2019/06/27 - 2019/06/27
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kanakoさん
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女一人旅。現地ツアーに参加し、前日に引き続きセレンゲティ国立公園のサファリ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
肉食動物の早朝ハンティングを見るため、日の出前起床、日の出直後頃に出発。
…の予定でしたが、メンバーの出発準備が遅れ、結構日がのぼってからになりました。
時間通りに待っていた私に、参加者の一人がニヤリと笑って日本語で
「外国人だから、仕方ない」
国際標準的には珍しい「時計のような日本人」の自覚はあるので、そのユーモアの(日本人側も"外国人"側もフォローする)上手さにニヤリと返しました。
カップルの片割れで参加者6人中唯一の男性の彼は、弁護士の仕事の傍ら日本語を勉強中で何度か数週間の日本滞在をしている方で、「日本のお母さん」(ホストファミリーの60代位の女性)の写真や、私が理系の仕事をしていると話した流れで、日本のお母さんの伝手で行った企業のラボで白衣着た若い女性達と写した写真を見せてくれました。
だから(英語が下手で、アジア系が殆どいない所にアウェーの)あなたの面倒は自分が見るつもりでいるんだ、と仰っていました。
ありがとう「日本のお母さん」。あなたの情けが私にも回ってきています。このお礼は私も誰かにバトンを渡すことで返します。
なお、カップル片割れの女性も、他の参加者の方も大変いい方で、皆さん神か天使かと何度も思いました。 -
出遅れた道を急ぐ私達の前を横断するシマウマの群れ。歩行者優先。
こうしてみると、敵に狙われやすい子供が大人の縞に隠れやすい縞の効果が分かります。
子供のシマウマの毛は大人よりぽやぽやしていますね。 -
ヌー(Gnu。ウシカモシカ)の群れ。これはオグロヌー。成体は170~270kg位の大型のアンテロープ。
このセレンゲティ国立公園(タンザニア)と隣のマサイマラ国立保護区(ケニア)を季節毎に餌と水場を求め移動する、数万から数十万頭規模の「ヌーの大移動」が有名です。 -
たてがみが長いです。名の通り、牛とカモシカの特徴に似ています。
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インパラの群れ。お尻の川の字の黒い線で分かり易いです。
インパラは雌は角がないので、これは縄張りを持たない雄の群れです。ガイド氏は様々な動物のこうした群れを「バチェラー(独身男性)」と呼んでいました(なお、日常会話の範疇の表現で、専門用語ではありません)。 -
マサイキリン3頭
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ブチハイエナ(Spotted Hyaena)。
ネコ目(食肉目)ハイエナ科ブチハイエナ属でジャコウネコ科に近縁。
イヌ科にしては肩がなだらかでシルエットが違う感じなので納得です。ネコ科とも離れた仲間です。
ちなみに犬はネコ目イヌ科なので、猫なのか犬なのか!とツッコミたくなります。
目指していたチーターのハンティングは見られませんでしたが、ブチハイエナのハンティングは見られました。
ハンティングは攻守とも丈の長い草に隠れてるのでなかなか遭遇できませんが、動きでエキサイティングなドラマが起こっているのが分かります。
ハイエナの黒い耳がベージュ色の草の中を横に走っていくので、その前を目で追った先で、跳ねながら横に動いていく茶と黒線の何かがガゼル。
見ている間は一度も成功しませんでしたが、「人生厳しいねハイエナ!」と車内が盛り上がりました。 -
アフリカハゲコウ(Marabou Stork。Storkはコウノトリ)
頭に羽毛がないのは、屍肉食で、血に汚れても羽毛と違い清潔に保ちやすいため。群れ飛んでいる下には動物の死体がある(byガイド氏) -
遊んでいるライオン2頭。多分子供。
この後、この垂直な木と、右の木の根の塊が目印になりますので覚えていてください。 -
その後、先程の木の根の右方向にある木の上でくつろいでる成人女性(母か姉)の所へ向かう子供2頭
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一頭は姉(仮)に怒られつつも近くに陣取ります。
一頭は、実は木の根の陰にいた別の子供とキョロキョロ -
別の木では子供達だけでいい子で遊んでいます
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この木の右の方に、先程の垂直の木と木の根があります。
木の根の左に一頭、垂直の木の左の草の中に一頭(2本の木の間の右から1/4地点の薄茶色)、成人女性が集合中 -
先程のくつろいでいた女性と合流し、女性陣で相談し始めました
