2018/06/10 - 2018/06/10
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dankeさん
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万感の思いでニース入りした翌日。雲が多いけれど雨ではない。ももんがあまんさんおすすめの行ってみたかった、フランスで最も美しい村の一つの、Sainte-Agnès(サンタニェス)へ行こう!すると期していなかった出会いがあり、ランチを一緒にすることになりました。
June 1 Leaving Toronto, Arriving at Annecy via Montréal
June 2 - 3 Annecy
June 4 - 5 Chamonix-Mont Blanc
June 6 - 9 Lyon 6
June 10 - 17 Nice ←day 2
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- エアカナダルージュ
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おはようございます。私の年課(!)である、フランスの市場のぞき、年々地域を変えて旅をするので、その土地の違いを市場を通して感じとるのが楽しみ。ローヌ地方とプロヴァンス地方(まぁ事務的にはPACA地方で、プロヴァンス アルプス コートダジュール地方は統括されているのですが)の市場は経験済みなので、初のコートダジュール地方の市場です! アパートから徒歩10分以内。
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この市場はMarché de la Libérationといいます。ニース市内には有名な大きな生鮮市場が3つあり、そのうちの一つ。観光客にも有名なサラヤ市場に比べると、観光客が圧倒的に少なく、地元の方が買い物をされる率が多いため、お値段も手ごろだし、売られている品物も日用生活に必要なものが多い。 月曜以外毎朝開催されてるので、「少しずつ」買うこともできますね。
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Bonjourといいながら、気軽にみてまわりましょう。
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やはり南仏は色が鮮やかで、野菜の匂いが際立つ。黄色のはズッキーニの花です、後日花も買って食してみましたよ。
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こちらで魚も後日購入しました。魚市場は一番早く開きますが、閉まるのも早いので、早めのご購入をおすすめします。スライスにもしてくれますし、部位により内臓をとりだしてくれたりもします。
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こちらでグレープフルーツを購入。皮もまだかたくなく、手でむいてバスを待っている途中にベンチで食べました。美味。
南仏のメロンもお値段のわりに信じられないくらい甘いよ。柑橘類はイタリアやコルシカ島のものもみられます。レモンで有名なマントンの街にも近いし。 -
昨日通った、元南鉄道駅の周辺にも市場は広がります。さて旅路をいそぐので、今日は市場はこのへんで。ニースからイタリア国境沿いの海の街、マントンのバスは頻発しているのですが、乗り換えていくその先のバスの本数が少ないからです。
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ニースからマントンまで乗り換えなしで行く(すべてのバスではありませんが)100番バスは大変な混みようになることも多いので、できれば時間に余裕をもっていきたいですね。右側の車窓からは地中海、そう、この地中海沿いのバスドライブは特に晴れた日は絶景です。この車窓をみて、行きたいことろを決めたこともあります。
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高層ビルが見えてきたら、モナコです。
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モナコバス停、観光局もありました。が、私は降りずに旅を続けます。
モナコ モンテカルロ駅 駅
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マントン駅 Gare Routière(バス停駅)にニース ポートバス停から約1時間半後に無事到着。そこから10番のバスに乗ります。目的地のサンタニェス村までは10番の終点。
http://www.zestbus.fr/Pratique/Lignes-et-horaires/10-Ste-Agnes-Menton-Gare-Routiere
なんと、マントンでバスといっても小さいマイクロバスでしたが、を待っているとケベック出身の女性3世代(赤ちゃんもいる)に遭遇。ひょんなことから同じ村にわざわざ行くということで話がはずみ。。 -
それにしてもこのマイクロバスは崖路をすごいスピードでぐんぐんあがっていきます。そのため、写真もすごい角度ですが。。日光のイロハ坂ほどの安心感はまるでありません(笑)。
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こんなかんじで運転席の目の前は崖しかも曲がり道。対向車が来たら譲り合わないとどちらかが落ちる。こまわりがきくマイクロバスは時に機敏すぎて私のような臆病者を不安にさせる(笑)。
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見えました、フランスで最も美しい村の称号を与えられた村にある看板。もうすぐです。それにしてもどうしてこの村を選んだのかときかれます。彼女たちは来るのは2回目らしいのです。私はももんがあまんさんの旅行記を拝見して興味を初めに持った、しかもその彼はこの崖路を自転車でのぼったというと、大層驚いていました。だってマイクロバスのエンジンの音と揺れ具合とで、乗車しているだけでも右に振られ、左に振られ、ジェットコースターみたいですもの。
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なんとご親切にも、もしよければと、彼女たちが予約していたレストランにお誘いをうけました。
こちらは村の教会です。あとできてみよっと。 -
