サンクトペテルブルグで7泊(2)： ペテルゴフ(ピョートル大帝の夏の宮殿)はシーズン前で水なし大滝噴水だったが満足だった

2019/04/16 - 2019/04/16

サンクトペテルブルグ3日目は30ｋｍ西のペテルゴフ(ピョートル大帝の夏の宮殿)へ．

エルミタージュ美術館近くのネヴァ川船着場より高速艇で行く予定だったが，行ってみるとシーズン前で運行してないようだった．仕方なくいささか小冒険だが，マルシルートカ（ミニバス）で行くことになった．4月はまだシーズン前で，宮殿前の大滝の噴水などは水なしであったが，上の庭園，下の公園を回り，満足でした．下の公園では水が出ている噴水もあった．シーズン前であったことから，入場料は無料だった．大宮殿内は大行列なので入らなかった．

エリア サンクトペテルブルク(ロシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

30ｋｍ西のペテルゴフ(ピョートル大帝の夏の宮殿)へ高速艇で行こうと，エルミタージュ美術館そばのネヴァ川船着場に来たが，この写真のように誰もおらず，案内看板もなかった．通りがかった人に聞いても分からないとのこと．4月はまだシーズン前なので，運航が始まってない可能性あり．仕方なく（地球の歩き方情報を参考に）メトロとバスで行くことにした．

最寄りのメトロ・アドミラルチェイスカヤ駅より．よく知られているようにロシアの地下鉄は核シェルターにもなっているので深いです．エスカレータは150‐200ｍほどあり．メトロを使う度に毎回この長いエレベータで下り上りするので，我慢が必要です（下りについては歩いている人もいました）．エレベータ速度が速いという人もいますが，速いとは思いませんでした．

アドミラルチェイスカヤ駅のホーム．
他に宮殿風ホームの駅もありますが，このホームは日本よりは立派ですが，まあ普通です．

この駅，深さ105ｍで，世界一深い地下鉄駅だった．

アドミラルチェイスカヤ駅 駅

バス出発地のメトロ・アフトーヴォ駅に来ました．
ここのホームはこのようにシャンデリアもありで豪華です

メトロ・アフトーヴォ駅の地上出入口．

駅前の案内板でペテルゴフ行のバスを見つけようとしていたら，親切にも道の反対側と教えてくれる人がいました．

バスでなくこのK300のマルシルーシカ（乗合ミニバス）になった．バスは車掌がいるが，マルシルーシカは料金を運転手に渡す．この時は満員だったが，観光用でない乗合路線ミニバスなので，途中で次々に降りる人がいて，最後は数人になった．

30ｋｍ程近郊を通ったので，ロシアの様子が少しは分かりました．高層アパートが多いですが，当たり前ですが土地が広く日本より環境が良さそうです．一戸建てもありますが，米国レベルの住居です（貧富差が拡大しているようです）．工場も新しいのがありました．

ロシアは宇宙や軍事で技術レベルは高いのに，製造業に競争力がないのが不思議です．共産主義は大分薄れてきており，市場経済の割合が増えてきているが，中国のように浮上しないのは何が違うのかと考えてしまいます．

これが乗ってきたK300のマルシルーシカ（乗合ミニバス）．
ペテルゴフと云うので降りました．マルシルーシカは小冒険だったが，無事着きました．
写真で見るとメルセデスだったのですね．

ペテルゴフの裏になる上の庭園の壁．

ペテルゴフの上の庭園と裏からの大宮殿．

サンクトペテルブルグを拓いたピョートル大帝が，1714年から建造を始め1723年に完成した．150以上の噴水があり，いずれも自然の高低差だけを活かして水を噴き上げる．

ペテルゴフ 城・宮殿

これは入ってきた裏門．
何もゲートがなく，シーズン前なので無料かと思ったが，上の庭園は元々無料だった．

上の庭園の水なしの噴水．

上の庭園の水なしのネプチューン噴水．

水なしのネプチューン噴水UP.

