上手くいかなかったそうです。
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内戦が開始されると国民党軍はずるずる敗退し彼は海南島で入隊します。さらに海南島から台湾へ撤退すると屏東県の空軍基地で働きます。
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前線に派遣され8.23砲戦に巻き込まれて左肩を負傷してしてしまいます。退院後は台中坪林の新兵陸軍訓練センターに配置されて55歳で退官します。
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その後は警備員をしながら香港に住む弟からもらった30数万NTDに自分の貯金を加えて現在の住宅を購入します。隣の馬祖二村や台質五村や千城六村(解体済み)と違い、この村は老兵9人が国防省に土地を申請して自ら建てたものだそうです。
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2010年に「彩虹眷村」の解体予定が伝えられると彼はインスピレーションを得て刷毛と塗料を手に地面に絵を描き始めたそうです。その後嶺東科技大学や弘光科技大学の教授や学生が彼の絵が無邪気で可愛らしいことに気づきます。
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そして村は嶺東科技大学や弘光科技大学の教授らが、台中市の胡志強市長に申請することにより解体を免れることになります。
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そしてインターネットで世界中に知られることとなり、香港や澳門や新嘉坡やマレーシア、日本や韓国からの取材や番組が紹介されることになります。
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台湾に来るまではおじいさんの描いた美しい建物くらいの知識しかありませんでしたが、ガイドさんの説明やこの建物に紹介された案内文で国民党軍の過去などについても知る事が出来ました。
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ここで孫文や蒋介石のことを考えるとは思いませんでしたが、昨年行ったマレーシア周遊のツアーでも孫文の足跡を訪ねたことも思い出しました。
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タイの山間部を旅していてチェンライから出掛けた茶畑のあるメーサロンという村はミャンマーから山を越えてやって来た国民党軍の子孫の方が住んでいました。そんなことも思い出しました。
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そんなことも考えながら彼の描いた可愛らしいペインティングも楽しみました。22歳の時に青山のギャラリー・ワタリの前の建物にペインティングしていたキース・ヘリングのことも思い出しました。
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偶然キース・ヘリングの絵葉書を持っていたので、数枚のサインとイラストを描いてもらったのは今でも大切なお宝です。
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建物の外観だけではなく、建物の中も見る事が出来ました。
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テーブルの上には兄弟や姉妹の写真がマットに挟んでありました。
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年季の入ったヘルメットやローラーや刷毛さえもアートになっています。
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1つ1つを見ていくと昭和40年代の郷愁を感じてきます。子供のころに連れていかれた遊園地の怪しいキャラクターなんかを思い出します。
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この辺りのペインティングはイラストとしても完成された域に入っています。
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何度も塗り重ねて描いていくうちにどんどん上達しているのではないかと思います。
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この辺りは初期の作品なのではないかと思います。その変遷を見ているだけでも楽しくなってきます。
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所々に「平安」とか「百福」なんて吉祥の文字も描かれています。この辺りを見ていると昔の台湾や中国でよく見られた建物に直接描かれた看板を思い出します。中国では建物や塀に共産党のスローガンを直接ペンキで描いていましたが、台湾では商売の宣伝用に発展した手法です。
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ペンキは壁に塗るという概念は途中でどこかへ飛び去ってしまったのでしょう。繰り返していくことで壁と床の境界も曖昧になってゆくのだと思います。ギリシャのミコノス島やサントリーニ島の真っ白やブルーにペイントされた壁や床と同じだと感じました。
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個人的には一番のお気に入りのモンキー。
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元々は煉瓦積みの建物だったのでしょうか。明かり取りの開口のサイズも煉瓦1枚分なのでしょう。塞ぐのも煉瓦4枚あれば完璧です。
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中国の伝統演劇の化粧法である「瞼譜(れんぷ)」からインスピレーションも受けているのでしょうか。歌舞伎の隈取 (くまどり) と似ている気もします。
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この村の入場料は無料ですが、お土産コーナーが充実していて買い物が楽しいです。毎日実家には絵葉書を書くので、絵葉書をたくさん買いました。8歳の姪にも1枚送ることにします。お土産にキーホルダーも3種類。
