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沿岸急行船4日目はいよいよ北極圏に突入します。<br />早朝に北極圏を示すモニュメントのある島を通り過ぎ、午後にはノルウェー北極圏第2の都市ボードー(Bodø)に寄港。ボードーでは停泊時間が2時間半と長いので、昨日のトロンハイムに続いて街を散策してみます。<br />ボードーからは広いヴェストフィヨルド(Vestfjorden)を横切ってロフォーテン諸島に向かいつつ、夜はいつオーロラが出てもおかしくないエリアに入っていきますが、果たして・・・<br /><br /><br />2018秋 ノルウェー沿岸急行船 往復の旅 記事インデックス<br />https://4travel.jp/travelogue/11432987

2018秋 ノルウェー沿岸急行船 往復の旅 4日目:北極圏突入~ボードー

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2018/10/01 - 2018/10/01

8位(同エリア14件中)

simonmossad

simonmossadさん

沿岸急行船4日目はいよいよ北極圏に突入します。
早朝に北極圏を示すモニュメントのある島を通り過ぎ、午後にはノルウェー北極圏第2の都市ボードー(Bodø)に寄港。ボードーでは停泊時間が2時間半と長いので、昨日のトロンハイムに続いて街を散策してみます。
ボードーからは広いヴェストフィヨルド(Vestfjorden)を横切ってロフォーテン諸島に向かいつつ、夜はいつオーロラが出てもおかしくないエリアに入っていきますが、果たして・・・


2018秋 ノルウェー沿岸急行船 往復の旅 記事インデックス
https://4travel.jp/travelogue/11432987

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
30万円 - 50万円
旅行の手配内容
個別手配
  • vikingenという小島に立つ北極圏モニュメントを見物するために早起きして、6時半ごろから外デッキで待機。<br />左舷側だと思いこんで待ち続けるもなかなか現れず、右舷側の様子を見に行ったらすぐ目の前まで来ていて、危うく見逃すところでした。

    vikingenという小島に立つ北極圏モニュメントを見物するために早起きして、6時半ごろから外デッキで待機。
    左舷側だと思いこんで待ち続けるもなかなか現れず、右舷側の様子を見に行ったらすぐ目の前まで来ていて、危うく見逃すところでした。

  • 北極圏突入を見届けたらすぐに朝食。この後8時頃に僚船トロルフィヨルド号とのすれ違いが控えているので、あまりのんびりとはしていられません。

    北極圏突入を見届けたらすぐに朝食。この後8時頃に僚船トロルフィヨルド号とのすれ違いが控えているので、あまりのんびりとはしていられません。

  • そしてトロルフィヨルド(MS Trollfjord)とのすれ違い。互いに警笛を鳴らし合います。<br />トロルフィヨルド号はフィンマルケンと並んでノルウェー沿岸急行船の中では大きな船で、マッシブなデザインが男性的ですね。(フィンマルケンはグラマーで女性的だと思います)<br /><br />動画も撮りました。<br />https://youtu.be/-B6efks35i0

    そしてトロルフィヨルド(MS Trollfjord)とのすれ違い。互いに警笛を鳴らし合います。
    トロルフィヨルド号はフィンマルケンと並んでノルウェー沿岸急行船の中では大きな船で、マッシブなデザインが男性的ですね。(フィンマルケンはグラマーで女性的だと思います)

    動画も撮りました。
    https://youtu.be/-B6efks35i0

  • 天気がいいのでしばらく外デッキで沿岸の景色を堪能。

    天気がいいのでしばらく外デッキで沿岸の景色を堪能。

  • 水面に映るほどの明るい虹が出ました。<br />虹が出るということは近くで雨が降っているということで、今日もまたいつ雨が降り出すかわかりません。

    水面に映るほどの明るい虹が出ました。
    虹が出るということは近くで雨が降っているということで、今日もまたいつ雨が降り出すかわかりません。

  • 北極圏に入って最初の寄港地エルネス(Ørnes)にやってきました。<br />後ろの山々がいかにも氷河に削られました感のある独特な山容です。

    北極圏に入って最初の寄港地エルネス(Ørnes)にやってきました。
    後ろの山々がいかにも氷河に削られました感のある独特な山容です。

  • ここから区間乗船してくる人達。<br />エルネスは停泊時間が15分と短いので、船からは降りずに屋上デッキから人の乗り降りや街の様子を眺めていました。

    ここから区間乗船してくる人達。
    エルネスは停泊時間が15分と短いので、船からは降りずに屋上デッキから人の乗り降りや街の様子を眺めていました。

  • エルネスを出港して15分ほど進んだあたり。<br />何もなさそうな山腹から大きな滝が吹き出していました。日本だと観光名所になりそうなこんな滝がフィヨルド沿岸ではそこら中に見られます。

