2017/09/04 - 2017/09/20
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menhir(メンヒル)さん
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石巡り3日目。この旅で初となる車中泊も無事クリアできましたので、さらに旅を続けましょう。今日もたっぷり石を巡りますよ。
今日はボルドー付近まで南下して、そこから北東のリモージュに向けて進みます。途中で高速道路があるようですが、基本は下道での旅です。のんびり行きましょう。
今日はどんな石に巡り合えるでしょうか?
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今日の工程はこんな感じです。いろいろな色がありますが、ボルドー(Bordeaux)まで南下して、そこから再び北に上がるV字状の工程になります。夜は車中泊なので、行ける場所まで進んで適当な場所で寝たいと思います。
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この旅初めての車中泊の最初の朝を迎えました。フランスの習慣を思い出しながらゆったり進んでゆきます。
さて、フランスの朝は濃厚なエスプレッソで始まります。どの町や村でも、午前7時になると一斉にお店がオープンします。日本時間で言えば、午前5時ぐらいの暗さ、まだ誰も起きていないような時間です。
この時間に、大抵のカフェやパブが一斉に店を開けます。すると、パンやエスプレッソを求める人々がどこからともなく現れる。このエスプレッソは、専用マシーンで作るのですが結構本格的だ。日本人の感覚では「朝からエスプレッソ」はまずない。そんな感じのコーヒーでフランスの朝はスタートします。 -
続いて朝一番でガソリンを入れます。今回の車はディーゼルなので、黄色のノズルの「GAZORE」を使います。フランスではカード支払い対応で24時間給油ができます。機器の操作表示板はフランス語だが、大抵なんとなく分かりますね。
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それでは早速、最初の見学する石を目指します。今日の工程はボルドーまで南下する旅です。巡る石はグーグルマップにプロット済です。マップの指示に従って進めば、石にたどり着きます。
そんな工程を進めていると、途中で予定とは違うドルメンの案内を発見。道路脇に案内板が表示されていました。計画には有りませんが、何かの巡り会わせです。早速立ち寄ることにします。 -
小さな村を過ぎ、なんとなく掲示されている案内板に従って車を走らせると、未舗装路の田舎道の畑の脇にドルメンが登場しました。
Dolmen de Magnez (マグネズ村にあるドルメン)
小さいながらも立派なドルメンでした。 -
続いての石はこちら。丁度、畑の麦の収穫が終わったばかりだったので、石自体が良く見えました。遺跡の殆どが畑の中にあるので、見学の際は収穫のことを考えた季節が重要になります。
La Pierre-Blanche(ブレンチの巨石)
分かりにくいですが、大きな石が天井部分になっており、左右に支える石があります。「畑の中にある岩」に見えますが、実は「畑の中のドルメン」になっています。 -
移動する過程で、再びマップしていない遺跡の案内を再び発見しました。
この左側の小山がTumulus(墳墓)のようです。
目印となる石などは無く、小山そのものが遺跡となっていました。 -
さらに田舎道を更に南下して、小高い丘が連なるエリアに来ました。ここには4つのドルメンが一列に並んでいます。重要な場所なのかもしれませんが、既にその理由を知るすべは残っていません。
一番北側にある石がこちら
La Petite Pérotte(ピティットの小さな石)
天面の石がとてつもなく大きく、相当な重さのようです。 -
ドルメンの周囲を同心円状にデザインされた石が並べられていました。この石たちが5000年前から存在したものなのかは不明です。
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50M程進むと、次のドルメンが待っています。
La Grosse Pérotte(ピティットの大きな石)
名称が大小となっていますが、天面の石の大きさに違いはありませんでした。 -
こちらはドルメンの内部に入ることができました。壁側の側面に綺麗に石が詰まれていました。
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丘を下った先にあるドルメン。周囲に木が覆っているので分かりにくいですが、ほぼ同じ規模のドルメンが鎮座しています
Dolmen de la Maison de la Vieille(古い家のドルメン) -
天井部分が既に半分に割れていますが、ドルメンの計上を残しています。
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前述のドルメンからさらに進んだところに小さな山があり、その山中へと案内は導いています。山全体が tumulus(墳墓)なのかもしれませんが、案内に従って頂上部分を目指します。
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すると山頂部分に墓の形状を残した石がありました。
Dolmen dit la Motte-de-la-Garde ( Chambered Tomb) -
せっかくなので中にもぐりこんで見ました。
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ドルメンが集中していたエリアを離れて南下します。すると大きな野生管理エリアが現れ、その中に幾つかの遺跡があるので訪ねます。
最初は入り口付近にあるドルメンの名残です。 -
林の中を歩いて行くと開けた場所に出ます。その真ん中に石が鎮座しています。
Dolmen dit la Pierre du Sacrifice(犠牲となった石)
記録によると19世紀に道路工事のためにドルメンが破壊され、その支柱の一部をこの地に置いたようです。 -
側面石として見ると、破壊されたドルメンはかなり巨大な形状だったことが伺えます。
林の中に鎮座している姿はちょっと異様です。 -
