2017年 フランス 石巡り 4 スイス国内交通編

2017/09/04 - 2017/09/20

今回の石巡りでは、フランスだけではなくスイスへも足を延ばしました。スイス国内もフランスで借りたレンタカーで巡りましたので、スイスの交通事情をお伝えいたします。

エリア ジュネーブ(スイス)

フランスの高速道路とスイスの高速道路は当然ながら繋がっています。今回は高速道路でスイスへ入国します。

高速道路A40を右折するとスイス（ジュネーブ）です。

スイスとの国境が近づくと、車線規制が始まります。

最初に登場するのが、フランスの国境です。

国境ゲートを通過します。特に検問などはありません。

丁度この辺りが実際の国境になります。

すぐにスイスの入国ゲートが登場。

こちらも特にパスポートを提示するような検問はありませんが、スイスの高速道路を走るためのチケット確認があります。チケットはヴィニエッテ（Vignette）と言います。

スイスの高速道路は年間費用一括支払い方式。残念ながら数日の利用でも年間利用料金が掛かります。ヴィニエッテが無い場合は、このゲートで購入します。

ゲートを通過する際にチケット掲示の有無を確認し、未掲示の車は止められて購入を促します。ゲート付近には大量のチケットを首から掛けている警官？が多数います。

基本は現金のようですが、カード支払いも可能でした。2017年9月現在で、40CHF（4,787円）です。

チケットは所有しているだけではだめで、規定場所に張り出す必要があります。

車内から見ると丁度こんな感じで貼りだします。

車外から見るとこんな感じです。ICチップなどは見当たらないのですが、何かの検知器で確認しているようです。

こうして無事にヴィニエッテを入手して、スイス内を走りました。

このヴィニエッテはガソリンスタンドなど主要場所で購入できるようなのですが、今回は強制的に購入せざるを得ない経路を選び、安心な方式で購入しました。

当然のことですが、レンタカーですので、返車後どのようになるかは不明。はがして再利用はできない仕掛けでした。

無事スイス国内の高速道路を走行します。快適です。

続いてはガソリンスタンド。基本的にはフランス等と同じ方式です。

大抵のガソリンスタンドはフランス同様に油種毎の値段を表示しています。

今回はこのガソリンスタンドを利用します。

日中は有人方式のようですが、夜間はカードでのみの支払いのようです。

油種は３種類が一般でした。

ガスを入れ、支払窓口へ移動します。

海外のガソリンスタンドはコンビニエンスストアと同じで、便利な日常品がたくさん売られています。必要ならばドリンクやガムなどを選び、カウンターでガスとともに一括清算。給油したレーン番号を伝えると、ガソリンの清算ができます。

スイスの帰りにも給油しました。ここは安かったです。

スイスの道路の工事のマーク。沢山見かけました。

自転車は専用レーンを通過します。

交差点や信号も、日本と同じです。

スイスとフランスとの間は今日的には国境などはありませんが、主要道路には国境の検問後の遺構がたくさん残っていました。

スイスは戦争遺構と共に生活しています。道路の至る場所にバリケードの残骸が残っています。戦車の進入をこれで防御したそうです。

スイスの有名なチョコト ブラローネ(TOBLERONE)のデザインとよく似ているため、トブラローネラインと呼ばれています。

美しいブドウ畑もトブラローネで囲まれています

こちらは検問所の跡のようです。

油圧で床から鉄柱が飛び出てくる仕掛けのようです。主要な場所や道路には、今でもこのような仕掛けがたくさん残っていました。

こちらも塹壕跡のようです。

目的の石を見終わったので、夕方にはスイスを離れます。

夜間になりましたが、再び国境で到着しました。

フランス側の入国ゲートも無事通過して、フランスへ戻ってきました。