普段は眺めが絶景というレストラン、Le Saint Yvesのテラス席に通されましたが、雲が下界でなく、この村をおおっていて、まったく視界がみえません。でもいいのです、うれしい気分で、前菜を待ちます。一人28ユーロのセットメニュー。その方のおすすすめの、ラビオリ付きメニュー。
この前菜は自家製パテ、自家製ピクルス付き。オリーブが有名な地域でもあり、もちろんおいしい。 -
前菜2、ズッキーニのパイ。サクサクでおいしいし、初めて食べる味。レストランの方が少し昔のブラットピット似で、英語とフランス語を混ぜて話します。しかもききなれない英語アクセントなので、きいたら、少しカルフォルニアに住んでいたとのこと。きさくな方でした。
それにしてもフランスの方は赤ちゃんが大好きで、彼女の赤ちゃんにみんな話しかけてきます。ほほえましい一コマです。 -
ランチを皆さんと1時間半あまりゆっくり楽しんだ後、彼女らは赤ちゃんがいるし、地上(意味が後でわかりますが)で楽しむということで、わたしは村の「上」に行こうかな。
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ランチを共にさせていただいた娘さんによると(赤ちゃんのママ)、この村のご長寿の方が、村の地下にある城壁の案内を一時間くらいかけてしてくれるものがあると。彼女は前回フランスにきた時にその案内をきいてとても面白かったから、私にもすすめてくれましたが、もう時刻2時過ぎです。しかも次のツアーの時刻がわからないし、なんせこの村からの帰りのバスが頻発してないし。。。
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と、思いながら歩いていると、サンタニェス城はこちらとの小さい看板が。あ、これに行ってみようか。
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すでに家々の上の方にきたので、雲がもくもくしているのがわかる。。
さっきより視界がはれてきたけど。 -
ずんずんのぼります。正確に言うと城跡、なので、きちんと整備されているのではなく、ボランティアベースで景観を保っている形です。途中女性二人を挨拶しながら追い抜いて。。(別に競争してるわけでないけどね?)
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大分上がってきました。教会のとんがり屋根が見えるでしょう。
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野に咲く可憐な花。やっぱり紫系って好き。
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イチオシ
後ろを振り返ると、ちょうど雲の切れ間に村が見えて、大好きな一枚になりました。あの山にみえる細いせんが道路で、その谷間のむこうにも村がある。そんなことに妙に感心する。
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目の前を見ると、崖(笑)。
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あっちは海なんだけど、モヤがかかっていて見えません。
ここで小屋があり、そこが城跡入口です。有志でもし良ければ入場料として入れてください、とイタリア人の女性に言われました。城跡自体は、崩壊の危険があるから修復はしていないけど、周りの散策路や庭はボランティア達が維持してるから、と丁寧にお話してくれました。フランス語で話してたけど、アクセントから「イタリアの方ですか?」ときくと、嬉しそうに「どうしてわかるんですかぁ?」という可愛らしい方でした。 -
小さいけど説明書きもあります。
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この辺では地震が起きないからいいけど、先日行った熊本城の土台の岩を思い出しました。
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あとで左下にある庭園に行ってみましょう。
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さきほどみた教会の屋根もおもちゃみたいに見える。
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城壁越しに山を見る。ももんがあまんさん、よくこんなに高い村に自転車でのぼられましたね。しかもひとつだけでなく。。。いくつもの村を長期間かけて周っておられてすごい。
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城の土台とドンジョン。歴史は1388年にさかのぼる。
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先ほどよりも海がくっきり見えますね。
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岩にのぼったりおりたり、セルフタイマーで写真を撮ったり好きにしています。勿論あの高い岩にはのぼりませんが。
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ああいう城壁の穴から敵を見ていたりしていたのですね。
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まさに危険、近づくな、と。
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同じような写真ばかりですみません。
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イチオシ
でも飽きないのです。雲がきれてきて、視界がくっきりしてきました。
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では彼女が話していた、まだ作り途中の庭を拝見しましょう。でも中世にはやはりブドウ栽培をしてワインを作っていたそう。
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イチオシ
ラベンダーと菊のつぼみの先にぼんやり見える地中海。
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断崖絶壁城壁。
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はるか左側はイタリア側でしょう。