    エルネスを出港して15分ほど進んだあたり。
    何もなさそうな山腹から大きな滝が吹き出していました。日本だと観光名所になりそうなこんな滝がフィヨルド沿岸ではそこら中に見られます。

  • 進行方向に虹出現!(副虹もはっきり)<br />またパラパラ来そうです。

    進行方向に虹出現!(副虹もはっきり)
    またパラパラ来そうです。

  • 案の定小雨が降り出す中、屋上デッキでは北極圏セレモニーの準備で大量の氷水が用意されていました。

    案の定小雨が降り出す中、屋上デッキでは北極圏セレモニーの準備で大量の氷水が用意されていました。

  • 10時15分、キング・ネプチューンが登場して北極圏セレモニーが始まりました。<br />乗客がたくさん集まってきます。

    10時15分、キング・ネプチューンが登場して北極圏セレモニーが始まりました。
    乗客がたくさん集まってきます。

  • 北極圏通過時刻を予想して事前投票しておくクイズというものがありまして、写真中央の女性が最も近かった(7時9分49秒が実際の通過時刻で、この人の予想はたったの15秒差!)ということで船長サイン入りの旗が送られました。

    北極圏通過時刻を予想して事前投票しておくクイズというものがありまして、写真中央の女性が最も近かった(7時9分49秒が実際の通過時刻で、この人の予想はたったの15秒差!)ということで船長サイン入りの旗が送られました。

  • そして船長から氷水を背中に流し込まれるという冷たい祝福を受けます。<br /><br />この冷水祝福は希望者は誰でも受けることができて、もちろん私も受けました。ガチ冷水なので心臓の弱い人にはオススメしません。<br />これを受けると隣で小さな紙コップ1杯のお酒をもらえます。(Grythyttan Multeという赤ワイン)<br /><br />

    そして船長から氷水を背中に流し込まれるという冷たい祝福を受けます。

    この冷水祝福は希望者は誰でも受けることができて、もちろん私も受けました。ガチ冷水なので心臓の弱い人にはオススメしません。
    これを受けると隣で小さな紙コップ1杯のお酒をもらえます。(Grythyttan Multeという赤ワイン)

  • 北極圏セレモニーが終わった後はポストカードに特別スタンプを押してもらえるというイベントが船内でありました。

    北極圏セレモニーが終わった後はポストカードに特別スタンプを押してもらえるというイベントが船内でありました。

  • 次の寄港地ボードーは12時半の到着と同時に街へ繰り出したいので、ランチは早めの11時半から。<br />同じような予定の乗客がたくさんいたようでレストランは開店早々に混雑していました。

    次の寄港地ボードーは12時半の到着と同時に街へ繰り出したいので、ランチは早めの11時半から。
    同じような予定の乗客がたくさんいたようでレストランは開店早々に混雑していました。

  • 予定通り12時半にボードーに到着し、即下船です。

    予定通り12時半にボードーに到着し、即下船です。

  • フィンマルケンの脇にはRIB(硬式ゴムボート)が多数待機していました。<br />世界一潮流が速いと言われるサルトストラウメン(Saltstraumen)海峡がボードーの近くにあり、このRIBに乗って激流を体験するエクスカーションが用意されています。<br />(2万数千円もかかりますが・・・)

    フィンマルケンの脇にはRIB(硬式ゴムボート)が多数待機していました。
    世界一潮流が速いと言われるサルトストラウメン(Saltstraumen)海峡がボードーの近くにあり、このRIBに乗って激流を体験するエクスカーションが用意されています。
    (2万数千円もかかりますが・・・)

  • そんな高級アトラクションを尻目に、無料の街散策へ出かけます。<br />まずは沿岸急行船ターミナルのすぐ隣に位置するボードー駅へ。<br />ここはノルウェー国鉄の北端駅で、トロンハイムから北上を続けるとここが終点です。<br /><br />ノルウェー最北の駅としてはここよりもう少し北のナルヴィク(Narvik)がありますが、あちらはスウェーデンのキルナから鉄鉱石を運び出すために作られた鉄道で、ノルウェー国内の鉄道とは接続していません。

