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日本百名山の著者である深田久弥氏は槍ヶ岳について以下のとおり述べています。<br /><br />(抜粋)<br />一生に一度は富士山に登りたいというのが庶民の願いであるように、いやしくも登山に興味を持ち始めた人で、まず槍ヶ岳の頂上に立ってみたいと願わない者はないだろう。<br /><br />これはまさしくそのとおりで、平成24年から登山を始めて槍ヶ岳は長らく私の憧れでありました。<br />しかし、公共交通機関は発達しているとはいえ、東北の地から東京を通過して遥かなる上高地まで行くのには、時間的に厳しい。さらに、上高地から槍ヶ岳までのアプローチの長さもあってなかなか時間的な意味で機会には恵まれませんでした。<br />そんな中、平成29年8月、たまたまぽっかりとできた休暇を使って仲間4人で槍ヶ岳にアタックしましたが、その時は凄まじいガス。<br />登頂こそしたものの、視界は全くなく、山頂の表示がある以外はどこに行ったとしても同じような真っ白な景色(というか景色がない)で、槍ヶ岳に登った感慨はありませんでした。<br /><br />いつか必ずリベンジしたいと思っていたところ、9月末までに取得すべき夏季休暇が2日も残っていました。<br />しかも、妻とも予定が合わず、山仲間とも予定が合わない。<br />誰とも予定が合わない休みは自由に使おう!!<br />9/14から16の連休に2日休暇をつけて、5連休。うち、移動日を差し引いた3泊4日を登山に充てれば、それなりの山に行けるぞと。<br />考えれば考えるほど槍ヶ岳にリベンジしたくなったのですが、それでも行程に余裕のある今回の休暇。<br />なら、前回と同じ槍ヶ岳のピストンではなく、上高地を起点に周回する槍穂縦走にチャレンジすることにしたのでした。<br /><br />結論から言うと今回の山旅は幸いにも天候に恵まれ、良い登山になりました。<br />まず、ピーカンとはいかなかったものの槍ヶ岳の姿とそこからの絶景を見られたのでリベンジは達成です。<br />そして、一般登山道の中では最難関の部類にはいると言われている大キレットを体力的・時間的に余裕をもって通過できたことは、今後いろんな登山をするにあたっての自信にもなりました。<br />なお、大キレットが有名ですが、北穂高→涸沢岳も個人的には同じくらい難しかったです。<br />また、奥穂高岳から上高地に下山する岳沢コースも、峻険で足場が嫌なトラバースが多く、またすさまじい激下りで、個人的には一番体力的に厳しかったです。<br /><br />全体を通じて慣れない単独行ということもあり、心の片隅には常に少しの不安感もありましたが、それを差し引いても最高といえる内容でした。<br /><br />【山行録】<br />9/12<br />12:05 上高地着<br />(手荷物預け・準備等々)<br />12:20 上高地出発<br />13:36 徳沢<br />(ソフトクリーム休憩)<br />14:20 横尾<br />15:40 槍沢ロッジ着(宿泊)<br /><br />9/13<br />04:30 起床<br />05:15 槍沢ロッジ出発<br />08:30 槍ヶ岳山荘着<br />09:15 槍ヶ岳登頂<br />09:30 槍ヶ岳山荘<br />10:22 大喰岳ピーク<br />11:06 中岳ピーク<br />12:25 南岳ピーク<br />12:30 南岳小屋着(宿泊)<br /><br />9/14<br />04:30 起床<br />05:30 南岳小屋出発(すぐに大キレット)<br />07:19 長谷川ピーク<br />08:25 飛騨泣き<br />09:32 北穂高小屋(ジュース休憩)<br />09:39 北穂高岳ピーク<br />10:58 最低コル<br />12:00 涸沢岳ピーク<br />12:15 穂高岳山荘<br /><br />9/15<br />04:00 起床<br />05:00 穂高岳山荘出発<br />05:45 奥穂高岳登頂<br />06:00 下山開始<br />07:11 紀美子平<br />09:47 岳沢小屋(ジュース休憩)<br />10:44 風穴(天然のクーラー)<br />11:14 岳沢登山口<br />11:27 上高地着(河童橋)<br /><br /><br />【情報提供的な余談】<br />〇山小屋の混雑<br />9/12.13はそれぞれ槍沢ロッジ・南岳山荘に宿泊しましたが、平日ということもありすいていました。<br />9/14は穂高岳山荘に宿泊しましたが、当初公式HPでは「過去の統計から推定される混雑度」は3段階中2段階でしたし、連休初日に登山口から距離のある山頂直下の穂高岳山荘はそこまで混まないだろうと私も予想していました。<br />しかしながら、ふたを開けるとすさまじい混雑(今季最大級といっている人もおり、食事の回数は7回に分散、布団は2人で一枚。)でした。<br />働き方改革・有給の取得推進の影響でしょうか?連休前から入山する人は確実に増えているようです。<br /><br />〇上高地の混雑<br />登山客以外にも上高地にはたくさんの方がいらっしゃいますが、上高地は通年マイカー規制。全国のいろんなところから集まった人が一か所から出ていくので、バスターミナルの混雑はすさまじいものがあります。<br />特に、さわんど駐車場行と新島々行は普通の路線バスで予約もない感じです。整理券は2日前から配布しているようなので計画的な取得を心がけたほうが良いです。<br /><br />〇中央道問題<br />私は、新宿⇔上高地間のバスを予約していたので、バスの混雑には巻き込まれませんでしたが、八王子ジャンクション周辺の渋滞30kmに巻き込まれました。<br />バスは新宿に21到着で、23時50分東京発の夜行バスで仙台に帰る予定だったので、なんなら東京ラーメンストリートにでもよって行こうと思っていたところ、新宿に着いたのは23時17分。<br />急いで23時25の中央線に駆け込み東京駅に23時45分到着(定刻から2分遅れ)。<br />筋肉痛と重い荷物を抱えながら、東京駅南側連絡通路を全力ダッシュで駆け抜け、バスターミナルにぴったりで到着しました。<br />おかげで飲料も買えず、カラカラの口で夜行バスに乗り込むという地獄絵図。<br />今回の山旅の最大の山場は地上で起きていたのでした。

