2019/06/26 - 2019/06/26
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kanakoさん
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女一人旅。現地ツアーに参加し、セレンゲティ国立公園のサファリへ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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私が予約した現地ツアーは4泊5日ですが、日ごと行先ごとにツアー参加者が組み替えられました。
本日から2泊3日でセレンゲティ国立公園とンゴロンゴロ自然保護区を巡ります。
8人乗りの車で開いた天井から頭を出し動物が見られます。
全員分の旅行鞄と2泊3日分の食料・水・調理燃料・寝袋等は、車の後部の白い幅の分程度+床に積まれ、水色のシートには2人用テントが3つ入っています。ぎゅーぎゅーです。
この2泊3日ツアーの参加者は6人で、大学で教鞭をとる女性と弁護士男性のスペイン人壮年カップル、バックパッカーで普段は会議コーディネーターをしていて福島や奈良にも出張したというアメリカ人20代女性2人組、アフリカの文化や人権問題に興味を持つ大学生のフランス人女性、私はアジア系で壮年理系会社員。ガイド氏2人はタンザニア人男性。
インターナショナル!
この参加者5人の方達が本当!に素晴らしい方達で。
私は英語が大変下手なのですが、皆さんとても親身にフォローして下さり、言葉以外でも細やかな気遣いをして下さいました。
英語の些末なミスは全く気にせず、言葉自体より言いたい内容(いわば私自身)を真摯に理解しようとする姿勢が貫かれていて。
「自分を肯定して受け止めること前提でいてくれる」安心感で僅か3日でみるみる英語が話せるようになり、驚愕しました。
(海外個人旅行は何度もしているのですが、数日至近で共同生活をする濃い経験は今回が初めて)
言葉の違う者同士のコミュニケーションの本質はこういうことなのだなと実感しました。
日本でも、日本語が母語でない方と接したり仕事をする時、そんな風でありたいですね。
車が肉食動物に襲われることはありません。
ガイド氏談「あなたが車の外にいたら別の話です。あなたは『餌のにおいがする何か』になります」
下車厳禁。
トイレ休憩は1日1~2回で、緊急時には途中で車止めてもらえるけれど、茂みには何がいるか分からなくて危険だから可能な限り避けて、と聞きます。空気が乾燥しているせいか私は朝晩の宿だけで十分でした。海外は日本ほど公衆トイレがないことが多いので、それに近い感覚かもしれません。 -
ンゴロンゴロ自然保護区の入出園ゲート。ンゴロンゴロを通り抜けた先にセレンゲティがあります。
どちらの地域も世界遺産で、ンゴロンゴロは複合遺産、セレンゲティは自然遺産です。
セレンゲティとはマサイ語の「大地がどこまでも続く場所」という意味が由来で、四国や関東平野の8割ほどの広さの約14,700k㎡です。ンゴロンゴロ保全地域 サファリ・動物観察
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セレンゲティ国立公園の入園ゲート。ここは無人で入園手続きはこの先です。
セレンゲティ国立公園 国立公園
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ソーセージツリー
拡大すると、ソーセージそっくりの実が沢山なっています。ノウゼンカズラ科で実は食べられません。
英名sausage treeまたは cucumber tree。たしかにキュウリにも見えます。 -
セレンゲティのンゴロンゴロ側の玄関口であるナービヒルゲート(Naabi Hill Gate)。ガイド氏がここでセレンゲティの入園手続きをします。参加者はその間、ランチボックスの昼食と休憩。面白い形の木が。
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ナービヒルゲートの丘から見渡したセレンゲティ
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休憩中見かけた生き物たち。車に乗っているとなかなか見られない小動物や鳥が楽しいです。
チャバラテリムク。茶色の腹を持つ瑠璃色に輝くムクドリです。赤い目。人間が何か食べているとガン飛ばしに来ます。(Hildebrandt's Starling。Starlingはムクドリ) -
こちらもガン飛ばしに来る常連でツキノワテリムク(月輪照椋、Superb Starling)。
胸に月の輪があって目は白いです。 -
アフリカヒヨドリ(Common Bulbul。Bulbulはヒヨドリ)。
お尻が蛍光テープを貼ったかのような鮮やかな黄色です。目とその周りは黒です。
お尻が黄色ければサンショクヒヨドリDark-capped bulbulという情報も見かけたのですが、Common Bulbul の別名とする文献が結構あったり、英語文献と日本語文献で温度差があったり。bulbulは黄色のお尻を持つ種が多すぎて、黄色くても説明文にも特筆されないことが多くてカオス。
コーネル鳥類学研究所の野鳥データベース「eBird」では、お尻が白くても黄色くてもCommonで、Dark-cappedはその別名扱いなので、私はここではCommonの方を採用しました。(https://ebird.org/species/combul2/KE)
アロエの花柄(かへい)にとまっています。 -
お尻はこんな色です。
