2019/04/30 - 2019/04/30
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この旅行記のスケジュール
2019/04/30
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コルソ・ジュゼッペ・マッジーニ通り
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スポレートで一番美しい道、フォンテゼッカ通り
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アウレリオ・サッフィ通り
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モンテローネ門
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この旅行記スケジュールを元に
2019年のGW。行きたかったツアーは催行中止か満席で、なんとか中部イタリアの旅に滑り込み。ローマから、アッシジ、サンマリノまでの小さな街を巡りました。
その4は、紀元前5世紀からの歴史を持つ古い街、スポレートの街歩き。ローマ劇場から、フィリッポ・リッピの素晴らしいフレスコがあるドゥオモ、ローマ時代交易の中心だったメルカート広場など、旧市街を歩きました。
・ローマからスポレートへ
・ローマ劇場とリベルタ広場
・目抜き通りのコルソマッテオとフィリポ教会
・ピアンチーニ広場と最も美しい道・フォンテゼッカ通り、スパーニャ通り
・ドラゴニ宮殿横のテラスからの眺め
・ドゥオモ
13Cのモザイクが残るファサード
ナルテックス
アッスンタ礼拝堂
ピントゥリッキオのフレスコが残るエローリ礼拝堂
身廊とフィリッポ・リッピ記念碑
後陣のフィリッポ・リッピによるフレスコ
サンティッシマ・イコーネ礼拝堂、音楽礼拝堂
ドゥオモ広場階段上から
・旧市街サッフィ通り
・メルカート広場
・1Cのアルコ・ディ・ドゥルーゾと紀元前のモンテローネ門
・スポレート出発モンテファルコへ
表紙写真は、ドゥオモのアプシス中央部分。フィリッポ・リッピによる聖母戴冠のフレスコ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- ワールドエアシステム
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ローマからスポレートへ。
かつてのフラミニア街道を行きます。 -
遠くにスポレートの街が見え始めました。
スポレートは紀元前5世紀まで遡る街。
鐘楼は市庁舎のものでしょう。 -
街外れでバスを下りて、ダラダラ坂を登ると、ローマ劇場のあるリベルタ広場に到着します。
古代ローマ劇場と考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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リベルタ広場。
リベルタ広場 (スポレート) 広場・公園
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街の目抜き通り、コルソ・ジュゼッペ・マッジーニ通りです。
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子どもたち。遠足かな。
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コルソの左右には坂道や階段。
丘の上につくられた、中部イタリアの街らしい風景です。 -
花屋さん。
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細い脇道。
こんな道をさまよい歩くのも楽しそう。 -
17世紀のサン・フィリッポ・ネリ教会。
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内部は清潔感があります。
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ピアンチーニ広場。
とても美しい階段のある広場ですが、上のアーチのところから車が侵入し、左側の階段を破壊してしまったのだとか。早く元の姿に戻るといいですね。 -
階段の上。アーチの向こうが、スポレートで最も美しい道と言われるフォンテゼッカ通りです。
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破壊されていない方の階段。
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階段を上ったところです。
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フォンテゼッカ通りの表示が出ています。
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フォンテゼッカ通りを進みます。
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イチオシ
あ、猫!
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悠然と道を渡っていきます。
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またまた楽しそうな脇道。
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古い家。もともと、一階部分は倉庫だったのだそう。
一番右の扉は、一段と高いところにつけられています。 -
スパーニャ通りを下りた先にはオレンジ色の館。
今はホテルになっている、ドラーゴニ宮殿です。 -
ドラーゴニ宮殿の前から、ドゥオモの鐘楼が見えました。
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宮殿を回り込むと
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丘の下に向かって広がる街の様子がよく見えました。
鐘楼は、サン・グレゴリオ・マッジョーレ教会。鐘楼自体は15世紀のものですが、11~12世紀のロマネスクの教会です。時間があれば見たかった教会がたくさんあります。 -
いよいよドゥオモが見えてきました。
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11世紀から13世紀のはじめにかけて建てられたロマネスクの教会。
鐘楼も創建当時のものだそう。
ファサードの下の柱廊はあとで付け加えられたもの。ドゥオーモ (スポレート) 寺院・教会
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ドゥオモ広場に続く階段。上の鐘楼のついた建物は市庁舎です。
本来、街の中心となる教会は、最も高い場所に建てられることが多いのですが、スポレートの場合、十分の広さが確保できなかったため、階段の下に建てられることになったそうです。そのため、遠近法を活用した階段の形状になったらしいのですが・・・ -
少し階段を上がったところから、ドゥオモの全景。
中央のモザイクのまわりに、バラ窓が8つつけられています。 -
ファサードを飾るモザイクは1207年に制作されたもの。
キリストと聖母と聖ジョヴァンニ。
バラ窓も美しい。 -
一番大きなバラ窓の周囲には、ロマネスクらしい彫刻。
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ドゥオモ鐘楼の上。
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ドゥオモ広場には、サンタ・マリア・デッラ・マンナ・ドーロ教会。
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それでは、ドゥオモに入りましょう。
柱廊の下、扉口の彫刻。 -
柱廊には、古そうな浮き彫りも。
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扉口の横。でもここから入るのではありません。
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案内図がありますが、柱廊の向かって右側にチケットオフィスと入口があります。
