2019 GW　中欧4カ国周遊 【9】ウィーン・ベルヴェデーレ宮殿～帰国

2019/05/03 - 2019/05/04

帰国から２か月やっと書き終わる中欧4カ国周遊旅行の旅行記、6日目から帰国編です。
最終日は、ブダペストからウィーン国際空港まで移動ですが、途中ウィーン市内で3時間の自由時間、クリムトの｢接吻｣を見て旅を終えることができました。
※ベルヴェデーレ宮殿の旅行記（作品紹介）は別途纏める予定です。

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス 飛行機
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

８時にブダペストを出発します。
ブダペストは、本当に美しい街で是非また訪れたいと思います。

Crowne Plaza Budapest ホテル

ウィーンに戻るためバス移動（約228ｋｍ）です。
ハンガリーとオーストリアの国境、EU加入前は検問があったそうですが、今はスルー。

ウィーンに到着。ランチやショッピングの為の3時間の自由時間があったので、一人でベルヴェデーレ宮殿へ。ここまで来てクリムト見ないで帰るわけにはいきません･･･

オペラ座から待ち時間も入れてトラムで20分程度でベルヴェデーレ到着しました。

南側ゲートから入場しましたが、広大な敷地内には池や噴水、花壇の庭園があり、美しい宮殿が見えてきます。

ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿

ベルヴェデーレ宮殿は、プリンツ・オイゲンの命を受け、建築家ヨハン・ルーカス・フォン・ヒルデブラントが夏の離宮として建てたバロック建築の宮殿です。
プリンツ・オイゲンの死後、マリア・テレジアの代のハプスブルク家の手に渡り、その後現在のオーストリア絵画館になりました。

ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿

宮殿の隣に、ミュージアムショップが併設されているチケット売り場があり、チケット（14ユーロ）を購入し、宮殿入り口に行きましたが・・・入場の為の行列ができています。

ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿

列に並びながら庭園を見ます。見事な幾何学模様！

ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿

庭園の入り口には真っ白なスフィンクス像。顔と胸は人間、体は翼の付いたライオンの怪物ですが、エジプトのスフィンクス像とはイメージが違います。

列はなかなか進みませんが、なんとかクリムト(接吻)を一目見たい執念で並びます。1時間半並び、やっと入場することができました・・・

やっと中に入れましたが、中は拍子抜けするぐらい空いています。なんで入場規制していたのだろう？３０分程度しか時間ないため、クリムトが展示されている部屋へ急いで向かいます。

ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿

クリムトの展示室のなかでも1枚だけ別に展示されていた｢接吻｣。この周りだけはたくさんの人が集まっています。といってもルーブルのモナリザや日本の展覧会のことを考えれば写真を撮るぐらいの余裕はあります。２０１７年にこの作品についても写真撮影が解禁されたそうです。

クリムトの黄金時代の最高傑作といわれ門外不出のこの作品、想像していたよりもかなり大きく、その迫力と美しさに圧倒されます。

この時期は、東京都美術館で「クリムト展 ウィーンと日本 1900」国立新美術館で「ウィーン・モダン　クリムト、シーレ 世紀末への道 」が開催されており「ユディトI」「エミーリエ･フレーゲの肖像」など多くの作品が日本へ貸し出されていますが、それでも多くの素晴らしいクリムトの作品を鑑賞することができました。

クリムトと並ぶ世紀末ウィーンの代表的画家エゴン・シーレ。｢自画像｣は、日本に来ていましたが、多くの作品を見ることができました。

ベルギー象徴派の代表画家フェルナン・クノップフの作品もありました。

有名なナポレオンの肖像画もありました。
ジャック＝ルイ・ダヴィッド「アルプスを越えるナポレオン」
ダヴィッドはこの絵をナポレオンから５枚描くように注文されており、他はヴェルサイユ宮殿の美術館などに展示されています。

ルノワール、マネ、モネ、ゴッホなどの印象派等の作品も何点か展示されていました。

窓からの景色。幾何学模様が美しい北側の庭園、オレンジの建物は下宮。ウィーン市街も見えます。ベルヴェデーレとは「美しい眺め」という意味だそうです。

ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿

最後にもう一度「接吻」を見て宮殿を出ます。

ミュージアムショップでクリムト（接吻）グッズを購入。

建物からでるとこんな車が･･･

慌ただしい訪問にはなってしまいましたが、目的のクリムト｢接吻｣は充分堪能でき満足。急いでトラムに乗り込みます。

なんとかギリギリで集合場所（オペラ座近くのお土産屋）に到着。
バスに乗り込みウィーンを離れます。

リンクという環状道路をバスは走ります。車窓から見えるたオーストリアの国会議事堂。ギリシャ神殿のようです。

車窓からのヴォティーフ教会、尖塔が美しいネオ・ゴシック様式の教会です。

ヴォティーフ教会 寺院・教会

６日間一緒だったVIPバスと運転手のチャバさんとお別れ。

ウィーン国際空港 (VIE) 空港

ウィーンを離れます。いつもは来年何処に行こうかなと考え始める瞬間なのですが、今年は改元のGWと夏の連続休暇で2回海外へ行けます。次回はエジプト、暑そうですが楽しみです。

13時間のフライトでしたが、あっという間の到着でした。

成田空港第1ターミナル 空港