2019/06/15 - 2019/06/16
78位(同エリア335件中)
trip232015さん
- trip232015さんTOP
- 旅行記14冊
- クチコミ747件
- Q&A回答2件
- 195,387アクセス
- フォロワー4人
「博多から壱岐まで約70km、壱岐から対馬まで約70km、対馬から釜山まで約70km。因みに、博多から鹿児島まで直線で約230km、博多からは鹿児島より釜山の方が近い」と、フェリーで一緒になった乗客が話してくれました。「国境の島」は、陶器など異国文化が最初に入ってきたところでもあり、外国からの最初の侵略を受けたところでもあります。
一方、壱岐には神社庁登録の神社が150社も集まるという、「神の島」でもあります。実際、住職の住んでいないような小さなものから、神道発祥とも伝わる由緒あるものまで、島内には多数の神社が点在していました。
「日本の夜明け」の歴史に、一歩近づくことができました。もちろん、「壱岐うに」や「壱岐牛」といった壱岐のグルメとともに。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
壱岐へは、博多からフェリーで渡りました。
郷ノ浦港行きの「フェリーきずな」が入ってきました。朝一番の郷ノ浦からの客を下ろして、折り返し便となります。 -
到着した郷ノ浦港は、湾の内にあり、波は静かでした。
フェリーターミナルの出口には、レンタカー屋さんのスタッフが出迎えてくれていました。少し離れた、別棟にある「郷ノ浦港観光案内所」で、パンフレット「壱岐島案内」をもらいました。島内マップに、名所・名跡などの住所・電話番号も付いており、レンタカーのナビに便利でした。 -
最初に訪れたところは、壱岐でも最古の神社の一つと言われています。
郷ノ浦港から、レンタカーで東の方向にゆっくり走ること約30分、白沙八幡神社は筒城浜海水浴場の近くにありました。大きな白い鳥居と小さな鳥居があり、その参道が神社の森へと続いていました。 -
内陸に向かって峠を越えると、弥生時代の風景が拡がっていました。
原の辻遺跡は、1km四方に渡って、『魏志 倭人伝』に記載される「一支国」の王都が再現されていました。広い原っぱを歩いたり、建物の中をのぞいたり、古代のロマンに浸りました。印通寺港から県道23号線を北に向かうと右側に広がっていました by trip232015さん原の辻遺跡 名所・史跡
-
弥生時代に、こんな小舟で対馬海峡の荒波を越えて交流・交易をしていたとは、、、
一支国博物館では、復元された古代船の模型とか、市民の顔をモデルに160体の人形で一支国の生活を再現したという一支国トピックなど、国境の島の歴史を興味深く見ることができました。「国境の島」だった壱岐の古代の繁栄ぶりが見えます by trip232015さん一支国博物館 美術館・博物館
-
一支国博物館から、すぐ西隣にある安国寺に回りました。
県道23号線から左手に入るとすぐ、境内のスギの巨木があり、少し広場があったので、そこに車を停めました。足利尊氏が元寇以来の戦没者を供養するために全国に創建したそうですが、壱岐が占領され、島民が虐殺されてから60年以上も経ってからのことでした。仏殿には、「師子窟」の扁額が掛かっていました by trip232015さん安国寺 寺・神社・教会
-
次に、海女で有名な八幡浦のはらほげ地蔵に向かいました。
今は、中潮の干潮時少し前という時刻で、六地蔵は潮の引いた内海湾と夕陽を背に立っていましたが、2つの地蔵さんの赤い帽子が見当たりませんでした。ウニ、アワビなどの壱岐のグルメは、ここの海女漁だそうです by trip232015さんはらほげ地蔵 名所・史跡
-
左京鼻は、八幡半島の先端にあります。
はらほげ地蔵から少し戻って、半島の北東端に向かいました。駐車場の先に玄界灘の荒波の絶景が広がっていました。玄海灘に面して切り立つ、ダイナミックな海蝕崖です by trip232015さん左京鼻 自然・景勝地
-
海の中に浮かぶ鳥居が見えてきました。
八幡半島の付け根まで戻って、内海湾沿いに走ると、数台分の駐車場がありました。今は、中潮の干潮時で、岸から鳥居まで150mほどの参道ができていました。内海湾の、最も奥まったところに入り口がありました by trip232015さん小島神社 寺・神社・教会
-
少弐公園からは、変化に富んだ竜神崎の海岸線の景観が見渡せました。
1281年の弘安の役で、この沖で戦死した少弐資時を祭った壱岐神社や墓が、この近くにありました。目の前の蒼い海は、元寇「弘安の役」の主戦場だったそうです by trip232015さん元寇の戦跡(少弐公園) 名所・史跡
-
今日の泊りは、芦辺港付近にあるかねや別館にしました。
今回の旅の目的の一つとして、壱岐の4大グルメの「壱岐焼酎」、「壱岐ウニ」、「壱岐牛」そして「ひきとおし」を食すことを楽しみにしていました。ここで、「ひきとおし」以外は、目的を達成することができました。「ひきとおし」ではなく、「魚介の寄せ鍋風」だったのが残念、、、。「壱岐を食らう」のキャッチフレーズに惹かれて来ました by trip232015さんかねや別館 宿・ホテル