上の庭園をシーズンに向けて整備する人．

裏から見て大宮殿右側の金のネギ坊主の礼拝堂．

礼拝堂の金のネギ坊主．　ロシアはとにかく金色が好きです．

礼拝堂前の池．　ここも噴水だが，水なしのよう．

上の庭園からの大宮殿．

色はウィーンのシェーンブルグ宮殿のマリア・テレサ・イエローに類似．

上の庭園はフランス式庭園で，このような石膏像あり．

上の庭園の真直ぐな並木．

上の庭園から見て大宮殿左側の聖堂．　屋根にはやはり金のネギ坊主．

上の庭園出入口．

見えにくくはありますが，ペテルゴフのマップ ― 下の公園は広大．　

下の公園へのチケット売り場だが，閉まっており，シーズン前は無料．

この日は4/16だったが4/28よりシーズンで有料になり，噴水の水も出る．　

このゲートを通って大宮殿，下の公園エリアに入る（シーズン中は有料です）．

大宮殿前に出るとこの人出．大宮殿への入場(有料)は行列なので，あきらめることにした．

それにしても中国人が多い．5割以上は団体の中国人の感じ．ロシア人や欧州人はシーズン前に来る人は少ないが，中国人は違うよう（私もだが）．中国からはVISAも取りやすいのかも．

大宮殿前から見た下の公園と海に繋がる運河．

有名な噴水（大滝）には水なし．

飾り陶器壺で，これも金飾り．．

4/28からのシーズンに向けて大滝周辺の整備で働く人．

大宮殿前の水のない大滝を横から．

ここには水が出ていた．

下からの大宮殿と水なし大滝．

まだ雪が残ってました（気温は5‐8℃くらいでした）．

左にはライオン（敵国スウェーデン）の口を広げるサムソン像 ― シーズン中はここから噴水が噴き上げる．

運河の橋からの大宮殿と水なしの大滝．

運河の先まで行くことにします．

ペテルゴフ宮殿（夏の庭園） 城・宮殿

運河ではこのように凍っているところもありました．

こちらもシーズンに向けて作業の整備車．

西側のフィンランド湾の海．

運河先端の波止場．海はフィンランド湾．

やはり高速艇はまだ運行されてないようでした．

波止場にあるチケット売り場ですが，シーズン前ということで閉まってました．

シーズン外でも閉鎖するのでなく，無料入場可としているのは有難いです.

波止場から入場する人のためのゲート　― 閉まってます．

波止場近くの海岸のカモメ．

大宮殿から見て右側に水の出ている噴水が見えたので，行ってみます．

アダムの噴水でした．

アダムの噴水から海側に建物があるので行ってみます．

モン・プレージル宮殿という建物でした．これはその海側で，石膏像あり．

モン・プレージル宮殿庭の噴水と金の像．

この辺りにいたずら噴水があるはずなのだが，運用されてないためか分からなかった．

モン・プレージル宮殿の庭の残雪．

シーズン外でも幸いにも，水が出ている噴水は他にも幾つかありました．

これは太陽の噴水．

植物園とかの建物．

ピョートル大帝像．

水なしのチェスの山の滝．

二連の水ありローマの噴水．

斜め下からの大宮殿と大滝． 水を噴き上げてるのはフランス噴水．

ペテルゴフ宮殿（夏の庭園） 城・宮殿

中央に戻り，手前に水のないライオン（敵国スウェーデン）の口を広げるサムソン像．

大宮殿から見て右側の下の公園はだいたい巡ったので，下の公園左側に行くことにします．

イブの噴水．
運河を中心にしてアダムの噴水と対称の位置になります．

ライオンの滝．

ライオンの滝のライオン．

下の公園西端のマルリ宮殿.

ピョートル大帝が使用したゲストハウス．内部は改装されて，当時の寝室や台所が再現されているとのこと．

マルリ宮殿と前の池.　　これ以上先には行かなかったです．

キトヴィ噴水．

この階段を昇り，大宮殿の丘の上に戻ります．

シーズン前で大滝をはじめ水なし噴水が多かったが，その分観光客も少なめの中，上の庭園と下の公園を回ることが出来て満足でした（下の公園入場料も無料でした）．

上に戻って横に行くとレストランはあったが閉まっていたので，ホットドッグを買い軽いランチ．

上の庭園の裏の道路のバス停．

このバス停から200番，210番がメトロ・アフトーヴォ駅まで行く．

来たときはマルシルートカ（ミニバス）だったが，帰りはこの210番のバス．ドア脇に座っているのが車掌さんで，料金を払う（80ルーブルと安い）．

高速艇がなくマルシルートカとバスで往復の小冒険でしたが，それらの経験も出来，ペテルゴフ行は良かったです．

アフトーヴォ駅からメトロで街中心に戻りました．

来るときに10枚買ったメトロのトークン（ジェトン：1枚45ルーブル，約90円の均一料金）．
複数回使えるカードなどもあるようだが，サンクトペテルブルグのメトロではこれを使った．

これでペテルゴフ(ピョートル大帝の夏の宮殿)行はおしまいですが，サンクトペテルブルグは続きます．