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チケットオフィスのあるのは、アッスンタ礼拝堂。16世紀に作られたもの。
その天井部分。 -
アッスンタ礼拝堂の祭壇画です。
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ヤコポ・シクーロのフレスコ画。
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祭壇画の向かって左側。
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アッスンタ礼拝堂の床。
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その隣は、エローリ礼拝堂、あるいはサン・レオナルド礼拝堂。
15世紀に作られて、ピントリッキオのフレスコがあります。 -
聖母子、洗礼者聖ヨハネと聖レオナルド。
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聖水盤。
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エローリ礼拝堂のフレスコ全貌。
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エローリ礼拝堂から教会の中心部分に出ることができます。三廊式の聖堂です。
身廊。17世紀にバロック様式に改装されましたが、創建当時のモザイクの床が美しい。バロックとはいえ、ここも清潔感あふれる内装です。 -
アプスを望遠で。フィリッポ・リッピのフレスコです。
のちほど、そばに寄ってじっくり鑑賞しましょう。 -
床のモザイクをアップで。
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身廊を振り返ってみたところ。内側から見たバラ窓。透かし彫りがきれいです。
その下にあるのはウルバヌス7世の胸像。 -
側廊部分の床。
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十字架の礼拝堂。
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この十字架はアルベルト・ソティーオの「彩色磔刑像」。1187年のものです。
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床には墓碑。
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こちらは、壁に設置された、フィリッポ・リッピの記念碑です。
リッピは、「マリアの生涯」のフレスコ画制作の途中に、ここでなくなったのです。 -
イチオシ
後陣付近の床。かわいらしいモザイクがありました。
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アプシスを下から見上げてみました。
フィリッポ・リッピによる聖母の戴冠。 -
イチオシ
マリアをアップで。
フィリッポ・リッピが描いたマリアは、最愛の妻ルクレツィアをモデルにしたものと言われています。 -
半円部分に描かれた、マリアの生涯。
左から受胎告知。 -
イチオシ
優しいお顔のマリア様。
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その右はマリアの死。
リッピの遺作となったもの。
マリアのすぐ上の赤い衣の人物は、息子のフィリピーノ・リッピを、右の赤い帽子の人物はボッティチェリをモデルにしたと言われています。 -
一番右がキリスト生誕の場面。こちらは弟子の手によるもののようですね。
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アプシスの全景。
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左の側廊の奥にも、15世紀のフレスコが残っていました。
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イチオシ
こちらの床の模様も素敵。
このままアクセサリーにしたいぐらいです。 -
左の側廊にあるサンティッシマ・イコーネ礼拝堂。
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柵の手前から。
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音楽礼拝堂。
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もう一度、身廊の手前にもどって。
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外に出ました。
階段上からドゥオモを眺めます。 -
イチオシ
これが遠近法を使った階段。
ゆるやかな下りですが、先をせまくしているから? 目の錯覚で下っているように見えません。 -
階段の途中、後ろを見せているのは、サンテウフェーミア教会。今は美術館になっています。
12世紀に作られたロマネスクの教会。上部を飾る小さなアーチの連続は、ロンバルディアの様式ですね。 -
サンテウフェーミア教会と美術館の案内。
時間があれば、ここもぜひ訪れたかったところです。 -
名残惜しく、ドゥオモの姿を何度も眺めます。
実は、スポレートに来るのは2回目。その時も時間がなく、ドゥオモを見ただけで終わったのでした。また来ることができるでしょうか。 -
こんなところに、ドゥオモの説明が掲げられていました。
古い地図も載っていますね。 -
これが美術館の入口。
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建物の角に、水飲み場がありました。
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その先の路地。
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イチオシ
スパーニャ通りの入口。
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美しい道、フォンテゼッカ通りの入口。
ここから車が侵入して、階段を落下したのですって。 -
一段高いところにある入口のひとつ。
下の部分に階段を設けていたようです。それをはずせば、侵入しづらくなりますね。 -
メルカート広場に出てきました。
ローマ時代に交易の中心だったところ。
右はフォンターナ(噴水)、左の建物の上には日時計があります。メルカート広場 広場・公園
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メルカート広場の名にふさわしく、移動販売車が停まっていました。
ハーブとかお花とかを、ピックアップトラックに乗せてやってくるのですね。 -
その先に、1世紀の門、アルコ・ディ・ドゥルーゾがありました。
ドゥルススのアーチ 建造物
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その下の部分に、ローマ時代の遺構があります。
当時は、今より地面の部分が低かったのですね。
門の半分は、建物に埋まりこんでいます。
写真右手、ローマ時代の遺構の上に建っているのが、サンタンサーノ教会。
1世紀のローマ神殿の上に建てられたのです。 -
門の脇、ローマ神殿の遺構らしいものも見えました。
下の窓は、サンタンサーノ教会のクリプトにつながっているのでしょうか。 -
その後6世紀に教会が建てられれ、それを壊して今もクリプトに残る11~12世紀の教会が作られたとのこと。
ファサードだけで、中には入りませんでした。 -
こちらは、BC241年につくられたモンテローネ門です。
ローマ時代のスポレートの城門。 -
街をぐるっと一周して、リベルタ広場まで戻ってきました。
Ancaiani宮殿です。
この先でバスに乗ります。 -
バスに乗ってすぐ、スポレートの城塞、アルボルノツィアーナ城が見えました。
その右側が、塔の橋。元はローマ時代の水道橋だったものです。 -
アルボルノツィアーナ城の左手にスポレートの街が広がっています。
特徴のある、市庁舎の鐘楼が見えますね。 -
トンネルの先で振り返ると、ドゥオモの鐘楼が見えました。
丘を登るための長いエスカレーターも見えますね。
さあ、次はモンテファルコです。
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