2017/09/04 - 2017/09/20
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menhir(メンヒル)さん
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完全に趣味の世界なので、本当に申し訳ございません。
フランスの石巡りを少しずつレポートします。今回はフランスに早朝到着する便で入国しました。従って入国後にホテルへチェックインなどはせず、いきなり石巡りを始めます。機内で睡眠は十分取ったので体調は問題ありませんが、果たしてどうなることでしょうか?
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早朝のパリ到着後、すぐさま手配済みのレンタカーを入手して、夕方まで走りながら石を見てゆきます。方向としてはパリから南西方向へ降りて行きます。
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早速レンタカーで移動です。前述のレポートの通り、シャルルドゴールから本日の目的地チノン(chinon)まではパリ市内を抜けて南西方向へ進むしか手段が有りません。従ってパリ市内を渋滞に飲みこまれる事無く走り抜けることが必要です。
今回は、パリ市内の外周を走るA86を利用し、A10を目指します。走る距離も長く、しかも途中で有料のトンネルを抜けることになるルートなので、利用者も少ない感じ。結果渋滞もなく走り抜けられました。但しこのトンネルですが高さ制限が有ります。信じられませんが、高さは人の背丈ほどしか有りません。乗用車はOKですがワゴンなどはギリギリの感じ。圧迫感も強く、結構ビクビクしながら走行することになります。 -
無事A10に出て、見慣れた料金所を超えます。
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目指すはボルドー方面です。
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その前に途中の大きな町でスマートフォンのSIMカードを購入します。
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SIMフリーの携帯電話なので、海外で専用SIMを購入して、日常的に利用します。手続きも簡単です。但し、フランスでSIMカードを購入する場合は、パスポートが必須となります。購入の際は忘れずに。
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準備万端、早速石を巡ります。当然ですが、石に出会うためには未舗装路も走破しなければいけません。運転には細心の注意が必要です。
ちなみに今回のレンタカーは、左ハンドル、マニュアル、ディーゼル車という仕様です。 -
服装は軽量なものに変更し、靴も長靴に変更します。石のある場所は畑の中や沼地だったりするので、長靴が必須になります。この長靴ですが、日本で準備して荷物として持ち込みました。
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オルレアン(Orleans)からD2157を西側に行ったクルミエ(Coulmiers)付近です。
早速一つ目の石です。豆科の植物の収穫が終わった畑の中に、ポツリと石が有りました。これだけキレイに畑が整備されていると、見逃すことは有りません。
石はいろいろな場所にあるので、なるべく畑の作物が収穫された後の時期に訪問する必要が有ります。そのため、毎年この時期に訪問を計画しています。 -
本日最初の石、Dolmen de Coulmiers
西側から見ると普通のドルメンですが、、、、 -
南側から見ると、特長的な形であることが分かります
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続いて、もう少し西側に行った場所に有る石を見ます。一旦D2157に戻り西に走ります。すると少し大きな町ウズーエ(Ouzouer-le-Marché)という場所に来るので、ここからD25という田舎道を北上します。途中でD137という田舎道に入り、出てくる村がトリプヴェル(Tripleville)です。この村は沢山の遺跡が残っている貴重な場所です。
村に入る入口の畑の中にドルメンとメンヒル(Menhir)が有ります。収穫を終えたばかりの畑なので、作物に邪魔されること無く、石に近づくことが出来ます。 -
Menhir de la Drue à Gargantua 2.5m程の高さです。
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横から見ると、魚の口先のような雰囲気です。メンヒルまたはスタンディングストーンは、円錐形とは限りません。見る方向によって様々な顔を見せるので、その出会いは楽しみです。
メンヒルの左側に倒れた石が残っています。昔は2本並んで立っていたのかもしれません。 -
同じ畑の敷地内にドルメンも有ります。 Dolmen de la Nivardière。高さは1Mほどですがバランスが良い理想的なデザインです。
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キャップストーン(Cap stone)が崩れ落ちそうですが、重量の関係でバランスは完璧です。この敷地内にもう一つドルメンがあるのですが、土が盛られた状態で判明できませんでした。
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中に入ることが出来たので、ドルメンの中にもぐって、先ほどのメンヒルを眺めます。今年は、中に入れるドルメンはすべて入るのが目標です。
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トリプヴェル(Tripleville)にはたくさんの遺跡が残っています。その昔は何かがあった場所かもしれません。先ほどのドルメンから東側に行った場所にあるDolmen de la Mouise-Martin。収穫を言えたばかりの畑の中にドルメンが見えます。
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キャップストーンが大きく、しかも支え方が立派です。
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一旦村の中心に戻って、西側へ進みます。するとまた収穫を終え地ならしも済んだ広大な畑の中にドルメンが登場しました。Dolmen de Prunay。
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ドルメンの上部を構成するキャップストーン部分のみしかみえませんが、これもドルメンです。
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少し離れた場所にあるドルメンへ移動です。畑に隣接るする緑地帯すべてが管理施設になっています。緑地帯の真ん中に通路らしき道筋が有り、、、、
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その奥にドルメンが鎮座しています。
Dolmen Pierre tournante
朽ちかけた感じが素敵です。 -
飛行機で到着後の朝からずっと運転し続けていた為、少々疲れが見え始めました。この後10箇所程度見る予定だったのですが、いくつかを飛ばして行くことにしました。のどかな田園風景の中に異様な建物が有ります。自信など無い国だからこそ、安心が担保されているのだろうな。
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本日の目玉遺跡にようやく到着。Palets de Gargantua dolmen。ミシュランマップにも掲載されるほどの石です。このクラスになると、看板や駐車スペースなどが充実していますが、この石は結構な田舎の畑の中に有りました。
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既に崩れており、原型をほとんど留めていないドルメン。但し、構成されている石一つ一つが非常に大きいです。小さな石を積み上げたタイプではなく、大きな石を数少なく組み上げたタイプです。
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頭頂部を作っていたキャップストーンも驚きの広さです。
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疲れたので宿に向かいながら、いくつかの遺跡を見ることにします。
最初は、田舎道からちょっと奥まった所にあるドルメンです。 -
どんぐりの木に覆われたドルメン(Dolmen de la Pierre Chaude)
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今にも崩れ落ちそうなドルメンですが、キャップストーンの重さで崩れることは無さそうです。
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さらに西に進んだ、ちょっと開けた山のふもとにある畑。その一角にドルメンがあります。周囲のひまわり畑の中で、この一角だけが荒々しい状態で原型を留めています。。
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Chillon du Feuillet dolmen 後ろにかぶさっている樹木はりんごでした。
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本日の宿はシオン(Chinon)にある小さなB&B。そこへ向けて走っている途中にあるドルメン。Le Gros Chillou dolmen。
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既に崩壊していますが、パーツの一つ一つが大きいです。完全体ころはさぞ立派なドルメンだったことでしょう。
ドルメンの一部を家の壁に利用していました。崩れたドルメンを撤去せず、そのまま利用する国民性が素敵です。 -
本日の最後はぶどう畑の中にあるメンヒルです。
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既に夕暮れ、光量が心配ですがギリギリかな?このぶどう畑の中に、、、
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立派なメンヒルが有ります。Menhir de la Vierge de Saint-Louand
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夕日が当たり、幻想的な情景です。ぶどう畑もこの一角だけはきれいに整備していますね。
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本日の宿に無事到着です。仮眠もせずに入国後すぐに走ったので、ねむねむ状態で到着です。今日は良く眠れそうです。
Hotel Au Sans Souci
本日の走行距離 468キロ
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