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子供達は遊んでいます。
黒い木の皮を咥えて取りっこしたりしています。セレンゲティ国立公園 国立公園
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遊んでいます。
左下の君、その木の皮は君には大きすぎる気がします。 -
女性陣は相談がまとまり出発です。(奥にもう一頭見えます)
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私達に向かってきた
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…訳ではなく
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私達の車の前を通り抜けます
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悠々と道を渡り切りました。肉球が立派です
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2頭目が合流し、1頭目は下げていた尾を跳ね上げて歓迎します
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そのまま楽しそうに一緒に駆けて行きます
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3頭目も合流。
群れは、成体オスより狩りの成功率が高い成体メス達で狩りをすることで成り立っています。
狩りをする間は子供達だけ残していきます。
それは危険なことなのですが、子供達はいい子で言いつけを聞いて待っています。
オスは何もしません。妻や娘や姉妹が狩ってきた獲物を優先して食べます。
留守番のベビーシッター位しろ。
オスは群れを守る面もありますが、必ずしも守ってはおらず、狩りを妨害したり全く役に立たなくて見限ったメス達が去り群れが分裂したり、勝手なオス達が追い出されたり、オス達も狩りに参加するようになったりということも起こります。
(例:ナショナルグラフィック記事 https://natgeotv.jp/tv/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/161)
(縄張りを守ったり子供に厳しくするのは過酷で偉いことで、雌にも尊敬されているから貢がれているのだ、と明治のDV男性像のような珍妙な雄ライオン像を唱え美談化する男性が、日本語圏のネットやメディアに未だに大変多くて閉口するのですが、DV男願望を正当化するために科学的事実を歪めている認知の歪みに過ぎません。現実には、自然界でもそんな封建的精神論的システムの成立は不可能です。
また、弱肉強食で遺伝子を淘汰するのは自然界の唯一の戦略ではありません。真逆ともいえる戦略で成功しているハイエナを翌日旅行記でご紹介します) -
縞が淡い茶色のシマウマ。白変種。
白変種は色素の減少で色が薄い個体で、アルビノの様に遺伝子情報の欠損によりメラニンの生合成ができないのではありません。
アルビノの目は赤いですが、白変種はこのシマウマの様に赤くありません。 -
アカハシコサイチョウ(赤嘴小犀鳥。嘴に犀の角のようなこぶがあることが多いサイチョウの仲間 Red-billed Hornbill。billは嘴、hornは角、Hornbillはサイチョウ科)
くちばし全体が赤くて大きく、翼は白黒模様で尾が長いです。 -
サバンナヒヒ(savannah baboon。アフリカの乾燥帯に生息するヒヒの総称)
人間くさいポーズ。 -
象の群れが道路横断中。歩行者優先。
かなり長い列でした。
ツアーの運転手(ガイド)氏は、他のツアー会社の車とすれ違う時に互いに情報交換しながら、動物が近くで見られそうな場所を探して公園内を走ってくれます。
動物を見つけるのに一番有効だったのは「車が沢山とまっているところ」です(笑)。ちょうど今動物を見ていて、角度と距離がベストの場所だから車をとめているのです。
なのでこの写真でも、周囲に沢山サファリツアーの車が集まってきています。
野生動物たちは車を殆ど気にせず「餌でも敵でもないどうでもいいもの」位の認識に見えました。
大きな音を立てて気を引こうとしたり、車を降りたりするようなマナーの悪い人は一人もおらず、皆でこの幸運を分かち合いました。
(※ マナーの悪いケースも存在し、また目に見え辛くても負荷はかかっていて観光客増加による自然への悪影響は指摘されています。一方、現地の方を犠牲にした自然保護は続かないので、自然を破壊するより保護した方が儲かる仕組みを構築する必要があり、エコツアーは有力な手法の一つです。現時点より良い方法を目指し、様々な模索と努力が継続されているところです。)セレンゲティ国立公園 国立公園
