1999年 La vie en Londre 5/15 :ミュージアム・オブ・ミー

1999/09/18 - 1999/09/18

テムズ･フェスティバルに行った日の昼間､
OXOタワーの裏に廃墟のような古いビルがあった。
今もある The Burgehouse という建物で
"Museum of … " という美術展をやっている｡
of のあとは催しにより変化するようだが
この時は Museum Of “Me"
命名に興味を持ち入ってみた (もちろん無料)

エリア ロンドン(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

入り口を入ると吹き抜けの地下には
絵の具や筆など絵の道具が並んでいる

Save me! Take Me! って
意味は よく分からないが…

お絵かきが出来るから
小さな子供も参加する

Dou You Know Who I am?
Who You Are？ という意味なのか､
文字通り "私=主催者" を知ってるか？
それはありえないか､
"自分自身を知ってるか" かな…

あちこちに "ME" が氾濫している

お前は誰だ？
手塚治虫の ヒョウタンツギまでいるぞ

名前 (つまり ME) を書く

名前は何か､じゃなく､
名前の中に何が？
難しいね…

この子は意味は分からず
ただ絵を書いているだけかも…

壁に世界地図が貼ってある

来訪者の出身地にピンを刺す。
日本人も少し来ているようだ

もちろん世界地図とは別に､ヨーロッパ大陸、
グレーター･ロンドンとセントラル･ロンドン
の地図がある｡
当然ながら来訪者の中心はロンドンっこ､
そして英国人だから

そして､ここまで来た旅 (経路) を
紙に書いて貼る

例えば Home, Tube, Bus, Tube, Bus, Here
と簡単に手段を書いた人もいれば…

地図を書いて経路を表現する人も

Tasha と Clare に付いてきただけ､なんて
ふざけた (？) 答も

メジャーをスダレにした部屋がある

年齢は？ 身長は？ 靴のサイズは？

収入は？兄弟の数は？
銀行の口座番号は？ (オイオイ)

身の回りには､あらゆる数字が存在し
部屋にも数字があふれている

Love Meter
手のひらの熱などで
反応するようだ

こっちは
Stress Meter

シーッ！
あなたと私だけ (ここだけ) の話､
って？

中に入ると暗い部屋に
たくさんの瓶が吊してある

瓶の中に自分の "秘密" を書いて入れる

この部屋にはベッドがあり
寝ている人が

なるほど､夢を見るためか､
夢の内容を書いて紐に吊るしてもいい

何だかよく分からないが
口紅の写真があり
壁にはキスマークがいっぱい

本物もあれば､描いたものも

Multiple Ego ？
多重人格のことかな？
Tom さんの ME が3つに分裂している

この服､"ME" に似合ってる？

ありのままの真実を

熱心に "ME" について
書いています

こちらの女性も

これは普通の居間のようだが
何を加えるのだろう…
この展覧会は非常に好評で､以後
イギリス各地で行われたという

ぽつんと乳母車が

老若男女､かなりの人が来ていた

自分の人生を振り返り
箱庭のような物にした "作品" ?

意味は分からないが
こんな箱や…

こんな箱。
このように､最初から展示された
作品も少しあるが､基本的には
来訪者が "ME" を付け加えることで
日々一刻 変化し続けるので
二度と同じ作品はあり得ない
コンセプチュアルなアート

床に面白い物を発見！
触るな！ とあるが何でしょう？
調べるとゴキブリ･ホイホイじゃないが
殺鼠剤､ネズミが入ってくれるんでしょうか…
とにかく古いビルだからネズミがいても不思議じゃない。
チューブの線路でも小さな黒いネズミを何度も見た

窓の外には工事中の建物が見える。
サウスバンクも開発が進み
新しい観光スポットになっている。
やはり テート･モダンが
大きなきっかけだろう