2018/09/17 - 2018/09/17
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mistralさん
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パリからディジョンにやってきた9月15日はオータンへ、
翌16日はヴェズレーからソーリューへ、そして17日も
ディジョンで、とロマネスクの教会巡りをしてきた。
この辺で、せめて同行者にも喜んでもらえそうな計画を
立てた。
17日午後は、折角のブルゴーニュ地方への旅、おいしいワイン
のテイスティングができるツアーを探して予約してあった。
(表紙写真はツアーの最後に立ち寄った、ボーヌのオテル・
デューの中庭)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
17日午後、レンタカーを返却した後
Veltra 経由で AUTHENTICAの
Burgundy wine tours というツアーを予約してあった。
集合は Maison Diviaという所にある
赤い電話ボックスそばに 13時20分。
一行は私たち3人にアメリカ女性3人のグループ、
更にアメリカ男性1人、計7人にドライバー兼ガイド。
ディジョンを出発するとまもなく一面がブドウ畑がとなる。
そんなブドウ畑をゆっくりと進んでいく。 -
ツアーで巡るコート・ド・ニュイは
コート・ドール県のほぼ中央部から南部にかけて広がる
ワインの産地。一般的にニュイ地区と呼ばれている。
ディジョン市の隣、マルサネからニュイ・サン・ジョルジュ
までの、長さ約20キロ、幅は数百から1キロ程度の範囲だが
ロマネ・コンティやシャンベルタンなど、世界的にも有名
な赤ワインの産地として知られている。
地図はディジョンからボーヌまでを示している。
間の目的地のマークは、途中で立ち寄ったニュイ・サン・ジョルジュ
にあるCaveau Moillard. -
ゆっくりと車で通りすぎていったが
このあたり一帯はGrand Cru (最高の特級畑を
意味する)のワインを産する畑が広がる。 -
ずっとGrand Cruの畑を通り過ぎていったが
ブルゴーニュ地方の畑の中で、このような畑の
占める割合はわずか1%とのことだ。 -
特級畑 ミュジニィの畑にあったプレート。
このようなプレートは各所で見かけた。
このドメーヌ(ブドウ畑を所有するワインの生産者)の所有する畑は、
創立以来5世紀にわたって途切れることなく同一の家族によって
守られているそうだ。
ドメーヌの名を冠しているジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵
は、父から1925年に家督を引き継ぎ、以来50年間ドメーヌを
運営し世界的な名声を確立。後には一人娘が18代目を勤め
現在では孫の世代のようだ。 -
化学肥料は15年前から廃止。除草剤は2000年より全面廃止。
鋤き入れを行っている、
そんなブドウ畑の一角に車を停めて、周辺を見渡す。 -
ドメーヌの邸宅か?
-
ブドウの背丈は低く
バゲットと呼ばれる太い枝 (横に枝を伸ばしている)
から枝葉が広がっている。 -
今年の収穫は終わっているようだったが
まだブドウが残っていた。 -
車内であわてて撮ったため
はっきりと写っていないが、
ロマネ・コンティの畑。
日本人には大好評な、とのガイドからの
説明があった。
ここの生産者はDRC(Domaine de la
Romanee-Conti) というそうだ。 -
ニュイ ・サン・ジョルジュにある
Caveau Moillardという
ワインのテイスティングと販売をしている
お店に立ち寄った。 -
-
-
コーナー毎に仕切られ
グループ毎にテイスティングできるように
なっている。
説明してくれたガイドも、口にワインを含むが
すぐ、そばにある小ぶりのシンクに
出していた。 -
ワインのグレードについての説明。
一番上が Grands Crus、 全ワイン生産量の1.4%
次は Premiers crus、 全体の10.2%
三番目 Appellations Villages、全体の37.3%
四番目 Appellations Regionales、全体の51.1%
との説明図。
それぞれ左から赤、ロゼ、シャンパン、白と分かれているが
ロゼが作られるのは三番目から、シャンパンは四番目から
作られるようだ。 -
この近辺
濃いオレンジ色がGrands Crus
の畑を示している。
ずっとそれらの畑を車で巡ってきた。 -
グレード毎にワインを試飲させてもらった。
順次グレードが上がると
香り、深みなどなど上がっていくようだが
単独で飲んだ時に、どのクラスか?
