フランスの8つの世界遺産を巡る旅【２】　2日目（鷲の巣村エズ）

2019/04/23 - 2019/04/23

　フランスは、
昨秋、baba友と巡った
「独仏とベネルクス3か国の小さな美しい村を巡る旅」で
少しだけアルザス地方を訪れましたが、
パリやモンサンミッシェル等、定番の観光地を訪れるのは
今回が初めて（連れは、フランス初上陸！）。
　何故か何度か来たこれまでのヨーロッパ旅行でも、
飛行機のトランジットでさえ、フランスの空港に降り立った
ことさえなかったんです。
　子供の頃、「海外で行きたいところは？」と聞かれれば、
「フランスとスイス」と答えていたはずなのに・・
両国とも縁がなかったんです（スイスもいつか行かなくちゃ！）。
　今回は、珍しく、モンサンミッシェルを見てみたいという
連れの意見を尊重し、ニースやモナコも訪れ、アビニョンや
ロワール地方のお城、リヨンも巡り、フランスにある
世界遺産を８つも見学できるというツアーに決めました。

　
ツアー行程は以下の通り。

〇　1日目（4月22日（月））　出発　成田発～パリ経由～ニースへ
　　　　　　　　　　　　　　（ニース泊）
〇　2日目（4月23日（火））　ニース、エズ、モナコ（ニース泊）
〇　3日目（4月24日（水））　エクスアンプロヴァンス、
　　　　　　　　　　　　　　【世界遺産①】アルル（アビニョン泊）
〇　4日目（4月25日（木）） 【世界遺産②】アビニョン歴史地区、
　　　　　　　　　　　　　　【世界遺産③】ポンデュガール、
　　　　　　　　　　　　　　【世界遺産④】リヨン歴史地区（リヨン泊）
〇　5日目（4月26日（金）） 【世界遺産⑤】ブールジュ、
　　　　　　　　　　　　　　【世界遺産⑥】ロワール地方（トゥール泊）
〇　6日目（4月27日（土）） 【世界遺産⑦】モンサンミッシェル
　　　　　　　　　　　　　　（モンサンミッシェル泊）
〇　7日目（4月28日（日））　【世界遺産⑧】ベルサイユ宮殿（パリ泊）
〇　8日目（4月29日（月））　パリ市内（パリ泊）
〇　9・10日目（4月30日（火）・5月1日（水））　帰国　パリ～成田

　ランチの後、午後最初に向かったのは鷹の巣村：エズ。
山の上にある村とのことで、石畳の坂道や階段を歩くので、
ちょっと雨が心配です。

エリア エズ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 航空会社: エールフランス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

雨の中【エズ】にやってきました。
エズは数ある「鷲の巣村」の代表的な村なんだそうです。
「鷲の巣村」というのは、山の上にある村で、
鷲が巣をつくるのと様子が似ているため
「鷲の巣村」と呼ばれているのだそうです。
まずは、フリータイム後の集合場所の確認。
ここはエズの市役所だそうです。

坂を上っていくと、奥に騎馬像がある
素敵な門があります。
ラ シェーヴル ドール（La Chèvre d'Or）という
5つ星ホテルの敷地につながっているようです。

この門を正面に左手に向かうと

ニーチェの小道

右手に向かうと

エズ村に登る階段になります。

雨の石畳の坂道や階段は滑るので
本当に危険です。
一歩、一歩踏みしめるように登ります。
レンガのところを歩いた方が良いのかな？
それともより滑りやすいのかな？？

先ほど門の奥に小さく見えた騎馬像。
登った先のちょっとした展望スペースから
見下ろす形でアップにしてみます。
黄金に輝く盾がカッコいい。

曲がりくねった坂道を進み、このような
小さなアーチ（門？）を二つ抜けると・・

少し開けた場所に出ます。
（お天気が良ければ、オープンカフェでにぎわって
いるのでしょう。）
この辺りから、エズの集落に入っていきます。

たとえ敵に攻め込まれても、一気に大勢の敵が
やってこれないように、道も階段も狭く、
迷路のように作られているようです。

現地ガイドさんの話では、
住人が村を降りてしまった後、
今は安い家賃で芸術家等に家を貸し出すことで、
村を維持するとともに個性的なお店が軒を連ね、
観光客にも好評を博しているとのこと。
奥はアクセサリーや洋服を売っているお店のようです。

