行きはビジネス、帰りはファースト　王道　ロンドン～パリ 　サクレクール寺院　モンマルトル　ショッピング～帰国へ⑬

2019/07/20 - 2019/07/20

ついに最終日、午前中にモンマルトルのサクレクール寺院を訪ね、午後は無理せずショッピング。
パリの免税手続きは2年前より更に発展していました。

今日は土曜日、黄色いベスト運動はシャンゼリゼであるらしいという情報の他、外務省の旅レジからはサッカーの『アフリカネイションズカップ２０１９』決勝戦の影響で、アルジェリアのサポーターがシャンゼリゼにて暴徒化して犯罪行為を行っている事への注意喚起が来ていた。
パリで試合がなくてもそんなに熱くなるものなのね。

空港まではロワシーバスで行く予定、無事にバスが運行するよう祈っています。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝食を終えて朝のマドレーヌ駅からサクレクール寺院のある『アベス駅』を目指します。

マドレーヌ駅 駅

アベス駅の入り口はエクトール・ギマール設計による、アールヌーボー様式の出入り口。

アベス駅 駅

以前『美の巨人たち』で特集していて、パリに行って機会があれば見に行こうと思っていました。
何か昆虫を彷彿させるジブリのような世界観です。

アベス駅 駅

すぐそばにはジュテームの壁、世界中の言葉で『愛してる』と書かれています。

愛しているの壁 (ジュ テームの壁) 文化・芸術・歴史

モンマルトルは坂に多い街、写真を撮っていても上がっているのが分かります。

サクレクール寺院までは急な階段か、このケーブルカーで登ります。
朝だから空いています。勿論こちらに乗りますよ！

モンマルトルのケーブルカー その他の交通機関

1週間ナヴィゴでは、このケーブルカーにも乗れます。
ディズニーランドパリに行って、ヴェルサイユ宮殿にも行って、街中をチマチマ使いケーブルカー、更に空港までのバスに使用。
本当にお得でした。

モンマルトルのケーブルカー その他の交通機関

ケーブルカーの中のスリの注意表示、日本じゃない注意書きを見るだけでビビります。

幸い車内は我々と女性１人、人が多かったら緊張ですね。
ケーブルカーは緑の中を進んで行きます。

モンマルトルのケーブルカー その他の交通機関

降りるとそこには白亜のサクレクール寺院。

サクレクール寺院 寺院・教会

モンマルトルの丘から見えるパリの景色、多くの人が絶景だというのも頷けます。

ファサードのドーム型天井。

サクレクール寺院 寺院・教会

中は撮影禁止でした。最初に１枚だけ撮ってしまいましたが、直ぐにどうしてか納得できました。
治安が悪いと言われるこの地域ですが、教会内にも目つきの悪い怪しい人がいました。
どうも娘が目を付けられたようで、後ろからつけられたようです。

サクレクール寺院 寺院・教会

私は適当に廻ってすぐに教会を後にしましたが、娘はじっくり見る方なので後を付けられたのか・・・
本人も気づいて早々に建物内から出ましたが、一ヶ所に長くいないほうが賢明なようです。

サクレクール寺院 寺院・教会

1度向こうからドンっとぶつかってこられたようですが、幸い被害はなかったようです。
娘と私のペースが違うので、後から聞いて気を付けなければと思いました。

サクレクール寺院 寺院・教会

モンマルトルに建つ白亜のサクレクール寺院、教会内の雰囲気も荘厳ですが周辺には気を付けたほうがよさそうです。
朝早いので怪しいミサンガ売りはいませんでしたが、油断してはいけません。

サクレクール寺院 寺院・教会

テルトル広場も朝早いせいか、ほとんど人がいません。
でも写真を撮るには最適かも・・・先ほどまで観光していたサクレクール寺院が見えます。

テルトル広場 広場・公園

オシャレなビストロも閑散としています。

テルトル広場 広場・公園

絵画を売っていました。

テルトル広場 広場・公園

モンマルトルにはこんな急な階段がいくつかあります。
壁の落書きも風情はありますが、世界中こんなけしからん輩はいます。
日本なら直ぐに消してしまうのでしょうが、そのままにしておくのがパリらしい。

