2019/05/02 - 2019/05/02
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この旅行記のスケジュール
2019/05/02
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ドゥカーレ宮殿の2つの塔
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昼食はドゥオモ前の、Il Cortegianoで。
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Porta Santa Luciaから城外へ
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この旅行記スケジュールを元に
2019年のGW。行きたかったツアーは催行中止か満席で、なんとか中部イタリアの旅に滑り込み。ローマから、アッシジ、サンマリノまでの小さな街を巡りました。
その10はウルビーノの街歩き。ウンブリア州からマルケ州に入りました。ウルビーノはルネッサンス期の理想都市とされ、統一感のある街並みが残っています。フェデリコ・モンテファルト公が治めた都市、そしてラファエロが生まれた場所としても有名。マルケ美術館やラファエロの生家を巡りました。
・アッシジからウルビーノへ。途中グッビオの遠景
・丘の上にウルビーノの街が見える
・ウルビーノ到着
ガリバルディ通り
ドゥカーレ宮殿前広場では子どもたちの絵画教室
リナシメント広場
ドゥオモ(工事中で外観のみ)
・ドゥカーレ宮殿(マルケ美術館)
ピエロ・デッラ・フランチェスカ
寄木細工の部屋
ティチアーノ、ウッチェロ
ラファエロ
・ラファエロの生家へ
ヴィットリオ・ヴェネト通り
リプブリカ広場
ラファエロの生家、ラファエロはじめての絵
・昼食はドゥオモ前のIl Cortegianoで
・Porta Santa Luciaから城外へ
表紙写真は、ドゥカーレ宮殿からの統一感あるウルビーノの街並み。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- ワールドエアシステム
PR
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アッシジを出たバスはウンブリアの平原を抜けていきます。
ウンブリアは丘の上に街があるのでも有名。防衛の意味もありますが、かつては低い土地はマラリアの危険があるため、蚊が来ない高い場所に街を築いたのです。
そのひとつがグッビオ。前の旅行記で雪のアッシジの写真をあげましたが、実はその折グッビオにも足を伸ばしたのでした。ところがあまりの雪で街は閉鎖状態。帰りのバスもなくなるというので、慌ててペルージャまで戻ったことがありました。
こんな穏やかな光の下だと、街が雪に覆われていたことが嘘のようです。 -
バスはさらに進みます。もうマルケ州に入ったのかな。
新緑の中、菜の花や木に咲く白い花が美しい。 -
もう一枚。
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丘の上に街が見え始めました。ウルビーノです。
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街の外のロトンドから。しっかりした城壁に囲まれています。
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駐車場から見上げる街。
ドゥオモの鐘楼と後ろの部分でしょうか。
ここからエレベーターに乗って、城壁の上に行きました。 -
エレベーターをおりると、ドゥカーレ宮殿の威容が目の前に。
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街の中に入ります。ジュゼッペ・ガリバルディ通り。
このあと、右手に見えている、ドゥカーレ宮殿に続く階段を上りました。 -
階段の上から。
整然とした街並みですね。 -
駐車場の方向。写真一番左の建物は劇場です。
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ドゥカーレ宮殿の前の、ドゥーカ・フェデリコ広場に出てきました。
子どもたちが集まっています。
絵を描いているみたいです。 -
プロっぽい人もいました。
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絵画教室なのかな。
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ドゥーカ・フェデリコ広場は、三方に建物があり、一つの面はドゥオーモの横にあたります。
あとの2つの面はドゥカーレ宮殿。 -
開いている面は、道路とリナシメント広場。写真真ん中はドメニコ教会。
道の真中に、ナイルデルタのサイスから持ってこられたオベリスクがたっています。
本当に美しい街ですね。リナシメント広場 広場・公園
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ドゥカーレ宮殿に入ります。
今は、国立マルケ美術館になっています。ラファエロの絵が一番の見どころ。 -
ドゥカーレ宮殿の中庭。
井戸があって、とても雰囲気がいいですね。 -
美術館に入ります。
国立マルケ美術館 (ドゥカーレ宮殿内) 博物館・美術館・ギャラリー
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一番右、赤い色のがウルビーノ公、フェデリーコ・ディ・モンテフェルトロの肖像です。
傭兵隊長として勇猛果敢、富も築いた公ですが、右目を戦いで失っていたため、常に左側の横顔姿で描かれます。
女性はバッティスタ・スフォルツァ。フェデリコのお妃です。 -
