2018年の夏休み旅行はアフリカへ。<br />・・・が、なんとか旅費を抑えようと画策した結果、東南アジアやインド経由という遠回りルートに。<br /><br />この旅行記はトランジットで滞在したナイロビ観光の記録です。<br />滞在時間は25時間ほど。トランジットだけどたっぷり時間はある。<br />というわけで午前中はスラム見学ツアーに参加して、午後からはナイロビ国立公園のゲームドライブ（サファリツアー）に参加してみました。<br />サファリツアーは現地調達。意外となんとかなるもんです(笑)<br />大都会ナイロビでキリンやライオンに遭遇するというなんとも不思議な体験が出来ました。<br /><br />飛行機や宿の情報はこちらから<br />#01　~出発編羽田からムンバイへ~<br />　https://4travel.jp/travelogue/11391969<br />

【2018海外】アフリカ周遊＆ちょこっとアジア #13　~ケニア行き当たりばったりでナイロビ国立公園へ~

25いいね！

2018/08/09 - 2018/08/12

47位(同エリア228件中)

エリア

ナイロビ(ケニア)

旅行の満足度: 4.5

ホテル: 4.5

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 25万円 - 30万円

旅行の手配内容: 個別手配

13:30
キベラスラム見学ツアーから戻って一旦ホテルへ。飛行機の時間まであと8時間。
午後からはナイロビ国立公園へ行きたいのだが、さてどうやっていけば良いのやら。。。

ネットで旅行会社のサファリツアーもあったんだけど、今回は時間が読めなくて躊躇した。なんとかなるだろうと、淡い期待を持ってやって来たんですが・・・
とりあえずホテルの周りをウロウロしてみたんだけど、意外とツアーデスクが少ない。
そんな中、１軒の旅行会社を発見。

ナイロビ国立公園行きたいんだけど、今から行けるのある？
と尋ねたところ、手配できるという。
値段はドライバー付きで10000シリング。
ネットでは15000円前後が相場だったので、即決。

ツアースタッフは早速車を手配。13:00に出発。
キャッシュが無かったので、ATMへ行くと伝えると、デポジットを置いて行けと。
・・・ん？まぁ、いいですけど。ってことで1000シリング置いて近くのATMへ。
ATMへ向かう途中、ツアーの客引きに会う。
「いや、さっきそこのツアーデスクで申し込んじゃったよ」
と伝えると、
「ウチは8000シリングでいいぞ。デポジットの1000シリングは捨てても、ウチの方が安いだろ！」と。
いや、そりゃそうなんだけど、さっきのツアーデスクに悪くないか？？

若干罪悪感を感じつつも、最終的におっちゃんに押し切られて、8000シリングのツアーに乗り換えることにした。
チェックアウトする必要があったので、一旦ホテルへ。
荷物を預けてホテルの外に出るとツアーの車が待っていた。
では、ナイロビ国立公園に向けて出発～
ドライバーは物腰の柔らかそうなおじさん。
ナビは日本のもの。
もちろん、ナイロビでは使えませんけど・・・
ナイロビ市内を30分ほど走って、公園入口に到着。
ほんと、幹線道路からちょこっと入っただけなので、ここからサファリとは不思議な気分。
観光マサイ族もお出迎え。
ちなみに一緒に飛ぶと、料金が発生します・・・
正確には写真撮ると、ね。
車のまま園内へ入場します～
普通に自家用車で訪れている人も結構いた。
料金お支払い中。
右がドライバーさん。

