2019/04/14 - 2019/05/10
1位(同エリア5件中)
小心者さん
ジュムフリエット通りのZiraat Bankası(麦の穂のマークの銀行)向かい辺りの乗り場からドルムシュでビトリスへ。(所要約30分。運賃5リラ)
ビトリスは『古い建造物が多く残る』と紹介されている県都です。
古い建物は大好物なのでたまらず行ってきましたが、それ以上に学生さんたちとの交流がとてもいい思い出になりました。
逆に言えば、古い建造物は大いに見そびれました。
そして、夕方以降や雨の日はまだまだ寒いトルコですが、晴天の日中は汗だくになるほど気温が上がります。
昨日アフラットでお婆さんにしばかれかけたこともあり、首にストール(素早く髪を覆えるように)プラス重装備で出かけましたが、途中で倒れそうになりました。
もうこうなったら「ジジイです」で押し通すしかありません。
【旅程】
□4月14日 機内泊
□4月15日 バス泊
□4月16日 フェティエ泊
□4月17日 フェティエ泊
□4月18日 バス泊
□4月19日 コンヤ泊
□4月20日 コンヤ泊
□4月21日 コンヤ泊
□4月22日 ギョレメ泊
□4月23日 ギョレメ泊
□4月24日 ギョレメ泊
□4月25日 ギョレメ泊
□4月26日 カイセリ泊
□4月27日 カイセリ泊
□4月28日 列車泊
□4月29日 タトワン泊
□4月30日 タトワン泊
■5月01日 タトワン泊
□5月02日 エルズルム泊
□5月03日 エルズルム泊
□5月04日 カルス泊
□5月05日 カルス泊
□5月06日 カルス泊
□5月07日 イスタンブール泊
□5月08日 イスタンブール泊
□5月09日 機内泊
□5月10日 帰国
【為替レート】
1リラ≒20円
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス ヒッチハイク 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エティハド航空
PR
-
地図はもちろんのこと、『城がある』ということ以外情報が一切ない。
ひょっとするとあるかもしれない『観光案内所』という単語はどう頑張っても通じない。
仕方ないので、とりあえず城へ向かってみる。 -
完全シカトの猫。
ちょっとくらいかまってくれよぅ。 -
なるほど、歴史ありそうな建造物があちこちに見られる。
これは『ウル・ジャーミィ』(帰国後に知った) -
商店街のような通り。
きれいすぎてちょっと違う。 -
ビトリスは切り立った谷の斜面に広がる立体的な街。
-
したがって至る所に坂や階段が出現し、軟弱者の街歩きを阻んでくれる。
-
『ウル・ジャーミィ』をそっと見学。
写真は撮れなかったので、内部のことは全然記憶にない…
残念すぎる私の記憶力。
でも中に入ったことはうっすら覚えているのでセーフだろう。 -
ガイドブックに『難攻不落』と紹介されているだけあって、立派な城壁がそびえ立つ。
この高低差により、城本体はまったく窺い知れない。
あるのかさえ定かでない。 -
きれいすぎる商店街の建物とは違い、
「あんまり金かけてませんよ」と語る古びた城壁。 -
ところどころレンガが剥がれ落ち、しかも崩れたまま。
城壁越しに見える冬枯れの木々がまたいい感じ。
じわじわと期待が膨らむ。
大きく回り込んで、道行く人に教えてもらった入口へと向かう。 -
……。
……。
なんかガッツリ閉じた門が見えますけどー。
安定の展開に、瞬時に自分の不運を悟る。
が、一応念のために階段の下で喫煙中のおにいさんに尋ねてみよう。
昼休みの可能性もあるし。
…
うふふ。
もちのろんCLOSEですってよ、奥さん。
まぁそうでしょうね。 -
…他にも見どころはあるのかな?
まぁ無くてもいいけど、せめて地図が欲しいなぁ。
立体的な街は大好きだが、歩き回るにはめちゃくちゃ体力が要るので、あまり全力で迷っていられないのだ。
『上り』には腰が引けるし、『下り』には「戻るときは当然上りだぜ」と躊躇する。 -
来た道を戻りつつ街歩き開始。
なかなか煌びやかな服。どういう場面で着るのだろう?
