2018/04/19 - 2018/04/21
3928位(同エリア4665件中)
三峯霧美さん
旅の初日は 高雄の三尾めぐり 西明寺から神護寺の参道まで歩いて、いよいよ長い石段の神護寺参道を登ります。
神護寺の中を散策して、帰りに平岡八幡宮の特別公開中のお花の天井絵を見に寄りました。
なんとか最終の神職さんの説明に間に合いました。
この日の宿は妙心寺の花園会館です。
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西明寺からのんびり川沿いを歩いて
12:59 高雄橋を渡って神護寺の参道に向かいます。
高山寺、西明寺と合わせて三尾。
やっぱり神護寺が一番大きなお寺なので、「メイン感」があります。 -
神護寺の参道、いきなり石段です。
どのガイドブックやWebでも、長い石段の参道が続くと書いてあるので、覚悟してきました。 -
杖を突いて降りてくる人がいます。こりゃ大変そう。
でも、参道途中の茶屋でランチを食べて、一気に登らないから大丈夫かな?
もう腹ペコ状態で、少し何か食べ物を補充しないと石段を登る気力が湧かないし。 -
ランチを予定していたお店「高雄茶屋」は閉まってます!まじか~!!
桜のシーズンも終わったし、平日だし、お客さん少ないしね。
この先、お店は硯石亭だけ、そっちも閉まっていたらランチにありつけないと、めっちゃ焦った。 -
団体の参拝客が賑やかにおしゃべりしながら降りてきます。
ガイドさんがいてバスツアーみたいですね、年配の方が多いですが、皆さんお元気で、楽しそう。
見上げると、桜がまだ咲いていました。 -
13:09 硯石亭 お願いが通じたのか営業中。よかった~。
空腹のまま参拝するか、参道の入り口まで戻らなくちゃならなかった。
信楽焼の狸が迎えてくれました。硯石亭 グルメ・レストラン
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何にしようかな?ってお品書きを見る。
あたたかいお蕎麦がいいな、にしんそば?生ゆばうどん?おすすめの新物の筍の若筍そばもいいな~。
腹ペコで、メニューに迷う。 -
ここは平らな開けた場所で、大昔はこの辺も堂宇があったんだとか。
山を渡ってくる風が気持ち良い。
温かいお茶がとても美味しい、屋根がありますが、ほぼ外で食べてる感じ。
きっと紅葉の季節は人がいっぱいなんでしょうね。 -
新物という若筍そばにしました。
サクサクのタケノコの食感がたまりません。タケノコ大好き!
名物のもみじ餅は一皿の量が多く、全部食べられないので、あきらめました。
一人旅の辛いところがこれ。 -
お店から見えるのは、高山寺方面なのか、新緑が綺麗です。
一息ついて、また参道を登って行きましょう。 -
硯石亭の前にある硯石という大きな石。
この石、空海が硯代わりにして空に字を書き、墨は金剛定寺まで飛んで門額の字になったという伝説の石。 -
ここからが一気に石段、はるか上に楼門が見えてきた。
途中から、ちょっと登っては息を整え、またちょっと登って休むを繰り返し。 -
13:36 あと少し!大きな楼門が圧し掛かってくるように見える、黒くて大きくて、威圧感があります。
1623年の建立。
やっと登り終えて、受付で拝観料を払います。
受付のお姉さんはにっこりと爽やかな笑顔、こっちはヘトヘトです。 -
楼門の先は、山の上なのに、広くて平らなのでびっくりです。
高野山真言宗 遺迹本山
高雄山 神護国祚真言寺 じんごこくそしんごんじ -
楼門から境内に入って右手にあるのが書院。ここは非公開、枝垂桜がありますね。
神護寺の開基は和気清麻呂、奈良時代から平安時代初期の貴族で官僚です。
清麻呂は道鏡の宇佐八幡宮神託事件で流罪になりますが、称徳天皇が崩御して道鏡が失脚すると都に呼び戻され、その後、平安遷都に貢献しました。 -
枝垂桜は咲いてるけど、葉っぱが目立ちます、もう山の上でも桜は終わりです。
和気清麻呂は781年に国家安泰を祈願して神願寺を作ります。神願寺の所在地は諸説あり、判っていません。河内とも男山(石清水八幡宮)とも・・・。 -