料金は5,200シリング（＝5,700円）
内訳は
・ドライバー入場料　430シリング
・外国人入場料（自分）　4,470シリング
・車入場料　300シリング

ツアー代が8000シリングなので、ツアー会社の取り分は2800シリング。
そのうちいくらがドライバーに入るんだろうか・・・
諸注意事項。
ドローンは禁止みたいね。そりゃそうだ。
では、園内へ。
ちょっと曇ってるけど、楽しみ。
動物の気配を探りながら、ゆっくりパーク内を走行します。

https://youtu.be/MtiRtf5l0Ng
・・・で、入場して5分でキリンの群れに遭遇。
さっきまで、車道をバンバン走ってたのに。
このギャップに驚き。。。
続いて現れたのはインパラ。
このゲームドライブ中は比較的多く見かけた。
第一シマウマも発見。
でも、ちょっと遠いな。
まぁ、まだチャンスはあるだろう。
上空にはときどき飛行機が。
国立公園のすぐ近くにはナイロビ国際空港がある。
なんとも特異な環境です。
インパラの群れ。
ホロホロ鳥。
こんなのもいるんだね。
なんとサバンナの中に高架道路を建設中。
中国が受注して建設しているそう。
しかし、国立公園の中ですよ、ここ。
車はオフロードをゆっくり走る。
乗っている車は普通の乗用車なので全然オフロード向きじゃないんだが。
こんな道をひたすら走ります。

https://youtu.be/nb4xfKfwGpY
天気は良くなったけど、肝心の動物たちが全然現れない。
でも、ドライバーが一生懸命探そうとしてくれた。感謝。
はぐれキリン現る。
ときどきポツンポツンと姿を現す時間が30分ほど続いた。
道しるべにもなっているバッファローのドクロ。
オフロードを走っているだけでも面白い。
お、再びインパラの群れに遭遇。
レア度は低いけど、個人的には結構好き。
フォルムがいいよね。

https://youtu.be/TJuouT_2kY0
インパラの視線の先には、、、
薄っすらとナイロビのビル群が見える。
こういう特殊な環境がナイロビ国立公園の魅力かもね。

https://youtu.be/KhLLmTVJCdc
ワイルドな動物だけじゃなくて、綺麗な小鳥も。
動物を求めて広い園内を走る。

https://youtu.be/8f0xz2Bnrpw
走り始めて1時間。
ここで少しドライバーも休憩。
自分もここで初めて車の外へ。サファリの大地に降りてみた。
車は土埃だらけ。
前方に他の車が走っていたりすると、巻き上げた土埃でこんな状態になる。
ゲームドライブ、後半戦スタート。
まずは、小さなシマウマの群れ。
全然まともに写って無いけど、手前から
・バッファロー
・インパラ
・キリン
こちらは大型種のアンテロープ。
草食なのに筋肉モリモリ。
コイツとはこの旅でケープタウンでも出会った。
アンテロープ、意外といっぱいいた。
バッファロー。
サファリではビッグファイブと呼ばれる動物の1種。
今回の旅ではボツワナのチョベ国立公園でも見たけど、写真がうまく撮れてないんだよね・・・
相性が悪い。。。
ブッシュの中の小道を走っていると、キリンに遭遇。
お食事タイムでした。

https://youtu.be/o_YD826TeNU
かなり至近距離で観察できた。
何を見つめているんでしょう？？
まつ毛、長い。

https://youtu.be/X7I-Dbt107w
低木の葉っぱも食べるのね・・・
首が長くて食べにくそう。
「ん？呼んだ？」
カメラ目線頂きました。
今回のゲームドライブでは一番テンション上がったな。

https://youtu.be/BD18N6Xhqz8
キリンポイント後にして、しばらく進んで行くと・・・
唐突にライオンが！
行く手を阻むように仁王立ち。
逃げるそぶりも無い。

https://youtu.be/fLFwemj-rck
最初はメスのライオンかと思ったけど、よく見ると若いオスのライオンだね。
短いながらもタテガミも。
ちょっと痩せてるかな。
ライオンと言えども、実際に獲物を捕まえるのは大変だそうで。
道の脇にはフェンスがあるんだけど、それが国立公園との境目。
限りなくナイロビ市街に近い場所でライオンに遭遇するという奇跡。