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係の方がカメラで黄おじいさんと記念写真を撮ってくれます。3枚くらい撮ってくれたのですが、おじいさんはおちゃめなのでポーズをとるのが上手です。とても94歳とは思えないお元気さです。
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少額ですがドネーションもしておきました。ペンキ代も馬鹿にならないでしょうから。
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恋愛関連の言葉 「天生一對」(生まれた時から一心同体)や「永結同心」(末永くお幸せに)、「百年好合」(一生仲良し)などの文字がイラストに添えてあります。
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この村は結婚式前の写真撮影でもよく使われるそうで、おめでたい言葉が壁を覆っています。
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「絵を書いてる時に神に取り憑かれるようになすばらしい一筆が描け、文章の構想も泉のように湧いて来る。」というような意味なので、黄おじいさんが自分のことを描いたのでしょう。
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「金榜題名」は科挙(中国の上級官僚登用試験)の最終試験に合格することなので、恋愛だけでは無くて試験合格にもご利益があるのかもしれません。
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桜桃子のこじこじの世界感もかんじます。
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4トラベルのハンドルネームをKojiKojiにしていますが、コジコジのような生き方にあこがれる時があります。本当はイタリア語で「まあまあ」という意味のCosiCosiにしかたっかのですが。
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世界中の民族衣装からインスピレーションを得ているのでしょうか。もちろん台湾の原住民の民族衣装からも得ているものがあるのでしょう。
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同じところを何度も歩き回ってもその度に新しい発見があります。
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団体ツアーのバスがたくさんやってきていましたが、時折り誰もいない空間ができます。
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最後は結婚式のシーンです。女性は東欧のバルト3国辺りの民族衣装のようにも見えます。
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ナスカの地上絵やリャマをモチーフにしたのでしょうか。
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結婚式の後は披露宴のシーン。
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「好心有好報」は他人に対して好いと思ってした事の結果は良い結末になるという意味でしょうか。
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春に旅したストックホルムで欲しかったダーラナホースを思い出してしまいました。
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ほんの20分ほどの自由時間でしたが、大満足の観光でした。
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リタイヤしたら子供の頃に好きだった油絵を始めたいと思っていますが、歳を取ってからでも遅くないかなと力づけられました。
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後ろ髪を引かれる気分で「彩虹眷村」を後にします。キャンディー食べるの忘れました。
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台中市内を通過中にバスの車窓から見えた美しい花です。この「美人樹」は日本ではトックリキワタと呼ばれ、沖縄では南米ざくらと呼ばれます。名前のとおりに結実した実から「綿」が取れるそうです。台中の街路樹としてはポピュラーなようです。
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台中市にある「宝覚禅寺」は1927年(昭和2年)のまだ台湾が日本統治時代であった時に建立されたお寺で、台湾にありながらも臨済宗妙心寺派の寺院です。同時に台湾仏教のお寺でもあるので、台湾のような日本のような不思議な雰囲気の境内です。
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「宝覚寺」のもともとの本堂は木造部分ですが、老朽化も進んだために基壇を設けたうえに外側に本堂の保護も兼ねた大きな石造りの大雄宝殿が増築されています。まずはガイドさんの説明を聞いてから大仏に向かいます。
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地面に置かれた布袋像は触るために置かれているそうで、体の部分に触るとご利益があるそうです。ガイドさんのおすすめの座り方で記念写真を撮ってみました。
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布袋は唐末の明州(現在の中国浙江省寧波市)に実在したとされる伝説的な仏僧で、大きな袋を背負った太鼓腹の僧侶の姿で描かれます。日本では七福神の一柱として信仰されていますね。
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本来の名は釈契此(しゃくかいし)ですが、常に袋を背負っていたことから布袋という俗称がつけられます。この袋のことを堪忍袋とも呼びますね。大仏の方は袋を持っていません。杭州市郊外の霊隠寺の飛来峰石窟造像群の布袋像が弥勒菩薩と知って驚いたのは遠い昔のことです。