    そんな高級アトラクションを尻目に、無料の街散策へ出かけます。
    まずは沿岸急行船ターミナルのすぐ隣に位置するボードー駅へ。
    ここはノルウェー国鉄の北端駅で、トロンハイムから北上を続けるとここが終点です。

    ノルウェー最北の駅としてはここよりもう少し北のナルヴィク(Narvik)がありますが、あちらはスウェーデンのキルナから鉄鉱石を運び出すために作られた鉄道で、ノルウェー国内の鉄道とは接続していません。

  • 実に簡素なターミナルで人影も皆無でした。<br />時刻表を見ると2時間に1本程度しか列車がありません。

    実に簡素なターミナルで人影も皆無でした。
    時刻表を見ると2時間に1本程度しか列車がありません。

  • 日曜日で閑散としていた昨日のトロンハイムとは打って変わって、人も車もたくさんいるボードー市内。

    日曜日で閑散としていた昨日のトロンハイムとは打って変わって、人も車もたくさんいるボードー市内。

  • 土産物でも買おうかとショッピングモールに入ってみました。

    土産物でも買おうかとショッピングモールに入ってみました。

  • ガラス天井の明るいモール。入ってみたくなるようなお店は特になく、するするっとスルー。

    ガラス天井の明るいモール。入ってみたくなるようなお店は特になく、するするっとスルー。

  • 商店が立ち並ぶエリアから離れて丘を登っていくと大きな鐘楼を従えた教会がありました。

    商店が立ち並ぶエリアから離れて丘を登っていくと大きな鐘楼を従えた教会がありました。

  • &quot;Open Church&quot;の看板が出ていたので中に入ってみます。

    "Open Church"の看板が出ていたので中に入ってみます。

  • 外見から想像していたのと比べて意外と広い礼拝堂内部。

    外見から想像していたのと比べて意外と広い礼拝堂内部。

  • 入り口の上部には立派なパイプオルガン。

    入り口の上部には立派なパイプオルガン。

  • 祭壇の奥には緻密なパターンのステンドグラス。<br />普段、観光に行っても教会内部を見学することはしないので色々新鮮です。

    祭壇の奥には緻密なパターンのステンドグラス。
    普段、観光に行っても教会内部を見学することはしないので色々新鮮です。

  • 教会を後にしてボードーの街歩きを続けます。<br />オーロラの発生原理がよくわかる洒落た壁画。

    教会を後にしてボードーの街歩きを続けます。
    オーロラの発生原理がよくわかる洒落た壁画。

  • 教会からは尾根伝い(?)に港へ戻ります。この辺りは普通の住宅街ですね。<br />ボードーには、オーレスンやトロンハイムのような「街並み自体が観光地」的な雰囲気はありませんでした。

    教会からは尾根伝い(?)に港へ戻ります。この辺りは普通の住宅街ですね。
    ボードーには、オーレスンやトロンハイムのような「街並み自体が観光地」的な雰囲気はありませんでした。

  • 途中スーパーに寄って買い物などをしながら、14時半頃に港へ戻ってきました。<br /><br />フィンマルケンの隣にはロフォーテン諸島に渡るカーフェリーが停泊しています。ボードーからロフォーテン先端のオー(Å)までナルヴィク経由の陸路で行くと650kmあるので、ここをショートカットできるのはかなりの需要がありそうです。(以前レンタカーで逆方向に乗船したことがありますが、結構混んでいました)

    途中スーパーに寄って買い物などをしながら、14時半頃に港へ戻ってきました。

    フィンマルケンの隣にはロフォーテン諸島に渡るカーフェリーが停泊しています。ボードーからロフォーテン先端のオー(Å)までナルヴィク経由の陸路で行くと650kmあるので、ここをショートカットできるのはかなりの需要がありそうです。(以前レンタカーで逆方向に乗船したことがありますが、結構混んでいました)

  • 定刻からやや遅れて15時15分にボードーを出港しました。

    定刻からやや遅れて15時15分にボードーを出港しました。

  • 出港直後に見えたボードー郊外の集落クヴァルヴィカ(Kvalvika)。日本語にすると「クジラ湾」的な。<br />岩山に挟まれた細い傾斜地に家が密集している様が可愛いらしいですね。<br /><br />ボードーを出てから広大なヴェストフィヨルドを横切っている間は特に見所がなさそうなのと、朝の早起きと昼の街歩きで疲労も溜まってきているので、キャビンに戻ってちょっと仮眠・・・

