2019/09/24 - 2019/09/24
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pacorinさん
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大学で比較宗教を学んだこともあり、以前から興味があったエルサレム。中東の3Pで行ってみたかったペトラ。個人で旅行するには少しばかり面倒そうなところをうまく含めたツアーがあったので、連れて行ってもらいましょう♪と参加してきました。
この旅行記は旅の5日目、ヨルダンから国境を越えてイスラエルに入り、パレスチナ自治区のベツレヘムを訪れた様子です。
<旅程>
9/20 23:45 KIX EK317
9/21 4:50 DXB
7:30 DXB EK901 9:35 AMM マダバ観光 (ペトラ泊)
9/22 ペトラ観光 (ペトラ泊)
9/23 死海 (死海泊)
9/24 ベツレヘム・エルサレム観光(エルサレム泊)
9/25 エルサレム観光 (エルサレム泊)
9/26 18:00 AMM EK904 22:00 DXB
9/27 3:00 DXB EK316 17:15 KIX
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
<旅行5日目>
この旅行記は『聖書の世界へ☆ヨルダン&イスラエルの旅 Ⅳ 死海(ヨルダン側)編』からの続きです。
ヨルダン側の死海リゾートホテルを出発し、キング・フセイン橋(イスラエル名:アレンビー橋)の国境にやってきました。待ち時間が長くて暇ですが、国境エリアの写真撮影は禁止だと言われているので、逐一様子をメモってみました。
8:35 ヨルダン側、キング・フセイン橋に到着。パスポートと出国税15US$を集め、皆の分をまとめて出国手続きをする。皆はバスの中で待機。ヨルダンの現地ガイドはここでバスを下りてさようなら、ドライバーがチェックを受ける。写真の紙切れが1枚づつ配られるが、即ちぎられ半券をパスポートと一緒に返される。
9:00 緩衝地帯を通過。イスラエル側の検問所で車両確認が行われている様子。隣の水を積んだトラックは、いろんなところを開けて見せていて、イスラエル側の検査員が、歯医者が使う丸いミラーがついた器具の超巨大版みたいなやつで、車両の下に不審物がないかを映してチェックしていた。ヨルダンからイスラエルに物資を運ぶトラックは荷物の検査が厳しく、チェックに時間がかかるので、道路の脇に検査待ちのトラックがずらずらと並んでいた。
9:15 イスラエルの入国審査場に到着。早速アンネ・フランクのような顔をした係員に目がいく。ここでヨルダンのバスとさようなら。飛行機に乗る前のように荷物をすべて機械に通し、X線検査を受ける。この時嫌だったのは、スーツケースも貴重品を含めた手荷物も全て機械に通す一方、人はあっちの機械を通れ、とか言われて荷物が目の届かない状態になったこと。おまけに、「お前は英語がわかるか」と聞かれ、「うん」と言うと今の説明を他の日本人にも伝えろと言われた。省エネか!
さらに、こっちは手元から離れた手荷物が気になっているのに、腕時計もブレスもはずせと面倒なことを言われ、ちょっとウザかった。ツアーメンバーの1人が運悪く別室に呼ばれ、その方の荷物は全て放置状態。pacorin達が預かって待っていたからいいものの、個人旅行の時にそんなことになったら荷物がなくならないかとても心配になると思うんだけど・・・。 -
9:30 荷物検査完了。別室送りの人待ち。
9:50 無事出てこられたので、入国審査を受ける。イスラエルの入国スタンプが欲しくてパスポートの期限間近まで待っていたのに、スタンプは廃止されてIDカードの発行になっているんだよね、知らなかったわ~
上の青いのが入国カードで、下のピンクが出国カードです。パスポートを渡したらすぐにIDが発行されて、あっさり入国となりました。下に置いてあるのは、図書館から借りた「歩き方」(*'ω'*) -
ところが、イスラエル側の観光バスがなかなかやってこない。なんと、お迎えのバスのチェックがひっかかっていたそうで、10時半にようやく出発することができました。
これでもスムーズにいった方で、ヨルダン側で時間がかかることもあったり、この国境自体が閉まっていて別の国境へ移動しなければいけないこともあったり、色々あるそうです。 -
イスラエルって、pacorin的にはエルサレムとかテルアビブとか都会のイメージが強くてなんとなくヨーロッパのような雰囲気で想像してしまうんだけど、実際はバリバリ中東だし、ヨルダンから橋を渡っただけだから、当然景色は砂漠風だよね~
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ナツメヤシですね。
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びっしりと。
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ベツレヘムに向かう途中、バラックが集まって家畜を飼ってるようなエリアを通りました。何系の人が住んでるんだろう・・・。
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30分ほど走ると町が近づいてきました。
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何のモニュメントかわからないけど、先ほどの砂漠から比べたら緑がまぶしいわ☆
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するっとベツレヘムに到着。イスラエルとパレスチナ間にはチェックポイント(検問所)があるんだけど、迂回路を通ってきたので、知らない間にパレスチナ自治区に入っていました。
ベツレヘムは標高726mにあるので、死海からの高低差は約1100m!なんですね。 -
