1999年 La vie en Londre 1/15 :ミレニアムがやってきた

1999/12/31 - 2000/01/01

ロンドンで年越しをした人は珍しくないだろう。
もちろんミレニアムの年に年越しをした人も…
ミレニアムだから特別の変化があったかは分からないが
少なくともイヴの花火の量は多く時間も長かったようだ｡

ロンドンで大晦日にテレビを見ていて
つくづく実感したのは大英帝国が (かって)
世界の中心 (標準時) だということ。というのは…
当然ながら新年を迎えるのが早いのは極東の国。
テレビで日本や香港の新年の様子を見せる。
次に東南アジアやインドの新年を見せ
中近東と近づいてきて､どんどん気分が盛り上がる。
そしてヨーロッパ､パリとは１時間の時差なので
パリの中継を見るころには盛り上がりハイな気分に
そして､パリが終わると…
そろそろ本番を見ようとトラファルガーに向かう｡
僕も住民と同じように (僕も住民だが)､
パリの中継が終わってから家を出た。
そして帰った後もアメリカのニューイヤーを
見ながら余韻に浸る…
ちなみに僕が住んでいたのは､かの有名 (悪名？) な
ロイヤル･ナショナル･ホテルの真向いにある
Russell Court という建物の１階。
いつも映画を見るサウスバンクの NFT や
映画館街のレスター･スクエアも徒歩圏なので
雨の日以外は歩いて行くのが常だった

エリア ロンドン(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

トラファルガー広場周辺は
やはり歩けないほど人が一杯で
少し移動したようだ

ロンドン･アイが見えている

何分前か分からないが
花火が始まった

2000年のマーク (帽子に付いている) が揺れる

古い古いビデオから切り出した静止画で
は美しくはないので花火は少しだけ｡
緑…

赤…

紫…

よく見るとシャンパンを注いでいる。
アルコール持参の人も多い

この左下の､注がれた女性は紙コップだが､
ちゃんとグラス持参の人も多い。
後ろのビルの窓ガラスにも花火が映る

花火は 20分以上続いたように思う。
新年の瞬間にはキスをする人も多いが
もちろん知らない人とする人は少ないはず｡
終わると群衆が､ぞろぞろ動き始める

当然 救急車も待機

消防のハシゴ車まで待機している。
勝手に花火をする人もいるからね

警官も大勢待機

なぜか警官に握手を求める人が､
少なくとも日本よりは親しみやすい警官も多い

終わったからと言って､
すぐ家に帰るとは限らない

酒の瓶などを､わざと (？) 割り
地面がゴミだらけの場所も。
もちろん酔っ払いもいる

普段は閉める店も遅くまで営業｡
New Year's Eve 特別メニュー
飲み放題 99ポンド

Planet Hollywood も営業中

ピカデリー･サーカスのネオンも､
この頃は日本が優勢

チューブのユーストン駅まで歩いてきた。
乗客が階段を降りていく…
トラファルガー広場周辺の駅は閉鎖なので
少し歩く必要があるんですね。でも…
僕の家は徒歩圏だし地下鉄に乗るどころか
ユーストンは家よりも遠い。
それなのに､なぜ来たのか？

券売機は Closed で使えません。
でも乗客は降りていった…

実は大晦日の 23:50から元旦の 09:00まで
チューブやバスは "無料" なのです。
この年は､ラム酒などで有名な Bacardi がスポンサー

改札口のゲートは開きっぱなし

切符なしに自由に出入りできる。
わざわざ僕が遠くまで (？) 来たのは…
無料という情報は知っていたが､
半信半疑だったので確認したかった｡
僕の家は徒歩圏なので恩恵は受けられないけど…

遊園地にあるバンパーカーという乗り物。
日本では乗るのは基本的に子供で
わざと衝突するのは禁止だが
外国では､ほとんどが大人で
ぶつけ合うのが目的の遊具｡
そもそも bump とは､衝突･ぶつけるという意味｡
(しかし最近はヨーロッパでも禁止が増えているらしい)

『オースティン･パワーズ･デラックス』の
マイク･マイヤーズ。『スター･ウォーズ エピソード１』と
大々的な宣伝合戦中でした

一夜明けた元旦のピカデリー･サーカス。
さすがに人は少ない？

飛行船がネルソン提督記念碑に近づく
戦争勃発か？

まさかね｡ 実は元旦には
London Parade というパレードがあり､
元旦の新聞には昨夜の花火とともに
行進グループの順番が記載されている

別の新聞にも London Parade の記事が。
やはり行進に参加する団体の順番が出ている

新聞の順番を見て
今 ここだから､まだまだ先ね､
とか話してるのかな

アドミラルティ･アーチが見えるあたり､
大勢の観衆がいる

今日から 2000年です

これもハシゴ車というのかな？
左は警察､右は報道陣｡
右のカメラマンは怖がりなのか
完全に止まるまで手すりを離さなかった

そんなところに乗っちゃダメでしょ

もっとすごい場所､何とライオンの頭の上！
お前はターザンか？

数が多すぎて何のパレードなのか
よく分からなかったが…
リージェント･ストリートで見物

まあバンドの行進は定番

こちらは少し古そうな楽隊

昔のコスチュームの人や

キルトをはいた楽隊

知識がないので分からないが
様々な種類の楽隊が

チアガールの団体もいくつか

UCA って､アメリカの
アーカンソー大学のこと？

ペンギンのバルーン｡
スポンサーはホテル･チェーンの Thistle

初期の自転車に乗る人

それは､普通の自転車じゃないの？

ママチャリまで？

暴走族ではありません。
ベトナムのように (？) 大量のバイクで
ライダー集団が行進。年配の人ばかり

よくあるノッポ男

獅子舞のようなものも

この大女は誰？

天使を従えています

猫のフェリックスでしょうか？

よく見ると､手に
捕まえたネズミを持っています

ダルマシアンのようだが
何だったか…

これも何だか分からない

と思ったら
Planet Hollywood だった。
商売熱心ですね

やはり 2000年ですね

Texas Embassy なんて
テキサス州だけの大使館 (？)
と思ったらレストラン (だった) らしい

まだ TWA があった時代

成人教育で有名な Mary Ward Centre の山車､
というかダブルデッカーだけど､
なぜかバスは Scotlandのもの

蒸気機関車ならぬ蒸気自動車？
Steaming Into The New Millennium

地球を担ぐアトラスだけど
コミックの超人みたい

ちゃんとした有料の観覧席もある

観覧席の前でチアダンス。
宙返りをしているのが分かるかな？
かなり高いです

London Parade New Year's Day
という幕が見える

Waterloo Place まで歩いてきました

クリミア戦争記念碑が見える

Comhaltas Ceoltóirí Éireann ?
(pronounced "kol-tus kyol-tori air-in")
英語でもラテン語でもないですね。
調べると､Traditional Irish Music and Culture の
アイルランド音楽家協会で日本支部もある｡
ゲール語かな？

まあ仕方ないが､終わったあとは
ゴミの山

この移動式観覧席は車の一部で上にたたみ
車の壁 (？) になる仕組み

なるほど Event Services なんて会社があって
Crowd Control Barriers つまり道に設置する
金属の柵を片付けている。
ロンドンで街に柵を設置しだすと
何かイヴェントがあるな､と分かる