【登山記録】槍穂縦走

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2019/09/12 - 2019/09/15

741位(同エリア2109件中)

旅行記グループ 登山

4

79

たいじろうさん

日本百名山の著者である深田久弥氏は槍ヶ岳について以下のとおり述べています。

(抜粋)
一生に一度は富士山に登りたいというのが庶民の願いであるように、いやしくも登山に興味を持ち始めた人で、まず槍ヶ岳の頂上に立ってみたいと願わない者はないだろう。

これはまさしくそのとおりで、平成24年から登山を始めて槍ヶ岳は長らく私の憧れでありました。
しかし、公共交通機関は発達しているとはいえ、東北の地から東京を通過して遥かなる上高地まで行くのには、時間的に厳しい。さらに、上高地から槍ヶ岳までのアプローチの長さもあってなかなか時間的な意味で機会には恵まれませんでした。
そんな中、平成29年8月、たまたまぽっかりとできた休暇を使って仲間4人で槍ヶ岳にアタックしましたが、その時は凄まじいガス。
登頂こそしたものの、視界は全くなく、山頂の表示がある以外はどこに行ったとしても同じような真っ白な景色(というか景色がない)で、槍ヶ岳に登った感慨はありませんでした。

いつか必ずリベンジしたいと思っていたところ、9月末までに取得すべき夏季休暇が2日も残っていました。
しかも、妻とも予定が合わず、山仲間とも予定が合わない。
誰とも予定が合わない休みは自由に使おう!!
9/14から16の連休に2日休暇をつけて、5連休。うち、移動日を差し引いた3泊4日を登山に充てれば、それなりの山に行けるぞと。
考えれば考えるほど槍ヶ岳にリベンジしたくなったのですが、それでも行程に余裕のある今回の休暇。
なら、前回と同じ槍ヶ岳のピストンではなく、上高地を起点に周回する槍穂縦走にチャレンジすることにしたのでした。

結論から言うと今回の山旅は幸いにも天候に恵まれ、良い登山になりました。
まず、ピーカンとはいかなかったものの槍ヶ岳の姿とそこからの絶景を見られたのでリベンジは達成です。
そして、一般登山道の中では最難関の部類にはいると言われている大キレットを体力的・時間的に余裕をもって通過できたことは、今後いろんな登山をするにあたっての自信にもなりました。
なお、大キレットが有名ですが、北穂高→涸沢岳も個人的には同じくらい難しかったです。
また、奥穂高岳から上高地に下山する岳沢コースも、峻険で足場が嫌なトラバースが多く、またすさまじい激下りで、個人的には一番体力的に厳しかったです。

全体を通じて慣れない単独行ということもあり、心の片隅には常に少しの不安感もありましたが、それを差し引いても最高といえる内容でした。

【山行録】
9/12
12:05 上高地着
(手荷物預け・準備等々)
12:20 上高地出発
13:36 徳沢
(ソフトクリーム休憩)
14:20 横尾
15:40 槍沢ロッジ着(宿泊)

9/13
04:30 起床
05:15 槍沢ロッジ出発
08:30 槍ヶ岳山荘着
09:15 槍ヶ岳登頂
09:30 槍ヶ岳山荘
10:22 大喰岳ピーク
11:06 中岳ピーク
12:25 南岳ピーク
12:30 南岳小屋着(宿泊)

9/14
04:30 起床
05:30 南岳小屋出発(すぐに大キレット)
07:19 長谷川ピーク
08:25 飛騨泣き
09:32 北穂高小屋(ジュース休憩)
09:39 北穂高岳ピーク
10:58 最低コル
12:00 涸沢岳ピーク
12:15 穂高岳山荘

9/15
04:00 起床
05:00 穂高岳山荘出発
05:45 奥穂高岳登頂
06:00 下山開始
07:11 紀美子平
09:47 岳沢小屋(ジュース休憩)
10:44 風穴(天然のクーラー)
11:14 岳沢登山口
11:27 上高地着(河童橋)


【情報提供的な余談】
〇山小屋の混雑
9/12.13はそれぞれ槍沢ロッジ・南岳山荘に宿泊しましたが、平日ということもありすいていました。
9/14は穂高岳山荘に宿泊しましたが、当初公式HPでは「過去の統計から推定される混雑度」は3段階中2段階でしたし、連休初日に登山口から距離のある山頂直下の穂高岳山荘はそこまで混まないだろうと私も予想していました。
しかしながら、ふたを開けるとすさまじい混雑(今季最大級といっている人もおり、食事の回数は7回に分散、布団は2人で一枚。)でした。
働き方改革・有給の取得推進の影響でしょうか?連休前から入山する人は確実に増えているようです。

〇上高地の混雑
登山客以外にも上高地にはたくさんの方がいらっしゃいますが、上高地は通年マイカー規制。全国のいろんなところから集まった人が一か所から出ていくので、バスターミナルの混雑はすさまじいものがあります。
特に、さわんど駐車場行と新島々行は普通の路線バスで予約もない感じです。整理券は2日前から配布しているようなので計画的な取得を心がけたほうが良いです。

〇中央道問題
私は、新宿⇔上高地間のバスを予約していたので、バスの混雑には巻き込まれませんでしたが、八王子ジャンクション周辺の渋滞30kmに巻き込まれました。
バスは新宿に21到着で、23時50分東京発の夜行バスで仙台に帰る予定だったので、なんなら東京ラーメンストリートにでもよって行こうと思っていたところ、新宿に着いたのは23時17分。
急いで23時25の中央線に駆け込み東京駅に23時45分到着(定刻から2分遅れ)。
筋肉痛と重い荷物を抱えながら、東京駅南側連絡通路を全力ダッシュで駆け抜け、バスターミナルにぴったりで到着しました。
おかげで飲料も買えず、カラカラの口で夜行バスに乗り込むという地獄絵図。
今回の山旅の最大の山場は地上で起きていたのでした。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
旅行の手配内容
個別手配

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  • 9/12<br />聖地である上高地に2年ぶりにやってきました!