団体客向けのレストランで早めのランチです。ベツレヘムはイエス誕生の聖地なので巡礼に来ておられる方もいて、おそろいのスカーフ巻いた人たちが食事前のお祈りをしていたり、あちこちでミーハー観光客と巡礼団体の違いが見受けられました。
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ここはブッフェじゃないのが良かった♪お野菜をピタパンに挟んでいただく前菜が美味しかったです。このツアーの食事ではほぼ毎回フムスが登場してたけど、毎日誰かしらに「これ何かしら?」と聞かれ、「ひよこ豆のペーストです」って毎日答えてました(笑)
ここのレモンミントジュースはめっちゃ美味しかった☆しかも、パレスチナは物価が安いから3US$だったし♪ヨルダンは物価高いし、エルサレムも高かった。 -
レストランのテラスからの眺め。
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高い建物がないのがいいね~
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イエス・キリストが生まれたベツレヘムは、現在パレスチナ自治区ということで、アラブ人の町です。なので標識の文字もヘブライ語ではなく、アラビア語なんですね。
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これはバスをとめた駐車場の上からの眺め。ベツレヘムは、ヘブライ語で「パンの家」、アラビア語で「肉の家」という意味らしいです。旧約聖書にも登場する古い町です。
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歩いて聖誕教会に向かいます。ん?スターズ&バックスって!!( *´艸`)
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パレスチナ自治区ってどんなんかいな?と思っていたけど、ベツレヘムは完全に観光地ですね。
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タクシーは黄色。
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太陽がまぶしい!
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スクールバスですね。
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今回は聖誕教会へのピンポイント訪問だけど、街歩きをしてみたい雰囲気です。
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交番だ。左はアラファト議長ですよね。右の方は・・・?
そういえば、今朝の国境の荷物検査のところで、オスロ合意調印後にラビンとアラファトが握手していて、真ん中にクリントンが立ってる写真を見た気がする。 -
聖誕教会が見えてきました。右手はアルメニア修道院です。
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振り返るとメンジャー広場、ジャーマ・アル・オマルの塔が見ています。
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なんだか特徴的な十字架。
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では中へ・・・
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かがまないと入れない「謙虚のドア」
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入った瞬間、目の前に人の行列が・・・これ、イエスが生まれたとされる場所を見るために並んでいる人たちなんです・・・(゜o゜)
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見上げると金ピカのモザイクが☆
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キラキラです☆
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祭壇は修復中のようですね。大理石の柱は何だか歴史を感じさせる色合い。現在の建物は十字軍時代に修復されたものだそう。
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床がはずしてあってモザイクが見られるところがあります。これはコンスタンティヌス帝の頃のものだそう。
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イエス誕生の地をこの教会の地下洞窟としたのは、ローマのコンスタンティヌス帝の母ヘレナ。この教会は325年に建てられたそうです。
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祭壇はギリシア正教会が管理しているんだって。
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聖誕の場所を見るには1時間以上並ばないといけないので今回は断念。銀の星がはめこまれた祭壇があるそうですよ☆他のトラベラーさんの旅行記で見せてもらいました。
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この教会ってやたら金属製のランプがぶらさがってますね。
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司祭さんですか?
