2019/06/12 - 2019/06/12
53位(同エリア493件中)
Siniさん
旅の6日目の午後は永平寺を訪れました。
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えちぜん鉄道、終点勝山駅から福井駅の方へ半分ほど戻ったところに永平寺口駅があります。下車。
単線なのでこの駅で上下線の電車の待ち合わせが行われます。永平寺へのバスは電車に合わせてピストン運転されています。 -
コミュニティバスで到着。このバスもぐるぐる回って結構駅から時間がかかりましたが、地元の利用者ほとんどなし、でした。雨模様だったしねー。
バス停には、数件の食事処があります。
が、雨が降りそうで写真もとらず、とりあえず永平寺へむかいました。
で、中に入り、入館料?を払い、最初にお坊さんからこの寺の内部の簡単な説明があります。
寺院の建物を「伽藍」と呼びます。今回見られるのは、法堂、仏殿、層堂、庫院、山門、東司(トイレ)、浴室の「七堂伽藍」です。 -
庭の中に見えるのは仏殿?
通常は、傘松閣(さんしょうかく)で説明を聞いたら二階の156畳敷きの「絵天井の間」で1930年当時の著名な画家144名による230枚の美しい色彩画を見ることになります。
が、なんとなくみなさんに付いて行ったのですが、どういうわけか、絵天井の間には行かなかったみたいです。なぜかわかりませんが。 -
雨のお庭はますますステキです。
四方を山に囲まれた深山幽谷の地に大小70余りの建物が並んでいます。 -
寺の庭にも大きな杉の木が。このような大きな木にかこまれたお寺です。
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仏堂から下を見たところ。
下の廊下を歩く修行僧さんは、中雀門で必ず立ち止まり仏堂に黙礼して行きます。 -
ぐるりとまわって、先程修行僧さんたちが礼をしていた中雀門から仏堂の方を見上げます。
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雨に煙る瓦屋根が美しいです。この後、急に雨風が強くなりました!
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美しい木造の建物も雨でしっぽり。
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急に雨が激しく降ってきました。
すると静寂なお寺の中にザワザワと慌ただしい動きがあります。
木造ですから、雨に濡れた廊下を保護するために、雑巾で濡れた廊下を拭き、いそいで厚手のラバーを敷いて、また雑巾で拭いて、急ぎラバーを取りに行きます。 -
厚手のラバーを廊下に敷いて雨から廊下を守ります。修行僧さんたちの機敏なこと!見とれてしまいます。
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この渡り廊下の一部は、両側がオープンになっています。そこを分厚いビニールのカーテンで雨が入り込まないように塞いでいます。
よく見ると上から吊るしてあります。気づかなかったけれど晴れている時はくるくる上に巻いておくんでしょうかね。 -
雨が強くなった為、階段の両脇の窓も閉められました。修行僧さんが手際よく窓を閉めていきました。
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山の麓にあるので寺は斜面に建っています。そのためこのような内階段で結ばれていますが、毎朝のお掃除で階段はピッカピカです。
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雑巾を並べていますが、これって逆効果のような気がします。
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永平寺は、1244年(寛元2年)に中国(宋)で仏道の真髄を体得した道元禅師によって出家参禅の道場として開創されました。
道元は1200年、京都生まれ。
14才の時、比叡山にて出家。
24才の春、生涯の師を求め中国へ渡る。
38才の夏、帰国。 -
修行僧が早朝の起床(3時半!!)より、座禅、勤行、行粥、作務など厳しい修行に励んでいます。
現在、150人ほどの修行僧がいるそうです。 -
永平寺は、全国12000寺の曹洞宗大本山です。770年の歴史を持っています。
最初の説明の時、食事係の修行僧は普通の修行僧より2時間早く、つまり午前1時半に起きて、修行僧さんたちの食事の用意をしてくれるので、感謝しています、のようなコメントをされていました。 -
お食事どころであり、食事を作る、大庫院(だいくいん)の模型です。
大きな建物です。150人の修行僧の食事は無言だそうです。 -
永平寺の最後は、お土産やさん。先ずは、お寺で明日ひさしぶりに会う友人へのお土産を購入しました。軽いのでおせんべい。これは永平寺でしか購入できないらしいです。
さて、永平寺を出ると参道に何十軒かのお土産やさん、食事処などが並んでいます。が、バスの時刻が気になるので、バス停に近い元祖手打そば「三楽亭」でランチをすることにしました。
福井のうまいもん!に「越前おろしそば」がありますからやはり食べておきたい! -
おろしそばをいただいた店内。
越前おろしそばは有名ですが、その訳のひとつが、動脈硬化などの予防効果のあるそばのルチンはビタミンCの多い大根と食べるとさらに効率よく作用するから、なんだそうです。 -
冷たいおろしそばを勧められました。
1日50食のみの手打ち蕎麦です。水曜日は恐竜博物館がお休みだし、朝から曇天でしたので客は少なかったようで限定手打ち蕎麦いただけました。
福井のそばはなぜ美味しいのか、というと、そばは北緯36度以北の寒冷地でよく育つからだそうで、福井は北緯36度、ギリギリですね。 -
デザートにオーダーした胡麻豆腐スイーツには昔懐かしのニコちゃんマーク!
お味は胡麻の香りが薄めでした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- satom4traさん 2020/10/16 07:46:37
- 6月の旅⑩永平寺の最初で下記「比叡山口駅があり」はおかしいのでは?
- 「えちぜん鉄道、終点勝山駅から福井駅の方へ半分ほど戻ったところに比叡山口駅があります。下車。」
初めましていつも素晴らしい旅行記を拝見しています。旅行先に素晴らしい友達がいるのですね。
- Siniさん からの返信 2021/04/13 16:24:21
- Re: 6月の旅⑩永平寺の最初で下記「比叡山口駅があり」はおかしいのでは?
- ご指摘ありがとうございます。
遅くなりましたが修正致しました。
またお気付きの点がありましたら教えていただければ幸いです。
Sini
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