ひとつください(まずは靴だろう!) -
川を跨ぐ路地からの眺めがいい感じで、だんだんと調子に乗ってきた!
と、ここを抜けた先でイスタンブールからのツアー御一行様に出会う。
とてもフレンドリーな女性が「この先を1キロほど進むと、美しいメドレセ(神学校)があるわよ」と教えてくださった。
ああ!きっと来る時にドルムシュから見えた古い建物だ。
すっかり忘れてました!ありがとう!
街歩きは後にして、とにかく行ってみよう! -
教えられた道を行けばいいのに、ついついふざけた道を選ぶタイプ。
「ビトリス川がきれいだなぁ」はいいが、当然迷いに迷う。
ずいぶん彷徨い、3回くらい人に尋ね、更には人んちの庭をつっきらせて頂き、挙句の果てにかなり通り過ぎていたので泣きながら戻る。 -
ふぅぅう~。やっと到着! ゆうに2キロは歩いた。
…ここですよね?
かわいい女学生さんが満面の笑顔で近寄って来たので「メドレセ?」と尋ねたら、まさかの「いいえ」。
ここは博物館で、今はクローズなのだと仰る。 -
「私がメドレセまで連れて行ってあげる!」と手を引かれる。
…うぅ~ん? 多分ここで合ってると思うんだけど…。
しかし女の子がかわいすぎて断れない。
かわいい女の子に相好を崩してしまうオヤジの気持ちがよくわかる。
老人になると身も心もオッサン化するのか? -
女の子に手を引かれて、成すすべなくグングン下る。
こんな急坂をそんな勢いで下りるとか…
私のスニーカー的にちょっと問題が… -
さようなら…きっと目的のメドレセ。
そして お疲れ、私の無駄歩き。 -
下りきったと思ったら、今度はシャレにならないほど凄まじい石段を上る。
…す、すみません、お嬢さん。
疲労と暑さで死にかけなので、ちょっと休ませてください。
(ジジイのフリしていろいろ脱ぐ) -
…あ!
城壁の中に本体はなさげ! -
すごい数の階段を上り切り、少し歩くと古びた建物が見えてきた。
-
メドレセそばの墓地。
後で寄ろうと思っていたが、送っていってもらったので寄れなかった。
『墓だから』見たいのだが、多くの場合『墓なのに?』と返されて叶わない。 -
彼女の言う『メドレセ』。
ホントだ。さっきのより規模は小さいが『MEDRESESi』と書かれている。 -
中に入ると、管理人のような女性がとても歓迎してくれ、中を案内してくれた。
一室は図書館のような部屋で、数人の高校生らしき男女が勉強をしていた。
おそらく古い神学校を学生さんのための施設として再利用しているのだろう。 -
祈りのための部屋もある。
管理人さんが入れてくれたコーヒーを汗だくで頂いていると、何人かがやってきて取り囲まれた。
みんな英語はほとんど話せないようで、スマホの翻訳で会話。
「あなたの仕事は何ですか?」
「トルコのどこに行きましたか?」
「あなたは野菜ですか?」
「トルコが好きですか?」
「今までどんな国を訪れましたか?」
「私たちは歓迎してやろうじゃないか!」
…なんかちょいちょいおかしい。 -
しかしみんなフレンドリーですごくかわいい。
中でも一番アグレッシブな男前から「なぜあなたはイスラム教を信仰しないのか」とみっちり説教を喰らう。
今日も説教か…。
そして彼が突然、厳かな口調で「KISS ME!」と攻めてきた。
…へ!? いいの!? …親愛の印?もしや…マニア?
…とりあえずこれはおいしい!