    9/12
    聖地である上高地に2年ぶりにやってきました!

    上高地バスターミナル 乗り物

  • 上高地インフォメーションセンター前で準備をします。<br />下山してからの着替え等が入ったバッグも手荷物預所に預けて準備万端!

    上高地インフォメーションセンター前で準備をします。
    下山してからの着替え等が入ったバッグも手荷物預所に預けて準備万端!

    上高地インフォメーションセンター 名所・史跡

  • 河童橋と穂高の山々。<br />素晴らしい天気だ。<br /><br />でも、上高地が素晴らしい天気なのは前回も一緒。<br />うっ、トラウマが...

    河童橋と穂高の山々。
    素晴らしい天気だ。

    でも、上高地が素晴らしい天気なのは前回も一緒。
    うっ、トラウマが...

    河童橋 名所・史跡

  • 梓川沿いを歩いていきます。<br />梓川の水は本当に綺麗。

    梓川沿いを歩いていきます。
    梓川の水は本当に綺麗。

  • 1時間ほどダラダラ歩き続けて徳沢のロッジに到着しました。<br />ここまで歩いてくる人の半分くらいはキャンパーか観光客ですかね。

    1時間ほどダラダラ歩き続けて徳沢のロッジに到着しました。
    ここまで歩いてくる人の半分くらいはキャンパーか観光客ですかね。

    徳沢 自然・景勝地

  • まだ大して頑張ってもいないのにソフトクリーム。<br />ここのソフトクリームは美味しいんです。

    まだ大して頑張ってもいないのにソフトクリーム。
    ここのソフトクリームは美味しいんです。

    徳沢ロッヂ 宿・ホテル

  • 徳沢・横尾間ではたくさんの猿とすれ違いました。<br />上高地では猿の人馴れが進んでいるようです。<br /><br />特にいちゃもんもつけられませんでしたが、足のすぐ下を通っていきました。お互いに無視が一番。<br /><br />それにしても彼ら全然ビビってる様子はありません。

    徳沢・横尾間ではたくさんの猿とすれ違いました。
    上高地では猿の人馴れが進んでいるようです。

    特にいちゃもんもつけられませんでしたが、足のすぐ下を通っていきました。お互いに無視が一番。

    それにしても彼ら全然ビビってる様子はありません。

  • 横尾到着です。<br />ここまでくると大半は登山客ですかね。<br />ここで涸沢方面と槍沢方面に分岐します。<br /><br />紅葉やテントの花で有名な涸沢。<br />憧れはあるけれど、まず目指すは槍ヶ岳なので槍沢へ。

    横尾到着です。
    ここまでくると大半は登山客ですかね。
    ここで涸沢方面と槍沢方面に分岐します。

    紅葉やテントの花で有名な涸沢。
    憧れはあるけれど、まず目指すは槍ヶ岳なので槍沢へ。

    横尾山荘 宿・ホテル

  • 横尾から先に行くとようやく登山道らしくなりますが、まだ高度はあげません。<br />途中、一の俣、二の俣と二つの沢を越えます。

    横尾から先に行くとようやく登山道らしくなりますが、まだ高度はあげません。
    途中、一の俣、二の俣と二つの沢を越えます。

  • 二の俣を超えると少し高度をあげます。<br />これが槍沢ロッジが近づいてきた目印です。

    二の俣を超えると少し高度をあげます。
    これが槍沢ロッジが近づいてきた目印です。

  • 槍沢ロッジに到着しました。<br />北アルプスの小屋って本当に立派ですよね。<br /><br />ここは上高地からは徒歩で4時間半が標準タイムで12kmほど離れています。しかし、まだ稜線とは程遠い樹林帯も抜けていない山の中腹。<br />にも関わらず、ケータイの電波も入るし、設備も下界に準じるレベル。<br />自販機や無料の充電コーナー、はたまた風呂まであります。

    槍沢ロッジに到着しました。
    北アルプスの小屋って本当に立派ですよね。

    ここは上高地からは徒歩で4時間半が標準タイムで12kmほど離れています。しかし、まだ稜線とは程遠い樹林帯も抜けていない山の中腹。
    にも関わらず、ケータイの電波も入るし、設備も下界に準じるレベル。
    自販機や無料の充電コーナー、はたまた風呂まであります。

    槍沢ロッジ 宿・ホテル

  • 寝床はこんな感じ。<br />隣はいなかったので、広々寝れましたが、信じられないことに深夜2時頃、超早立ちするわけでもないのに普通の声(より少し大きいくらい)で、談笑を始めるパーティーが。<br />みんな楽しみに来ている山でお互い不快な気持ちになりたくはありませんし、私より年長者に思われましたが、あまりのことに我慢できず注意をしてしまいました。<br /><br />山ではいろんな人に会うことが多く、直接お話しすると、皆さんとてもいい方で、特に目上の方は、登山面でも下界の話でもためになることが多いです。<br />今後も我ら若輩登山者・社会人の見本となっていただけると嬉しいです。

    寝床はこんな感じ。
    隣はいなかったので、広々寝れましたが、信じられないことに深夜2時頃、超早立ちするわけでもないのに普通の声(より少し大きいくらい)で、談笑を始めるパーティーが。
    みんな楽しみに来ている山でお互い不快な気持ちになりたくはありませんし、私より年長者に思われましたが、あまりのことに我慢できず注意をしてしまいました。

    山ではいろんな人に会うことが多く、直接お話しすると、皆さんとてもいい方で、特に目上の方は、登山面でも下界の話でもためになることが多いです。
    今後も我ら若輩登山者・社会人の見本となっていただけると嬉しいです。