当てるのは難しそう。 -
生産地が限定的になるほど
そしてその畑が良い畑なほど
グレードの高いワインとなる
との説明。 -
ラベルからどんなクラスか?
当てっこ。 -
ワインの購入をするコーナー。
お土産にGrand Cruのワインを購入。 -
-
バルサミコ酢なども扱っていたようだ。
-
すぐそばにある工場。
-
その後、ボーヌへ向かった。
ボーヌでしばらく自由時間があるという。
街のマップを渡され、簡単な説明があった。
私たちは車を止めた広場に面して建つ
オテル・デュー (Hotel Dieu)「神の館」
という施設を見学することにした。
なんの予備知識もなく飛び込み、その
施設のコンセプトに驚いた。 -
15世紀、100年戦争の最中
ブルゴーニュ公国の宰相だった二コラ・ロランと
その妻によって開かれたオスピス(施療院)のようだ。
オータンの美術館は、そのロランの邸宅を利用している。 -
入場入口
-
中庭に入っていった。
外観のイメージと、中庭を取り囲む建物とは
かなり印象が変わった。 -
ブルゴーニュ地方ではやった色がわらが
使われていて、屋根には美しい幾何学模様が
作られている。 -
病棟にあたる棟だけが
外側と同じ屋根になっている。 -
-
屋根がこんなにカラフル!
-
-
最初の部屋、Salle de Povresへ。
病人というよりは
栄養のある食事と清潔な寝床で快復できる
貧しい人々に対して施しをした場所だったようだ。 -
30床のベッドがこの広間にはあるが
広々としたスペースにゆったりと配置されていて
プライバシーを大切にしている。
この時代に、施しをする人に対して
プライバシーまで配慮する上層階級の
人はいなかったに違いない。 -
のちには本格的な病院に、そして年長者の
入院施設にもなり、つい1971までは
実際に運営されていた。
現在は場所を変えて、活動はより広範囲に
なって続けられている。
置かれている器具は使われていたものだそうだ。 -
看護されている子供の様子の絵
-
こんな風にして
手厚い看護を受けていた。 -
後ろ姿も見学できる。
-
後で知ったが
床タイルの紋章には興味ある意味があった
ようだ。
28歳年下の3度目の妻ギゴーヌに対する
二コラの気持ちが表されていた。
周りに取り囲む Seul ★ (ただ一つの星)
の文字と
中央には二コラのN とギゴーヌのGの文字が。
(タイルは19世紀に複製されたもの) -
奥にはチャペルが併設されている。
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-
天井を見上げると鮮やかに彩られた梁が。
-
天井と梁が交差する部分には
動物が梁を飲み込んでいるかのよう。 -
壁には木製のキリスト像が
かけられている。
多分、ベッドからもお祈りができる
ような配慮のようだ。 -
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チャペルのステンドグラス。
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一旦中庭が見える通路に出る。
-
アイアン細工が美しい井戸。
病院では大量の水が使われた為
当時はこの井戸から水を汲み上げて
いたようだ。 -
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サン・ユーグの間へ
(Salle Sanit-Hugues) -
絵画が飾られていたり
豪華な印象だが
やはり病室として使われた。 -
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病院の運営費は
ロランが所有するブドウ畑と
趣旨に賛同した王侯貴族から寄贈されたブドウ畑
から生産されるワインで賄われていたそうだ。
今でも「ホスピス・ドゥ・ボーヌ」の名前で
グラン・クリュクラスのワインが生産されている。
(写真はオテル・ドューの建築模型) -
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このあたりの写真は
サン・二コラの間
(Salle de Saint-Nicolas)
当時使用されていた医療器具などの
展示がたくさんあった。 -