https://youtu.be/-7_ldLiFfBs
やがて、ブッシュの中へと消えていきました。
ライオンに会える確率は低いようなので、ラッキーだったかも。

https://youtu.be/EGj9ITMH85c

https://youtu.be/xfK79nxmwaM
その後、この日一番のシマウマの群れに遭遇。
綺麗に一列に並んで、道路を横断中でした。

https://youtu.be/76RC3yJAye4

https://youtu.be/npCDZ1xs_r8
シマウマの縞模様はブッシュに身を隠すためのものだそうで。
いや、結構目立ちますけど。。。

https://youtu.be/ME5WMaXvw7Q
シマウマとインパラがのんびりとお食事中。
バックにはナイロビの高層ビル。
やっぱりこのギャップが面白い。
・・・ん？
ダチョウもいるんかい！？(笑)

オチが付いたところで、ゲームドライブは終了。
車はパークの外へ。
キリンも見納め。
2時間ほどのドライブだったけど、後半の1時間が動物ラッシュでした。
国立公園の出入り口にはお猿さん。
林の奥には鹿もいた。

これにてナイロビ国立公園の見学は終了。
ゲームドライブは早朝か夕方の方が動物がたくさん見られるそう。
今回は午後発だったけど、やはり後半の夕方に近い時間帯がたくさん見られた。
公園を出て、ホテルへと戻ります。
街路樹にはペリカンみたいな大きな鳥がたくさんいた。
帰りはラッシュに巻き込まれて、ダラダラ運転。
ドライバーとはずっと雑談してた。
彼はKituiという町から出稼ぎにやって来たそうだ。
ほぼ毎日ドライバーとして働いているとのこと。
ちょっと突っ込んだ質問も。
「月にどのくらい稼いでるの？」
「400ドルくらいかな。そのうち100ドルは家賃。食事代は1日1ドル。残りの270ドルを家族に送ってるんだ。」
「ナイロビは全てが高くて困るよ。がはは。」
うーむ、明るいなぁ。
彼の働きっぷりからすると、もうちょっと貰えてもいいようだが。
ボスがだいぶ差っ引いてるな・・・
こうして1時間ほどかけてホテルに到着。
チップで1000シリング（＝1100円）お支払い。だいたいこのくらいが相場みたい。
ついでにホテルのウェルカムフルーツで貰ったリンゴとオレンジもあげたらとても喜んでいた。そりゃ、1日1ドルの食事生活してる彼なら1食分にもあたるだろうから。
到着時にはボスも待ち構えていて、「俺にもなんかくれ」と。
はぁ？アンタ、何もしてないでしょ。
というわけで、無視。
でも、さっきあげたチップも搾取されちゃうのかもなぁ・・・
時間は18:30
20:00くらいには空港に向かいたいところ。
残りの時間は街歩きを楽しむことに。
宿泊した円筒型のヒルトンホテルの周りを探索。
実はヒルトンホテルの東側のエリアは治安が悪い場所。
間違って踏み入らないように注意しながら。
まぁ、さっきのドライバー曰く、
「夜8:00くらいまでなら、大丈夫だよ。昔はヤバかったけどね。」って。
・・・とは言え、近づかないのが無難ですな。
帰宅ラッシュでかなりの人。
賑やかだけど、ストリートチルドレンも多くて、切なくなる。
こういうローカル路線に乗るのも好きなんだけど、ナイロビはちょっと敷居が高いな。まぁ、今回はあくまでもトランジットステイ。街の雰囲気は十分感じることも出来たし、良しとしよう。

さて、そろそろ空港へ向かおうか。
ホテルで荷物をピックアップして、Uberを手配。
やって来た車はなかなかハイスペックな車。
後部座席にモニタ付けてた。
30分ほどで空港に到着。
料金は910シリング（＝1000円）
やはりUberが使える国は便利だな。
これでナイロビトランジット観光は終了。
午前はキベラスラム、午後はナイロビ国立公園と濃い一日となりました。
ローカルフード＆ローカルビアが楽しめなかったのは残念だけど、この後のラウンジに期待・・・
この後は、ついにアフリカ脱出。長かった旅もクライマックスへ。
バンコク経由で日本へと戻ります～