    槍沢ロッジ 宿・ホテル

  • なんだってあります。<br />自販機と充電コーナーです。<br />充電コーナーは、前来た時はありませんでしたが、スマホが今まで以上に必需品となった今、山小屋もこのような進化をしているのかもしれません。

    なんだってあります。
    自販機と充電コーナーです。
    充電コーナーは、前来た時はありませんでしたが、スマホが今まで以上に必需品となった今、山小屋もこのような進化をしているのかもしれません。

    槍沢ロッジ 宿・ホテル

  • 9/13<br />小屋で朝食はとらず弁当をもらいました。<br />外に出てみるとくもり...<br /><br />おや?<br />空の色の加減なんかが2年前とそっくりだぞ?<br />あの時も上高地は天気よかったのになぁ

    9/13
    小屋で朝食はとらず弁当をもらいました。
    外に出てみるとくもり...

    おや?
    空の色の加減なんかが2年前とそっくりだぞ?
    あの時も上高地は天気よかったのになぁ

  • 小屋から少し歩くと、槍沢のキャンプ地に出ます。<br />そこからは、涸れた沢の横を歩いて標高1700mから高度を上げていきます。

    小屋から少し歩くと、槍沢のキャンプ地に出ます。
    そこからは、涸れた沢の横を歩いて標高1700mから高度を上げていきます。

  • 高度をどんどん上げていくと、槍の穂先が見えました!<br />この時点で、前回よりはいい結果です。<br />何しろ前回は槍の穂先のフォルムすら見えなかったので。

    高度をどんどん上げていくと、槍の穂先が見えました!
    この時点で、前回よりはいい結果です。
    何しろ前回は槍の穂先のフォルムすら見えなかったので。

  • 槍ヶ岳山荘に到着し、槍の穂先をどんどん目の前にとらえます。<br />平日なので流石に空いていますが、休日は渋滞が起きるそうです。

    槍ヶ岳山荘に到着し、槍の穂先をどんどん目の前にとらえます。
    平日なので流石に空いていますが、休日は渋滞が起きるそうです。

  • 槍の穂先は急峻ではありますが、ステップが豊富です。<br />高度感はありますが、鎖も過保護なほどにあるので、ここが初めての岩場でもなければまず大丈夫だと思います。<br /><br />もっともここまで登って来た後に、穂先のクライムがあるので、トータルではそれなりの体力・経験が求められると思います。

    槍の穂先は急峻ではありますが、ステップが豊富です。
    高度感はありますが、鎖も過保護なほどにあるので、ここが初めての岩場でもなければまず大丈夫だと思います。

    もっともここまで登って来た後に、穂先のクライムがあるので、トータルではそれなりの体力・経験が求められると思います。

  • 西鎌尾根の先に広がる、双六岳等々。<br />裏銀座も縦走したいなぁ。<br />穏やかでどこまでも歩けそうな景色が広がっています。

    西鎌尾根の先に広がる、双六岳等々。
    裏銀座も縦走したいなぁ。
    穏やかでどこまでも歩けそうな景色が広がっています。

  • 山頂の様子。<br />先行者が一人ポツンとおりました。<br />山頂はご覧の通り狭いので混んでいるときは譲り合いが必要ですが、今日は空いているのでゆっくりできました。

    山頂の様子。
    先行者が一人ポツンとおりました。
    山頂はご覧の通り狭いので混んでいるときは譲り合いが必要ですが、今日は空いているのでゆっくりできました。

  • ほこらに無事辿り着けた事への感謝の想いをこめつつ、今後の無事を祈ります。<br />プレートを手に持って写真を撮ってもらいました。<br /><br />3,180mの日本第5位の高峰です。

    ほこらに無事辿り着けた事への感謝の想いをこめつつ、今後の無事を祈ります。
    プレートを手に持って写真を撮ってもらいました。

    3,180mの日本第5位の高峰です。

    槍ヶ岳 自然・景勝地

  • さて、名残惜しいですが穂先から降りますかね。<br /><br />そこにちょこんとかかってるはしごから降ります。<br />その先には引き続き今日中に歩き切る南岳までの稜線と、更に遠くには穂高の山々が見えます。

    さて、名残惜しいですが穂先から降りますかね。

    そこにちょこんとかかってるはしごから降ります。
    その先には引き続き今日中に歩き切る南岳までの稜線と、更に遠くには穂高の山々が見えます。

  • はしごはこんな感じ。<br />二本かかっていますが、それは登り用と下り用。<br />穂先は基本一方通行です。

    はしごはこんな感じ。
    二本かかっていますが、それは登り用と下り用。
    穂先は基本一方通行です。

  • 今日は南岳までの予定なので、先を急ぎます。<br />標高3,000mの稜線の縦走です。<br />わくわくします。

    今日は南岳までの予定なので、先を急ぎます。
    標高3,000mの稜線の縦走です。
    わくわくします。

  • 大喰岳の山頂はめんどくさかったので微妙に巻きますが、実は日本10位の高峰。<br />周りの山々が有名すぎて、不遇な山日本一かもしれません。

    大喰岳の山頂はめんどくさかったので微妙に巻きますが、実は日本10位の高峰。
    周りの山々が有名すぎて、不遇な山日本一かもしれません。

    大喰岳 自然・景勝地

  • 基本的には穏やかな稜線ですが、ところどころはしごなどもありました。<br />これは中岳直下。

    基本的には穏やかな稜線ですが、ところどころはしごなどもありました。
    これは中岳直下。

  • 中岳山頂から。<br />槍ヶ岳のキメ顔を拝みますが、ここからの道はいつ振り返っても槍がキメてくれいます。

    中岳山頂から。
    槍ヶ岳のキメ顔を拝みますが、ここからの道はいつ振り返っても槍がキメてくれいます。

    中岳 自然・景勝地

  • 南岳までやってきました。<br />今日の行程はここまで。<br /><br />すぐ下の南岳小屋に宿泊です。<br /><br />なお、槍ヶ岳登頂後から、頭がずっと痛く、おそらく軽い高山病が発生していたものと思われます。<br />水分もあまりとらず、がしがし高度を上げたのがよくなかったのかもしれません。<br />この後、ポカリスエットを購入し、安静にしていました。

