2018秋 ノルウェー沿岸急行船 往復の旅 1日目：セントレアからベルゲンへ飛んで沿岸急行船に乗船

2018/09/28 - 2018/09/28

セントレアからフィンエアーでヘルシンキ・ヴァンター空港へ向かい、ヴィデローのベルゲン便に乗り継いでベルゲン(Bergen)に到着します。ベルゲン空港から沿岸急行船のターミナルまでは専用のシャトルバスを利用し、無事フィンマルケンに乗船できれば初日の行程は完了。

ヘルシンキでの乗り換え時間は定刻で40分のみで、ここで乗り継ぎに失敗すると後の行程が全て崩壊する（1日遅れてベルゲンに着いても船はもういない）という綱渡りな計画です。乗り継ぎできなかったら別の寄港地からフィンマルケンに合流できるのかとか、人間は乗り継ぎに間に合っても荷物が届かなかったらどうしようとか、とにかく初日ヘルシンキのショートコネクションが今回の旅行最大の不安材料でした。


2018秋 ノルウェー沿岸急行船 往復の旅 記事インデックス
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エリア ベルゲン(ノルウェー)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

ヘルシンキからの到着便（AY79）がセントレアにやってきました。
この飛行機が折り返しでヘルシンキ行きの便になります。

中部国際空港セントレア 空港

フィンエアーAY80便 エアバスA330-300です。
2019年夏シーズンからA350に切り替わるらしい。

ヘルシンキ到着時に少しでも早く降機できるように、席はエコノミーコンフォートにしました。足元空間の広さやノイズキャンセルイヤホンもグッド。
https://www.finnair.com/jp/jp/economy-comfort

10時間ほどの飛行を経てヘルシンキにやってきました。
写真は到着数分前にヘルシンキ中心部方向を撮ったものです。

ヘルシンキ到着は定刻より6分遅れの14:46。
なんとボーディングゲートに接続せずバス移動というまさかの展開で、優先降機もクソもなくターミナルに入れたのはさらに10分後の14:56。相当あせりながらも運良く空いていたシェンゲン圏への入国審査＆手荷物検査を10分ほどで駆け抜け、ベルゲン便の搭乗ゲートになんとかたどり着くとスタッフから「ベルゲン便乗るの？急いでそこのバスに乗りな」と急かされつつバスに乗車。ここで乗り継ぎ成功を確信しました。

なんとか乗れたヴィデローのベルゲン便。機体はエンブラエルE190と思われます。

ヘルシンキヴァンター国際空港 (HEL) 空港

2時間ほどのフライトでベルゲン空港に到着。
尾翼に偉人が描かれたノルウェー・エアシャトルの機体がいます。
心配していた受託荷物も「SHORT CONNECTION」のシールが貼られた状態で無事届きました。やったぜ！

ベルゲン フレースランド国際空港 (BGO) 空港

ターミナルビル正面の真向かいに「ベルゲン？」
自信ないのかよ。

空港ターミナルビルを出ると目の前に沿岸急行船ターミナルへのシャトルバス乗り場がありました。バスはまだ来ていません。
気温は10度ほどで、シャツや上着を着込んで寒さ対策をして待ちます。

空港ターミナルとバスターミナルの間には、2017年に空港まで開通したベルゲン・ライトレイルの半地下状の駅を見下ろせます。ベルゲン都心まではこれ1本で簡単アクセス。
往復の船旅を終えてベルゲンに戻ってきたら、このライトレイルで空港まで戻ってくる予定です。

事前調査ではシャトルバスの出発は17:00。
現地の看板を見ると17:15発。
実際にバスが来たのは17:30頃で、その後続々とやってくる乗客でバス2台の席が埋まるまで待ち、出発したのは18時近くになりました。

信号の無い高速道路のような道を30分ほどかっ飛ばして沿岸急行船のターミナルに到着。

シャトルバスで到着した乗客達が続々とターミナルビルに吸い込まれていきます。

乗船手続きを後回しにしてターミナルビルの裏手に回り込んでみると、これから12日間を過ごすフィンマルケン号が既に停泊していました。
5年前にハーシュタの港で区間乗船中のミッドナットソル号から見かけて以来の再会です。

ターミナルでチェックインを済ませていざ乗船。

ボーディングブリッジを渡って船のデッキ5に乗り込みます。
この方式で乗下船するのはここベルゲンだけで、他の寄港地ではデッキ3からスロープを歩いてダイレクトに岸壁に降り立つ形でした。

ターミナルでのチェックインで渡されたルームキーでキャビンのドアが開かないというトラブルが初っ端に発生。デッキ3のレセプションで新しいルームキーを発行してもらい、今度はキャビンに入れました。

部屋の設備はソファーベッドx2、トイレ＆シャワーブース、冷蔵庫、収納多数で、広くはありませんが2名で過ごすのに不自由はしませんでした。特に収納の数が多いのは大変便利で、着替えや日用品は全て棚などにしまっておけばいちいちスーツケースから出し入れする必要がなくなります。

出港までまだ1時間ほどあるので、船の外デッキからベルゲンの街を眺めました。
左の山はケーブルカーで上がれるフロイエン山、右の山はロープウェイで上がれるウルリケン山。どちらも夜景で有名です。往復乗船から戻ってきたらベルゲンで1泊するので、その時に天気が良かったらどちらかに行ってみたいところです。
なお、沿岸急行船ターミナルはベルゲン中心部から少し外れていて、有名なブリッゲン地区は見えません。

急坂に沿って立ち並ぶカラフルな建物。船上から見える範囲ではかなり起伏のある街という印象でした。時間があったらじっくり散策してみたい街並みですね。

ベルゲンを軽く眺めたあとは船内に戻り、レセプションでクレジットカードをクルーズカードに登録したり船内のWifi使用権を購入したりして、これから始まる長い航海に備えます。

20時になってベルゲンを出港！警笛などは鳴らさずあっけないくらい静かに離岸しました。
いよいよ11泊12日の長い船旅が始まります。

遠ざかるベルゲンの夜景を屋上デッキの船尾から眺める乗客達。

出港してすぐに大きな吊り橋をくぐるので船首側に移動します。
沿岸急行船の中で、乗客が船首の舳先近くまで行けるのはフィンマルケンだけなんですよ。

20時半に夕食を食べにレストランに向かいました。初日の夕食はブッフェスタイル。日本時間だと既に翌日未明の3時半にあたるので、がっつり食べずに軽くすませました。

食後はキャビンに戻って荷物の整理やら歯磨きやらシャワーやらをこなして、就寝したのは23時頃でした。日本を発ってほぼ24時間ぶりのお布団。疲れたぜ～。


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