2019/01/08 - 2019/01/08
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umibozeさん
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18きっぱーとして旅を始め、下関から日本海側に出てみたお話。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
まだ日の出ないうちから2日目の行動開始。宿の無料朝食をいただけなかったことが心残り。
今回の旅は山陰線を辿ってみようかと、下関の駅から滝部行きの普通列車に乗る。キハ47の2両編成。駅のホームには、そこそこの数の通学の高校生が。もう冬休みは終わったのか?
列車が走り出してしばらくすると、空が明るくなってきた。天気はイマイチか。下関駅 駅
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終点滝部駅。途中少しずつ増えてきた高校生は、ここで降りて駅舎の外へ。こんなところに高校があるのか。
ここからは角島大橋が近いのかな。
駅前には角島行きのバスが。角島大橋の写真はたまに見掛けるけど、角島自体も観光地として有名だったりするんだろうか。 -
滝部駅の自動改札機(?)。駅員不在時に自動券売機で切符を買ったら、この機械に通して印字しろと言うことのようだけど・・・必要あるのか?こんなの初めて見た。
試しに、整理券を突っ込んで印字させてみたらこんな感じ。滝部駅 駅
-
しばらくして上り方からやって来た滝部止まりの列車に乗り込む。キハ40形1両編成。
長門市駅でお乗り換え。キハ120の1両編成。 -
終点の東萩駅で下車。ここで次の列車までの4時間ほどで、ちょろっと観光して廻りますよ。しかし、県境だからなのか、東萩~益田間は普通列車の本数が少ないな。
駅前に鎮座まします萩城の模型。本当にこんな立派な天守だったのかしら。取り壊したなんて勿体ないねぇ。東萩駅 駅
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スマホの画面で地図を見て、萩なんてどうせ小さい町なんだろ、と思いながら歩き始める。
道路脇に現れる「窯元」とでっかく書かれた建物。萩って焼き物で有名な町なのかしら。
これは登り窯ってやつかな。 -
20分ほど歩いてやって来たのは、韓国の度重なる妨害を受けながら世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」のうちのひとつ、『萩反射炉』ですよ。
道路から少し高い丘の上にある反射炉。階段を歩いて登りきったところで、現地のガイドなのか冴えないオッサンが近づいてきて話しかけてくる。
<ヽ`∀´>「この反射炉は、佐賀藩の成功を受けて作られた物なんです」
( ´・д・)「ほぉほぉ」
<ヽ`∀´>「でも、実際に稼働した痕跡が見つかってないんです」「溶かした鉄を流す設備も見つかってないんです」
事前に調べた通りのことを言ってるな。しかしここから、
<ヽ`∀´>「江戸時代の日本で反射炉を作るなんて無理だったんですよ」
( `・д・)はぁ?
佐賀藩では成功したんだろ。失敗したのなら、原理を理解せず正しい設計を出来なかったなり、石炭が無く火力が足りなかったなり、なにかしら原因があるはずだろ。
<ヽ`∀´>「江戸時代の日本で反射炉を作るなんて無理だったんですよ」
何だこいつ。同じことを繰り返して、江戸時代の日本の佐賀藩で成功したと自分で言っているのに気がついていないのか?