    南岳までやってきました。
    今日の行程はここまで。

    すぐ下の南岳小屋に宿泊です。

    なお、槍ヶ岳登頂後から、頭がずっと痛く、おそらく軽い高山病が発生していたものと思われます。
    水分もあまりとらず、がしがし高度を上げたのがよくなかったのかもしれません。
    この後、ポカリスエットを購入し、安静にしていました。

    南岳 自然・景勝地

  • 9/14<br />朝5時半に南岳小屋を出発します。<br />やや頭が痛いが、体調は問題なし。<br />今日は今回の山行の核心である大キレット。<br /><br />一般登山道の中では最難関ともいわれており、一歩の間違えが取り返しのつかない事態に直結するので気力・体力を充実させて挑みます!

    9/14
    朝5時半に南岳小屋を出発します。
    やや頭が痛いが、体調は問題なし。
    今日は今回の山行の核心である大キレット。

    一般登山道の中では最難関ともいわれており、一歩の間違えが取り返しのつかない事態に直結するので気力・体力を充実させて挑みます!

  • 夜明け前。<br />富士山が見えます。

    夜明け前。
    富士山が見えます。

  • 大キレットはまず、一気に高度を下げるところから始まります。<br />吸い込まれそうな勾配です。<br />ザレたガレ場なのでスリップと浮石・落石にきをつけて慎重に下ります。

    大キレットはまず、一気に高度を下げるところから始まります。
    吸い込まれそうな勾配です。
    ザレたガレ場なのでスリップと浮石・落石にきをつけて慎重に下ります。

    大キレット 自然・景勝地

  • 登ってきた太陽がこれから進む道を照らしています。<br />北穂高まで、距離は大したことはありませんが、コースタイム3時間10分の道のりです。

    登ってきた太陽がこれから進む道を照らしています。
    北穂高まで、距離は大したことはありませんが、コースタイム3時間10分の道のりです。

    大キレット 自然・景勝地

  • 南岳からの下りの様子。<br />はしごなども駆使して、高度を200mほど下げました。

    南岳からの下りの様子。
    はしごなども駆使して、高度を200mほど下げました。

  • 高度をさげたら、今度は大キレットの難所の一つである長谷川ピークに向けて高度を上げます。<br />ここから滑落して救出された大学生の名前からとったそうです。<br /><br />登るのはとにかく必死で、気づいたら到達していました。<br />あまり難しかった印象はありません。

    高度をさげたら、今度は大キレットの難所の一つである長谷川ピークに向けて高度を上げます。
    ここから滑落して救出された大学生の名前からとったそうです。

    登るのはとにかく必死で、気づいたら到達していました。
    あまり難しかった印象はありません。

    大キレット 自然・景勝地

  • 問題は長谷川ピークからの下りです。<br />ナイフリッジ上になっているところをまたがって、飛騨側に乗り越し、下りに入ります。

    問題は長谷川ピークからの下りです。
    ナイフリッジ上になっているところをまたがって、飛騨側に乗り越し、下りに入ります。

    大キレット 自然・景勝地

  • 先行者の下降の様子。<br />ほぼ垂直ではありますが、鎖もあり、落ち着いていれば大丈夫です。

    先行者の下降の様子。
    ほぼ垂直ではありますが、鎖もあり、落ち着いていれば大丈夫です。

  • 大キレットの鞍部であるA沢のコルまで降りてきました。ここから再び高度を上げていきます。<br />

    大キレットの鞍部であるA沢のコルまで降りてきました。ここから再び高度を上げていきます。

    大キレット 自然・景勝地

  • 長谷川ピークを振り返ります。<br />写真を拡大すると、人がおりているのがわかります。<br /><br />こうやって見ると、よく降りてきたなぁと思います。

    長谷川ピークを振り返ります。
    写真を拡大すると、人がおりているのがわかります。

    こうやって見ると、よく降りてきたなぁと思います。

    大キレット 自然・景勝地

  • 北穂高を捕らえます。<br />上にちっちゃく見える小屋が目標点ですが、とてもたどり着ける気がしません。<br /><br />それにしても、飛騨側はものすごく切れ落ちていて、落ちたら確実に助からないです。

    北穂高を捕らえます。
    上にちっちゃく見える小屋が目標点ですが、とてもたどり着ける気がしません。

    それにしても、飛騨側はものすごく切れ落ちていて、落ちたら確実に助からないです。

    大キレット 自然・景勝地

  • 飛騨側から信州側に乗り越します。<br />ここが難所飛騨泣きの核心部です。<br /><br />飛騨泣きの由来は飛騨側に滑落して死亡する人が多いことによるようですが、確かに飛騨側の切れ落ち具合はすさまじいです。<br />でも、信州側に滑落しても、しっかりやばいと思われる高度感です。

    飛騨側から信州側に乗り越します。
    ここが難所飛騨泣きの核心部です。

    飛騨泣きの由来は飛騨側に滑落して死亡する人が多いことによるようですが、確かに飛騨側の切れ落ち具合はすさまじいです。
    でも、信州側に滑落しても、しっかりやばいと思われる高度感です。