和気公霊廟 1934年建立 清麻呂を祀る護王社がありましたが、1886年京都御所の西側に遷座しました。あの猪のいる護王神社です。
奈良時代の終わりに、和気清麻呂は愛宕山に修行の道場を造ります、愛宕五坊と呼ばれるお寺です。その一つ高雄山寺が神護寺の前身です。
和気清麻呂は799年に亡くなります。 -
朱色の門と垣の中に霊廟。
清麻呂のお墓はこの山を登って行ったところにあります。
天皇制を守ったヒーローで、戦前はお札に描かれ、知らない人がいない歴史上の人物でした。
802年、清麻呂の息子、弘世と真綱は高雄山寺に最澄を招き、法華経の講演を依頼します。 -
山内を一回りして、時間があったらお墓まで行くことにしましたが、結局、時間はありませんでした。 でも、本当のお墓の場所は分からないそうですよ。
最澄は弘世の計らいで、804年に唐に渡り天台の法門を授かり、密教の灌頂も伝授され、帰国後、高雄山寺で日本で最初の灌頂壇を開きます。 -
鐘楼 板倉勝重によって1623年再建。梵鐘は国宝です。
空海は最澄と同時期に唐に渡り、帰国後の809年に高雄山寺に入山します。
最澄から経典の借覧を依頼されるなど親交が続けられ、天台と真言の交流へと進展していきます。 -
鬼瓦がこっちを見ています。
空海は高雄山寺で鎮護国家の修法を行いました。
最澄は金剛界灌頂と胎蔵界灌頂を空海から授けられ、最澄の弟子も灌頂を伝授され、その記録は空海の直筆で残っており、国宝に指定されています。 -
大師堂
空海の住房「納涼房」を復興したもので、弘法大師像が安置されています。秘仏で11月上旬に公開されます。
空海は824年に高雄山寺に神願寺を合併して神護寺と改名します。
多くの霊宝を持ち、東寺、金剛峯寺と同等の大きなお寺でした。 -
明王堂
弘法大師作の不動明王像は、平将門の乱の平定祈願のため、船で上総国(千葉県成田)に移動、調伏の護摩供をしたところ、将門は流れ矢に額を撃ち抜かれて亡くなります。
不動明王像はその場から動かなくなり、成田山新勝寺が創建されます。
平安時代後期の不動明王像が安置されています。 -
五大堂
830年頃 五大堂は建立されますが後に焼失、江戸時代に再建されたものです。
五大明王像が安置されています。
平安時代末期にはお寺は衰微し、お堂は朽ち、住持の僧もないという状態でした。
1168年に文覚によって再興しますが、後鳥羽上皇が文覚に謀叛の意思ありと流罪にし、寺領は近臣や女房に分け与えてしまいます。 -
毘沙門堂 江戸時代に建立
毘沙門天立像が安置されています、金堂が完成するまで、ご本尊が安置されていました。
文覚が亡くなったあと、上覚と明恵によって復興が続けられます。 -
石段の上に金堂 このアングルの写真は両側のもみじが赤く色づいたものをたくさん見ますね。
南北朝時代、兵火ですべての建物が焼失、徳川家康に窮状を訴え、寺領が返還され、江戸時代中期には堂宇七、支院九、僧坊十五にまで再興します。 -
石段を一気に登って、息を整え、後ろを振り向く。
明治の廃仏毀釈で、寺域が分割解体され、支院と僧坊は焼失、別院と末寺も別のお寺に移されます。 -
金堂
1935年 多宝塔と共に、実業家の山口玄洞によって再建されました。
ご本尊の薬師如来立像(国宝)が安置されて、左右に日光、月光菩薩立像と十二神将立像、四天王立像があります。
たぶんレプリカなんでしょうが、国宝の源頼朝の肖像画がありました。あまりに有名な肖像画、ここにあったんだと、ちょっと感動。 -
のんびりと仏像を眺める至福の時。
御朱印を頂きました。
ご本尊の薬師如来の御朱印です。 -
金堂から少し上に登ったところにある多宝塔
入り口の門です。見上げると、青もみじが綺麗。 -
国宝の五大虚空蔵菩薩像が安置されています。
5月と10月に特別拝観が行われます。 -
閼伽井 弘法大師が掘ったと伝わる井戸。
灌頂の浄水として使われたそうです。 -
木の間から、金堂が見えています。
驚くほど静かです。さらに奥に進み地蔵院に向かいます。 -
地蔵院 このあたりの紅葉もすごく綺麗なんだとか。
もみじだらけです! -
ここが有名な「かわらけ投げ」ができるところ。
せっかく来たんだからやってみたい。