そのほかにも、何を聞いても<ヽ`∀´>「わからんのです」「わからんのです」を繰り返すオッサン。わからんのなら邪魔だから失せろ、と心の中で思うも大人のumibozeさんは声に出して言うこと無く、黙々と反射炉を見学。 -
<ヽ`∀´>「山陰線の電車が通りますよ。本数も少なくて誰も乗らないからいつ廃止になってもおかしくないですよ。地元の人はみんな車を使います」
まぁ、否定的な言葉ばかりポンポン出てくるオッサンだな。
結局ここ1箇所だけで30分間も潰してしまった。萩反射炉 名所・史跡
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続いて「恵美須ヶ鼻造船所跡」。
現地は発掘調査をした後で埋め戻したようで、綱を張られた所々に札が置かれてるんだけど、よくわからん。何故埋め戻す。 -
防波堤は当時の物らしいけど。
これは・・・灯台? -
恵美須ケ鼻造船所跡 名所・史跡
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歩いてみると意外に広い町だな、と思いながら東萩駅前まで戻る。
駅前にはJRバス中国のハローキティ新幹線なラッピングバス。バスも鉄道と連携してるのか。
駅の脇にある貸し自転車屋で自転車を借りる。1時間200円。最初から借りてれば良かったな。次の列車まであと2時間くらいしか残ってないぞ。 -
颯爽と自転車を漕ぎ出して、まず向かったのは松陰神社。吉田松陰を祀っているのね。
これが松下村塾ですか。 -
松陰神社の本社。提灯や幕に描かれているのは吉田松陰の家紋「五瓜に卍」。この卍が45度傾いているところが、ユダヤ人辺りがヒステリーを起こしそうで素敵だねぇ。
松陰神社 寺・神社・教会
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松陰神社を一通り見て回った後、さて次にどこへ行こうか。この後は萩城の方を見るつもりだったけど、貸し自転車屋のおばちゃんが、この奥に有名な寺があるようなことを言ってたなぁ。ちょろっと行ってみるか、とダラダラ緩い上り坂を日頃運動不足の体にむち打ってヒィヒィ言いながら自転車を漕いで到着したのは・・・多分これがおばちゃんの言ってたお寺だよねぇ。
門をくぐると拝観料みたいのを盗られ・・・もとい、お支払いして奥へ。
途中、「木魚の原型 →」なんて案内があったので、誘われるままに歩いた先の頭上に現れた物体。木彫りの大魚。これが木魚の原型なのか?叩かれるのか?ポクポク良い音がするのか? -
更に奥へ進むと、萩藩主な毛利家の墓所があるそうで。着いた先には・・・、
(; ゜д゜)何だ?この無駄に大量な石灯籠は。
石の無駄遣いに思えてならない。東光寺(山口県萩市) 寺・神社・教会
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次の列車まで時間が無いな。お次は萩城址へ向かいますよ。
途中の城下町。
良いねぇ。 -
萩城址。建造物は一切残ってないのね。年末の特番で堀の水を抜いたのはここかな。
萩城外堀 名所・史跡
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砂浜に石垣という組み合わせはなかなか無い気がする。
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時間が無くて萩城址を充分堪能することも出来ないまま、東萩駅へ戻る。
「歓迎 美しい日本をホテルが走る TWILIGHT TEXPRESS 瑞風」・・・いろんな駅で見掛けるな。
さぁ、18きっぱーの私は、ホテルとはほど遠い90度背もたれのベンチで横になることもできずに旅を続けますよ。キハ47の2両編成。山陰線は国鉄型のボロい車とちんちゃこい軽快車ばっかりだな。 -
青い空、青い海、白い砂浜。
カラフルなプラスチック漂着ゴミ。日本海側だものねぇ。やっぱりゴミの原産地はあそこなんだろうねぇ。 -
益田でお乗り換え。キハ120形1両編成。
駅のホームには柿本人麻呂の像。・・・名前は聞いた覚えがあるな。益田駅 駅
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この辺りは、波の浸食を受けた岩の見せる造形が荒々しいねぇ。
そしてところどころ現れる砂浜にはやはり大量のカラフルなゴミ。そんな中にあるオレンジ色の樽状の物体に、なにやら愚民文字が書かれているように見えましたよ。 -
トリミングするとこんな感じ。汚ぇな。
オレンジ色はカバーで、中身は白いんだな。この白い塊も大量に漂着してるのが見えますな。
( ´-д-)この大量のゴミを熨斗と処分料の請求書を付けて半島に送り返してやりたいな。 -
浜田の駅に着いたらまたお乗り換え。少し時間があったので、一旦駅前に出て、また駅に戻るとき、滝部駅で見掛けた自動改札機(?)がここにもあることに気付く。作動時間は5:50~19:50って、無人の時間帯には動作させてないのか。設置する意味があるのか?