頑丈な鍵がかけられた、素敵なドアの
この住居は、今は空き家のようです。

水道？お口の下からお水が流れています。
上はビワの木かな。まだ熟していない実が
沢山実っています。

だいぶ小雨になってきました。
こんな格好で記念撮影・・(;_:)

本当に可愛い村なんですけど・・
周りを見るより、まずは足元を！

石畳の路地と、同じく石造りの家が
続きます。

小石を敷き詰めて、こんな可愛い模様が
作られてる場所もありました。

なかなか個性的な像ですね～。

熱帯植物園の入り口で一旦解散し、
30分ほどのフリータイム。
雨だから、どうしようかなあと迷ったけど、
かなり小雨になってきて、傘が無くても平気そうだし、
やっぱり絶景スポットには行ってみたい・・
という事で、チケットを購入して熱帯植物園に
入園しました（希望者が多かったので、
現地ガイドさんが、まとめて団体料金で券を
購入してくださいました。）。

妊婦さんかな。
大きなお腹を抱えています。
このお腹の形だと・・女の子かな？
（なんて・・<(_ _)>）

こちらの女性は気怠そうに立っていますね～。
（この作家さんは手先を作りたくないみたいで
みなさん手先を洋服の中に隠していますね。
なんとなく、洋服の中に手があることは
分かる感じがします。）

展望スペースまで登ってきました。
眺望は素晴らしい！
ここでもまた、「太陽～！！」と叫びたくなります。
青い空と碧い海が見たかった。

展望台を反対側に行って見ると、
谷間を渡る大きな陸橋が見えました。

下に見えるクリーム色の時計台がある建物は、
聖母被昇天教会。
もっと下に見える広い駐車場がある建物は
この後、私たちが行く香水工場のようです。

工事のフェンスの影にも・・
こんなところに立っているのは
ちょっと可哀そう。
早く工事が終わると良いわね。

注意深く階段を下りていきます。

青い空と碧い海・・・( ﾉД`)ｼｸｼｸ…
（しつこい！<(_ _)>）

ちょっと休憩。
エズで見つけたお花の数々を・・

さっきの女性の立像と同じ作家さんですね。

ここが作家さんのギャラリーかな。

可愛いつまようじ立て。
ハリネズミが面白いですね。

猫ちゃんがいっぱい。
猫の置物が好きで、旅行の時に各国で
買い集めているのですが、
この猫ちゃんは、ちょっと違うかな・・。

下のアーチを抜ければ、エズともお別れ。
最後に1枚記念写真を♪
と、ここまでは良かったのですが・・
ちょっと気が緩んだんですね～。
カメラを受け取りに歩を進めたとたん、
塗れた石畳に足を取られて、すってんコロリン・・
（ホントはドテッ！！）と転び、石畳に
左ひじを思いっきり打ち付けてしまいました。

集合場所に向かう途中、道路わきの高台に
ん？日本語？？
平和と書かれ、福沢諭吉の雨にも負けずの一節が
書かれたモニュメントがありました。
ガイドさんに聞くと、在住の日本人の方が、
東日本大震災の時に支援してくださった、
この地のみなさんに感謝を込めて贈ったものだとの
ことでした。
本当に色々な国のみなさんが支援してくださったんですね。
感謝<(_ _)>

この階段はどこに続いているんだろう。

エズでのフリータイムを終えて
みんな揃って歩いてやってきたのは
香水工場です。
駐車場からエズを見上げます。
さっきはあの教会の上の高台から
こちらを見下ろしていました。

世界各地で採取される香水の原料となる
植物が紹介されています。
日本はショウガと・・もう一つはなんだろう？

沢山の種類の香水の元となる原液オイルが並んでいます。
これを調合して、素敵な香りの香水を作るんですね。

型押しして石鹸を作っているところ。
一つ一つ、丁寧に作っています。

表に有った、オブジェ。
工場見学のこの間、雨は止んでいたようです。
空も心もち明るくなってきたような・・。
雨でないことを願いつつ、モナコに向かいます。