マイルで行く母娘ウィーン・プラハ　芸術とグルメ三昧旅　６泊８日⑤　４日目　王宮・エリザベート・クリムトファンになります

2019/03/12 - 2019/03/19

ANAのマイルがたまったので、卒業式終えた娘と５０代母で行きました!
芸術とグルメの旅記録です。

４日目は

王宮　シシィミュージアム
ベルベェデール宮殿　　クリムト　シーレ
ユリウス・マイルスでお土産探し
夕飯・・プラチェッタ・・ターフェルシュビッツ

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 旅行の手配内容: 個別手配

ウィーン最終日です。その日もかなり歩きましたよ。

ホーフブルグ王宮からスタート

ホーフブルク宮殿 (王宮) 城・宮殿

王宮も見どころが沢山です。
シシィミュージアムが女子的には一番の見どころでしょうか
あとは皇帝の寝室やエリザベートの部屋などなど

エリザベートの化粧と体操の部屋なんて、シシィの美への執着の凄さがわかります。
毎日のウォーキングや体操で生涯変わらぬ美しさを保ち続けたらしい。

王宮の生活に抵抗し、諸国を旅し続けたシシィですが、そのシシィを愛してやまなかったフランツヨーゼフ一世・・質素堅実な執務を生涯続けたらしい・・
その部屋には美しいシシィの肖像画を掲げ続けていたらしい。

外からは華やかに見える王宮の部屋は・・経年劣化もあるでしょうが・・どこか寂しい感じに見えました。

シシィミュージアム

一階は撮影できますが、それ以外は撮影禁止でした。
王宮の内部は素晴らしいので、是非行ってみてください。

宮廷の食器・銀器コレクション

見事な品々でした。

王宮のそばからトラムで移動します。
オペラ座を通過し・・

旧市街からすこし南にあるベルヴェデーレ宮殿へ

この宮殿にあるクリムトとシーレ・・素晴らしい世紀末芸術わ目にして、一気にクリムトファンになりました。

クリムトの絵は知ってはいましたが、この宮殿で観た接吻の絵の迫力・・退廃的なのに金色で覆われた華やかさ・・なんとも表現しづらいですが・・

卑猥な絵とばかり思ってましたが・・・全然違います。クリムトは素晴らしい・・一気にファンになりました。

到着しました。

ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿

ハプスブルグ家に仕えたオイゲン公が、富を得て、その富を表現するために建てたという宮殿です。
庭に出ると旧市街が一望できます。見下ろすためにこの地を選んだという・・

いつの世も手にした巨万の富をどうして周知させるかに躍起になってたようです・・

庭園側からの宮殿。二階の広間の窓からも旧市街が見渡せます。

この庭園も広大です・・シェーンブルグ宮殿には程遠いですが

旧市街のシュテファン寺院も望遠で見えます。
さぞ気分良かったことでしょう、オイゲン公は

内部の二階から庭園と旧市街が一望できます。

宮殿の二階が美術館になっています。
クリムト・シーレなど世紀末の芸術家だけでなく、印象派のマネ・モネの絵などもあり、見ごたえたっぷりです。
次回ウィーンに来れたなら、一日ここで過ごしたいくらい。。

この時期にウィーンでクリムトを見れてラッキーでした。この後・・目下・・数点日本に来てますよね。

クリムトのユディットです。この絵は目下来日してます。

無知に眺めるとハレンチ極まりないと思いますが・・
旧約聖書外伝から敵将の首を切り落とし見方を救った女性が切り取った首を抱え、恍惚とした表情を浮かべているのがユディット・・英雄である女性を妖艶な姿でクリムトが描いている・・らしい・・

こちらは・・覚えてません・・

こちらは・・ゴッホでしたか?

クリムトのパトロンのご婦人・・

クリムトがパトロンの婦人

そして・・・クリムトの真骨頂・・接吻・・
実物を見ないとこのえの素晴らしさはわからないと思います。
ルーブル美術館のモナ・リザなどはその絵の小ささに驚きますが、この絵は逆。

本物は180センチはある大作。金箔がまばゆいばかりの派手な絵なのですが・・
詳しく知ると・・いかに奥深い絵だか・・・見れば見るほど引き込まれます。
モデルの男性はクリムト自身、女性は長年の恋人。

当時タブーとされていた男女間の性愛が主題なのですが。一瞬のはかなさを見事に表しています。
美しく咲き乱れる花は途中で途切れ、女性の足元は崖になっている。
背景の黄金も男性側から女性側にかけて暗く暗転している・・
普遍的な愛にも盲目的な危うさが、世紀末の退廃さを感じます。

クリムトは日本の琳派にも影響を受けたらしく、バックはその影響らしい

接吻の絵の足元の花園の続きのような作品

同じく花の絵

同じく花園の絵が数点・・

こちらも・・パトロンでしたでしょうか・・

シーレの絵が・・クリムトと同様‥素敵でした・・

この絵も・・写真じゃ伝えきれない夕日のグラデーション・・　

４本の木の中に一本だけ葉のない気が・・それがシーレらしい・・
どこにいても・・疎外感を感じていたシーレ自身らしい・・

日本語のオーディオガイドで詳細を聞きながら鑑賞しました。

シーレ

シーレ

シーレ

シーレ

シーレ・・この絵なども・・悲しい絵なんです。
シーレの身ごもった妻はスペイン風邪で若くして亡くなってしまいましたが・・
それなのに、家族三人の絵・・

想像上の家族の絵なのです。

なんとも切ない絵です。。

世紀末絵画ばかりでなく、ハプスブルグ家の肖像画などもたくさんあります。
エリザベートと皇帝の肖像画

ナポレオンの絵も

ベルヴェデーレ宮殿のコレクションは必見です、ウィーンに行ったなら。

宮殿を後にして、旧市街に戻る途中・・

こちらも有名なカフェ

カフェ　インペリアル

夕方だったので・・通過・・また次回・・

広場に戻って・・
お腹が空いてるところにいい香り~

陽気な方々でした

シュテファン寺院バックに焼き栗

ホテルで一休みして・・夕食を・・

ウィーン名物・・ターフェルビッツの名店プラフッタへ

ホテルから近かったのがありがたや~
早い時間でしたが、混んでました。地元の方がたくさん。

プラフッタ (ヴォルツァイレ) 地元の料理

いい感じです。

ターフェルシュビッツは牛肉と野菜をじっくり煮込んだスープが丸ごと出てきて、付け合わせのポトフやホウレン草のペーストなどと食べます。

コンソメあじ・・って感じのかおりです。

ハッシュドポテトのような感じです・・かなり塩気が強い・・

スープをもってくれますが・・しょっぱい

骨髄・・中の髄液をスプーンですくって。。ちょっとこわいんですが・・
美肌にはよさそう

綺麗に盛り付けてくれます

長時間煮込まれて味はスープに移った感じです

珍しく美味しくいただき・・・

ウィーンはおしまいです・・次の日はプラハに鉄道移動でしたので早めに切り上げました。