2019/06/14 - 2019/06/14
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Siniさん
6月の旅⑬、ついに、6月の旅の旅行記がやっと終わります。よかった。
旅の8日目 地元在住の友人が高岡を案内してくれました。
福井、石川と移動にえちぜん鉄道や北陸鉄道、それにコミュニティバスを使う旅だったので、地元の友人が車で回ってくれると、なんと楽なことか!感謝一杯です。
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高岡駅に到着しました。(新幹線口)瑞龍寺口で友人と待ち合わせです。
金沢から高岡は距離にして約40キロ。各駅停車で40分程で着きました。
電車の中で知り合った方が家族でディズニーランドファンで毎年行きます、なんて話をしていたらすぐ着いてしまいました。ほぼ座席は満席でした。 -
最初に案内してもらったのは瑞龍寺。車は参道のそばの無料駐車場に。ここにはトイレがありました。また、駐車場整理のシニアの方がいましたので安心です。
長い参道です。 -
総門(重要文化財)。正面三間の薬医門形式、ってよく知りません。
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曹洞宗高岡山瑞龍寺は、加賀二代藩主前田利長公の菩提を弔うために三代藩主利常によって建立されました。
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約20年の歳月をかけ1663年に完成。
総門、禅堂、大庫裏、回廊、大茶堂が国の重要文化財に指定されている。 -
総門を入りますと、こんなステキな景色が広がっていました!
正面は山門(国宝)。1746年火災で焼失後、1820年に再建の竣工されたもの。 -
あんまり素敵なのでもう一枚。
凛とした空気感と静謐さ。 -
大庫裏(おぐり)
お台所ですね。 -
きれいに磨かれています。
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厳粛かつ整然とした伽藍構成でなっています。
鎌倉時代に広く我が国にもたらされた中国の寺院建築を模しています。 -
瑞龍寺の鬼瓦が展示されていました。
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こちらではなんと4種類の御朱印が。値段によって違うのですね。
わたしは御朱印は卒業しているのでパス。 -
そうそう、忘れてはいけません。
仏殿(国宝)です。1659年建立。総欅作り。
屋根は鉛板を持って葺かれている。昨日訪問した金沢城石川門とこちらだけだそうで、珍しいものらしいてす。
御本尊は中国明時代の釈迦・文殊・普賢の三尊をまつっています。 -
次に高岡大仏へ。瑞龍寺からすぐでした。
高岡大仏は、大佛寺にある銅造阿弥陀如来坐像です。高さは、16mあり、現在の像は1933年(昭和8年)の建立です。三度の焼失の後、30余年をかけて作られたそうです。
ボランティアのシニアの方がいて説明してくれました。鋳造はまさしくこの場所で行われました。 -
次に連れて行ってもらったのは、速川神社です。地元生まれの友人が初めて行くという神社です。
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速川神社の由緒(言い伝え)
高岡市波岡という地名から推測するに、おそらくかつては海がこのあたりまで迫っていたのではないかと想像させられます。
717年には、すでにこの地に神社があったようで、1300年以上の歴史ある神社でした。 -
伏木は陸の道、川の道、海の道の合流点。
さらに大陸からの船の往来が多く、潮の流れから漂流物もあったでしょう。重要な地であったのです。 -
次は、高岡市万葉歴史館へ行きました。
常設展示室では20分にわたる、大友家持の生涯を上映していました。すっかり家持を理解した気になりましたよー。
「万葉集」とは、奈良時代(770~782年)頃に大友家持が最終的にまとめたと推定されている全20巻からなる現存最古の歌集。
「越中万葉」とは、この万葉集の歌4516首のうち、越中で詠まれたか、あるいは越中にかかわって歌われた歌をとくに「越中万葉」と呼んでいる。
家持が越中国守として赴任したのは746年から751年までの5年間。 -
西本願寺本万葉集の複製などが展示されていました。万葉集の全巻が揃っているものとしては最古のものです。
当時は当然人の手による写本なわけですが、それはそれは大変だったでしょうね。 -
こちらが最古の万葉集の写本です。なんと字が美しい!
4人の手による写本だそうです。 -
なんと家持の自筆の署名が見られました!!感動!!
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これは家持が越中国守に任命された時の任命書らしいのですが、左から二列目の真ん中あたり、「家持」と書いてあるこの文字は本人の自筆ということです。それは、1270年も前の自筆が残っているということで、凄すぎる!!
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友人が連れて行ってくれたランチは、氷見線、雨晴(あまはらし)海岸に近くに新しくできた道の駅でした。
ここでは、家持が赴任して早々に歌を歌っているところで来たかったのです。 -
友人のランチ。
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私は鯖丼。どちらも美味しくいただきました。
景色が良くて!最高です。 -
デザートは抹茶なんとか。忘れた。けれど食べたことは覚えています。(笑)
結構庶民価格でした。さすが道の駅です。 -
あ、氷見線が通ってる!
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女岩や風光明媚な雨晴海岸でした。
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次に、伏木北前船資料館へ行きました。
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北前船主の秋元家の家で、内部を開放しています。シニアボランティアさんと市の担当者らしい方2名が和気あいあいと管理していました。
欄間の彫刻が素晴らしい。
蝦夷地を日本領土とし開拓を始めた日本政府。大阪から大量の荷物を乗せて北前船で各港を回りながら、蝦夷地へ。蝦夷地からの重要な産物は昆布などの海産物でした。 -
母屋を見た後、こんな階段を上って行きます。
海を見るための「望楼」です。 -
中庭からみる望楼。
今は見えるのはほとんど屋根ばかり。遠くに日本海が。地形ってこんなに変わるんですね。
それにしても階段は狭かったです。その上望楼は畳敷きでした。 -
次に勝興寺へ。ここは国庁跡とありますから、かつて大伴家持が仕事をしていた跡に勝興寺ができた模様です。
な、なんてすごい木だ! -
勝興寺の山門はそれは立派です。
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本堂(重要文化財)
浄土真宗寺院。桁行 11間、梁間 11間、入母屋造。
1795年に前田家11代藩主、治修の援助で建てられた。
京都の西本願寺(1760年建立、重要文化財)を範例に建てられたもので、規模、遺構も破格の規模、形式を備えている。
とあります。すごいお寺です。 -
勝興寺内でもかなり古い伽藍のようですが、、、
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高岡の観光を終えて、富山まで送ってもらいます。
友人のおススメの和菓子か「とこなつ」です。
上に雪に見立てた和三盆糖がかかっていて、口に入れると溶ける。
この「とこなつ」は以下の家持の歌からインスピレーションを受けて考案されたものです。
立山に降りおける雪を
とこなつに
見れども飽かず
神からならし -
大野屋は高岡で創業して180年。大伴家持に因んだ銘菓を発表しています。
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半日強でわたしの観光地リクエストに全部応えてくれ、下見までしてくれた友人に感謝です。
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