フェデリコの移動宮殿。傭兵としてほとんど旅の中で一生を過ごしたとのこと。
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イチオシ
古い聖母子像。詳細不明ですが、なぜかとても心が惹かれる絵です。
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ピエロ・デッラ・フランチェスカの「キリストの鞭打ち」。
キリストの鞭打ちと、現代(描かれた当時)の貴族の姿。時代も場所も異なる2つの場面が、同じ絵の中に描かれています。
この作品については、チューリヒ大学の神学部の講座で、宗教画の中の建物の表現というテーマで講義を聞いたことを思い出します。ドイツ語の授業だったので、1/3も理解できたのかどうか怪しいところですが。 -
こちらもピエロ・デッラ・フランチェスカ。「セニガッリアの聖母」。
セニガッリアはマルケ州アンコーナ県にあるコムーネの名前。 -
完全なシンメトリーの建物が並ぶ「理想都市」。
フェデリコはこうした都市を作りたかったのでしょうか。 -
美術館の風景。
地元の中学生も勉強に来ていました。 -
マルケ美術館の白眉といえば、この寄木細工。フェデリコ公の書斎です。
壁は精巧な寄木細工で埋め尽くされています。 -
イチオシ
一部をアップにしてみました。これを自然の木だけで表現しているのですから素晴らしい技ですね。
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淡いグリーンの色も見えます。
ボッティチェリが原画を描いた部分もあります。右から2番目のパネルがそうです。 -
ティチアーノの「最後の晩餐」もありました。
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この部屋は「天使の間」と言われています。
暖炉の飾りの図柄から名付けられたようです。 -
この部屋には、マルケ美術館のもう一つの傑作があります。
上の絵も素敵ですが、下の横長の部分です。
ウッチェロによる「聖餅の奇跡」。 -
イチオシ
絵巻物のように横長に物語が描かれています。
左から、女性が聖餅(ホスチア)をユダヤ商人に売ります。
その右、そのホスチアをフライパンで温めると血が流れ出しています。
それに気付いた市民たちがドアの外に押しかけます。
面白いのは真ん中の壁。左右が同じ扉の裏表だと思われますが、遠近法を用いて左右それぞれの部屋の奥行きを出しているので、壁が三角のように見えているのです。 -
絵のちょうど真ん中部分は、聖体奉献の行列ですね。
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その右、聖餅を売り渡した女性が絞首刑になろうとするところを、天使によって処刑が留められています。
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一方、ユダヤ商人の一家は火炙りに。
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最後の場面は、亡くなった女性を天使と悪魔が審議している様子。
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アップで。
それぞれ顔を見合わせていて、本当に絵巻物みたいです。 -
タペストリーの間。
レオナルド・ダ・ヴィンチの物理実験の様子を再現した特別展示が行われていました。 -
タペストリーの下絵はラファエロによるもの。
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この絵は、ジョヴァンニ・サンティの「聖母子と聖人たちとブッフィ家の人々」。
ラファエロのおとうさんの絵です。 -
ステンドグラスもありました。
Timoteo Vitiによる受胎告知。下はGuidalottiの紋章。16世紀のものです。 -
いよいよ、ラファエロです。この美術館には2枚しかないのです。
「聖カタリーナ」。 -
イチオシ
そして、「貴婦人の肖像」。黙っている女とも呼ばれています。
髪の毛や衣装のベールなど、細部のニュアンスが素晴らしい絵でした。 -
宮殿から、サンツィオ劇場を見下ろしました。
この街は、建物の色合いが統一されているのが特にいいですね。 -
バスを降りた駐車場と、遠くの山も見えました。
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ドゥカーレ宮殿の上の中庭です。上の写真は、このテラスから撮影したものです。
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宮殿を出てきました。
リナシメント広場のサンドメニコ教会。 -
その前からみたドゥオモ。
サン ドメニコ教会 (ウルビーノ) 寺院・教会
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ドゥオモのファサード。
工事中で残念ながら入れませんでした。ドゥオーモ (ウルビーノ) 寺院・教会
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ヴィットリオ・ヴェネト通りを進みます。
横の道。建物の間を通って、さらに上に向かっています。 -
イチオシ
ヴィットリオ・ヴェネト通り。建物の軒先。
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リプブリカ広場。
レプッブリカ広場 (ウルビーノ) 広場・公園
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リプブリカ広場の先のポルティコ。
サン・フランチェスコ教会のナルテックスになっているのかな。S.フランチェスコ教会 (ウルビーノ) 寺院・教会