浜田からはキハ120形1両編成。
時刻はもうすぐ17時。大分日も傾いてきましたが、宿を取った街まではまだまだ遠く、普通列車の旅は続きますよ。浜田駅 駅
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とある駅で降りて街を散策する。駅を出た時点で既に日没時刻を過ぎていて、急がないとあっという間に辺りが暗くなってしまいますよ。
駅前のお店に掲げられた大漁旗。日本を象徴する御目出度い要素が多数詰め込まれた素敵な図案だねぇ。特に旭日が素敵。
川沿いの道を歩いていると、道に面した建物に妙に気を惹かれる。
(; ´・д・)廃墟・・・だろうな。外壁が傾いてるよ。そのうち韓国の三豊百貨店みたいに勝手に崩れるんでないか? -
道路脇に寺の門が現れる。でも、肝心の寺が見えないな。通路に物が乱雑に置かれてるけど入ってみるか、と坂を登ってみる。
登った先には線路があり、「危険 危ないので安全な通路又は踏切を通行下さい JR西日本」の立て札が。ここは勝手踏切か? -
右を見て、左を見る。多少草が生えてきて、レールも錆びてるけど、普通に線路だねぇ。信号機も滅灯しているけどそのままだし。
というわけで、ここは昨年3月31日の運行を最後に廃止された三江線の跡ですよ。旅のついでに、廃止後の様子を確認しに来てしまいましたよ。廃止からほぼ1年が経過しようというのに、レールも信号も全然撤去していないのね。 -
少し進んだところにある鉄橋。単管でバリケードを設置して「立入禁止」にしてますよ。こんなところを勝手に歩かれて、勝手に怪我でもされたら堪らないものね。
( ´・д・)しかし、わざわざ橋に「立入禁止」の札を付けるってことは、その前後の線路には自由に立ち入って良いのかしら。 -
更に進んで現れた集落の入口を跨ぐように架けられた次の鉄橋。道路は集落へ向かって鉄橋の下をくぐっていきますよ。
ここも全く手が付けられていないのかな。まさかいつまでもこのまま残すつもりでもないだろうけど。 -
「初詣」の上りが立ち並ぶ神社。お参り・・・しなかった。
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更に進み、寺の前の交差点を左に曲がり、集落を出る。
「落石注意」の標識。
頭上を横切るのは水道管か?・・・日没後に歩きながら撮ったら手ぶれが酷いな。 -
江の川が見えてくると、そこには小さな建物が。
単管でバリケードされた江津本町駅跡ですよ。さすがに駅名を表す看板などは撤去されてますね。・・・暗い。江津本町駅 駅
-
少し進んだ先。「30km/h以下、延長1510m」の速度制限標識。被災後にまともに復旧に費用や手間をかけなかったからか、徐行並みの速度制限で異様に区間が長くてチンタラ走ってたねぇ。
この辺りは街灯も無く、早く引き返さないと帰れなくなりそうなので江津の駅まで戻る。
もう少し時間があれば、江津本町の街をゆっくり歩いて見るのもよかったのかな。 -
江津の駅。三江線廃止直前の賑わいはどこへやら。随分とスッキリしちゃって。
跨線橋の壁には、三江線の写真が貼られていましたよ。これも何年か後には剥がされるのかしら。 -
三江線の物らしき0キロポスト。まだ残ってた。
駅ホームの乗車口案内。「三次方面」が剥がされた跡。寂しいねぇ。
( ´-д-)まぁ、旅の途中の寄り道で歩いて確認出来るのはこの辺りまでかな。 -
江津は赤い石州瓦の産地として有名なのね。
江津からはキハ126形1両編成の快速列車で一気に宿を取った街まで運ばれる。江津駅 駅
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この日最後に降りたのは米子の駅。駅前の謎のオブジェは・・・二枚貝をモチーフにしてるんだろうか。
駅前の通りを歩いていると目に入った「当たり前田カレー」なる怪しげな名前の店。こんな名前付けて問題無いのか? 前田製菓さんよ。米子駅 駅
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怪しげな名前の店はスルーして、「松葉ガニ味噌らーめん」なる貼り紙をした店に惹かれてしまう。
いただいたのは「カニ味噌ラーメン」(850円)。味噌ラーメンの中央に、カニ味噌が載っかってますよ。味は・・・カニ味噌をトッピングした味噌ラーメンだな。うん。
※「松葉ガニ味噌ラーメン」(1280円)を頼めば更にカニの脚が載っかった様だけど、そんなビジュアルのために400円以上の差額を払う気は無かったのでパス。
~ 続く ~麺処 宗杏 グルメ・レストラン
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旅行記グループ 山陰線完乗の旅。
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