バンダルスリブガワン旅行記(ブログ) 一覧に戻る
12月26日<br /> 朝は少し遅かった。日ので前の星空でも見に行こうかと思ったが、空はすでにしらみ始めていた。今日は自転車のトラブルを起こしたくないなと思い、いつも以上に慎重に走る。まずは水上住宅を歩きに行った。水上住宅地への橋がかかるたもとの山手はは往々にして墓地なのはどうしてなのだろうか?と考えていると、大とかげが全力で逃げていった。なんとも可愛らしい動きをしながら。引き潮というのは少しおかしいかもしれないが、川の水位か下がり、干潟のようになったかわべりにはたくさんの蟹が姿を現した。それを食べに鷺??白い鳥が飛来し、ムツゴロウのような生物が細く滔々と流れる川を上っていく。その横を大とかげがのしのしと歩いていく。先程と大違い。<br /> 次に郵便局へ行く。切手を買って手紙を投函。これですべきことはすべて終わった。宿に戻り荷を整えた。自転車に荷台を取り付けた。荷物をくくりつけ、チェックアウト。もうあの通い慣れた宿に戻ることはないのかと思うと郷愁の念にも駆られる。<br /> 空港への道すがら、ふとGood byeを、言いたい人に会いに行きたくなった。乗る飛行機が出発するまでまだ、4時間ほどある。空港への道を少し外れ、自転車屋に立ち寄った。自転車屋の前にも川が流れており、ぼんやりと眺めていると、また大とかげがいた。そして彼もいた。川の対岸のそばの水の中によくみると、ワニだ。鰐だ。衝撃はすさまじいものだ日本の川には絶対にいない危険生物が。しかも二匹も。伊達に立て札がされているのではなかったのだなと。ワニを見ていると、「昼と夕方にあそことあそこに出てきて日向ぼっこをするのさ。わっはっはー」と教えてくれる人がいた。「なんともまぁ。日常の風景だとはねー。」と話し、世間話をする。すると、バングラデシュの人だと判明。「バングラの警察は信用できないからねー」と治安維持組織の信用が全くない。色々と教えてもらい、バングラデシュへ着いたら教えてもらったことを生かすことにしましょう。さてさて、本来の目的である自転車屋に入ることにした。「どうしたんだい?」と気さくに声をかけてくれる店員さん。「ただ、さようならを言いたくてつい」というと、これまで関わってくれた人たちが出てきて皆にGood byeを告げた。寂しさを感じながらも空港へと向かう。こんなわびしさを感じるぐらいなら挨拶へ行かなければよかったのだろうか?そう自問したが、そんなことは決してない。とすぐ答えが出た。しっかりとした別れも必要だなと。別れは誰かと繋がれた証拠なのだから。<br /> 自転車をゆっくりとこぎながら空港へ向かう。あの子もまた別れをしに来てくれた。個体は違えども種は同じ。大とかげ君である。空港のそばの車道外側線にいた。自転車を安全な距離をあけて停めたがずっとこちらを見ている。おいしくはないぞー。と心で呟く。<br /> バンダルスリブガワンの空港で自転車をたたみ、チェックイン。これで、ブルネイダルサラーム「永遠に平和な国」ともおさらばである。飛行機は一時間ほど遅れたが、ちゃんと飛んだので問題はない。boarding bridgeをわたっていたら、チェックインのときにそっけない態度だっだ職員がやってきた。「次は何航空の何便だ?クアラルンプール国際空港上空の天候が怪しい。リターンするかもしれないが大丈夫か?」と。最後の最後に不安要素がやって来た。でも、大丈夫かと聞かれても他に方法がないから、行くしかないと言うしかない。結果クアラルンプールにはちゃんと着陸をしたのだった。<br /> さくっと入国手続きをして、荷物をすぐに受け取り。これまでの空港とは違い、とても荷物を受けとるまで早い。速攻ターミナル2のフードコートでナシゴレンを堪能することができた。フリーのシャトルバスに乗り、次の飛行機が出るターミナル1へいく。人生二度目のビーマンバングラデシュ。チェックインの列からしてもう異様な雰囲気が漂っている。髭を蓄え、黒光りする男性。大きな荷物をビニールでぐるぐる巻きにされているもの。男性同士で手を繋ぎ、自撮りをしまくる。大声での電話。妙に多い警備員と警察官。マシンガンをもった武装警察。ここだけマレーシアであって全くマレーシアでない空間。一度いったことがあるがやはり異様だ。何が待ち構えているのか不安と、、、不安と不安が。それでも行くのだ。バングラデシュへ。