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このあたりはお土産物屋さんがならんでいます。
名産のトリュフ。匂いをかがせてもらいました。 -
サン・フランチェスコ教会の先から。
13世紀後半に創建され、14世紀初頭に完成したロマネスク・ゴシック様式の建物です。あとで中も入りましたが、中はすっかりきれいになっていて、素朴な感じの外側とは大違い。
ラファエロの両親はここに眠っているそうです。 -
そのすぐ先にあるのがラファエロの生家です。
ラファエッロの生家 史跡・遺跡
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中に入ります。
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天井も彫刻がほどこされています。
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ラファエロの胸像。
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暖炉の上の聖母子像。
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壁に残されているフレスコが、ラファエロの最初の作品と言われている聖母子像。
ラファエロはここウルビーノに14歳まで住んでいたそうです。 -
イチオシ
アップで。
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ウルビーノはマヨリカ焼きの陶器も有名な街。
ここにも何枚もの陶器が展示されていました。 -
ラファエロ一家が生活した場所。
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暖炉。
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マヨリカ焼の陶板も。
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中庭。井戸があります。
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通風孔。
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ラファエロの家からの眺め。どの建物も、淡い赤茶色。
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ラファエロの自画像を陶板にしたものもありました。
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ラファエロの生家から、リプブリカ広場方向をみたところ。その先にドゥオモやドゥカーレ宮殿があります。
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戻りがてら、ブラマンテ通りの方向。
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そして、リプブリカ広場から下、Porta Valbonaを見たところ。
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昼食はドゥオモの向い、Il Cortegianoです。
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テーブルには、水だけでなく、赤ワインと白ワインのボトルもはじめからセッティングされていました。どうやら、自由に飲めるようです。
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ショートパスタ。トロフィエじゃないかな。
野菜のソース。 -
そうそう、野菜料理をお願いしたら、こんな感じにゴロンと出てきました。
この材料で上のパスタのソースを作っているんじゃないかな。 -
メインは七面鳥のグリル。ハーブたっぷりでおいしい。
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クリームシャンティのミルフィーユ。
デザートもおしゃれです。 -
店の前からの眺め。ドゥオモとドゥカーレ宮殿。
美術館はもう閉まっているようですね。子どもたちももういません。 -
店の様子。
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ドゥオモのクリプトが美術館になっていて、開いていたのですが・・
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なんだか面白そうなんだけど。時間がなくて断念。
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ヴィットリオ・ヴェネト通り。この道を何度も往復します。
三角形の広場。大理石の柱の上にサンクレセンティーノの銅像(のコピー)が乗っています。本物はマルケ美術館にあるようです。 -
この広場に続く道は、細くてとても魅力的。
ウルビーノに泊まって、こういう道をさまよい歩きたかったなあ。 -
来たときとはちがって、ブラマンテ通りの先の駐車場に向かうようです。
西側から街に入って、北から抜ける感じ。
奥に見えているのは、Porta Santa Luciaです。 -
門の外、エレベーターで下りると、そこはショッピングセンター。
ここからさらにエスカレーターで下りて、バスに乗り込みました。
続いては、サン・レオです。
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