石の表面にはいくつもの筋が掘り込まれていました。一部は自然に出来たものですが、人工的な筋も幾つか見ることが出来ます。
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その石のすぐ脇にあるドルメン
Dolmen de la BOIXE -
案内にはドルメンとなっていますが、形状からは Tumulus de la Boixe (墳墓)になります。
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記録によると、この地にこの様な Tumulus は沢山有った様なのですが、19世紀に殆ど破壊されてしまったようです。
この墳墓も、何回か修復されているようで、原型では無いようです。 -
墳墓の中には通路が残っていて、8Mほど内部に入ることが出来ます。
墳墓内も綺麗に石が積まれています。 -
中から外を覗くと、墳墓内の暗さが分かります。完全な墳墓なので、中に明かりは差し込みません。
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次のエリアまで移動距離があるので、途中で買い食いです。
真っ黒にこげたチーズケーキ。この地方の特産物のようです。 -
フランスの九月はぶどうの収穫の時期。ベレーゾンが進んだ白ぶどう。そろそろ収穫時期です。
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そんなぶどう畑の近くにドルメンがありました。
Dolmen des Courades(クレードのドルメン) -
広い畑の一角にあるドルメンは、天井石が既に崩壊し、横石のみが残っています
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残った横石から想像するに、10M四方の大きさのドルメンで、その規模は結構大きいです。
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先ほどの石からコニャック(Cognac)地方に向かった車を進めます。すると小さな河川が作る段丘の上に巨大なドルメンが鎮座していました。
Garde Epée dolmen(カルデュペのドルメン) -
人の背丈より高いドルメン。天井石も大きく破損も無く残っています。
こちらは北側から見た様子。入り口に当たる部分が残っています。 -
南側からの様子。完全に周囲を威圧しています。
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天井部分は幾つか穴が開いていています。長い年月で削れたものと思われます。
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さらに西へ向かったコニャック地方の中心地。ドルメンの名前を冠した集合住宅地があります。
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その敷地内にあるドルメン。
Sechebec dolmen(セチェベックのドルメン) -
天井石が類を見ないほどの巨大な形状です。住宅の一室ほどの大きさがあります。
これほど大きな天井石が残っているとは少々驚きです。ドルメンが敷地内あるマンション。こんなマンションに住みたいですね。 -
コニャックの市街地。住宅が沢山ある一角、道路に面した区画にドルメンが残っています
Dolmen de la Combe des Dames(ダマス地区のドルメン) -
この石を囲むように住宅地の一角が未整備のまま残っています。
こちらもドルメンも天井部分は巨大な一枚岩です。 -
コニャックエリアの最後はボルドーに向かう南側地方のワイン用ぶどう畑の中にあります
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白ぶどうの畑の中に巨大なドルメンが鎮座しています
Dolmen de Saint-Fort-sur-le-Né(サンフォートのドルメン)
まさに、空中に浮かぶ石、そのものです。 -
人が余裕で入ることが出来る高さを誇るドルメン。天面石も1枚岩のまま存在していました。
巨大さもさることながら、管理も行き届いており名所としての風格があります。 -
内部も元の形状を残していました。
5,000年前からずっとこの地にたたづんで、周囲の人を見守っていたのでしょうね。 -
ボルドーに向かう途中の街モンギョ(Montguyon)の近くにあるドルメン。こちらもぶどう畑の中に鎮座しています。
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La Pierre Folle Montguyon Dolmen (モンギョのドルメン)
ドルメンの横を支える石が長く連なっている形状なので、分類的には Allée couverte になります。フランスの北西側エリア(ブルターニュ)で良く見かける形状です。天井の石が残っていれば、まさに石の回廊(Allée couverte)ですね。 -
北側からの様子。天井石の厚みが良く分かります。
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東側から一直線に石を見ます。入り口部分が狭くなっていますが、横石と天井石が微妙な角度で支えあっています。
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少し左側から眺めると、天井石と横石との関係が良く分かります。天井石が厚みのある石ですね。
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それでは一気に南下して、ボルドー付近の石を見ます。このエリアはドルメンではなくメンヒル(Menhir)が多く残っています。最初のメンヒルはこちら。
Le menhir de Pierrefitte (ピエーレフィッテのメンヒル) -
高さは6M弱。3,000年程前に作られたとされています。そこの部分が削れていて、独特の形状を成しています。
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真横からのカット。結構薄っぺらい。円錐というより団扇のような形状になります。
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D19で南下する。交差点の左側にメンヒルを発見