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キッチンへと入った。
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暖炉と手前にはオーブン。
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立ち働いているシスターたちがリアル。
-
聖マルタとタラスク(足元の怪物)
15世紀後半の作。 -
この地方最大のワイン祭「栄光の3日間」
11月の第3週の週末には、ここの中庭が舞台となり
最も賑わう時を迎えるようだ。 -
その折りには
所有しているブドウ畑から作られるワインを
オークションに出品。
その収益が、オテル・デューの修繕費用に
あてられているそうだ。 -
この辺りの写真は
調剤室。 -
薬剤師として働いていた
シスター。 -
奥にある機械は
薬を蒸留する際に使われた。 -
薬品庫。
オイルや薬品などが
陶製の容器に入れて保管された。 -
-
-
トイレには鮮やかのタイルが
使用されていて驚いた。
(ここは現代のもの?) -
サン・ルイの間、の更に奥にあったらしい
祭壇画。
15世紀フランドル絵画の
マスター・ピースの一つ
ウェイデン作の「最後の審判」は
日曜日のみ開けられるそうで、当日は
見ることができなかった。 -
閉じたときに現れる、寄進者二コラと妻のギゴーヌ。
この折り、二コラはおよそ60歳(左側)、
ギゴーヌは30歳ぐらい(右側)。 -
他にタピスリーやチェストの展示が
続く。 -
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-
いつの年代の写真か?
手術の様子。 -
自由時間ののち集合後は
一路ディジョンへ向かった。
私たちは駅近くのレストランで夕食をとり
トラムに乗ってお宿へ帰った。
こうしてディジョンでの3泊の滞在は終わった。
翌日、夫はパリへ、
mistral と友人はナンシーへ寄り道をします。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- mistralさん 2018/11/24 22:18:41
- ワインの本場で。
- 町子さん
おばんです。
メッセージをいつも有難うございます。
お返事が遅くなり申し訳ありませんでした。
ツアーに参加して、すっかりお任せの気分で、なんの予備知識
もなくオテル デューの見学をする事になりました。
貧しい人々への「施し」がコンセプトなのに
そんな時にありがちな尊大さなどが感じられず
心から寄り添っている、そんな施療院でした。
世の中には、仰るように色々な病院がある事を感じました。
まだまだ知らないことが沢山ありますね。
ワインも、たいした知識なくいつもいただいていますが
順番にグレードが上がっていくと、確かに違いがわかりました。
私もいつも赤ワインばかりです。
白ワインは、お高い物ですと美味しいと思いますが
普段飲みのもの、普通の価格帯ではなかなかこれは、という
出会いがなく、従っていつも赤ワインです。
でもシチリアでは普通の白がとっても美味しかったと記憶
しています。
mistral
-
- 川岸 町子さん 2018/11/22 07:55:27
- 優しい空間
- mistral さん、おはようございます(^-^)
素晴らしい病院ですね!
プライベートに配慮したベッドの配置。
祈りの場の祭壇や美しいステンドグラス。
仰るようにリアルな(笑)シスターが動き回る厨房。
薬の調合の部屋。
このような空間を作り、維持していくことに頭が下がります。
私も実際に訪れたら、様々なものに興味津々になりそうです。
世界には見事な病院が沢山ありますが、ここは温かみのある場所だなと思いました。
一方、ワイン祭りのお話。ワインの本場中の本場だけあり、壮観なのでしょうね~(^_-)
mistral さんは、どのようなワインがお好きですか?
私は赤好きで、白の美味しさがわからないのです(*_*)
町子
- mistralさん からの返信 2018/11/24 22:21:15
- Re: 優しい空間
- 町子様
返信する、というところでなく
新たなコメントとしてお送りして
しまったようです。
ご了承下さいませ。
mistral
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