    大キレット 自然・景勝地

  • 飛騨泣き通過の様子<br />ステップと鎖が本当に心強いです。

    飛騨泣き通過の様子
    ステップと鎖が本当に心強いです。

    大キレット 自然・景勝地

  • 飛騨泣きを突破してあとは登るだけですが、きわめて峻嶮なので落石・浮石に細心の注意を払います。<br />北穂高小屋はまだ遠い・・・

    飛騨泣きを突破してあとは登るだけですが、きわめて峻嶮なので落石・浮石に細心の注意を払います。
    北穂高小屋はまだ遠い・・・

    大キレット 自然・景勝地

  • 息を切らしながら登るとなんとか北穂高小屋へ。<br />テラスが素敵です。<br />ここでジュースを購入し休憩を取りました。

    息を切らしながら登るとなんとか北穂高小屋へ。
    テラスが素敵です。
    ここでジュースを購入し休憩を取りました。

    北穂高小屋 宿・ホテル

  • テラスから大キレットを振り返ると、達成感がこみ上げて来ます。<br />

    テラスから大キレットを振り返ると、達成感がこみ上げて来ます。

  • この日は穂高岳山荘まで行くので、先を急ぎます。<br />小屋からすぐの北穂高山頂に到着です。<br />9位の高峰です。

    この日は穂高岳山荘まで行くので、先を急ぎます。
    小屋からすぐの北穂高山頂に到着です。
    9位の高峰です。

    北穂高岳 自然・景勝地

  • 北穂高岳から、また高度を下げます。<br />岩稜帯歩きと、切れ落ちたがけ沿いのトラバースを繰り返します。<br /><br />大キレットほど有名ではありませんが、北穂・涸沢岳間もかなりの難所といわれています。<br />

    北穂高岳から、また高度を下げます。
    岩稜帯歩きと、切れ落ちたがけ沿いのトラバースを繰り返します。

    大キレットほど有名ではありませんが、北穂・涸沢岳間もかなりの難所といわれています。

  • せっかく稼いだ高度ですが、がっつり下に降りてきました。<br />最低コルです。

    せっかく稼いだ高度ですが、がっつり下に降りてきました。
    最低コルです。

  • 今度は涸沢岳にむけて登ります。<br />涸沢岳の登りはかなり峻嶮で、さらにザレたガレ場です。<br />個人的には大キレットと同じくらい難しかったです。<br /><br />登りなのでよかったですが、下りはかなり難しいと思います。<br />大キレットにしても北穂・涸沢間にしても、今回の行程と反対ルートだと難易度はもっと高かったものと思います。

    今度は涸沢岳にむけて登ります。
    涸沢岳の登りはかなり峻嶮で、さらにザレたガレ場です。
    個人的には大キレットと同じくらい難しかったです。

    登りなのでよかったですが、下りはかなり難しいと思います。
    大キレットにしても北穂・涸沢間にしても、今回の行程と反対ルートだと難易度はもっと高かったものと思います。

  • なるべく鎖に頼らなくても大丈夫なところは、岩をつかんで三点支持で登るようにしていますが、ここは、杭と鎖を全力で利用しないと難しかったです。

    なるべく鎖に頼らなくても大丈夫なところは、岩をつかんで三点支持で登るようにしていますが、ここは、杭と鎖を全力で利用しないと難しかったです。

  • 容赦のない登りが続きますが、鎖と杭がありがたいです。

    容赦のない登りが続きますが、鎖と杭がありがたいです。

  • なんとか涸沢岳に着きました。<br />山頂の写真も撮らず、下の小屋ばかり見てましたが、涸沢岳も3,110mの第8位の高峰。<br />しかし、お向かいに第3位の高峰の奥穂高が。<br />相手が悪いですね・・・<br /><br />涸沢岳が日本で二番目に不遇な山かもしれない。

    なんとか涸沢岳に着きました。
    山頂の写真も撮らず、下の小屋ばかり見てましたが、涸沢岳も3,110mの第8位の高峰。
    しかし、お向かいに第3位の高峰の奥穂高が。
    相手が悪いですね・・・

    涸沢岳が日本で二番目に不遇な山かもしれない。

    涸沢岳 自然・景勝地

  • 穂高小屋で宿泊の受付を済まそうと入ると中は混雑。<br />まだ午後の早い時間ですが、たくさんの人が。<br />連休の初日のこの時間にここにいるということは、皆さん休みを取られてきたのかもしれません。<br /><br />余談ですが、ここではクレジットカードが使用できます。<br />山では何かとお金がかかるので、カードを使えるのはありがたいです。

    穂高小屋で宿泊の受付を済まそうと入ると中は混雑。
    まだ午後の早い時間ですが、たくさんの人が。
    連休の初日のこの時間にここにいるということは、皆さん休みを取られてきたのかもしれません。

    余談ですが、ここではクレジットカードが使用できます。
    山では何かとお金がかかるので、カードを使えるのはありがたいです。

    穂高岳山荘 宿・ホテル

  • 私は比較的早い到着でしたが、この後続々人がやってきました。<br />この日は、布団は2人で1枚。<br />快適とはいいがたい状況ですが、ぜいたくは言えません。

    私は比較的早い到着でしたが、この後続々人がやってきました。
    この日は、布団は2人で1枚。
    快適とはいいがたい状況ですが、ぜいたくは言えません。

    穂高岳山荘 宿・ホテル

  • 夕方にはガスが出てきました。<br />なんだかいい雰囲気です。

    夕方にはガスが出てきました。
    なんだかいい雰囲気です。

    穂高岳山荘 宿・ホテル

  • 中秋の名月。<br />雲海からぽっかりときれいな月が浮かび上がってきました。

    中秋の名月。
    雲海からぽっかりときれいな月が浮かび上がってきました。

  • 夜の食堂の様子。<br />この日は入れ替えで食事の提供がされていましたが、7回ほど入れ替えがあったようです。<br />完全にキャパを超えていますが、稜線上の小屋という性質上、宿泊の申し込みは断らないそうです。

    夜の食堂の様子。
    この日は入れ替えで食事の提供がされていましたが、7回ほど入れ替えがあったようです。
    完全にキャパを超えていますが、稜線上の小屋という性質上、宿泊の申し込みは断らないそうです。