    出港直後に見えたボードー郊外の集落クヴァルヴィカ(Kvalvika)。日本語にすると「クジラ湾」的な。
    岩山に挟まれた細い傾斜地に家が密集している様が可愛いらしいですね。

    ボードーを出てから広大なヴェストフィヨルドを横切っている間は特に見所がなさそうなのと、朝の早起きと昼の街歩きで疲労も溜まってきているので、キャビンに戻ってちょっと仮眠・・・

  • ちょっとのつもりがぐっすり眠って起きたら20時でした。<br />20時半から起き抜けのディナー。前菜はポテト?とアスパラ?の何か。(覚えてない)

    ちょっとのつもりがぐっすり眠って起きたら20時でした。
    20時半から起き抜けのディナー。前菜はポテト?とアスパラ?の何か。(覚えてない)

  • 主菜はビーフ・・・だったかなぁ。(同上)

    主菜はビーフ・・・だったかなぁ。(同上)

  • デザートはフォオンダンショコラとアイスクリーム。<br />このショコラは濃厚とろとろで絶品でした。<br /><br />食事中に僚船コング・ハーラル号(MS Kong Harald)とすれ違いましたが今日も写真は撮れず。<br />20時半からディナーというのは夜の僚船すれ違いと時間帯が被る確率が高いので、可能であればもっと早い時間にずらした方がいいですね。<br />(と言っても今回は時間指定のできない安いプランで予約しているので、もっと金出せって話)

    デザートはフォオンダンショコラとアイスクリーム。
    このショコラは濃厚とろとろで絶品でした。

    食事中に僚船コング・ハーラル号(MS Kong Harald)とすれ違いましたが今日も写真は撮れず。
    20時半からディナーというのは夜の僚船すれ違いと時間帯が被る確率が高いので、可能であればもっと早い時間にずらした方がいいですね。
    (と言っても今回は時間指定のできない安いプランで予約しているので、もっと金出せって話)

  • 食事を済ませて外にでると既にスヴォルヴァル(Svolvær)に到着していました。雨も降っています。<br /><br />スヴォルヴァルを出ると沿岸急行船全行程のクライマックス、ラフトスンデ海峡(Raftsundet)を通過しますが、北行きは真夜中なのでキルケネスで折り返してからの帰りのお楽しみ。<br /><br />真っ暗で何も見えない中、フィンマルケンはラフトスンデ海峡の核心部・極狭なトロルフィヨルドの中へ入っていきます。サーチライトで照らされた両岸の崖が近い!(写真なし)

    食事を済ませて外にでると既にスヴォルヴァル(Svolvær)に到着していました。雨も降っています。

    スヴォルヴァルを出ると沿岸急行船全行程のクライマックス、ラフトスンデ海峡(Raftsundet)を通過しますが、北行きは真夜中なのでキルケネスで折り返してからの帰りのお楽しみ。

    真っ暗で何も見えない中、フィンマルケンはラフトスンデ海峡の核心部・極狭なトロルフィヨルドの中へ入っていきます。サーチライトで照らされた両岸の崖が近い!(写真なし)

  • トロルフィヨルドに入るタイミングで、デッキ8ではトロルフィヨルドスープが無料で振る舞われます。クラムチャウダーのような濃厚なクリームスープが美味です。

    トロルフィヨルドに入るタイミングで、デッキ8ではトロルフィヨルドスープが無料で振る舞われます。クラムチャウダーのような濃厚なクリームスープが美味です。

  • 海峡を抜けたあたりで雨が止んだので空を撮ってみると、全天曇ってはいるものの薄緑色に鈍く光っているのが分かりました。雲の上では盛大なオーロラが出ているのでしょう・・・

    海峡を抜けたあたりで雨が止んだので空を撮ってみると、全天曇ってはいるものの薄緑色に鈍く光っているのが分かりました。雲の上では盛大なオーロラが出ているのでしょう・・・

  • 午前1時頃にストークマルクネス(Stokmarknes)に到着。これから晴れてきそうな感じもないのでキャビンに戻って就寝です。<br /><br /><br />5日目へ https://4travel.jp/travelogue/11433422

    午前1時頃にストークマルクネス(Stokmarknes)に到着。これから晴れてきそうな感じもないのでキャビンに戻って就寝です。


    5日目へ https://4travel.jp/travelogue/11433422

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