1999年 La vie en Londre 8/15 :ビートルズのいないリヴァプール？

1999/08/24 - 1999/08/29

ビートルズ･フェスティバルが目的で
リヴァプールにやってきた。
写真が膨大になったのでビートルズ関連は別旅行記にして､
今回はビートルズが登場しないリヴァプールです。
(でも写真にはビートルズの Help! があるけど？？)

エリア リバプール(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ロンドン､ユーストン駅からリヴァプールまでは
Virgin の列車でライム･ストリート駅に着いた。
３時間弱なので日帰りも可能だが４､５泊した模様。
しかし安ホテルを見つけるのに大変苦労した。
と言うのは､ビートルズ･フェスティバル以外に
サッカーの試合があり大量のサポーターが
押し寄せていた…

これは朝の駅構内。ホームレスがいっぱい？
いえいえ､ホテルが取れないからか､
予定の野宿か分からないが､
あちこちでサポーターたちが…
駅には軽く百人以上が寝ていた

安ホテルを探したが
なかなか見つからない｡
何とか１日目は Jamaica House に
泊まったが値段 (多分 25ポンド) の
割に相当ひどく１泊で退散

次の日は諦めて観光案内所で探してもらい
1856年に開業した由緒ある３つ星ホテル
Devonshire House Hotel に２泊。
料金は不明たがキャンペーンか何かで安かったし
ホテル探しに疲れていたこともあり決定。
写真を撮っている場所は道路を隔てた
植物園もある広大な公園から。
さすがにホテルも非常に良かったが､
市中からバスで 20分ほどかかるのが難点。
それでも延泊しようと思ったら空きがなかった

次の日は､歩いていて偶然見つけたＹＨ (16.65ポンド) に｡
まさか空いているとは思わなかったがダメ元で行ったら
幸運にも空きがあり､これがまた居心地のいいＹＨ。
多分それまでにも前を通ったはずだが
緑の三角マークに気づかずＹＨとは分からなかった。
外国のＹＨは敬遠していたが
これ以後は時々利用するように…

新築なのか改装したばかりか､
とにかく中がきれいで気持ちがいい｡
これは廊下 (見れば分かる？)
確か娯楽室で卓球をやったはず

ビートルズは登場しないハズだったが
リヴァプールでは嫌でも顔を合わすので我慢して､
廊下には写真などがいっぱい…

同室の人に､ホテルが取れないから
マンチェスターに泊まろうかと思っていた､
と言うと､マンチェスターも後の旅行記で書く
祭りがありホテルは満杯だったとのこと…

ＹＨ の食堂。
ビデオでは向いに座っている日本人らしき女性を
正面から堂々と撮っているので､恐らく話をしたと思うが
まったく記憶にない

さて､まずはライム･ストリート駅から散歩に行こう｡
駅すぐ横の Ma Edgerton's Stage Door (1846年創業)
Mary Egerton は Liverpool's Most Famous Landlady｡
演劇パブです｡ なかなか感じのいい店でお勧め

店内の様子｡ シナトラやチャップリン… 多分訪れた
演劇や映画スターのポートレートが壁面いっぱいに。
HP を見るとクイズ大会とか催しも色々。
やはり客層は年配が多いよう

ここの食堂が安くておいしい､と
元住民に聞いていたので､行ったが定休日で､
結局行けなかった Everyman Theatre

これは 1866年に Music Hall として
スタートした劇場 Play House｡
(今はここも Everyman 配下)
後ろの煙突のような塔は
1969年にできた Radio City Tower だが
80年代に閉鎖され､まさに再開発の
修復工事中だった。
このあたりは今のＳＶを見ると
再開発され様変わりが激しい

だから塔の先端も工事で覆われていて
ネギ坊主みたい

Play House 前の Williamson Square 一角に
ハトがいっぱい集まっている。
右の袋を持った女性がエサを与えているから…

駅近くには 1822年からある
St.John's Market と言う
かなり大きな市場があった。
(再開発で現在は巨大モールに)

マーケット内の食堂で昼食

次は港に向かってブラブラ。
古くて立派そうな建物があった

1858年創立のビール醸造所でした｡
( 2013年に破産している)

リヴァプールは港町です。
元住民に聞いた話では
ビートルズたちが登場する
60年代初頭のリヴァプールは寂れて
かなり治安も悪かったらしい。
ビートルズで儲かり再開発ができた？

フェリー乗り場の桟橋。
右手にある建物の２階が
夕食を食べたレストラン

レストランからの眺め。
船が出て行きます。
まだ明るいが時間は多分９時頃

Albert Doc の Prince Albert 号 (1987年製)
持ち主が破産し使われていなかったが
2008年からクルーズ船としてニースにいるらしい。
(何と乗客定員は 12人!! 貸し切り出来そう )

Albert Doc あたりから北西方面。
Port Of Liverpool Building が見える。
現在のＳＶでは手前に近代的なビルが出来て
見えなくなっている

その Port Of Liverpool Building 前。
ピアヘッドにはランドマーク的な
ビルが多い

一番左の時計台のビルは
1911年にできた保険会社の
Royal Liver Building で
当時はリヴァプールで一番高かった。
その手前は 1917年にできた
海運業で有名な The Cunard Building
３つのビルを合わせて Three Graces と
呼ばれている。
(そういえば昔､日本に同名の
女性コーラス･グループがいたな…)

