2018/06/15 - 2018/06/15
1位(同エリア3件中)
dankeさん
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自分がときめくような香水がほしい。香水づくりの村で名高いコートダジュール地方の山の中にあるグラースに行こうと前日決めた理由はこれです。フランスでは、人とすれ違う時などに"ふっと" と香水の残り香に気が付くことがあるはずです。ワインもチーズも食べ物もファッションも言葉も文化も好きだけれど、フランスの香水も大好きなんだ。
June 1 Leaving Toronto, Arriving at Annecy via Montréal
June 2 - 3 Annecy
June 4 - 5 Chamonix-Mont Blanc
June 6 - 9 Lyon 6
June 10 - 17 Nice ←ここです
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- エアカナダルージュ
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おはようございます。今日はニースからバス500番(1,5€)に乗って約一時間半、山地にある、グラースという村へきました。なぜかフォートラベルではアルザス地方となっているけれど、施設(村)登録もきちんとお願いしたんだよね。。コートダジュール地方ですよね。
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ヤシの木と南仏色の建物、そして町なかにただよう甘美な香り。。
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そう、ここは、17世紀から世界でも有名な「香水づくり」で名を馳せた村なのです。グラースに近づいてくると乗っていたバスの中まで花のようないいかおりがしてきたのです。
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フランスってね、不思議なのです。どんなに汚い街並みでも、臭いところでも、人が通ったときに、「ふぅ」と香水の残り香がただようのです。纏っているかんじかな。あの鼻に「ぴたっ」とこびりつく香水漬けではないのです。
ただおしっこ臭い所は多々(笑)。 -
レストラン La Fleur de Lys
2 Avenue Chiris, 06130 Grasse
まずニースからバス停をおりたら、観光案内書の真ん前なので、そこで地図をいただき、こちらのレストランにいそぎました。昨晩ネットで予約したのです。名前はまさにユリの花、というレストラン。せっかくなので、ここは南仏でよくのまれるニガヨモギでつくられるリキュールのパスティスを注文。ロックでお願いしました。またお酒弱いのに、強いのを頼むのよね。。。 水道水もたくさんもってきてくれました。 -
南仏特有、タプナード(ペースト)がお通しででてきました。黒いのがオリーブのもの、手前のがアンチョビベースのもの。二人分以上あるけれど、おいしくいただきます。手作り。クルトンなどにつけるだけだなく、ブイヤベースなどにまぜて食べたりします。
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前菜のパンバニ(ひよこ豆コロッケ)と自家製絶品マヨネーズ。まずこのパンバニが揚げたてでぴっくり。それをマヨネーズにディップしていただきます。無礼講に手で食べましたが、このマヨネーズがシトラスの酸味と甘味が素晴らしく、思わずレシピをシェフにきいてほしい、と給士のかたにいってしまいました。葉っぱも、南仏は本当に味が濃い。ここでパンも数切れ出てきて、かなり量が多い。
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メインです。タラを選びました。ピストゥというジュノベーゼソース、オリーブオイル、バルサミコ酢がかかっています。野菜はプロバンス産です。香りもたつし、このレストランは食べ物の温度にまで気をつかっていてすばらしい。花もこころにくいではありませぬか。
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添えにバスマティライスがついてきました。仕上げにサフランで軽く炒めたということで、これまた芳香が。。コートダジュール地方で今回一番のレストランだと思ました。
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デザートはいかがですか、と言われましたが、完食できなかったうえ、おなかがはちきれそうです。オンラインで予約したときに2皿以上とあったので、前菜とメインにしたのだけれど、もしかしたらメインとデザートにすればよかったのかなぁ。支払いをしたいと告げます。
すると、給士のかたが、小皿にマカロンとチョコレートガナッシュをもってきてくれました。「シェフからです、本日はどうもお越しいただきありがとうございました。」確かに平日の昼間でガラガラでしたが、こんなによくしていただいて、うれしかったです。これも非常においしかった。。。
ボリュームあり、質も確か、このレストランはおすすめですよ。 -
煤けた、ところどころ壁にカビが生えている迷路のような道を通ります。
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と思うと開けたところに出ました。この町、好きだな。
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昔の選択場でしょうか。フランスでは時々目にします。
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おっと、立派な建物です。
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役場とその別棟でした。右手がとても有名な大聖堂。