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遠くから見るとこんな感じです。象の列は、写真で見える範囲よりもっと長いです。
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コオナガテリムク(Ruppell's Long-tailed Starling)
昨日の旅行記の(テリ)ムクドリの仲間。光沢ある深い瑠璃色が美しいです。 -
アカシアの木にはよくこうした鳥の巣が沢山あります。
もはや葉より巣の方が重いのではという位。
前日の旅行記に登場したツキノワテリムク等、ムクドリがいるところでよく見かけるので彼らの巣でしょうか。 -
はじめは遠目にヤドリギか何かかと思ったら、しっかり巣穴がありました。
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キャンプ場へ戻って昼食。毎食メニューが違います。
疲れをとるのに、野菜が多くビタミンが十分補給できる食事が有難いです。奥でシェフ(ガイド氏)がデザートのスイカを持っています。 -
昨日来たセレンゲティとンゴロンゴロの境界、ナービヒルゲートまで戻ってきました。
青空が見えてまた違った景色です。
これからンゴロンゴロ自然保護区へ入って今晩泊まるため、ここの事務所でガイド氏が必要な手続きをしたのですが…
予め申し込んだ内容と一人分齟齬があると言われたそうで、確認で1時間くらい足止めに。でも無事通過できました。交渉したガイド氏、お疲れ様です。
海外の口コミサイトを読んだところ、ここでは手続きに時間がかかることが多いようです。 -
ナービヒルゲートの丘の岩の上で沢山日光浴していたトカゲ。
レッドヘッドアガマ(Red-headed rock agama)またはレインボーアガマ(Rainbow agama)。
アガマ科は別名キノボリトカゲ科。
灰褐色で、繁殖期にオスだけこの鮮やかな赤青の色になります。
スパイダーマンのような配色。 -
本日の宿、ンゴロンゴロ・シンバ・キャンプサイトに到着。
参加者も慣れたもので、テント張りから殆ど自分たちでやりました(6人中5人女性ですが)。テント張りをツアー会社側でするところまでツアーに含まれているようで、普通はそこまでしないようですが、大変そうだったのと手持無沙汰だったので。 -
左が食堂棟、右が調理棟。かなりしっかりした造りです。
-
調理棟
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食堂棟。テーブルや椅子や食器は持参します。電源もあり明かりも明るかったです(カメラ等充電中は傍を離れないようにしましょう)。WiFiはありません。
Washroomはシャワーでお湯が出る!と人気だったのですが、私が入ったら何故か水しかでません。昨日も水だけだったし慣れたからいいや、とそのまま使って後で聞いたら、2つあるシャワー個室のうち一方は湯と水の配管が逆になっていて、水の水栓を開ければお湯が出たとのこと。
何故そんなにトリッキー!
皆様が泊まる時には、この情報を生かしてください。
翌朝、私がトイレ個室を一度のぞき込んですぐ出てきたら、同じツアーの女性がそれを見てすぐ察して声かけて下さいました。
「あ、トイレットペーパーなかった?私持って来てるよ!(あげようか?)」
「ありがとう大丈夫、私も持ってきてる」
「あ、よかった!」
これは一例ですが、こうした気遣いが、阿吽の呼吸まで日本での女性同士の空間と同じでとても和みました。こういう感覚は世界共通ですね。
山小屋と同様に、夕方次々人が到着して朝出発します。夕方は予備まで山積みされていたトイレットペーパーが朝には全てなくなりました。ある程度使って巻きを小さくしたトイレットペーパーを、芯を潰して平たくして持参するのをお勧めします。ティッシュを流して詰まらせると宿泊者全員地獄を見ます。
生理用品を捨てるサニタリーボックスはありません。密封して持ち帰ります(気温が高く日数があるので、衛生的に過酷ですが…)。
なお、タンザニアは、生理への偏見で女子生徒が欠席や退学を強いられたり、「タンポン税」導入などで、人権問題が指摘されている国です(AFPBB記事 https://www.afpbb.com/articles/-/3231564)
(日本も、生理のタブー視や誤解が根強く男性に正確な知識が不足したり、生理用品が消費税軽減税率にならなかったり、雇用・人事評価差別すら受ける後進国なので他人事ではありません。)
このキャンプサイトは眺めが素晴らしいそうですが、時々小雨がぱらつき視界が悪かったので景色は見られませんでした。
ンゴロンゴロは寒いので、ツアー会社の用意した寝袋は冬用で厚いです。春夏秋用の寝袋も持参していたので、折角なので2枚重ねて使ったら寒がりな私には丁度よかったです。
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