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正直、教会の詳しい話にはそこまで興味がないので、適当に写真を撮りまくっています。
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聖誕の場所を見た人はここから出てきていたような。ちょっと見たかったかも。
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ドアの彫刻。
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聖誕教会に隣接する聖カテリーナ教会へ。
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聖カテリーナ教会
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ベツレヘムのモザイク
聖誕の場所、ミルク・グロット、羊飼いの野が描かれています。
右上にはエルサレムの岩のドームが。 -
足元にガイコツがあるのは、聖書学者ヒエロニムスの像。ヒエロニムスは、ヘブライ語の聖書をラテン語に翻訳するために、この教会の洞窟にこもっていたそうな。その生涯を翻訳に捧げたヒエロニムスは、ローマの婦人パウラの協力を得ていたそうだが、彼女の死後はその骨を側に置いて作業を続けたそうな・・・えっ、それはパウラさんのしゃれこうべなんですか!( ゚Д゚)
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聖カテリーナ教会の内部へ。
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天井の金色の縁取りが目を引きます。
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ベツレヘムの星は見られなかったけど、ほぼ聖誕の場所に来たってことにしておこう。
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ヒエロニムスがこもっていた地下の洞窟へ・・・
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4世紀~5世紀を生きた人がここにいたって考えたら、なんだかゾクゾクする♪
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この方の頑張りにより、『ウルガタ版ラテン語聖書』はカトリックの公認聖書となり、キリスト教が世界中に広まったと言われているそうな。
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ここでガイドさんはかなり長いことお話をされていたのですが、pacorinは皆と少し離れたところに座って一人で別のことを考えていました。小学生の頃にちょろっと参加していた教会学校で見聞きした内容は、相当頭の中に残っているようで、ベツレヘムに来たらいろんなことがよみがえりました。
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そんで、また歌を一つ思い出したぞ。
♪イエス様わたしをお救いください
心の底からあなたを信じて
御名をよびます 御名を呼びます
汝はキリスト 生ける神なり~♪
当時は全く意味を考えずに歌ってたけど、なんかすごいな。 -
音楽が好きだから歌をうたったり、お話を聴くのが好きだから紙芝居を見てたけど、若い女性が涙ながらに「ある日イエス様が出ていかれたのです・・・」とか語り出したらなんとなく違和感を感じ、そのうち居留守などを使って行かなくなった教会学校。小学生なのに居留守・・・( *´艸`)
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最後にはヘブライ語を交えた歌を歌って、「シャローム!」って挨拶してたな。
で、大学でペルシア語を始めたとき、「サラーム」って「シャローム」と同じ語源か!ってつながったという。 -
というわけで、聖誕教会、シャローム!
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バスに戻ります。実はpacorin、ベツレヘムでは聖誕教会よりも、別のことに興味があり、ガイドさんに通るのであればぜひ見たいので、とお願いしておきました。
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ベツレヘムのお土産はオリーブの木で作った像とかロザリオとか、キリストグッズが多かったです。
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何に興味があったのかというと、それは分離壁のグラフィティ・アート!
ツアーの他の皆さんは全く興味がなかったようで、pacorin一人が右に左に動いてバスの中から激写してました。一人でテンション上がってます。
一つでも見たいと思っていたバンクシーは、この絵を見ることができました。平和の象徴のハトが防弾チョッキを着て、ターゲットにされている様子です。 -
ウォールド・オフ・ホテル
2017年にオープンした、覆面芸術家バンクシーが手掛けるアートホテル。分離壁のすぐ横にあり、「世界一眺めの悪いホテル」と言われています。窓ガラスが汚いけど、かろうじてパシャリ。ホテルの中の様子はトラベラーさんの旅行記を羨ましく思いながら読みまくりました。 -
イスラエル政府はパレスチナ人の自爆テロの防止を目的にこの壁を建設したというけれど、境界線上ではなく、ヨルダン川西岸地区の内側に建てられているそうです。
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てか、けっこう来てるな、中国人。
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このハトはバンクシーもどき?
トランプさんが嘆きの壁を訪れた時の様子とセリフはかなり消されてしまってますね。 -
あ、見たかったやつ、きたー!
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ライラ・カリド
パレスチナ民族評議会員で元パレスチナ解放人民戦線(PFLP)の活動家で元テロリスト。 -
1人のオペレーターが承認するとサムソン RCWSの機関銃やミサイルのスパイクなどを用いて検知した標的を自動的に攻撃する複数の監視塔も設置されている・・・ってWikiに書いてあったけど、これのことかしら・・・
スマホケースが写り込んじゃったわ。 -
パレスチナ問題は、その歴史を読めば読むほど解決するとは思えないけど、世界でこういうことが起きていると知ることは意味があるんじゃないかと思ったり。
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グラフィティ・アートには訴えかけてくるものがあるし、一方この真っ白な壁はイスラエルの無言の圧を感じて逆に重苦しく思えたり。
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チェック・ポイントを通過してエルサレムへ。歩きだとパスポート見せたりするみたいですね。
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休暇中のイスラエル軍兵士。イスラエルではユダヤ人市民が18歳に到達した段階で、一部の例外を除き、男女問わず2、3年程度の兵役が課されます。
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あ、キッパをかぶった小学生だ!キッパはユダヤ教徒の男性がかぶる帽子のようなもので、神に対して頭を隠すことで、謙遜の意思を表すんだそうな。
ベツレヘムはキリスト教の聖地でアラブ人の世界だったけど、いよいよユダヤ教の世界にお邪魔しますよ~エルサレム編に続く。
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