お寺や神社でときどき見かける「かわらけ投げ」はここが発祥の地だそうです。 -
100円で2枚、お庭の手入れをしていたおじさんが「スナップ利かせる」と技を伝授してくれました。
解るけどね・・・できるかどうかは怪しい。 -
これが「かわらけ」素焼きの盃、小皿かな。
こいつを投げて厄を落とすのです。
もともと、花見などの宴席のお遊びだったそうですよ。 -
錦雲峡に向かって投げます。
頑張ってみたけど、スナップ利かせた方は失敗、かわらけが小さすぎて、回転させられない。
普通に投げたのは、ひらひらと渓谷に向かって落ちて行きました。 -
芽吹いたばかりの新緑が綺麗です。
本当にいいお天気、散策日和です。 -
14:20 かわらけを買った茶屋で、休憩することにしました。
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格子戸越しに木々が見える、きれいです。
渓谷を渡る風が吹いてきて、気持ちがいい。
お店の方と少しおしゃべり。「まあ、遠くから」と長旅をねぎらっていただいた。 -
抹茶とお菓子で、一服。
お菓子の甘みとお茶の渋みが体に染みわたります。
ああ、京都の山の中に来ちゃってるよ、なんて思う。 -
ここが神護寺の一番奥です。時刻は2時半、そろそろ戻りましょうか。
のんびりするのもいいのだけれど、バスは30分に一本、できたら予定していたバスに乗りたいな。 -
先ほどとは違う道を通って、大師堂方向に向かいます。
静かです、誰もいなくなっちゃった。 -
毘沙門堂、五大堂、奥に金堂が並びます。
そういえば、高雄周辺で外国人は全く見かけませんでした。
東山の反対側だし金閣寺からも、仁和寺からも遠いしね。 -
石楠花が咲いていました。
お寺から離れがたく、名残惜しく、ゆっくりと、門に戻ります。 -
来た時に気づかなかった境内図、見ると山の上には性仁親王と文覚上人のお墓があるみたいです。
そこまで行くにはもう1時間くらい時間が必要、でも、さすがに山の中は一人旅だと不安があります。
怪我をしたら、助けてくれる人がいないので。 -
14:49 一生懸命登ってきた石段をリズミカルに降りて行きます。
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14:56 ランチを取ったお店もあっという間に通り過ぎ、高雄橋まで戻って来ました。
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何も考えていませんでしたが、ここからバス停まで登りです。
渓谷の一番下でしたね。
清滝川をもう一度眺めて、石段を登って行きます。 -
途中にお茶屋さんがあります。
桜も過ぎた平日は閉店だよね。 -
15:03 バス停到着。
観光旅館の向かい側。紅葉の季節にここに泊まって、朝の紅葉の神護寺を見に行くなんて、贅沢だよね。
15:11 予定していたJRバスの京都駅行に乗りました。 -
15:18 梅ヶ畑清水町のバス停で下車 平岡八幡宮へ。このバス停のすぐそばに、拝殿の脇に出る道があるのです。
花の天井の特別拝観が行われています。受付時間は15時半まで。ぎりぎりだ。平岡八幡宮 名所・史跡
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社務所で拝観料を払うと、説明に合流してくださいと、奥から宮司さんの声が聞こえてます。
椿の花の説明を受け、本殿へ。
祭神 誉田別命 -
本殿内陣の天井の花の絵を拝観。
天井の枡に描かれたお花は名前の一覧表を確かめながら見ることができます。
最近修復されたときのお話等を聞きながら、首が痛くなるほど上を見て花の絵を鑑賞。
のしに包まれた梅や椿が描かれて、とても綺麗です。 -
境内の椿がいっぱい。綺麗です。
金魚の形の椿の葉っぱを見せていただきました。 -
平岡八幡宮は、弘法大師が神護寺の守護神として僧形八幡神像をご神体として創建されました。
山城国最古の八幡宮。
室町時代に焼失し、足利義満により再建。 -
「おぶう、おあがり」と大福茶の御接待がありました。