ケーブルで登ってきた線路、帰りは徒歩で降りていきます。

アベス駅構内、パリの地下鉄は相変わらずバリアフリー化は進んでいない。

アベス駅 駅

早朝と言っても土曜の9時過ぎています。
日本なら既に観光地の駅は結構な人出でしょうが、外国人って朝に弱いのよね。

アベス駅 駅

オペラ座に戻ってきました、今日も天気はいいなあ・・・
ここでアンケート詐欺らしい女性に、『英語分かりますか？』と話しかけられました。
勿論、大きな声で『NO！』と言うと驚いて去っていきました。
後ろを歩いてくる娘に声を掛けに行ったので、『危ないよ！狙われてるよ！』と日本語で叫ぶと、マズイ知り合いかとさっさと去っていきました。
恥ずかしいなんて言ってられません、向こうが驚くほどの大声を出すのも効果的かもしれません。

オペラガルニエ 劇場・ホール・ショー

オペラ座のショップにてお買い物、パリ初日に迷っていたエコバックを買いました。

オペラ座 ギフトショップ お土産店

ホテルに戻って休憩＋お茶タイム＋チェックアウトして荷物を預かってもらい、午後からはゆっくり最後のお買い物です。

ギャラリー ラファイエット百貨店 (パリ オスマン本店) 百貨店・デパート

ギャラリーラファイエットはいつも混雑していますが、買い物が一度に出来るので、やはり便利です。
シャネルもヴィトンも入場規制していました。

ギャラリー ラファイエット百貨店 (パリ オスマン本店) 百貨店・デパート

このエッフェル塔の傘、素敵ですよね？
でも日本製と違ってとても重いのです。
デザインは素敵でも、日本の機能性を知ってしまったら躊躇します。

靴、セールの真っ最中なのでブランド物も更に安い。
娘も私も１足ずつ購入しました。

ギャラリー ラファイエット百貨店 (パリ オスマン本店) 百貨店・デパート

訪問時の７月20日はギャラリーラファイエットの屋上テラスに、夏限定のルーフトップBAR＆レストランがオープンしていました。

ギャラリー ラファイエット百貨店 (パリ オスマン本店) 百貨店・デパート

この通り見晴らしは最高です。勿論、レストランを利用しなくても絶景は眺められます。
ギャラリーラファイエットは様々なイベントをしているので、覗く価値はありますね。

グルメ館の野菜のディスプレイは相変わらず大迫力、人に触られた商品を買うのが嫌という意識が強い日本では、残念ながらこんな装飾は出来ないのよね。

ギャラリーラファイエット メゾン＆グルメ館 ショッピングセンター

ポワラーヌのクッキー有りますか？と聞いたら教えてくれました。
適当に詰めてグラム数で値段を決めているみたい。
勿論、割れている物も多数あった。お土産用が欲しかったら、路面店かボンマルシェに行った方が賢明です。

ギャラリーラファイエット メゾン＆グルメ館 ショッピングセンター

スイーツ売り場はパティシエの写真がドーン！
サダハルアオキもありましたが、パリでもピエールエルメは人気。
ディカプリオに似ていると思うのは私だけ？
ディカプリオが太ってきたのか・・・次第に似てきているように思います。

ギャラリーラファイエット メゾン＆グルメ館 ショッピングセンター

タブレット(板チョコ)の種類も多い、日本だと板チョコは地位が低そうですが・・・

175ユーロ以上の買い物は税金が戻ってきます。
ギャラリーラファイエットで買ったものは合算できます。
２年前は日本語専用免税カウンターがありましたが、今や各個人でネット申請に変わってしまいました。
恐る恐る・・・行ってみます。

ギャラリー ラファイエット百貨店 (パリ オスマン本店) 百貨店・デパート

でも心配はご無用でした。日本語変換で楽々タブレット操作です。

あっという間に免税書類作成、この後空港で機械にバーコードを読み取ってもらえば終わりです。
以前よりも簡単かもしれませんね。

オマケにこの時期は５０ユーロ以上の買い物で、ギャラリーラファイエットの布製エコバック以外にノルマンディー地方をテーマにしたイベントエコバックもゲットできました。

早々、日本未上陸のスイーツも食べてみなくちゃね。
エクレアだけでもこの美しさ、こんなにスイーツがキレイなのはパリと日本だけですね。

悩みに悩んで選んだ２品、キャラメルと何だっけ？
地味目ですが、日本ではまだまだここまでのバリエーションはありません。
ホテルのミニBARでお茶と一緒にいただきました。
本当に都会のど真ん中で、快適なホテルでした。
いつかまた利用したいです。

さあいよいよオペラ座脇のロワシーバス停から空港まで向かいます。
本日はデモもなくロワシーバスも無事に運行していました。
こちらもナヴィゴで乗車OKです。本来なら片道12.5ユーロ、本当に使い倒しました。