グラース 散歩・街歩き
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イチオシ
大聖堂に入る前に町を見下ろす。下からさわやかな風が私の紅潮した頬を駆け抜ける。とかっこいいことを言ってもまださっき頂いたパスティスが効いているのですが(笑)。広域グラースのエリアの4分の1は森林です。花と森に囲まれている立地を生かした香水産業が繁栄したわけです。ただ、香水の"modernization" も伝統に影を落とした事は否めません。
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このロマネスクの教会は、フランスの国重要記念物で、絵画もピーテル・パウル・ルーベンスやジャン・オノレ・フラゴナールなど著名な画家のものや、地元グラースのものもあり、大変歴史があります。
ノートルダム デュ ピュイ大聖堂 寺院・教会
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10 世紀にはNotre-Dame du Puy教会、 またはSanta Maria de Podioと呼ばれていました。
ノートルダム デュ ピュイ大聖堂 寺院・教会
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後にNotre-Dame du Puy「大聖堂」となり、今の姿になります。
できるだけ保存維持を、でも修復できないものは新しいものをとりいれて、とてもよく管理されています。ノートルダム デュ ピュイ大聖堂 寺院・教会
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イチオシ
健康に旅がまたできて幸せ、と祈ります。
この大聖堂、といっても規模は小さいけれど、にはなんだかたくさんのパワーを感じます。ノートルダム デュ ピュイ大聖堂 寺院・教会
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芸術作品たくさんの聖堂でした。場所がわかりづらいという口コミをいくつか見ましたが、もしグラースに来られる際には周りの高台の景色も含めてぜひ寄っていただきたいです。
ノートルダム デュ ピュイ大聖堂 寺院・教会
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イチオシ
祈り終えて、外に出ると再び中世にいる時のままのような世界。
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世界から争いや恨みつらみが消えるといいのに、と、石碑の説明を先生に受けている校外学習中の小学生団体を見ながら思う。フランスはフランスになる前から戦いを繰り返しています。。
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ふるい、汚い、一角かも。でも、一軒一窓にも歴史がある。道にあるかびたパンのそばを猫が知らん顔で通る。南仏の緩い昼下がりのヴァカンスを私は味わっている。
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イチオシ
真っ赤なドレスが眩しい女性。 自分も二年前ボルドーで買ったお気に入りの背中が少しあいたワンピースをきているのですが、この町はやはり、女の子が一人で買い物や散策をゆったりとしているのが目に付く。私もそんなこの町に魅せられた一人。
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グラース中心地にもたくさん香水関連の美術館や販売店があります。こちらは中撮影禁止。調度品、どのようにして香水をつくりはじめたか、など写真も交えながらの展示があります。このフラゴナールは、1782年創業、さきほどの大聖堂で名前が出た、画家のジャン・オノレ・フラゴナールを敬愛して、店名がつけられ、創業者のそれではないらしいです。
フラゴナール美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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シャネルNo.5も生まれたというフラゴノールは日本でも有名な香水店かもしれない。ただ今の私には、しっくりこない。
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ここも香水博物館。緑鮮やかでいいわ。でも、私は、どうせならフランス内にもあまり店舗のないモリナードという店をここまで来たから訪れることにしました。いただいた紙の地図をもとに歩きます。
wifiなしでは私は(スマホの)データがないので、フランス観光では紙の地図と人にきくことで旅先の路上では済ませています。今時でっかい紙の地図を持って道でとまっていたりすると、結構皆さん「どちらへ行きたいのですか?」ときいてくれます。 -
歩けど歩けど見えてこないので、心配になる。ちょうどすれ違った女性に聞くと、「このまままっすぐでいいですけど、ここからさらに15分以上ですよ。でもとっても素敵な香水店なので期待していらしてね。」と教えて下さいました。
着いた! -
グラースで香水づくり老舗店1848年創業。休業無しとはフランスにしてはすごい。(失礼) ここが展示場と直売店の看板のお店の「看板」(笑)。現在5代目の女性経営で、創業者はAlbert Sittler氏。
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外観からみせますね。フランスの香水づくりも、大量生産化、機械化、で変化しました。ただその香水を生み出す調香師の輩出先はいまだにここグラースが世界一らしいですよ。
入って左がブティック、右が展示コーナー。無料のガイドツアーを提案されたけれど、まずは品物を見たい。
観光案内所である割引券を出せば、買い物をした分に割引をしてくれます。ゆっくりとみることができて、自分が好きな香りのものを購入できました。 -
