東欧鉄道の旅　その８（ウクライナからポーランドへ、鉄道博物館とショパンのワルシャワ）

2019/04/04 - 2019/04/16

ベルリンの壁崩壊から今年は30年、かつての社会主義、共産主義の東欧諸国は今どうなっているのでしょうイスタンブールからバルカン半島を北上し、ブルガリア、ルーマニアから東の旧ソビエト連邦の国々モルドバ、ウクライナと回ってきた、キエフから進路は西にポーランド・ワルシャワに到着、トラム行きかうワルシャワの街を歩いてみよう

エリア ワルシャワ(ポーランド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

昨夜キエフを出発した寝台列車の最上段ですっかり眠りについていたら、いつの間にか国境を越えていた！ウクライナとポーランドはレール幅が違うので、ルーマニアからモルドバに入ったときと同じように、深夜に台車の交換が行われたのでしょう。全く気が付きませんでした。時刻は7時過ぎポーランド入国の検査が車内で行われた。

時刻は9時過ぎ、パスポートチェック後に一眠りしていたら他の2人は途中の駅で降りたようです、1人になった個室でゆっくり洗面して朝食でもとりましょう。個室内にテーブルを上げると洗面台があります。お湯は車掌さんにもらってコーヒーとカップ麺、キエフで買っていたパン。

ポーランドの東の主要都市ルブリンをとっくに過ぎていました

ワルシャワまであともう1時間

近郊電車が走っている、もう都市圏に入ったようです

10：10　Lukow駅、時刻表から1時間以上遅れているみたい

廊下に貼られてる時刻表をチェック

Siedlce駅　駅舎の時計は10時前、そうか、ウクライナとは時差があるのですね、時計を1時間戻さねば、時間通りに運行されてました

世界の車窓から、ポーランド

10：13　Minsk Mazowiecki　駅　

前方に高層ビルが立ち並ぶワルシャワの街並みが見えてきた

10:42 Warszawa　Wschodnia　ワルシャワ東駅です、定刻通りです

列車はヴィスワ川を渡る

10:50 地下に入ってワルシャワ中央駅に到着

10:59 Warszawa　Zachodnia　列車の終点ワルシャワ西駅に到着です
キエフから約17時間でしたが今回はほとんど寝ていたような、あっという間でした

キエフを出発した時は3両編成でしたが、ポーランドに入ってから増結したのでしょうKIEV EXPRESSが車庫へと回送していきました

後方にワルシャワの高層ビル群が見えます

地下通路を通り駅舎へ、新しく明るい小さな駅舎はマックが併設

入口はモダンなガラス張り

駅前はイメージしていたのと違って新しいビルが立ち並ぶ

ネットで予約したゲストハウスはいわゆる一般的な団地で特に表示は無く、住所を頼りにきました

まだ昼前でしたが快く部屋に入れて頂き一息です

一息ついて、さあワルシャワの街を巡りましょう！西駅で購入した24時間チケットで最寄りのトラムに乗車

ワルシャワ市電/トラム (ワルシャワ) 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

まずは鉄道博物館

ワルシャワ鉄道博物館 博物館・美術館・ギャラリー

入館するとまずたくさんの鉄道模型が目に飛び込んできた

ワルシャワ駅の模型です。今は中央駅にその地位を譲りましたが、そうこの地が元はワルシャワ駅だったのです

精巧にできた鉄道模型

機関車の運転台

展示室から外へ、建物の外にはすごい数の機関車が

ホームの両サイド４線に機関車がずらーり並んでいます

20台以上でしょうか？蒸気機関車が並んでいるのは圧巻の景色

ホームの先頭の方には電気機関車も

ホームの途中から振り返ると、駅の向こうにはワルシャワのシンボル的建物が見えます

昔のワルシャワ駅の雰囲気が残るホーム

機関砲車両が展示されているのも、ポーランドの哀しい過去

鉄道博物館を後に再びトラム

ワルシャワ中央駅

ワルシャワ中央駅 駅

中は切符窓口や多数のショップが入る近代的な大きく立派な駅

駅の隣にはワルシャワのシンボル的な建物、展望台があるというが寒いので下から眺めるだけです

再びトラムに乗ってクラコフスキエ通り、ちょこっとワルシャワの観光をしてみましょう

コペルニクスもポーランド出身だったのですね

コペルニクスの像 (ワルシャワ) モニュメント・記念碑

聖十字架教会はショパンゆかりの教会

聖十字架教会 (ワルシャワ) 寺院・教会

ポーランド出身のショパンはナチスに征服されたこの地には生前帰れなかった、パリで亡くなった彼の心臓だけがこの柱の中に眠っている

通りにはワルシャワ大学もありアカデミックな感じ

ワルシャワ大学 建造物

通りを走るバスに乗り、城壁の砦門バルバカンへ、門をくぐり旧市街へ

城壁 砦 (ワルシャワ) 史跡・遺跡

旧市街の広場は観光客で賑わっていた

ワルシャワ歴史地区 旧市街・古い町並み

広場の真ん中に人魚の像

聖ヨハネ大聖堂

ワルシャワ王宮

王宮広場 広場・公園

街は戦争で全て破壊され戦後市民によって元どおりに復元されたという旧市街は世界遺産です

旧市街をあとに再びクラコフスキエ通りを折り返す、ポーランド大統領官邸前

ポーランド出身の音楽家ショパンの博物館です

ショパン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

彼が使っていたピアノとパリのサロンの復元、譜面やショパンの歴史に触れます、ショパンの音を存分に聞けます。ショパンが好きな人にはたまらないでしょう

まあ、それほどでもない私でも　18：００より若手のピアニストによるショパン・リサイタルがあると知り、そちらに合わして観光順番を入れ替え、ピアノを楽しみにやってきました、ショパン以外の楽曲も演奏された約1時間のピアノリサイタルを楽しみました

ポーランドの名物麦のスープ、ジュレックはパンに入ってでてきました、
トラムに乗って部屋に帰ります・・・続く・・・