ロワシーバス バス系

１０分毎とHPにはありますが、バスは結構な頻度できます。
空港までは距離もあるのでしっかり座り、荷物も手の届く位置にキープしました。

ロワシーバス バス系

ホテルから徒歩圏内で訪問したかったサントーギュスタン教会、目の前の広場にジャンヌダルク像があります。
他にもマリーアントワネットの遺体が最初に運び込まれた贖罪教会なども予定していましたが、中々行けるものではありませんでした。
オランジェリー美術館も行けなかったなあ～

個人旅行は観光の足を全て自分で確保しなくてはいけないので、時間が掛かったり非効率な部分もやむを得ません。

ただそれが旅の醍醐味で現地の地理に詳しくなりました。
JALはターミナル２E、初めてやってきましたがエールフランスも同じメインターミナルです。
ここがパリの正面玄関です。

シャルルドゴール空港 (CDG) 空港

トイレもカラフル、さすがに空港の掃除は行き届いていました。

最後の免税手続きはパブロにバーコードを読ませますが、ANAは下の階だったのにJALはチェックインカウンターのすぐそばで分かりやすかったです。
勿論、日本語変換あり楽々です。

私の隣の中国の方が免税書類を１０数枚持ってらして、思わず覗き込んでしまい空港係員に叱られました(>_<)
庶民でミーハーですいません～(@_@)

はい！チェックインは待ち時間なしのファーストカウンターです。
こんな貧乏くさいおばさんが・・・と思われても丁寧に対応してくれます。

シャルルドゴール空港 (CDG) 空港

初めてのFマークと娘のYマーク、今回も私だけ豪華ですいません(笑)
でもまあ世の流れとすればこうよね～子供は甘やかしちゃいけませんわよ。

Fのプライオリティータグはやっぱり目立って、皆さんさっと道を開けてくれる気がします。
でもまあ最初で最後かなあ・・・記念にファイリングしておこうっと(^^)

中に入るとお馴染みのラデュレがありました。シャルルドゴール空港のどのターミナルにもラデュレはあるのかしら？
賞味期限は短いけれど、前回に続き大人買いします。

好きなマカロンをチョイスして箱に入れてもらいますが、きれいなペパーミント色のマカロンを購入しようとすると、これはアルコール度が高いよと言われました。

ラデュレ (シャルル ド ゴール国際空港店) スイーツ

JALの専用ラウンジはありませんが、エールフランスのラウンジが使えます。ファーストクラスはその一部にあるこのソファに案内されますが、日本人ばかりでした。

経営者らしいご年配の方が、年を取るとどうして時間の経過が早いか？という話をなさっていました。
初めての経験やそれから受ける刺激が少なくなるかららしい、確かに年と共に感動は薄れていきますね。
年をとっても受け身にはならず自ら新しい経験を求めていくこと・・・肝に命じます。

シャルルドゴール空港 ターミナル2E 搭乗ゲート K エアフランスラウンジ 空港ラウンジ

アルコール類は充実していますが、飲めないものにはお得感は少ないかも・・・
食べ物はキッシュやサラダ類、一番人気は日清のカップ麺でした。

やはり日本のラウンジに比べたら、御もてなし感は薄れます。
それでもゆっくり待ち時間を過ごせるのは楽ですね。

いよいよ搭乗が近づきます。エコノミーに列が出来て優先搭乗レーンはガラガラです。

シャルルドゴール空港 (CDG) 空港

何とファーストクラスの搭乗は１番、誰もいないこの赤カーペットの上をすすんでいきました。
写真を撮りつつ歩くと、あっという間に後列者に抜かされてしまいました。

シャルルドゴール空港 (CDG) 空港

初めてのファーストクラス搭乗口、後は帰国とお土産番外編を残すのみとなりました。パリの洗礼で交通機関に泣かされましたが、それが旅ってものですね。
思うようにいかずそれでもまた行きたくなる街がパリ。
メルシーパリ、いつかまた逢う日まで。

本日の歩数は22238歩、毎日２万越えでした。

この旅行記へのコメント （6）

• ぶどう畑さん 2019/09/28 11:22:42

  「たびレジ」、役に立ちました

  オカンカンさん
  
  ぶどう畑です。
  私も今回、「たびレジ」から送られてくる情報が役に立ちました。
  リヨンで、やはりサッカーの試合がらみだったんですが。
  マルセイユでサポーターが暴徒化したので、リヨンの公園も閉鎖するという情報でした。リヨンで試合があるワケじゃないのに…。
  その公園からアパートホテルが近かったので、助かりました。
  
