再発見！鎌倉タンポポ

2018/12/01 - 2018/12/01

　秋から春の間という長い開花期間を持つ鎌倉タンポポは、シロバナタンポポで開花を抑制している遺伝子が働かなくなった突然変異種と考えられようか。その発生地にはこれまでに何度か秋に開花していないか確認しに行っていたのだが、見付けられないでいた。すなわち、春にはシロバナタンポポの群生地となっていることは確認していたが、それが鎌倉タンポポであることの確認が取れないでいたということである。それが、平成23年（2011年）10月23日（https://4travel.jp/travelogue/10616000）以来、7年振りに発生地での開花が確認できた。おそらくは今週に入って2輪が開花し、今日は3輪目の1輪が開花していたのである。午後3時を回っていたので少し花が閉じつつあったのだが。
　しかし、これまでに何度か訪れても秋に開花している白花のタンポポを確認できずにいて、栽培種だけになってしまったのかとも思っていたのであるが、私にとってはこの再発見は本当に嬉しいことである。昨年はこの場所を訪れようと試み、山中で迷子になってしまった（https://4travel.jp/travelogue/11305858）。今日、再度挑戦してみたのだが、昨年と同じになり掛けた。戻ってからまた進むと今度は浄光明寺の裏山に出てしまった。またまた戻って別の道を行き、何とか、この場所に辿り着けた。しかし、ここから戻るのは大変で、最後は亀ヶ谷坂切通にある落石防止用の鉄製ネットを這いずって下りた。そうまでしないと行けない場所、鎌倉では一番行き辛い場所に行って、鎌倉タンポポを再発見できたことは、私にとっては非常に意義のあることである。
　なお、横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校（国大附属小）の石垣の下にも鎌倉タンポポ（https://4travel.jp/travelogue/11198699）が幾つかの蕾を付けた状態であり、まもなく開花するが、花をもぎ取るようなことはしないでもらいたいものだ。
（表紙写真は再発見した鎌倉タンポポ）

エリア 鎌倉(神奈川)

再発見した鎌倉タンポポ。

再発見した鎌倉タンポポ。

再発見した鎌倉タンポポ。

再発見した鎌倉タンポポ。

再発見した鎌倉タンポポ。