しかしすぐに誰かからツッコミが入り、間違いに気づいた彼は真っ赤になって
「こここコーラン!! コーラン!! KISS コーラン!!!」と叫ぶ。
あ。コーランにですか。
てか、そんなに錯乱しなくても…。ちょっと傷つくわ。
とりあえず今後同様のことがあったら速攻で動いてやろう。 -
メドレセの中庭。
トルコの人は基本的に写真が大好きで、ワーキャー言いながら記念撮影が延々続く。
ところで、これらってひょっとして…墓では?? -
二杯目のコーヒーを頂いていると、勉強道具を抱えた学生さんたちが続々とやって来ては挨拶してくれる。
可愛く自己紹介してくれるが、そんなに名前を覚えられるワケもなく…。
笛を持った女性がやって、演奏を聴かせてくれると言う。
この笛はセマー(旋舞)の時に使われるものだとか。
笛の音は音楽ではなくて人の声(ポエム)を表しているのだそうだ。
(相変わらずスマホの翻訳で会話しているので不正確かも。もちろんちょいちょいジワる) -
間近で聴かせてもらった音色はとても神秘的だった。
彼ら彼女らに感心することの一つに、
「写真を撮ってくれてありがとう」「聴いてくれてありがとう」
と言ってくれることが挙げられる。
絶対にこちらがお礼を言うべき状況なのに。 -
すこぶる楽しい時間を過ごし、メドレセを後にする。
男の子二人がドルムシュ乗り場まで送ってくれた。
帰路の階段のことを思うと本当に申し訳ない。
そして何故か1リラ硬貨を「記念に」とプレゼントしてくれた。
しかしそれは全く普通の1リラ硬貨だったので、財布に入れたら区別がつかなくなってしまった。
重ね重ねごめんね。そして本当にありがとう。 -
ドルムシュに乗り込む前に運転手さんに「ビュルヤン・ケバブ(名物)とやらを食べたいのですが」と尋ねてみたが、時計を見て「ヨック」と言われた。
どうやら食事時間帯を外すと食べられないらしい。 -
この後、最初の大きなメドレセの再訪と街歩きを予定していたのに、スカッと忘れてそのままドルムシュに乗り込んでタトワンへと向かう。
なんでやねん!
最近こういう「おいおい!私のオツム大丈夫か!?」と懸念させられることが非常に多い。 きっと
名物が食べられないらしい→ガッカリする→「ほな帰ろう」
という思考になったんだろうけど…いやその思考もおかしいし。
何かやっぱりオツムがのっぴきならない状態に…
…おっ!素敵な廃墟!(そのまま懸念も忘却し、楽しく帰った)
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この旅行記へのコメント (2)
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- 鯨の味噌汁さん 2019/09/27 17:31:43
- ジジイ化万歳
- 小心者さん、
>もうこうなったら「ジジイです」で押し通すしかありません。
うむうむ。
トーホクあたりの混浴温泉なんぞに行くとおります。お湯から出てる上だけだと判別できない方。
それがもっと進むと、実は人類じゃなくて山から下りてきたモノノケではないか、と怪しむこともあります。
小心者さんもモノノケまであと少し。精進を重ねてほしいものです。
メドレセ、初めて聞きました。
大きなメドレセと小さなメドレセ、小さいほうを選んで正解でしたね。
ツヅラだって小さいほうがお得、と昔のスズメがゆうてたもんね。
おっきいほうに行ったら、こんな濃ゆい歓迎を受けられなかったかもしれないよね。
セマーの笛を吹く美少女、いいですねぇ。寿命が延びそう。
ワシも一回だけ聞いたことがあります。なんか忘れられない、夢ん中にいるみたいなメロディーだったー。また聞きたいっす。
- 小心者さん からの返信 2019/09/27 20:00:46
- RE: ジジイ化万歳
- 鯨の味噌汁さん
コメントをありがとうございます。
ていうか誰がモノノケやねん!
…と言いたいところですが、確かにそこそこ妖怪の領域であることは否めません。
>お湯から出てる上だけだと判別できない方(言い得て妙)
このあたりなんかはもはや軽ぅくクリアしてます。
最近は声を出してもジジイと間違われることすらあり、非常に遺憾です。
通販で注文した『ミニーちゃんのリボン(特大)』の到着を心待ちにしているところです。
>ツヅラだって小さいほうがお得
相変わらず美味いこと例えられますね! 思わず深く頷いてしまいました。
笛の演奏もまさしく『夢の中にいるみたい』という表現がピッタリでした。
トルコの人はスキンシップに抵抗がないようで、ちょいちょい腕を組まれたり抱擁されたりしますよね。
もうこの歳になるとやはり性別を超越しているようで、それが女の子でも男の子でも鼻の下が伸びます。
…。
…いや。やっぱり男の子相手の方がより伸びますわ。うははは。
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