  サクレクール、ちょっと怖かったですね…。
  私は田舎ばかりに行っているせいか、未だ怖い目には遭ったことがありません。
  たまに、怪しい人に声をかけられることはあっても、分からないふり。
  12月にパリに2泊する予定なので、気をつけます。
  

  オカンカンさん からの返信 2019/09/29 09:07:00

  RE: 「たびレジ」、役に立ちました

  ぶどう畑さん　　オカンカンです
  
  いつもありがとうございます。
  たびレジ、デモが相次ぐパリでは役に立ちました。
  公共機関が止まらないかばかり気にしていましたが、小さな事はあれどロワシーバスが運行していて良かったです。
  私が帰国した次の週に大規模デモがあったので、運もありますね。
  
  フランス人は愛とバカンスの為に生きていますから、熱くなると凄いパワーなんですね。
  何で別の所でやってるスポーツの試合に熱くなる〜と疑問に思うのは日本人感覚なんでしょう。
  
  いつも素敵な郊外の旅行記をうっとり拝見しています。
  フランス語出来なくて(フランス語講座を聴き始めたのですが、発音難しすぎて挫折しました)南仏に行けませんが、いつか全てのピカソ美術館をコンプリートしたいです。
  

• paricoさん 2019/09/27 09:25:02

  こんにちは！

  オカンカン様
  
  ドキドキしながら読んでいた旅行記、とうとう終わりですね・・・
  とても為になり、楽しませていただきました。
  お土産番外編も楽しみです（＾＾）
  治安が随分良くなったと言われるパリですが、まだまだ油断は禁物だと感じました。
  良い思い出だけで帰りたいし、その国を嫌いにならない為にも自分自身が気を付けなくてはいけませんね・・・
  
  来年はオーストリア、チェコ、ブダペストですか！！
  チェコは行った事がないので情報楽しみにしています。
  個人的にはブダペストの夜景お勧めなので是非見て欲しいです。
  
  私はしばらく旅行は行けないかな～と思っていましたが、年末年始に上海に行く予定です。
  アジアはもういいかな・・・と思っていたのですが、某テレビで「上海でお茶を探す・・・」と言う番組を見て行きたくなりました。単純です（笑）
  ちょうど家族の休みも合ったんで、増税前に航空券取りました。
  オカンカンさんも上海行ってますよね？
  じっくり読んで参考にさせていただきますね。
  

  オカンカンさん からの返信 2019/09/27 18:31:41

  RE: こんにちは！

  paricoさま　　　オカンカンです。
  
  いつもご訪問、ご投票ありがとうございます。
  ロンドン、パリ旅行記もやっと終わりです。
  旅は旅行記が終わるまで、２か月も余韻に浸れて幸せでした。
  
  来年はウィーン、ブダペスト、ミュンヘンの予定です。
  ブダペストを調べていくうち、チェコもいいなあと思っています。
  最初は無理だよな〜と途方に暮れながら、４トラの皆様にお知恵をいただき、光が見えてくる旅の計画の過程が楽しいです。
  
  もしかして上海のTV番組は『世界はほしいモノにあふれている』でしょうか！？
  もしそうなら私も見ました！みかんのお茶を買いたい〜(^^♪
  行く予定はないのにストリートビューで、上海大寧国際茶城を調べちゃいました(笑)
  
  私は格安ツアーで自由時間にブラブラしたくらいですが、食べ物は外れなく美味しかったです。楽しんできてくださいませ。
  ありがとうございました。
  

  paricoさん からの返信 2019/09/28 15:31:24

  こんにちは！

  オカンカン様
  
  paricoです。再びすみません。
  
  来年はチェコではなく、ミュンヘンでしたね。
  大変失礼いたしました。
  
  ミュンヘンと言えば「ノイシュバインシュタイン城」
  行かれるのでしょうね？
  
  前々回のドイツ旅行で行きたかったのですが、航空券が取れずミュンヘンをあきらめました。
  いつかリベンジしたいと思っています。
  
  上海の番組はそうです。
  「世界は欲しいものであふれている」です。
  あの後、アイスのジャスミンティーを良く作っています（笑）
  紹介されていたティールームに行きたいです。ミーハーですので・・・
  ディズニーランドも行く予定です。
  旅行記参考にさせていただきますね（＾＾）

  オカンカンさん からの返信 2019/09/29 09:49:37

  RE: こんにちは！

  paricoさま
  
  私も paricoさまの旅行記、熟読させていただきますね。
  又、質問させていただくやもしれません。
  どうぞよろしくお願いいたします。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オカンカン