ブルネイサイクリング4 最終日

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2018/12/23 - 2018/12/26

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旅行記グループ イスラム圏旅行

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sakaishikamo

sakaishikamoさん

12月26日
朝は少し遅かった。日ので前の星空でも見に行こうかと思ったが、空はすでにしらみ始めていた。今日は自転車のトラブルを起こしたくないなと思い、いつも以上に慎重に走る。まずは水上住宅を歩きに行った。水上住宅地への橋がかかるたもとの山手はは往々にして墓地なのはどうしてなのだろうか?と考えていると、大とかげが全力で逃げていった。なんとも可愛らしい動きをしながら。引き潮というのは少しおかしいかもしれないが、川の水位か下がり、干潟のようになったかわべりにはたくさんの蟹が姿を現した。それを食べに鷺??白い鳥が飛来し、ムツゴロウのような生物が細く滔々と流れる川を上っていく。その横を大とかげがのしのしと歩いていく。先程と大違い。
次に郵便局へ行く。切手を買って手紙を投函。これですべきことはすべて終わった。宿に戻り荷を整えた。自転車に荷台を取り付けた。荷物をくくりつけ、チェックアウト。もうあの通い慣れた宿に戻ることはないのかと思うと郷愁の念にも駆られる。
空港への道すがら、ふとGood byeを、言いたい人に会いに行きたくなった。乗る飛行機が出発するまでまだ、4時間ほどある。空港への道を少し外れ、自転車屋に立ち寄った。自転車屋の前にも川が流れており、ぼんやりと眺めていると、また大とかげがいた。そして彼もいた。川の対岸のそばの水の中によくみると、ワニだ。鰐だ。衝撃はすさまじいものだ日本の川には絶対にいない危険生物が。しかも二匹も。伊達に立て札がされているのではなかったのだなと。ワニを見ていると、「昼と夕方にあそことあそこに出てきて日向ぼっこをするのさ。わっはっはー」と教えてくれる人がいた。「なんともまぁ。日常の風景だとはねー。」と話し、世間話をする。すると、バングラデシュの人だと判明。「バングラの警察は信用できないからねー」と治安維持組織の信用が全くない。色々と教えてもらい、バングラデシュへ着いたら教えてもらったことを生かすことにしましょう。さてさて、本来の目的である自転車屋に入ることにした。「どうしたんだい?」と気さくに声をかけてくれる店員さん。「ただ、さようならを言いたくてつい」というと、これまで関わってくれた人たちが出てきて皆にGood byeを告げた。寂しさを感じながらも空港へと向かう。こんなわびしさを感じるぐらいなら挨拶へ行かなければよかったのだろうか?そう自問したが、そんなことは決してない。とすぐ答えが出た。しっかりとした別れも必要だなと。別れは誰かと繋がれた証拠なのだから。
自転車をゆっくりとこぎながら空港へ向かう。あの子もまた別れをしに来てくれた。個体は違えども種は同じ。大とかげ君である。空港のそばの車道外側線にいた。自転車を安全な距離をあけて停めたがずっとこちらを見ている。おいしくはないぞー。と心で呟く。
バンダルスリブガワンの空港で自転車をたたみ、チェックイン。これで、ブルネイダルサラーム「永遠に平和な国」ともおさらばである。飛行機は一時間ほど遅れたが、ちゃんと飛んだので問題はない。boarding bridgeをわたっていたら、チェックインのときにそっけない態度だっだ職員がやってきた。「次は何航空の何便だ?クアラルンプール国際空港上空の天候が怪しい。リターンするかもしれないが大丈夫か?」と。最後の最後に不安要素がやって来た。でも、大丈夫かと聞かれても他に方法がないから、行くしかないと言うしかない。結果クアラルンプールにはちゃんと着陸をしたのだった。
さくっと入国手続きをして、荷物をすぐに受け取り。これまでの空港とは違い、とても荷物を受けとるまで早い。速攻ターミナル2のフードコートでナシゴレンを堪能することができた。フリーのシャトルバスに乗り、次の飛行機が出るターミナル1へいく。人生二度目のビーマンバングラデシュ。チェックインの列からしてもう異様な雰囲気が漂っている。髭を蓄え、黒光りする男性。大きな荷物をビニールでぐるぐる巻きにされているもの。男性同士で手を繋ぎ、自撮りをしまくる。大声での電話。妙に多い警備員と警察官。マシンガンをもった武装警察。ここだけマレーシアであって全くマレーシアでない空間。一度いったことがあるがやはり異様だ。何が待ち構えているのか不安と、、、不安と不安が。それでも行くのだ。バングラデシュへ。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
交通
4.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
自転車 飛行機
航空会社
エアアジア
旅行の手配内容
個別手配

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