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布袋が死の間際に残した偈文が、
彌勒真彌勒 分身千百億(弥勒は真の弥勒にして分身千百億なり)
時時示時分 時人自不識(時時に時人に示すも時人は自ら識らず)
このことから布袋は弥勒菩薩の化身なのだという伝聞が広まったといわれます。 -
以前は布袋像の中に入る事が出来たそうです。正面側のお臍の部分が丸窓になっていました。衣にも卍のデザインの丸窓が施されていました。
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大きな香炉には線香がともされた跡がありますが、お線香を求める場所は見当たりませんでした。
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みなさんが移動されたので本堂を参拝させていただきます。
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本堂はよく見ると煉瓦を積み上げただけの建築です。そこに木製の建具をはめ込んで屋根を葺いた不思議なデザインです。昭和初期に台湾式の和風建築なのでしょう。
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本堂の前には1対の白い象が置かれてありました。これは仏教としての象なのか中国の皇帝の陵墓の神道を護る象なのだろうかと考えました。
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堂内の雰囲気は日本の仏教寺院とは違った雰囲気でした。
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ご本尊は釈迦牟尼像でした。金ぴかのメッキのご本尊には救いを求める感じはしません。
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宝覚禅寺が日本とゆかりが深いと言われる大きな理由の1つが、こちらにある日本人墓地です。こちらには日本統治時代に台湾で亡くなられた日本人の方々の共同墓地となり、その数は1万4000名とも言われるそうです。
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第2次世界大戦の敗北で以前の共同墓地が廃棄されそうだった所を宝覚寺の方が慈悲の心でここに新しく移設して下さったそうです。最近は航空会社によってはマッチやライターが持ち込めないのでお線香を持ってこなかったのが悔やまれます。
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それともう1つの鎮魂碑も忘れることは出来ません。こちらは第2次世界大戦中に日本人兵士として戦って亡くなった台湾の少数民族の方の慰霊碑です。昔何かの本で読んだことがありますが高砂義勇隊と呼ばれる太平洋戦争末期の台湾原住民により編成された日本軍の部隊のことは知っていました。フィリピンやニューギニアなど密林地帯の戦場に投入するために創設され、戦死者の割合が作戦を共にした軍人よりも多かったといわれていると知りました。
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第2次世界大戦中に台湾からは日本軍人として20数万人が出兵し、そのうち35,000人が戦死されているそうです。戦死者の比率が高いのは山間部で暮らしていた原住民の方が東南アジアやニューギニアなどのジャングルでの戦いに適しているとして激戦区に回されたからだそうです。こうした戦没者の方が軍人戦没者として認定されず、軍人恩給の対象外だったと知ると申し訳ない気持ちになり、少額ですが寄付をしました。
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お寺の境内には山丹花(さんたんか)がきれいに咲いていました。これはカンボジアではヒンズー教のシヴァを意味するとプノンペンのガイドさんに教えてもらったことがあります。
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こちらはバリ島の棚田で見掛ける田んぼの境界に植えられる植物も植えてありました。そろそろバスに戻って出発です。皆さん集合時間より早めにバスに戻るのでゆっくり見学できません。
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台中の市内を抜ける前にパイナップルをカットしている八百屋の前を通りがかりました。市内の信号が変わるまでかなりの時間がかかるのでしばらく眺めていました。どこかで買い求めたいなと思いながらパイナップルは食べられませんでした。
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台中の観光はあっという間に終わりましたがまだ午前11時です。日月潭方面へ移動する間車内ではガイドさんによるスケジュールの説明がありました。
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台中からは高速公路6号で山中に向かって走ります。
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途中こんな高架も通過しました。日本では絶対に考えられないような風景です。
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ガイドさんの説明で台湾には19種類の椰子の木があると知りました。食用になるのは2種類ということなので、ココナッツと檳榔(びんろう)だとすぐに分かりました。
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台湾は3度目ですが台北を出ることは無かったので、自然の山の深さなどは初めて感じました。
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12時ちょうどに「快眠科学研究所」に到着して40分ほどのお買い物タイムです。トラピックス社の格安ツアーでは絶対に参加しなければならないラテックスのお店です。過去に5~6回立ち寄ったことがありますが、マレーシア周遊の旅ではトラベルピローが気に入ったので2個買い求めました。エジプト航空の直行便の中やアスワンからアブシンベル往復のバスの車内では重宝しました。売っていたら買いたいくらいでしたが、ありきたりの物しかありませんでした。