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城跡とともに小庭園。蜂もたまに飛んでいます、花が咲くようになったら増えるのかしら。世界中で蜂も減少しているらしいし、蜂蜜もどんどん合成物を混ぜて作っているので、昔ながらのものは激減しているそうです。
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蝶々、赤い花に止まれ。
山の中を走る車がおもちゃのように見えますね。 -
ぶどうも植えてあるし、将来はきれいな庭園になることでしょうね。
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イチオシ
先ほどの写真に似ていますがありますが、雲が切れてこちらのほうが視界がクリアかな。
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もう少し粘って、腕を伸ばして撮った一枚。だけどここは柵なしで、落ちたらオシマイ。。。なので小さいお子様は要注意。さぁ城跡、小庭園、絶景を堪能したので、村に下山しましょう。先ほどのイタリアの方にありがとう、といいます。
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ランチをしたレストランの通りに戻ってきました。
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知らない女性二人から、「あなたのお友達たち(お昼を一緒にしていたので、そう思われているのか)教会にいたわよ。ところで城跡どうでした?」と聞かれます。アジア人ひとりってそんなに目立つのかな、と内心驚きつつも、「あ、よくご存知で。」と言ったら、「マントンからくるバスでもあなたがお友達と一緒でしたし、さっき城壁へ行く階段で私たち追い抜いていったでしょ。あのあとね、登りがしんどいんで、私たちは引き返したのよ。」と。
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そういうことか。。 そういえばさっき山道で追い抜くときに挨拶したあの人達か。。 小さい村で観光している、ある意味「おもしろい」出会い。ランチをした彼女たちとも初対面なんだけどね、他のバス同乗者友達って思われていたんだ。
それにしてもいい感じの路地。人、きちんと住んでいます。 -
光と影。
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やせた猫ちゃんがきました。
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痩せ猫ちゃんも風景の立派な主人公です。
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イチオシ
汚いものがない、でもきちんと生活感のある、美しい村です。
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岩の間から生えているこういう草も好き。
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イチオシ
おや おや、ひとっこいない通りの先に何かいますぞ。
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イチオシ
「こにゃにゃちは!」すました顔でご挨拶。近づこうとするとすっとおいそぎの模様です。個人的にはこのくらいふっくらしている猫ちゃんが好き。
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蓮の花と葉を浮かべて、なんかなごみますね。
このあと教会に行くも、ドアに鍵がかかっています。ほかの人は入れたのに、きっと午後早く閉まってしまったのかもなぁ。仕方がない。 -
さぁそろそろバスの時間が迫ってきました。あ、やっぱり。ランチを共にしたおばあちゃん、お母さん、赤ちゃんの3人と遭遇し、バスに一緒に乗ります。お母さんのフランス人の旦那さんのご両親がロクブルン カップ マルタンに住んでおられるので、そこまでマントンでバスに乗り換えて、一緒に行きました。メールも交換して、お互いカナダに無事に帰れますように、と祈って、一期一会を感謝しました。
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サンタニェスの村は、村に行くまでの出会いのおかげで旅人同士ランチを共にできたことと、村でも素朴だけれど詩的なほどに美しい路地、そして山あいのすばらしい景観を私に与えてくれました。晴れ渡った日もいいけれど、雲につつまれた村も、そして雲の間から見える景色も、山の村であるからして体験できた、貴重な思い出となりました。コートダジュール地方、初日の観光から満喫できました。
読んでいただきありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- salsaladyさん 2019/01/16 16:23:56
- ヨーロッパには要塞が必ずのように存続している~
- ☆明るいイタリアとはひと味違って、ドブロブニクの隣”コトル”へ行った時のような古い石畳と急な崖が何だか懐かしく?と言っても要塞がお気に入りとは行かないので、エーゲ海の島々では夫が要塞を昇ってる間、地上のカフェでいつもお茶為てました。
- dankeさん からの返信 2019/01/16 22:41:58
- Re: ヨーロッパには要塞が必ずのように存続している~
- salsalady-san,
Thank you for your message!
私はまだクロアチアやモンテネグロに行ったことがないのですが、そうですか、こちらの村はコトルのようなイメージを抱かれましたか。
この村もそうですが、ニースもイタリア領やプロヴァンス領だったことが長いので、たまたま現代の私たちにしてはこの地域はフランスですが、このサンタニェスの村がフランス領になったのは1860年です。長い歴史を考えるとつい最近ですね。しかしそのあともなかなか情勢が安定せず、大変な歴史が交わっている欧州ですが、みるものにとってはその歴史がこのような城壁や建物として残っているのが肌で感じられるのがすごいと思います。旅行記ではあまり歴史のことには触れませんが(そういうことは詳しい方にお任せして)、旅に行く前は一通り情報もみたりしています。
私はなんだか城壁をみるのが好きになってきました。ただそこがいつも戦いの地であったと想像すると少し複雑になりますが、昔に思いを馳せたりして、そのような時間が旅の醍醐味でもあると生意気にも思っています。いつかフランス国中に点在している城壁もみてまわってみたいです。
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