マダムの芸術＆美食散歩　その１～目黒雅叙園で和のあかり展鑑賞～

2019/08/07 - 2019/08/07

2019年8月7日（水）友達と二人で、目黒雅叙園の「和のあかり×百段階段」を鑑賞し、ランチしました。その1日の旅行記です。
　雅叙園の百段階段を上り、それぞれの部屋の、さまざまな「和のあかり」を観賞、「日本の美」を楽しみました。その後ランチし、友達と別れました。

エリア 目黒(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　2019年8月7日（水）新聞屋さんから貰ったチケットで、友達と、目黒雅叙園で行われる「和のあかり　百段階段」を鑑賞します。目黒駅で待ち合わせ。
　武蔵野線が、人が線路に入ったとのことで上下線ともに乱れ。西船橋で「この電車に乗れなかったお客様・・」満員過ぎて乗れない！通勤時間帯は過ぎたはずなのに！「行き先は南船橋になります」その先は京葉線にお任せでピストン輸送しているのね。都会は怖い。行きたい所にも行けず、超満員電車で見動き取れず。タオルハンカチ既にびっしょり。

　友達と会い、雅叙園を目指します。チケット裏に、雅叙園の場所の略地図はあります。スマホも持っています。前にも行ったことがあります。が、地図が読めないし、以前行ったものの、方向の記憶が定かでないので、親切そうな方に聞きます。少し行くと、看板発見。

　雅叙園に着きました。徒歩３分と書いてありますが、実際はもっとかかります。行きは下り坂ですが、帰りはのぼり坂・・・ここに来るまでに、また、汗びっしょりです。

こういったものが見られるらしい。

　まずはトイレ。「４枚目の絵を右に曲がったところ」と、親切なホテルウーマンが教えてくれました。

ホテル雅叙園東京 宿・ホテル

羽子板のような、布の貼り絵

外人には人気かな？

ジャパニーズ ビューティフル　レディーズ

秋の風情

　お庭には、池があり、背びれが水上に出るくらい、水深が浅いのに、鯉がたくさんいました。銀色の鯉もいました。

　都会なのに、緑がたくさん。奥には滝が流れていました。お庭がきれいなホテルと言うことなのでしょうね。白無垢の姿も見かけました。写真撮影？暑いのに、大変ね。

エレベーターで上へ。エレベーター内の螺鈿細工が見事です。

　まずはエントランスにミニねぶた。
　階段を少し降り、靴袋に靴を入れ、持ち歩き、はだしで鑑賞します。

　百段階段に行く手前がショップ。
こんな和のあかりが見られるのかな？

百段階段を上ります。階段の途中途中、右手にいくつかの部屋があります。

まずは十畝の間

　竹あかりの部屋です。竹というと、大分を思い浮かべますが、この作家は、宮崎県の日南市のようです。

　竹は細工しやすいと聞いたことがあります。箸、花器、籠などを思い浮かべます。障子のさんにも使われますね。お金もちの家の障子は菱型等の凝った模様。
竹の筒に、どうやって穴をあけ、様々な模様を作り、さらに光を通すように造ったのかしら？

天井にも綺麗な日本画が描かれています。

この模様には、リズムがあります。

　欄間には螺鈿細工。ここを建てる際、職人同士が技を競い合ったのかもしれません。一つ一つのお部屋自体が美しいです。
　以前いけばな展をここで開催した際、訪問しましたが、美しいもの同士が、競い合って、あまり良い印象がありませんでした。が、今日は違います。控えめな明るさ、薄暗さが建物の欄間や、天井の絵画をぼんやりと照らし、引き立たせているように思いました。

階段を少し上り、次は漁樵の間

ランタンフェスティバルです。
明るい。綺麗。賑やか。

長崎のランタンフェスティバルを思い出しました。

　２月に長崎で行われる、ランタンフェスティバル。
　竜宮城をモチーフに展示とあります。竜宮城に金魚がいるのは変、と一人ツッコミをしながら、鑑賞しました。

壁やふすまの絵画
美人

下の絵は絵画、上は貼り絵
ランタンとこの絵は合いません。

次は草丘の間

こちらは山鹿灯籠です。九州がテーマ？

いけばなも生けてあります。

「雷龍」
という作品だそうです。なるほど。

竹をモチーフとした、大きな作品。畳み何畳分かしら？

こちらは天井まで伸びています。雷龍らしいといえばそうですね。

和傘があるようです。

和傘が並んでいます。和傘には骨が何本あるのかしら。

絵も美しい。ここは、壁や天井の絵画だけでも、見る価値があると思います。

次は切り絵

龍ですね。

障子に映るのは、昔の上映会のようですね。

　不思議な造りの百段階段。昔は４棟の建物だったそうです。戦火を免れて残っています。

手仕事によるあかり
ガラスが綺麗

モビールが、影絵になっています。

江戸切子でしょうか、光が当たって美しいです。

名前入りで展示されています。

印伝が、パッチワークに。シックです。

こんな展示の仕方は、普通のお店ではしませんね。

かんざしも素敵。

マイスターなのですね。普通の方はかんざしをしませんけれど。

三味線も、展示してあります。手仕事には違いありません。

「東京の伝統工芸品は、江戸職人の匠の技と心意気」
なるほど、そうですね。
「粋でいなせ」な伝統工芸品。

灯籠いろいろ

蓮のつぼみみたい

変わった和紙作家の作品です。

金属を使って漉いています。

藤の花がぶら下がって咲いています。

明りが幻灯機の役割を担っているみたい。

武雄にこんな灯籠があるのですね。

いろいろな模様が浮かび出ます。

この絵も美しい。