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そして午後1時にお昼を食べるレストランに到着しました。駐車場には同じトラピックス社の「全都市スーペリアホテル宿泊!台湾キャンペーン4日間」のバスが停まっていました。
牡丹荘中餐廳:南投県埔里鎮南村里桃南路82号 -
1階が黒檀製品を扱う家具屋さんの2階のレストランで点心の昼食です。まずは台湾ビールを注文します。コンビニで1本55元の大瓶が150元ですが深く考えないことにします。大根の醤油漬けをつまみにのどを潤します。今回ガイドさんの提案で食事のテーブルは最終日まで同じとなりました。3テーブルで参加者26人ですが、静岡の方8名と鹿児島のご家族7名と東京からの2名の9名、我々は大阪の4名と鹿児島の3名の9名でした。中国系のツアーの場合大テーブルなので席決めが煩わしいことがあるのですが、これは良いアイディアでした。
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まずは大根餅からスタートです。台湾の点心と言ったらこれですね。前回の台湾の旅では宿泊した台北の「インペリアルホテル(華国大飯店)」の売店の大根餅を買ってお土産にしたのですが、あまりのおいしさに驚いたことを思い出します。
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揚げ豆腐と野菜の旨煮はビールが進みます。
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台湾らしいタロイモの揚げ春巻きは優しい甘さがくせになりそうです。
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しっかりと味の沁み込んだ焼きビーフンも台湾らしい料理です。
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さあ点心らしい蒸籠が並び始めました。まずは焼売です。同じテーブルの方でお2人が全く中華料理が体に受け付けないようで気の毒でした。
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熱々の蒸し餃子。醤油などつけなくてもしっかりした味でした。
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箸休めに青菜炒め。
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生椎茸の天麩羅と台湾らしい腸詰めは胡椒塩でいただきます。
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大好きな烏賊のすり身団子を揚げたもの。久しく渋谷の「麗郷」に行っていなかったことを思い出させます。
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小籠包とカスタードクリームの入ったデザートの蒸しパン。
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最後の豚肉と大根と野菜のスープは優しい味でした。
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出発まで15分ほどあったので1階の黒檀の家具店にも立ち寄ります。お店にしてみればここが稼ぎ時です。サービスの台湾バナナに目がくらみます。
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上に置いた白檀の練り香から流れた煙は黒檀の彫刻に沿って流れるという面白い香炉でした。
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この細長い指を見ていて台湾で造られたものでは無くてベトナムかタイ辺りで造られたように思いました。台湾で黒檀が伐採できるのだろうかという疑問が頭に浮かびます。そして以前ベトナムのホイアンのトゥボン川の対岸のキムボン村で買った香炉と同じものを発見しました。20ドルくらいで買ったものがここでは3万円でした。
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黒檀は樹木の中心部が黒く外側は普通の木の色をしています。そんな木の幹を刳り貫いた巨大な蛙の彫刻が置かれてありました。店のご主人によるとこれは「三脚蟾蜍」と呼ばれる3本脚の蛙で、「青蛙神」とも呼ばれるそうです。
青蛙神(せいあじん、ちんわせん)は、中国の妖怪で、蝦蟇仙人が従えている3本脚の蟾蜍(ヒキガエル)の霊獣とされます。3本の内訳は前足が2本、後足が1本で、後足はお玉杓子の尾のように中央に付いています。中国では月に青蛙神がいるとされ、蝦蟇仙人はこの蛙を捕えるために、金貨で釣り上げて従えたといわれています。そのため金運のお守りとされるそうです。
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2019 台湾周遊の旅
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この旅行記へのコメント (2)
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- きょんさん 2019/10/10 10:33:26
- 楽しく読ませていただきました…
- はじめまして!名古屋の古川と申します。
来週(10/17~)から、主人と三度めの台湾に…
昨年に引き続き、今回も台中に行くのでとても参考になりました。ツアーには参加せず自分たちで行く旅なので、気ままですが昨年行けなかったところにリベンジということで、本当にありがとうございました。
- kojikojiさん からの返信 2019/10/10 10:48:51
- Re: 楽しく読ませていただきました…
- はじめまして。旅行記にお立ち寄りいただきありがとうございます。本当は個人旅行で行きたい台湾周遊の旅だったので羨ましいです。旅行記はまだまだ続くのですが、台風が来るこの3連休で残りを頑張ろうと思っています。またお時間があればお立ち寄りください。お便りいただけると旅行記作成中の深夜の睡魔と戦おうという気持ちになります。ありがとうございました。
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