    穂高岳山荘 宿・ホテル

  • 9/15<br />登山最終日。<br />奥穂高に登頂して下山するだけです。<br /><br />なお、一睡もできず、頭痛とお腹のむかつきがひどくなってきたので、16:15上高地のバスまで時間に余裕はありますが、早朝に下山することとしました。

    9/15
    登山最終日。
    奥穂高に登頂して下山するだけです。

    なお、一睡もできず、頭痛とお腹のむかつきがひどくなってきたので、16:15上高地のバスまで時間に余裕はありますが、早朝に下山することとしました。

  • 薄明りの中、梯子を上っていきます。

    薄明りの中、梯子を上っていきます。

  • 奥穂高の山頂への途中でご来光を拝みます。<br />最終日まで天気は良さそうだ。

    奥穂高の山頂への途中でご来光を拝みます。
    最終日まで天気は良さそうだ。

  • 奥穂高岳に登頂です。<br />3,190mで、南アルプスの間ノ岳と並んで日本第3位の高峰です。<br /><br />穂高岳山荘を建てた今田重太郎という方で、この方はほかにも穂高の整備・振興に尽力されました。<br />山頂の整備も今田氏が行ったそうなのですが、このケルンを足すと日本2位の高峰である南アルプスの北岳を超えるのだとか。<br /><br />今田氏、穂高好きすぎですね(笑)

    奥穂高岳に登頂です。
    3,190mで、南アルプスの間ノ岳と並んで日本第3位の高峰です。

    穂高岳山荘を建てた今田重太郎という方で、この方はほかにも穂高の整備・振興に尽力されました。
    山頂の整備も今田氏が行ったそうなのですが、このケルンを足すと日本2位の高峰である南アルプスの北岳を超えるのだとか。

    今田氏、穂高好きすぎですね(笑)

    奥穂高岳 自然・景勝地

  • 山頂からの景色。<br />全部歩いてきたと思うと、胸が熱くなります。<br />それでは下山を開始します。

    山頂からの景色。
    全部歩いてきたと思うと、胸が熱くなります。
    それでは下山を開始します。

  • まずは吊り尾根で紀美子平を目指します。<br />吊り尾根は、ガレ場と峻嶮なトラバースを通過します。<br />体調不良の影響もありますが、苦手な感じの道で、ペースが上がりません。

    まずは吊り尾根で紀美子平を目指します。
    吊り尾根は、ガレ場と峻嶮なトラバースを通過します。
    体調不良の影響もありますが、苦手な感じの道で、ペースが上がりません。

  • 前穂高との分岐の紀美子平。<br />体調と気分と相談して、前穂高はカットすることとしました。<br />すでに満足感があったことも影響していると思います・<br /><br />件の今田重太郎氏が整備した道である重太郎新道に入ります。<br />紀美子平の名称は、氏が登山道整備の最中に当時5歳であった娘の紀美子氏をここで遊ばせていたことに由来するそうですが、なんてところで遊ばせているんだ・・・と思いました(笑)

    前穂高との分岐の紀美子平。
    体調と気分と相談して、前穂高はカットすることとしました。
    すでに満足感があったことも影響していると思います・

    件の今田重太郎氏が整備した道である重太郎新道に入ります。
    紀美子平の名称は、氏が登山道整備の最中に当時5歳であった娘の紀美子氏をここで遊ばせていたことに由来するそうですが、なんてところで遊ばせているんだ・・・と思いました(笑)

  • 紀美子平直下の鎖場。<br /><br />しばらくは急な下りが続きます。

    紀美子平直下の鎖場。

    しばらくは急な下りが続きます。

  • 下から写真を撮ってみました。かなり膝と心にくる下りです。

    下から写真を撮ってみました。かなり膝と心にくる下りです。

  • 岳沢が見えてきた入ますが、まだずいぶん下にあります。<br />重太郎新道の下りは、鎖場→整備された石段→樹林帯とコースを進めていきますが、一時も緩むことのない激下りが続きます。<br />所々鎖場や梯子があるので、ステッキを使うこともできません。

    岳沢が見えてきた入ますが、まだずいぶん下にあります。
    重太郎新道の下りは、鎖場→整備された石段→樹林帯とコースを進めていきますが、一時も緩むことのない激下りが続きます。
    所々鎖場や梯子があるので、ステッキを使うこともできません。

  • 背丈のある木が目立ってきましたが、激下りは続く・・・

    背丈のある木が目立ってきましたが、激下りは続く・・・

  • 目ではっきり見えるくらい岳沢の小屋が見えてきました。

    目ではっきり見えるくらい岳沢の小屋が見えてきました。

  • ヘロヘロになりながら、岳沢まで降りてきました。<br />ここから見る穂高の山々が素晴らしい。<br />ここでキャンプをするのもいいなぁ

    ヘロヘロになりながら、岳沢まで降りてきました。
    ここから見る穂高の山々が素晴らしい。
    ここでキャンプをするのもいいなぁ

  • 岳沢小屋です。<br />ここはあまり大きな小屋ではないので予約必須。<br />予約なしでは基本泊れません。<br /><br />ここでジュース休憩を入れました。<br />標高も2,100mほどまで下げてきたこともあり、体調は回復してきましたが、暑くなってきました。

    岳沢小屋です。
    ここはあまり大きな小屋ではないので予約必須。
    予約なしでは基本泊れません。

    ここでジュース休憩を入れました。
    標高も2,100mほどまで下げてきたこともあり、体調は回復してきましたが、暑くなってきました。

    岳沢小屋 宿・ホテル

  • 岳沢小屋から上高地までは、ハイキング用の番号表示があります。<br />軽装のハイカーも増えてきました。

    岳沢小屋から上高地までは、ハイキング用の番号表示があります。
    軽装のハイカーも増えてきました。

  • 名所の風穴。<br />天然クーラーと銘打っていましたが、確かにめちゃくちゃ涼しかったです。

    名所の風穴。
    天然クーラーと銘打っていましたが、確かにめちゃくちゃ涼しかったです。

  • おや?<br />木道が見えてきた!<br /><br />木道があるってことは極端な傾斜はないということなので、うれしく思ったのですが・・・

    おや?
    木道が見えてきた!