なんでも、水戸黄門等の時代劇の撮影が行われたそうですよ。 -
本日最後の拝観だったようで、写真撮影はご自由にどうぞと、社務所の方も宮司さんも片付け始めました。
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御朱印を頂きました
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一緒にお話を聞いたご夫婦は観光タクシーでいらしたようで、一足先に帰られた。
参道を降りて行きます。 -
バス停一つ分の長さの参道。砂利道ですけど、普通に民家がありました。
帰りは鳥居脇の「平岡八幡宮」のバス停から京都駅行のバスに乗るんですが、到着まで20分も待たなくちゃならん。
待ち時間が長いのも、だいぶ慣れてきました。
20代のころは10分以上の待ち時間があると呆然としていた東京人・・笑 -
こちらが一の鳥居、参道入り口。
バス停のベンチに座ってバスを待ちました。
バスの旅は気楽ですが、この待ち時間があるのがねぇ。
16:18 JRバス 京都駅行に乗り、円町のバス停で下車。 -
17:09 円町駅からJRで花園駅に到着。
本日の宿は妙心寺の花園会館。
そういや、前回妙心寺に来たときは雨降りだったなぁ。花園駅 (京都府) 駅
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17:19 妙心寺
明日は妙心寺の大雄院で襖絵のお披露目があります。
大雄院からお手紙を頂いたので、今回の京都の旅を思い立ちました。
昨年の秋から人生最大の難所を越えて、やっと一息ついたところに来たお手紙でした。妙心寺 寺・神社・教会
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もう拝観時間も過ぎています。
とりあえず、お参りしてから、宿に向かいましょう。 -
仏殿を外からお参りするので拝観料は要りません。
ご挨拶とこの旅の無事と、いろいろお願い事をしました。 -
花園会館は妙心寺が運営しているホテルです。
もちろん朝のお勤めに参加することもできますが、必須なわけでもなく。
お食事はお肉もお魚もある普通のお料理。 -
とても広々した玄関とロビー
この日は中学の修学旅行と一緒ですね。
中学生たちは館内の移動は階段を使い、食事もホールでとるようで、でくわすこともありませんでした。花園会館 宿・ホテル
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チェックインすると、修学旅行生が貸切で大浴場を使う時間を教えていただきました。
宿に大浴場があるのはうれしいですね。疲れやストレスが吹き飛びます。
まずは、食事前にひとっ風呂! -
売店は普通のお土産などのほか、仏具や仏教関連の品物、妙心寺のオリジナルの物もあります。オリジナル御朱印帳もここで購入できます。
妙心寺はインバウンド系の観光客がほとんどいませんでしたが、ここもいません。
立地的に他の観光地と合わせ技にならないからかな?
夜、遊びに行く場所も遠いですものね。 -
お食事は1Fの「花ごころ」で。
新幹線と宿泊のパックは二食付きなのです。
祇園や四条のように繁華街ではないので、食事をする場所を探すのが面倒だからかな?花ごころ グルメ・レストラン
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お造りも、お肉もある、普通の会席料理。
平日なのでお泊りの方は少ないみたいです。
食事のあと、売店を眺め、ロビーで本を読んで、のんびりしました。 -
お部屋は、なぜかグレードアップしてツインで広々。
大浴場は大きなお風呂に一人でのんびりだったし、すっかりリラックス。
若い頃は旅に出ても夜更かししてましたが、今は11時ごろには夢の中。
何しろ朝早くから起きてるし、運動してるしね。
二日目は大雄院で襖絵を見せていただいて、大原に行く予定です。
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