リヴァプールには大聖堂が２つある。
こちらはヨーロッパ最大の国教会大聖堂。
でも見かけによらず (？)
1978年完成の新しいもの

高台にあるので街が見渡せる

'The Welcoming Christ' これでも
Elisabeth Frink さんが作ったキリストです

国教会らしく華やかではない
ステンドグラス

モダンな絵も飾ってある。
もしかしたら左の男性がイエスで介抱 (？)
しているのがマグダラのマリアかもしれない

パイプオルガン演奏中､ではなく
メンテナンスをしていた。
でもまあ､音だけはたっぷり聞けた

別のパイプオルガン

ここにもオルガンが見える天井部分

こっちにもある

鍵盤は何段あるんだろう…
左右のストップも相当な数

祭壇の１つ Lady Chapel

聖人とかではなく 1786年や 1895年と
比較的最近の普通のおばちゃん (？？) が､
何か功績のあった女性たちらしいです。

トイレのドアも年代風に (？)

隅っこにグランド･ピアノが､
コンサートもやるんでしょうね

無縁墓地じゃないだろうが
小道や壁際 (？) には墓石がたくさん。
遺体は どこに埋めたんだろう…

こんな風に仮に置いたかのような墓石がずらり

ジェーン･ラッセルなんて大スターの名前があった。
そう言えば､架空のはずのエリナ･リグビーの
墓も見つかってるしね

もう１つの大聖堂は超モダン｡
(着陸した宇宙船みたい？)
でも､こっちのほうが古い｡ と言っても
1967年完成のカトリック教会です

Metropolitan Cathedral Of Christ The King
外部は修復工事中でした

こんな感じ､
でも中に入るのに支障はない

ディスコじゃありません､
これでも立派な聖堂です

塔の部分

祭壇もモダン｡
Blessed Sacrament Chapel

Abraham の像

児童聖堂って何？

Children's Chapel と言うものらしい

今度は郊外に…
ジョンが住んでいた Mendips あたりには
大きな公園がたくさんある。
これは Greenbank Park

Princes Park

Sefton Park｡
ジョンの父親アルフレッドが
この公園でジュリアをナンパして
付き合いだした

公園に気味の悪いものが…
遊星からの物体か？
よく見たらキノコでした

ゴルフ場でもないのに
結構強く､遠くまで打っていた｡
広大な公園なので…

さすがイギリス､クリケット場もあった

そのスコアボード。
バットマンならぬ BATSMAN
打者のことでしょうね

スコアボードの中に人が
ティム･カリーの (？)
『ザ･シャウト』を思い出す

金持ちの遊びなので Member's Only の
Sefton Cricket Club ｡
酒を飲みながら観戦です

やはり金持ちの Private Members Club は
1902年創立の Liverpool Bowling Club
もちろん芝の上でやる Lawn Bowling で
いわゆる 10本のピンを倒すボーリングとは
まったく違う

Dovedale Baptist Church
古そうに見えても
1906年頃できた新しい教会

これも Dovedale Baptist Church ｡
ミレニアムはキリストの
2000回目の誕生日です。
はい､そうですね

こっちは Dovedale Towers という
立派そうな建物だがパブ･レストラン。
実は元 St.Barnabas Church 教会のホールで
ジョンのバンド､クォーリーメンも出演してる｡
ちなみに 1969年頃 少しの間だが
クイーン (になる前) のフレディが住んでいた

Blue Coat School というのは主に
教会が運営する Charity School で
イギリス各地に存在し､
リヴァプール は 1708年の創立。
ジョンの父親アルフレッドが
9才から 15才まで通っていた

もちろん高級な住宅ばかりではない。
こういう裏道を見ると､
ケン･ローチやマイク･リーの
映画を思い出す

たまにイギリスで見かけるが
１つの通りの名前が途中で突然変わる。
左が High Street 右が Picton Road ｡
SVを見ると右の店は Village Store という
Off Licence ＆ Grocery ､左は
Snow Nails というネイルサロンに替わってる

ビートルズ･フェスティバル期間中は
大がかりな移動遊園地が出現する。
大急ぎで準備中のトラックです

ここは準備完了だが営業はまだ

Planet Hollywood ならぬ
Planet Horrorwood

『ヘルレイザー』までいるよ
(後ろはドラキュラだね)

National Museum 正面に
見覚えのある絵が…

ルイス･キャロルのワンダーランド と言う
展覧会をやっていたので入ってみた

子供が大きなチェスで遊んでいる

これが アリスの本物 (？) です

アリスだけでなく家族写真もたくさん

ルイス･キャロルらしい言葉遊び
BREAD を料理すると
TOAST ができた

142857 という Magic Number を
2～6 倍すると面白い数列に。
なぜか書いていないが７倍が最高に驚く

当然だが
ハンプティ･ダンプティや

白ウサギと
お馴染みのキャラクターがいる

別の部屋には常設の美術品がある

もちろん絵画の部屋も

チェシャ猫の写真はないので､
代わりに？
リヴァプールの猫､その1

アップに耐えるハンサムボーイ

リヴァプールの猫､その2
(ちょっと落ちるね)

リヴァプールの猫､その3｡
なぜか同じような種類の猫ばかりだが
顔の白部分が微妙に違いますね…

リヴァプールの猫､その4｡
今度は完全な黒猫だ｡
文字通りの黒光り

リヴァープールの猫､その5 ｡
塀の上と下でお見合い中

おとなしそうな下の猫

上から見下ろす猫｡
多分こちらが雌､
女上位？？

リヴァープールでは なぜか
映画を見なかったようだが青い看板､
と言えば Fanatical About Film が
売り文句だった Odeon チェーン｡
『ノッティングヒルの恋人』も上映中