Le Gros Caillou menhir(グロスコールンの石)
人の背丈程の高さだが、形状が独特です。 -
真横から見ると一直線、つまり平たい石であることが分かります。
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すぐ近くに甘い香り。この時期、一番熟れ頃のイチジクがメンヒルの脇にある。手に取れる範囲を収穫して、先を急ぎます。
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さらに南下した先の民家の裏庭にあるドルメンを訪ねる。家の間にドルメンの看板がる。たぶん、進入OK、とのことなのだろうが、車は門の外に駐車し、徒歩で向かいます。
谷間にあるドルメンで、傾斜の激しいエリアにある。 -
敷地内にはドルメンらしい石が沢山存在する。大量に有ったものが崩れたのか?そもそも、ドルメンを構成する石の切り場だったのか?今では理由は分からないが、はっきりドルメンと分かる形状のものは残っていなかった。
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唯一それっぽいものはこちらです。
Allées couvertes de Sabatey(サバティーの回廊石)
分類的には、回廊を意味する「Allées couvertes」が付与されているが、単身のドルメンのように見えます。 -
ぶどう畑が続く岡の頂上部分。次のドルメンに向かう途中でメンヒルを発見。案内にも表示がないところから、メンヒルではないのかもしれません。
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先頭部分は崩れてしまったようです。正式なメンヒルなら結構巨大な部類に入ります。側面を大きく削っているところが特長です。
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ボルドーエリアに入って不思議に思ったのは、このあたりのぶどうは殆どが赤系統だ。白ぶどうは殆ど見かけなかった。そんな赤ぶどうが沢山なる畑の一角に、このエリアで唯一Google mapに名前が掲示されるドルメンがあります。
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Dolmen de Curton(カートンのドルメン)
ぶどう畑の一番奥まった場所にあるドルメンです。 -
脇から見ると、横を構成する石が平たくて大きいことが分かります。真ん中で折れたのか、2つの石で構成しているのか微妙な形状です。
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反対側から見ると崩壊寸前であることも分かる。小さいながらも元気なドルメン、ずっと残って欲しいです。
このエリアの石を全て見たので、本日の宿泊場所を目指しながら北上してゆきます。 -
大きな交差点の一角に目的ドルメンがある。交差点は大きく交通の要衝になっているが、この石を思い起こす人は殆どいない。そんなさびしいメンヒルでした。
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Pierre de Nautours(ナウトーズの石)
石の周りには蔦が這い巡り、ちょっと汚い感じがしました。 -
銘板が残っていました。
mégalithe de la Puy Gauthier Don ne Clement (ペリゴーの遺跡)
但し、このメンヒルは自然石である、とも言われています -
次のドルメンは収穫が住んだ畑の一角にあるドルメンです。
Dolmen de Laprougès(ラプローグのドルメン) -
このドルメンも蔦が絡まった状態で、ドルメンそのものの形状が良く分かりません。
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畳3畳分の大きさの天井石がかぶさっているドルメンでした。右側の畑とは区画を明確に分けているため、畑が収穫前でも容易に近づける感じでした。
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次はこのエリアでもっとも栄えている街プランドーム(Brantome)を抜けてしばらく進んだ村にあるドルメンです。
すぐ近くに大きな自然管理区画がある町なので、川沿いにはホテルが立ち並ぶ場所でした。フランスでは保養地のような場所なのでしょう。
そんな一角にこの石はあります。
La Pierre Levée (Brantôme)(ブラントンの石)
よく見ると後からブロックを積んで天井石を支えています。 -
側面部分から見ると、2つの石がしっかり支えていることが分かります。
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天上石は畳3畳ほどあります。この石を少ないドルメンで支えているので、ドルメンらしい形状が分かる遺跡になっています。
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さらに西側の山の中に入ってゆきます。山岳地帯は携帯電話の電波が弱く、ナビゲーション機能も上手に働きません。目的の石は地図にインプットしてるのですが、ナビゲーションが動かないため近づくことが大変だったドルメンです。
Dolmen Paussac (パウサックのドルメン) -
山の上にある小さな村の外れに有ります。近づくことも大変でしたが、戻ることの方がさらに大変でした。
但し、その労を惜しむことの無い見事なドルメンでした。 -
夜も更けてきたので、そろそろ宿泊場所を探しながら移動します。
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車中泊なのでどこでも良いのですが、なるべく安全な場所に駐車場所を確保します。今回はこの付近を走る鉄道の駅前をチョイスしました。
今日の宿泊場所はこちら。
Staition of Thiviers(ティビエ駅)
夜間になると人通りも殆ど無く静かに眠ることが出来ました。
本日の走行距離:443km
今日も良く走りましたが、明日も沢山走ります。
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