    木道があるってことは極端な傾斜はないということなので、うれしく思ったのですが・・・

  • 木道はとぎれとぎれで、まだ下山道は結構続くのでした。<br />最後はうっそうとした樹林帯を抜けて、岳沢登山口に到着です。<br /><br />ながかったけど充実した山行でした。

    木道はとぎれとぎれで、まだ下山道は結構続くのでした。
    最後はうっそうとした樹林帯を抜けて、岳沢登山口に到着です。

    ながかったけど充実した山行でした。

  • 上高地まではまだ少し歩きますが、整備された道なのでまったり歩くことができます。<br />岳沢湿原は観光客でいっぱいでしたが、素晴らしい景色でした。<br />上高地に来たのは2回目ですが、前回は槍ヶ岳のピストンしかしておらず、上高地の様子は全然わからなかったので、今回周回ルートを採り、上高地を見て回れたのは良かったです。

    上高地まではまだ少し歩きますが、整備された道なのでまったり歩くことができます。
    岳沢湿原は観光客でいっぱいでしたが、素晴らしい景色でした。
    上高地に来たのは2回目ですが、前回は槍ヶ岳のピストンしかしておらず、上高地の様子は全然わからなかったので、今回周回ルートを採り、上高地を見て回れたのは良かったです。

  • 岳沢湿原と穂高の山々。<br />今度は家族を連れてゆっくり観光しよう。

    岳沢湿原と穂高の山々。
    今度は家族を連れてゆっくり観光しよう。

    岳沢湿原 自然・景勝地

  • 河童橋まで戻ってきました。<br /><br />何度も見た河童橋ですが、渡るのは初めてです。<br />この後、荷物を受け取り、小梨平まで歩いて入浴してきました。<br />浴槽は小さめですが、シャンプー石鹸で3泊分の汗を流せたのは本当に良かったです。

    河童橋まで戻ってきました。

    何度も見た河童橋ですが、渡るのは初めてです。
    この後、荷物を受け取り、小梨平まで歩いて入浴してきました。
    浴槽は小さめですが、シャンプー石鹸で3泊分の汗を流せたのは本当に良かったです。

    河童橋 名所・史跡

  • 入浴後下界飯を。<br />松本名物山賊焼きの入ったカレーをいただきました。<br /><br />山賊焼きおいしい!!

    入浴後下界飯を。
    松本名物山賊焼きの入ったカレーをいただきました。

    山賊焼きおいしい!!

    上高地食堂 グルメ・レストラン

  • 上高地名物、帰宅者の長打の列。<br /><br />長距離路線はあらかじめ予約できますが、路線バスでマイカーを置ける駐車場まで戻るのには並ぶしかないですね。<br />みんな疲れているでしょうに・・・<br /><br />私は予約しているバスまで、まだ3時間ほどあったので、インフォメーションセンターで時間をつぶしていました。<br /><br />以上で今回の山旅は終了。<br />おつかれさーん!

    上高地名物、帰宅者の長打の列。

    長距離路線はあらかじめ予約できますが、路線バスでマイカーを置ける駐車場まで戻るのには並ぶしかないですね。
    みんな疲れているでしょうに・・・

    私は予約しているバスまで、まだ3時間ほどあったので、インフォメーションセンターで時間をつぶしていました。

    以上で今回の山旅は終了。
    おつかれさーん!

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この旅行記へのコメント (4)

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  • ももであさん 2019/10/05 13:36:34
    天上界 vs 下界
    たいじろうさん

    槍穂縦走お疲れ様でした。
    以前は9月ともなれば、涸沢などで紅葉が楽しめましたが、
    最近はまだまだ'夏'のようですね

    とくに学生時代に山登りに没頭していた頃があって、
    槍から一気に西穂までよく縦走してました。

    でもでも。下界の方がよっぽど辛いとは...
    下界の暮らしは、人生の縮図なのですかねぇ^^;

    たいじろうさん からの返信 2019/10/12 09:38:27
    Re: 天上界 vs 下界
    こんにちは。
    コメント&閲覧ありがとうございます。
    引き続き下界の生活にやられていて、コメントいただいていたことに気が付きませんでした。

    内心、紅葉進んでいないかと期待していましたが、以前はもっと早かったのですね。今度は家族で紅葉の時期に行ってみたいと思います。

    西穂までとはすごいですね!!
    吊り尾根からジャンダルムあたりの切れた稜線を見ましたが、あそこに行くには今の私では力不足のように思いました。
    山は逃げないので、いずれは行ってみたいと思います。
  • Daisyさん 2019/09/21 23:55:20
    景色がきれいでした!
    こんばんは。

    いつも旅行記を読んでくださってありがとうございます。

    山頂へのはしご・鎖・杭、急こう配の写真を拝見して、私だったら怖くて足がすくんで登れないし、もし登れても降りられないだろうと思います。
    だから、険しい山々を登り降りしながら移動なさっていらして凄いと思いました。
    山頂での景色、特に遠くに富士山が見えている写真に感動しました!

    また登山の旅行記、楽しみにしております。

    Daisy

    たいじろうさん からの返信 2019/09/29 14:38:21
    Re: 景色がきれいでした!
    こんにちは!

    閲覧&コメントありがとうございます。
    北欧旅行を期に旅行記を書き始めましたが、登山が旅の本業(笑)なのでもしよろしければ、今後もよろしくお願いいたします。

    今回の行程は確かに難所なのですが、一か所一か所は写真で見るより意外といけてしまいますが、難所が連続すること、難所でないところでも一歩間違えると死に至ることが、体力的・精神的重圧となってトータルでやはり難しかったです。

    私の写真の技術はまだまだですが、この景色の良さが伝えられたのならとてもうれしいです。

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