あまりに鮮やかなので、花粉か何かがついたのかと思いました。 -
沢山ねずみと巣穴を見かけました。
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キタシロズキンヤブモズ(Northern White-crowned Shrike)のあくび。
白い冠が綺麗で、まつ毛が白いです。 -
休憩を終えセレンゲティに足を踏み入れます。
乾季の始めで雨季の尾が残っている時期のため、曇りで画面が暗めの写真が多いです。
でも時々エンジェルラダー(薄明光線)が見られました -
トムソンガゼル(Thomson's gazelle)。アンテロープの一種。
胴、目から鼻に向かって、尾にある黒い線が特徴的。雌雄とも角があります。前日の旅行記のインパラのような、はっきりした川の字のお尻の黒い線はありません。 -
これぞセレンゲティ、という光景です。
シマウマの群れ。きのこのようなシルエットの木はアカシア(Acacia)です。 -
眉間や額の模様が細かいです。たてがみが綺麗に垂直に立っています。
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ライオンは、朝に母や姉など女性陣がハードな狩りをして子供たちに食事を与え、午後は疲れてシェスタの時間です。
頭に当たっているのは別のライオンの手です。 -
しかし構ってほしい子供。
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お母さんお手上げ
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お母さんが起きないのでちょっとふらふらしてみる。
でもこの後すぐまたお母さんの所へ戻りました。 -
イワハイラックス。2匹写っています。
ネズミに似ていますがイワダヌキ目ハイラックス科で、名前に狸とありますが分類上は象に近い原始的な有蹄類です。
兎サイズで、岩場に群れで住みます。 -
こちらでもシェスタ中の母に2人の子供が構って攻撃。
お願い、お母さん休ませてあげて!過労死しちゃうよ! -
本日の宿泊地、セレンゲティ国立公園内のセロネラキャンプサイトに到着。
写真奥にある建物は、中にそれぞれ持参したテーブルや料理を持ち込んで食事ができる食堂棟です
その隣に調理棟があり、敷地の真ん中はテントを張れるスペース、写真の外の右方向にはWashroom(シャワー室とトイレ)があります。
シャワーはお湯は出ず水のみです。夜の気温は10℃前後になりますが、一日汗をかいているのと既に疲れているのであまり気にせず入れました。
登山を想像していただければ近いかもしれません。
広大な自然の奥深くなので、燃料等の運搬はコスト面も環境にも相応の負荷があり、シャワーや水洗トイレがあるだけでも十分に私は思いました。
電線は来ていないので、場内は食堂やトイレ等に僅かな灯がつくだけで、スマホ等の充電はできません。
夜トイレに行く時は懐中電灯があると便利です。
車に積んできた2人用テントにマットレスと寝袋が渡され、私は一人参加の女性と組んで2人で使うことになりました。テント内はマットレスを2枚敷いて間に2人分の鞄と靴を置くと丁度一杯な位です。
テントの出入り口のファスナーをとめてルームキーにする鍵は渡されなかったので、私が持参した南京錠を使いました。
(※ サファリツアーはご予算や快適さの程度に合わせ様々なツアーがあります。当旅行記は、予約サイトで「経済的」ツアー(しかもほぼ底値)を選択した場合の一例としてご参考にして下さい。詳細は旅行記「セレンゲティ・ビクトリアの滝 事前準備編」をご覧ください。)セレンゲティ国立公園 国立公園
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調理棟。持参した食材や燃料でガイド氏が調理しています。
天井にあるのは太陽光発電パネルに見えます。 -
キャンプサイト内を練り歩くシママングース(Banded Mongoose)の群れ。
狸に似ています。しっぽが太くて少し恐竜を思わせるシルエット。 -
調理棟の前を歩いていたシママングース。かなり人の近くまで来ます。
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夕食。ガイド氏の一人は昨日泊まった宿のシェフなので、キャンプと思えない位美味しいです。
前菜のズッキーニのスープ。
食堂の明かりが暗かったので、ツアー参加者の一人が自分のヘッドライトを提供してポットにひっかけてくれています。 -
栄養バランスのとれた食事。タンザニア料理は肉類は少な目で野菜が多いそうで、農耕民族のアジア系の体にも優しいです。スパイスの香りが食欲を誘います。ピンク色の鍋にも煮込みがあります。更にデザートに果物が出ました。すごい。
それに食器が陶磁器ですよ!折り畳み式のテーブルも椅子も持参ですよ!あの車に積みこめた工夫がすごいです。
ガイド氏は動物の生態も簡単に説明してくれますが、私は全ての英語を聞き取れないので、補うために「地球の歩き方」口絵をコピーして持っていきました。
各種動物の写真と名前(日本語、英語、スワヒリ語)と日本語での説明が簡単に載っていて、空き時間にガイド氏に見せたら「これはいいね!これは昨日見た奴、これは明日行くところで見られる…」と親切に教えてくれました。
(この旅行記に書いている動物の名前や生態の詳細は、後日調べたものです。)
明日はセレンゲティで肉食獣の早朝ハンティングを見ることを目指して、日の出前起床です。
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