-
翌日は島の北西部を回ろうと思い、朝一番に、男嶽神社を訪れました。
ナビで住所をセットしたのですが、どこで間違えてしまったのか、「リルートします」の連続で、後でGoogle マップで調べると、6.1kmで14分のところですが、男嶽神社の広い駐車場に着いたのは出発から30分以上経っていました。人気の少ない神社が多い中で、駐車場には数台の車がありました by trip232015さん男嶽神社と石猿群 寺・神社・教会
-
男嶽神社の展望台から見えた男女岳ダムの上を渡って、女嶽神社の山に入りました。
実は、知っていれば、歩いて登るべきだったかも知りませんが、ナビが示すので突き進んで、必死の思いで境内にたどり着くことができました。あの天岩戸に隠れた天照大神を誘い出すために踊ったという、天鈿女命を祭った神社と聞いて、無理してきた甲斐があったと思いました。 -
島を南北に走るメイン道路を北上して、勝本朝市に向かいました。
男嶽神社に行くのに手間取ったせいか、日曜日の朝10時過ぎでしたが、朝市の通りには、野菜を並べたお母さんが二人残っていただけで、車で乗り入れることができました。ウニとイカの瓶詰を、酒の肴にと購入です。 -
古墳内の石室には、蓋はありませんでしたが、石棺がそのまま残っていました。
勝本朝市から国道382号線を、今度は逆に南下してくると、道路わきに壱岐風土記の丘の古墳館と、その横に掛木古墳が見えました。古墳の中に入ると、玄室には、島内唯一といわれる家形石棺が横たわっていました。7世紀前後に造られたという、高さ7メートルほどの円墳です by trip232015さん掛木古墳 名所・史跡
-
国道382号線をさらに南下、県道174号線に左折しました。
鬼の窟古墳に立ち寄り、その先にある月讀神社にやってきました。長い石段の前で登るのを躊躇していると、散歩でしょうか、乳母車と小さな子供さんを連れた若いお母さんがやって来て、石段の前に乳母車を置いて、3人でよっちらよっちら登って行くではありませんか。 -
一旦、国道382号線に戻って、西の黒崎半島に向かいます。
半島の先端にある猿岩を目指して、”青い花の咲くアジサイ道路”を走っていくと、途中に、「黒崎砲台跡入口」の看板が見えました。映画「ナバロンの要塞」で見たような模型絵と砲弾で、ワクワクしました。昭和6年に完成した当時、 東洋一の砲台だったそうです by trip232015さん黒崎砲台跡 名所・史跡
-
猿岩は、神話に出てくるほどの歴史があります。
「神様が壱岐島を産んだとき、海に流されないようにと八本の柱を立てて繋いだ。その柱は折れ、今は岩となっている」という、壱岐島誕生の神話があるそうで、その八本の柱のひとつが猿岩だということです。高さ45mもあり、玄武岩でできているそうで、作者は自然 by trip232015さん猿岩 自然・景勝地
-
半城湾を挟んで、猿岩と反対側の半島の先端にありました。
半島の先端に行き着くと、大きな駐車場があり、「牧崎公園」の看板が立っていました。広々として気持ちの良い原っぱに入ると、すぐそれとわかるゴリラ顔の岩が右手奥に見えました。遊歩道を前に進むと、左手に「鬼の足跡」と書かれた石の碑がありました。さわやかな潮風が吹く、広々とした原っぱのほぼ中央にありました by trip232015さん鬼の足跡 自然・景勝地
-
ランチは、レストラン「うに屋のあまごころ壱岐本店」で「生うにぼっかけ丼定食」をいただきました。
出てきたウニ丼には、普通の形のウニではなく、クリーム状のウニが乗っていました。スタッフの説明では、この季節(4~7月頃まで)に、ここで獲れるのはむらさきウニで、粒が小さくて、西日本でしか獲れない貴重品だそうです。味わって食しました。郷ノ浦町の下町から少し内陸に入ったところにありました by trip232015さんうに屋のあまごころ 壱岐本店 グルメ・レストラン
-
「焼酎発祥の地」と言われる壱岐で、焼酎蔵によらないわけにはイキません。
玄海酒造さんを訪問しました。レンタカーなので、10種類以上もある試飲ができなかったのは返す返すも残念でしたが、自由に見学させてくれたお礼に、「むぎ焼酎 壱岐」を買って帰りました。勝本朝市で買ったウニとイカの瓶詰で飲むのを楽しみに、、、。岳ノ辻のふもと、国道382号線沿いにありました by trip232015さんむぎ焼酎壱岐 美術館・博物館
-
芦辺港発の「フェリーちくし」は、定刻の18:25に博多港に帰ってきました。
国境の島、神の島への旅は、かくて終わりました。
(追伸) これを投稿中のちょうど今、「むぎ焼酎 壱岐」も「ウニとイカ」も口の中にありますが、絶妙なコンビネーションで、壱岐の蒼い海の思い出を運んでくれています。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
壱岐(長崎) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
22