お買い物に大満足したあと、また、「無料のガイドツアーはどうですか?」と勧誘されました。時間もまだあるし、よし。では参加します。お客さん8人くらいでまわりました。
「グラースは昔からお花やハーブや木がたくさんあり、今でも家族経営でその手法を守っています。スパイスなどは世界中から集めます、たとえばバニラはどこから来ると思いますか?」
私は大声で「マダガスカル!」 と叫びました。
マダムは"oui, Madagascar!" とニコリと、まるで小学生の子供にこたえる先生のような顔をされて言いました。乗り気ではなかったのに、いざというと一番ノリノリな私であります。このような輸入先とか、特産品とか、地図上のことって好きなのです。 -
花の香水をつくるとすると、もちろんその花びらが何トンの単位でいるらしく、それをにたぎってつくります。その一方、花や材料費がかさみはじめると、準100%の花の香水などは難しくなりますし、まさにほかの材料を混ぜたり、色々しなくならなければなりました。あとは近所からの苦情です。いくら山奥の村とはいえ住民がいるところで、香水をつくることによりある排気をどうするか、試行錯誤が続きました。
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そして世界中で大量、安い生産の香料が流行していくなかで、できるだけ自然のものを使えるところは使い、守っていこうとしよう、と、その代表的なものがモリナードの石鹸。20種類ほどの豊富なものがありますが、私は12個購入。直営店だから、自分で好きな香りを試し、購入できます。グラース近郊に多い草花として有名なのは、沈丁花、ミモザ、ローズマリー、ラヴェンダー、オリーブ、レモングラス。今でも自宅で大切に石鹸は使用しています。パラベンが少なめで、マイルドな香りがとてもいい。今日はもう生産ラインが午前中で閉まってしまいお休みですが、ということでした。
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そして大事な調香師。この仕事は非常に神経、感性を使うもので、毎日9時から5時までとかいうシフトでは働けないそう。仕事の日にはコーヒー、紅茶、たばこ、アルコール、などは一切口にしないそうです、なぜなら大切な鼻がきかなくなるから。調香師はフランス語でまさに「鼻」といい(商売道具ですね)、大変専門的な仕事として位置づけられています。あこがれるなあ。
あとは時代や年代によって香りの好みの変化があるようで、昔はどっしりとした重めのものがメインだったようですが、近年は清涼感のあるラインナップが増えてきたそうです。「鼻」の方たちはその点もきっとふまえているのでしょうね。 -
私以外のお客さんはこれから商品を買うことで、おすすめ品と解説ということでブティックにも案内されました。私が「あ、さっきこの香水買いました!」というと、マダムは「私が今使っている一番好きなものです、お目が高いですね!」と言ってくれました。香水をつけるときは、肘や腕や手首にちょっと、決して「ふりかけ」ないように、と。そして最近はアルミ缶入りの香水が売っていますが、こちらのほうが5年はもつようで、ガラスいりのものは通常2年で使い切る目安らしいです。香水は冷暗所においておけばおくほどいいとのこと。
歴代の香水のラベルも展示してありました。コンピューター操作室のところとブティックは写真不可ですが、見学中は写真もOKでした。
このモリナールは自分で香水をつくったり、お料理教室なども開催されるらしいので、もし時間があれば自分だけの香水もいいですね! -
やっぱり香水のまといかた、ってフランスでは小さい時から教わるものなのですね。上品な香りを身に着けるというのは、エチケットでもあり、自分表現でもあり、それは、平安時代の日本文学を読んでいるときに出てくる、自分の香を手紙にしたためるというものにも通じているのではないかと思いました。いきすぎるとそれは脅威になるし、不快なものでもいけない。あと自分にあうものであってもひとにはあうとは限らない。
香りがテーマなこの土地で、噴水のオブジェまで香水の瓶。 -
ただ甘くみていたけれど、グラースでの路線バスの乗り方がわからなくて(なんかバスがみえてきたら、右手をシュッシュッと下にふらないと、運転手はとまってくれないのです。)、グラースバスターミナルまでのバスに2本通り過ぎられました。まぁいいや。歩こう。30分もあればつくだろう。バスだと10分かからないって言っていたし。。
観光協会で頂いた紙の地図を見ながら歩くと、自分が知らなかった発見もあるし、GPSでトラックされている受動態な自分でなく、自分が自分の駒を進めている能動態でいられる。紙の地図を使うことが現代では減っているでしょう? バス停を目指しつつあちらこちらでパチリ。 -
この風景は変わってほしくない。でないと世界中みんな同じような場所になってしまいそう。
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ブリュッセルの真似? あぁ少女の像でした。
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イチオシ
無事ニース行きのバスターミナルに到着。ここも眺め良好。香水ってあらためていいってここに来て再認識しました。海南仏もいいけれど、高原南仏も最高。ここで地元の方が話してくれたことを少し。
「コートダジュールはカンヌやモナコだけではない。僕にとり醍醐味は、森にこもり自分の見たことのない、名前も無い動物に遭遇して、朝晩過ごせたら、なんて素晴らしい人生なんだと思うよ。お金は日々暮らすためにいるけれど、お金が人生のワクワクを取るようなら、本末転倒だね。」
私が買った香水?秘密です、どこかですれ違ったときに、「?なんだこのかすかな素敵な香りは!」と振り返られたらいいな。グラース、魅了されました。
読んでくださりありがとうございました。Merci et à +!
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